香港島・縦断ハイキング　お勧め　モデルルート　香港トレイル

2013/12/07 - 2013/12/07

香港在住６年目です。
「香港休日の過ごし方」　初めて香港に来た個人旅行者、出張で週末を挟んで滞在している出張者、ショッピングと夜景は見たが、それ以外の何か楽しい過ごし方はないだろうか？だけど香港は詳しくない、タクシーぐらい乗れるが、バスなど乗り方もわからないし興味もない、という人が行くことを仮定して書いています。

如何に簡単に、短い時間で、多少のお金はかかるが、タクシー乗りまくって移動、ホテルからできるだけ楽に行って楽に帰ってくるガイドです。
香港は物価高いですがタクシーは日本に比べると安いです。今の為替 １HKD が13円であれば、日本の半額の感覚です。

エリア 香港(香港)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

三泊四日の香港旅行、高層ビルに夜景、中華料理にショッピング、確かに夜景は美しい、料理もおいしい、ただ綺麗な夜景も2回見れば十分、中華料理、美味しいが、脂っこいし毎日は食べなくない、それでは、香港に住んでいる日本人は週末何をしているのか？
もちろん人それぞれ、食事、買い物、散策、テニス、ゴルフ、そんな中、私が香港で暮らし始めてから初めて知ったこと、現地で有名な香港レジャーの一つにトレッキングがあるのです。
香港の山の中には100kmを超えるトレッキングロードが整備されています。

週末、ジムに出かけてマシンで走るなら山の中をトレッキング、香港ではそれぐらい気楽にトレッキングすることができます。トレッキングとは一体なんなのか、簡単に言えば少しだけハードなハイキング、山登りです。

さて、写真は香港で日本人が多く住む太古城のショッピングモール、クリスマスの飾りつけが始まりました。
今日は土曜日、最近体重が増えたので、久しぶりに香港島縦断ハイキングに出かけます。スタート地点はこの太古城です。

私の場合、週末にトレッキングに行く理由はダイエットです。
太っているわけではないですが、太りたくない、年齢的に太ると元に戻れなくなる歳です。
体系維持する為の山登り、なんだかんだといっても、山登り、これが一番痩せるのです。
ジムでコマ鼠の様に走るより、トレッキングは遥かに楽しい。

さて、本日のルート、ちょっと見にくいですが、右上の太古城を出発、右下の赤柱（スタンレー）に向かいます。

行き方。香港島でタクシーに乗り　「太古城　康景花園」と書いた紙を見せます。

太古城が街の名前で　康景花園がマンションの名前です。
スマートフォンの地図でも確認できます。

タクシーを降りたらこの看板を探してください。
またはこの写真を印刷してタクシーに乗る時に渡してください。

初めての香港トレッキング・コース、何が面倒か、スタート地点を探すことです。

周りを見回せば、こんな場所にいる筈です。

ここまでセントラル駅からタクシーで25分、100香港ドルぐらいです。（1200円）

時間に余裕があれば、地下鉄で太古駅、そこからスマートフォン地図見ながら歩いて１５分ぐらいです。

振り返るとこんな景色。

こんな看板がある筈です。

この看板を目印に下に降りていきます。
週末はそれなりに人がいますのでわかりやすいです。

こんな道が伸びています。

ここから山道スタート。ただ今の時刻、11：10分
今日は寝坊しました。

本日12月8日、気温22度、短パン、Ｔシャツ、持ち物　 水500mlを２本、爽健美茶１本、カメラ、着替え、ウォークマン、ウィンドブレーカー、サンドイッチ。

夏は飲み物3リットルぐらい持ちます。

ところどころ、気付きにくいところに分かれ道があります。
人生と同じです。

ＴＡＩ　ＦＵＮＧ　ＡＵを目指します。

途中、ＴＡＩ　ＦＵＮＧ　ＡＵの案内板がない時は、　Mount paker road に従います。
korn hill というのは出発地点のマンション群の名前で、スタートに戻ってしまいますのでご注意。

この辺りまでは、お年寄りも散歩しているような感じです。

あくまでもＴＡＩ　ＦＵＮＧ　ＡＵを目指します。

すると、舗装道路に出ます。

振り返るとこんな景色、よくわからない建物があります。

ひたすら登ります。
この辺りでお散歩の雰囲気はなくなります。

それなりに景色もいいですが、これからこれから。

日本にいる時は、山登りなぞ、お年寄りが変な形の帽子をかぶってやることだと思っていました。
違うのです。これは立派なスポーツです。

さて、もうすぐ休憩所。

到着、ここまで1時間。

写真の小屋の奥、香港島、中心部の山々に伸びる小道の入り口があります。
ここから山越えが始まります。

その前に休憩所の公園でベンチを探します。
トイレも整備されています。

おひるごはん。グスト香港店で買ったサンドイッチとセブンイレブンで買った爽健美茶、日本と変わらない。

お昼を食べ終わり、さっきの小屋の裏、細い山道を登り始めます。

こんな感じです。
慣れればなんということない山道ですが、普段運動していない人は次回にした方がいいです。それなりに急な階段で、それなりに危ない。

約30分、階段山道が続きます。
吹き出る汗。

頂上到着、ご褒美の景色。

山道は続きます。

この辺はなだらか。

山の向こうに高層ビルが連なります。
裏から見るのもなかなか趣有。

柵の向こうは石切り場。

汗が止まりません。水一本目飲み終わり。

ここは香港です。
高層ビルから歩いてたったの2時間。

ビクトリアピークから見える高層ビル街を裏から見ます。
壮観です。

様々な人々が住んでいる香港ですが、基本的にトレッキングしているような人は親切ですので、万一、転んで足をくじいた、ヘルプが必要な場合は助けを求めましょう。

香港島のど真ん中、陽明山荘（マンション）が見えてきました。
この陽明山荘を目指して歩きます。

陽明山荘までもう少し。

下りに入ります。

陽明山荘の麓、休憩所兼公園です。

休憩所に到着。
陽明山荘前です。

道路に出ます。
この看板があります。

左を見ると陽明山荘。ちなみに陽明山荘とは日本で言うところの山荘ではありません。香港有数の高級マンションです。日本大手商社の香港支店長が住んでいたりします。

山荘を背にして右に歩きます。

もし疲れていれば、ここでタクシーに乗って街に戻ります。
この先のルート、絶景のお勧めコースですがハードです。
無理は危険です。
ちなみに香港のタクシー交代時間は１６：００−１７：００、この時間帯、タクシーはつかまりません。

右に歩いて１分、道路を渡り、下に見える門から再び山道に入ります。
この道路、見通し悪いので渡る時は左右に注意。

こんな山道が伸びています。
さて、第二ステージのスタート。
ここまで出発地点の太古城から約2時間半、今、香港島の真ん中地点、後半のスタートです。

この最初の坂、なぜだか角度のせいか、それなりにハードです。

振り返ると陽明山荘。

反対側に振り向けば、高層ビル。

絶景。

暑い。頭がフラフラしてきます。
日々頭を悩ましている、いろんな事がどうでもよくなってきます。

水、２本目を飲み干します。

暑い。暑い。

温暖化？　１２月だというのに２５度。

おお、島の反対側の海が見えてきた。

秋の空、かと思ったら今日は12月。

ローングアーンドワイディングロード・・

向かいに見えてきた山、このトレイル最大の難所、あの山をほぼ直角に登ります。

ちなみにこの区間、陽明山荘からスタンレー、ウィルソントレイルといいます。

水は忘れずに。

下に見えるはレパルスベイ。
階段下りに注意。
転げ落ちないように。

水、2本目飲み終わり。
夏は倍の水が必要です。
とにかく水が命。

さて、大事な分かれ道に到着。

慎重に体調、疲れ具合と相談必要。

まっすぐ行くと、このトレイル最大の難所の坂、階段がまっすぐに山頂まで続きます。個人的に「ダイエット坂」と呼んでいます。夏場はここを上るだけで１ｋｇ痩せます。体力があって、何か忘れてしまいたいことがある人はこのコース。

日頃運動していない人はやめるべき。簡単に腰を痛めます。傾斜も急です。
迂回する場合、左か右に曲がります。

右に曲ると山の麓を迂回する、平地の遊歩道が続きます。ずっーと歩くと山の反対側に出ます。そこから下山することができます。

左に曲ると、30分前後で舗装された道に出ます。
このルートも池のほとりを穏やかに歩くので快適です。
1時間ぐらいでバス通りに脱出することができます。
時間帯によってはタクシーも比較的つかまります。

しかし、今日はダイエット、真ん中の道を選びます。
この看板横の道を登ります。

こんな一休さん階段が、ズッーと上まで延びています。

犬のように喘いで登ります。

初めて来た時、この階段の途中で疲れ果て、動けなくなりました。
引き返すにも傾斜が急で、転がり落ちそうで降りることができず、30分ほど階段にへばりついて休息、再び上ったのを覚えています。

仕事のことは完全に頭から吹き飛びます。

夏のこの坂、暑さと疲労で一線を越え、ヘラヘラ笑っている人が時々います。

越えました。

あとは、小山がもう一つ先にあります。

藪を抜けます。

二つ目の山、既に写真撮る元気もなし。

やっと下りです。

絶景です。

おー、この景色があるから山を登ります。
（ついこないだまで山登りなんて馬鹿にしていましたが、ハマるとこんなもんです。）

急な下り坂が続きます。長いです。

麓につきました。

香港山登り、コースによってはハードなので注意が必要です。
行き先を誰かに言っておく、水は多めに、日が暮れると遭難なので早めの出発が必要。

バス停があります。
運が良ければタクシーもつかまります。
来たバスに適当に乗って５分ぐらいでスタンレー、そこで降りれば、タクシーつかまります。
スタンレーがどこだかわからなければ、バスの窓からタクシー乗り場が見えた次のバス停でおります。バスはお釣りがありません。大目に入れるか、小銭があった方がいいです。
香港のバスは乗る時に払います。（市電は降りる時に払います。）

香港島、縦断完了。
所要時間、休憩昼食含めて約6時間。
体重、1.2ｋｇ減、汗びっしょり。

すぐにビールで戻します。

香港島、縦断、お勧めです。
観光モデルコースとして、朝から午後、香港島縦断してスタンレー到着、
スタンレー海岸にあるトイレで着替えてスタンレーを観光、近くのレパルスベイに移動して食事、というコースもあります。

レパルスベイ、60歳以上の方々は「ボジョー、ボジョー」（慕情、映画）と言って喜んでくれます。

他、香港情報等、https://ohmyjulia.hatenablog.com　にあります。

この旅行記へのコメント （4）

• Star Ferryさん 2013/12/31 11:02:08

  いいコースですね

  はじめまして
  
  東京在住の香港好き中年です。
  
  とても楽しく拝見させていただきました。
  
  一人旅のときは南Y島をトレッキングしています。
  
  香港島6時間はとてもハードですね　!(^^)!
  
  機会があれば香港島のトレッキング挑戦してみようかな？そんな気に
  
  なりました。
  
  暖かい香港でも先週は寒かったみたいですね、体調にはご留意くださ
  
  ませ。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具

  オーマイジュリアさん からの返信 2013/12/31 15:46:12

  RE: いいコースですね

  
  はじめまして。
  メッセージ有難うございます。
  私は数年前まで香港のトレッキングを知りませんでした。
  今ではすっかりハマっています。
  香港アルプスという本が大変参考になります。
  コースによってはかなりハードですのでお気を付けください。
  私も始めた頃は何度か遭難しそうになりました。
  
  どうぞ良いお年をお迎えください。
  　　　　　　　　　　　　　　　
  　　　　　　　　　　　　　　　　
  
  > はじめまして
  >
  > 東京在住の香港好き中年です。
  >
  > とても楽しく拝見させていただきました。
  >
  > 一人旅のときは南Y島をトレッキングしています。
  >
  > 香港島6時間はとてもハードですね　!(^^)!
  >
  > 機会があれば香港島のトレッキング挑戦してみようかな？そんな気に
  >
  > なりました。
  >
  > 暖かい香港でも先週は寒かったみたいですね、体調にはご留意くださ
  >
  > ませ。
  > 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具

• durianさん 2013/12/12 17:45:44

  香港の休日

  オーマイジュリアさん
  こんにちは
  私も今までは毎年、香港に行くと香港人のヒッチクハイカーの皆さんと一緒に山登りを楽しんでいましたが最近行かなくなってしまいました。。。。ハイキングを楽しんだ後、皆さんと一緒に食事を取る。お年をめした方もすごく食べるのには驚きでした。香港人の老若男女みなさん元気なのはきっとこのハイキングがあるからなのかなぁ、、と感じたほどです。確か平均寿命は男女とも香港人がトップだったかな。
  
  durian
  

  オーマイジュリアさん からの返信 2013/12/12 20:00:23

  RE: 香港の休日

  こんにちは
  
  メッセージ有難うございます。
  
  そうですね、平均寿命、香港長いんですよね。最近は大気汚染もひどいのですが、確かに公的医療機関もそれなりに充実しています。
  私は香港に住むまで香港で山登りなんて想像もしませんでしたが、ホント、人気のレジャーです。まあ他にあまりすることもないのですが。。
  それでは、また。
  
  durianさんの写真はアングルといい、いつも素晴らしいです。
  
  
  
  > オーマイジュリアさん
  > こんにちは
  > 私も今までは毎年、香港に行くと香港人のヒッチクハイカーの皆さんと一緒に山登りを楽しんでいましたが最近行かなくなってしまいました。。。。ハイキングを楽しんだ後、皆さんと一緒に食事を取る。お年をめした方もすごく食べるのには驚きでした。香港人の老若男女みなさん元気なのはきっとこのハイキングがあるからなのかなぁ、、と感じたほどです。確か平均寿命は男女とも香港人がトップだったかな。
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  > durian
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