2014/03/01 - 2014/03/02
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スタリモストさん
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ジャイプールで、一番楽しみにしていたのは「チャンド・バオリ」見学。映画「落下の王国」でも長回しシーンで使われた階段井戸だ。それはジャイプール近郊の「アバネリ村」にあり、自力で行って戻るには相応の努力が必要と覚悟していたが・・。
□経過=デリー(1/14.15.16)→ボーパール(1/17.18.19)→マンドゥ(1/20.21)→アーメダバード(1/22.23.24.25.26)→ジュナーガル(1/27.28.29.30)→ジャムナガル(1/31)→ブージ(2/1.2.3.4.5.6)→パタン(2/7.8.9)→ ジャイサルメール(2/10.11.12.13.14.)→ジョドプール(2/15.16.17)→ウダイプル(2/18.19.20.21)→ブーンディ(2/22.23.24)→ナワルガル(2/25.26.27.28)→ジャイプール(3/1.2.3)→デリー(3/4.5.6)→帰国(3/7)
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□47目(3/1)
今日は、ナワルガルからジャイプールに移動する。朝食を共にしたフランス人、ポーランド人、そしてオランダ人夫妻に別れを告げてホテルを出た。少し歩いた所で乗り合いリキシャを捕まえた。支払った運賃は1人5rs、2人で10rs。リキシャ運賃最安値記録だ。公共バスに乗り、ジャイプール・セントラルバススタンドには3時間半後着いた。下車直後ワラワラと客引きが押し寄せてきた。ここは一大観光地なんだ。庶民の食堂で食べたサモサカレーも40rpと高い。リキシャ(50)でホステルワールドで評価が良かった「Vinayak Guesthouse」(600)に向かう。部屋の構造も管理も行き届いて快適。家族がホテルの1階に住んでいる。 -
荷物を置いて近所をぶらついたら、笑顔満面のインド人が寄ってきた。日本語で「あなたの名前は?・・私タカダジュンジね・・あなたと私、友達ね・・」と・・。軽薄をデコに貼り付けたような男。握手を拒否したスタリモストに突然顔色を変え、「You`re old. antique。」と、(その通りだけど)「あんたなんかに、言われる筋合いはない。」と言い返した。失礼この上ない輩が出没するのも観光地の特徴か。
幸か不幸か酒屋がホテルのすぐ近くにあった。屋台が並び、焼きそばと「モモ」が目にとまったので、それを調達し、(もちろん)キングフィッシャープレミアム(80)を「2本」(も)買い、ともあれ、無事ジャイプールinに乾杯。
※バススタンド近くで象を見かけた。アンベール城から帰路につく途中だろうか・・ -
□48日目(3/2)
今日は階段井戸「チャンド・バオリ」見学に出かける。セントラルバススタンドまで出て、「シカンドラ」行きのバスに乗車。(男76、女58。乗車券は乗車前に買った。その際チャンドバオリ見学行くことも隣に立っていた車掌に告げておいた。)8:50スタート。同乗の客が車掌の意向を仲立ちして伝えてくれた。「あなたたちは、チャンドバオリに行くのですね。それでしたらシカンドラより先のグラール(Gular)で降りた方が近いですよ。」と。予定では、シカンドラまで行き、そこでアバネル村までリキシャかジープを雇う予定にしていたので、これは有り難い助言だった。乗車延長分1人10rsを車掌に渡した。 -
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「グラール」のアバネリ村に向かう交差点で、私達を降ろしてくれた。
ここまで2時間かかった。
アバネリ村は来た道を背に右折して5km程先だ。 -
日本人夫妻が珍しいのか、地元民の好奇の的に。
彼は40歳のチャイ屋のあるじ・・私が61歳だと言うと驚いていた。
インド人は申し訳ないが老けて見える。 -
「このリキシャで行けば良い。1人10rsだ。」と教えてくれた。
乗り合いリキシャはドライバーを含め最大乗客者は大人13人+子ども1人だった。 -
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長閑な田園風景の中を走る。
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バオリの横には、ヒンドゥーの寺院があった。
コンクリートの上に創建当時の石組を貼り付けたようだ。周囲には残された石のピースがゴロゴロと横たわっていた。 -
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立派な彫像も見かけた・・・。
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そして「チャンド・バオリ」に・・・。
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※入場無料。帰り際署名を求められる。 -
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他に、砦や宮殿がある訳ではなく、田園の中に唐突に、こうした素晴らしい遺跡が現れたことにまず驚嘆する。
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チャンド・バオリは、インドで最も深く大きな階段井戸の一つで、深さ30m、13階層ある堂々たるものだ。地上の矩形の一辺が35mと、深さに比べて短いせいかその深さが一層際立つ。構造的には他に類似のものがあるが、創建が9世紀であるので、三角形の連続した階段を持つ階段井戸の中では原初の姿を示すものだろう。
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ヒンドゥー教では、階段井戸を造ることは功徳をつむこととして奨励されている。
寺院を併設し、井戸は参拝する信者が身を清める所でもあった。 -
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インコや鳩が飛ぶ・・私も鳥になって下まで降りてみたい・・・
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階段井戸を訪ねて回るのが今回のインド旅の目的の一つだった。
「チャンド・バオリ」は旅の最終章にふさわしい勇姿を見せてくれた。
立ち去りがたく何度も周囲をめぐった。 -
階段井戸には、宿泊施設が備えたられたものもあると言うが、このバオリの周囲もそのようなものであったのかも知れない。
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突然、外から耳をつんざくヒンディー音楽が流れてきた。やはり結婚式パレードだ。
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大きなスピーカーの前で踊る女性たち。
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隊列が動き出した。
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そして田園に消えていった。
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好物になったアールー・ボンダー(ジャガイモカレー)で腹ごしらえをした。
そして帰路につくべく、リキシャやジープを路肩で待ったが、なかなか来ない。観光客はバスやタクシーですいすいと帰っていくので、こういう時はとてもうらやましい。 -
そのバイクに私達も乗りたいなあ・・
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何台も後部座席に人を乗せたバイクが通り過ぎて行く。後ろが空のバイクが通りかかったので、手を上げてみたら止まった(^_^)v。「私たちはジャイプールに戻る。バス停まで乗せてほしい」と言うと、「後ろに乗れ」と。善意のなせることではあるが、臨時のバイタクにもなるのだろう。スタリモストを真ん中に挟みドライブだ。さて来たときに下車した「グラール」で降ろしてくれるものと思ったが、・・・「ここではジャイプール行きのバスは止まらないのでシカンドラまで行くよ。」と。来るときに「グラール」で降ろしてくれたのは特別な計らいだったのかも知れない。それとも下車はどこでも可能だが、乗車場所は制限されているのか・・。いずれにせよバス溜まりがあるシカンドラまで乗せてくれたことはとても幸いだった。謝礼は「100rs」。そして日本から持ってきていた和風ハンカチも添えた。
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シカンドラで、ジャイプール行きのプライベートバス(100←外国人価格かも・・)に乗った。
バスの終点は市に入るトンネルを抜けた所で、ジャイプールの端だ。通行人が、「バススタンドにはあの市バスが向かう。」と指さしてくれたので発車直前だったが走って乗り込んだ。しかしこの小型バス(15)・・すでに超満員であり、乗った直後は私の片方の足は宙に浮いていた(>_<)。なんとか途中で席に座れたものの、一時はどうなるのかと成り行きを心配した。 -
バススタンドにもどり、州政府が主催している半日観光をチェックしたが、これは人が集まらないと実施していないとのこと。催行している1日観光は9時スタート、18時解散という長丁場なので、参加しないことにした。
バススタンドからホテルまでは本家「リキシャ」(人力50)に乗った。このワラーも土産物屋に寄ろうと遠回りしたり、ツアー斡旋しようとする。なかなか商魂たくましい。
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