ジオパークの東平洲　自然探訪のはずが、ひとりぼっち

2014/02/15 - 2014/02/15

一度は行ってみたかった「東平洲」。
郊外の辺鄙なところゆえ、なかなか行く機会に恵まれず、やっと行くことができる、と思ったらマラソンの前日というできれば「安静」にしておきたい日。
シーズンオフゆえ、1日1便しかない船にはなんとか乗れたものの、シーズンオフゆえ（！？）一人ぼっちという展開に。迷子になりかけ、吹きっさらしに耐え、ただただ帰りの船を待つのでありました。

エリア 香港(香港)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 船 徒歩
• 航空会社: エバー航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

早朝、3連泊したホテルをチェックアウトし、荷物を抱えて次のホテルへ。
いったんチェックインだけ済ませ、昨日と同じルートで郊外「大学」駅へ。
昨日自転車で走ったサイクリングロードを横切り。。。

船着場はすぐそこですね。

船が、見えましたが、これで大丈夫なのでしょうか？

間違っては、いないようです。
船の前の机で、往復切符を売っているだけでした。

週末（土日）しかないという東平洲行きの9時発の船は、8割方の席が埋まり、1時間半ほどの航海。中国本土は、目と鼻の先ですが、れっきとした香港領内です。

入国審査などないので、船から降りると、皆思いのまま島内へと散らばります。
それにしても、日が照らず、風も冷たいので、寒い寒い。

東平洲島 ビーチ・海

まずは、・・・トイレですね。

ちょっと落ち着いて、ウインドブレーカーなどを着込んだりしているうち、誰も居なくなりました。

まずは、反時計回りに島を一周してみることに。
5分ほど歩くと、廃屋が見えてきました。

さらに、整備された歩道を歩くこと20分。

島の北端、「洲尾角」までやって来ました。
が、同じような地形ばかりなので、そろそろ「飽きた」（笑）

この先は山道となりましたが、いきなり「通行止め」のフェンスが。
何があるかわからないので、しぶしぶ引き返します。

埠頭まで戻って来ました。
もう一度地図を見ながら、「おっかしいなぁ、１周できるってあるのになぁ」

埠頭を通り過ぎて南へ10分、「天后宮」がありました。

火が付いている。さては、人間の気配が・・・。

道なき道（といっても、岩の上）をさらに南へ。
島の南端へ。
あっ、人が居るぞ！
十数人ぐらい、大学のサークルみたいなノリでした。
風がきついので、ひとり岩陰で軽く昼食。

この先は、再び山道へ。
そして、案の定、フェンスが・・・。

外周道路はどちらもふさがっているようなので、島の中央部からの「山越え」にチャレンジします。
・・・というか、あれだけいた人たちは、どこからどこへ消えてしまったんでしょう？

家並みが途切れたとともに、コンクリート舗装の道も途切れました。
あのけもの道を進んでよいものなのでしょうか？

またまた埠頭に戻ります。
残っていたパンと飲み物を消費。電波も届かないので、ネットにもつながりません。
船が来るまで、・・・あと4時間（泣）。

「そういえば、もう一つ山越えルートがあったっけ」と、北側の道を攻めてみます。
「警察官立寄り所」というより、「詰所」のようなものでしょうか。

なにやら、物々しい施設の左わきの道を進んでいくと・・・

西海岸まで下りてくることができました。

あっ！人が居る！

船が来る時間を逆算しながら散歩しますが、波の音、鳥の鳴き声、風が木々を揺らす音、・・・あとは自分の足音。
雲行きも怪しくなり、寒さも身に染みてきたので、埠頭へ戻ります。

埠頭でうとうとすること1時間。
エンジン音が聞こえてきました。
船が来たぞぉ―！

どこからともなく、警察官も。
やはり、あそこで待機していたんでしょうね。
そのまま乗りこまないところをみると、常駐されていたのでしょうか。

出航時間が近づくと、どこからともなく人がぞろぞろ。いったいどこに隠れていたのか。
土曜の夕方着の船は客も乗せてきていたようで、そのまま滞在もできるのでしょう。夏場などは、乗せきれないほどの客がいるのでしょうか・・・。

ホテルに帰ったら、客室の机に置き手紙が。
「香港マラソンで、交通機関がいつもと違うから、気を付けてね」・・・だって。
こういうの見ると、気持ちが高ぶってきますけど、そんなこと考えてないで、早く寝ないと。。。