遥かなる南米への道　古都クスコへ　２

2014/02/11 - 2014/02/11

翌　２月１１日
リマからクスコへ移動する。

欧米とは、まったく違う空気が流れる南米。

リマのホテルは、日本人のバックパッカーの溜まり場ともなっている。
この宿に、もう３泊している若者がいた。
彼らは、これからガラパゴスを目指すという。
リマからエクアドルのグアヤキルまでのバスの切符を求めていたが、やっと今日チケットが手に入った。
詳しく聞くと、明日の昼にリマを発って１日半かけて町に入る。
なんとも、その行動力と体力に恐れ入る。

別の女性は、明日のフライトでグアヤキルに飛び、１週間ガラパゴスで過ごすという。
彼女はロス経由でリマに入ったとき、バッグをチェーンでしっかり施錠していた。
ところが荷物を受け取ると、チェーンを切られて「点検済み」の紙が入っていた。
不注意だけど、旅の初めにイヤな出来事だ。
私「グアヤキルでは、大変な事件もあったし、気を付けて」と言った。
彼女「流しのタクシーには絶対乗りません。夕方には、スーパーで食料を買ってオテルの部屋で夕食をとります」と答える。
南米は２回目の彼女、これから楽しい思い出を綴って欲しい。


朝食時に知り合ったのは、やはり卒業旅行で旅する学生二人組。
学生「これから南米を１か月間かけて周ります。明日バスでクスコに行きます」
私「いいね、時間があるとバス旅も良い思い出になるよ」と軽く言った。
（このときは、他人事のように『軽く言った』。
でも・・・　恐るべし、南米の洗礼を後日受けることになる・・・）

　
地球の反対側では、同朋が悪戦苦闘・試行錯誤しながら『旅』を試みている。
私は、日本の若者も「意外と捨てたもんじゃないな」と思いながら、コーヒーカップに口を付けた。

エリア クスコ(ペルー)

昨日の深夜に到着して、ホテルにチェックインしたのは午前１時ころ。
就寝したのは２時頃かな？


翌日の７時には、一度ホテルをチェックアウトをする。
その足で空港まで行き、クスコ行の飛行機に乗る。

リマのホルヘ・チャベス国際空港


こぢんまりしています。

沖留めなので、バスで移動。

各社停まっています^^

我々の乗るＴＡ８０９便です。

横から

さあ、搭乗です。

定刻通り離陸。

右に太平洋を見ながら、南下します。

やがて眼下にはアンデスの山々が。

約１時間２０分でクスコの空港へ到着。

ご存じクスコは、標高３４００ｍにあるインカの都。

今日から日本人女性のＮちゃんと数日間、行動を共にする。
大学生の彼女は、卒業旅行中で約１ヶ月間友人を訪ねつつ、中南米を巡っている。

日本を遠く離れた異国の地、同好の士が居ればやはり心強い。

朝から高山病の薬を飲んでいたためか、特に重い症状は現れず。

ただ、速く歩いたりすると動悸が。

頭も少しフワフワするが、大丈夫そうだ。

とりあえず、ホテルにチェックインしよう。

身体を高地に慣らすため、午前中はホテル周辺で過ごすことにする。

ホテルは１８世紀のコロニアル様式

パティオ（中庭）があり、屋外の喧騒から隔絶される。

フリーのコカ茶もある。

高山病予防にも良い、との事だが。

とりあえず飲んでみる。

ホテルの前の風景

クスコの路地は石畳

広場にて

急な坂道でも路上駐車です

夜の町並み

夜はペルー料理で
『アロス・コン・ポーヨ』

鶏肉がおいしい

カテドラル周辺は、夜でもにぎやか

アトゥンルミヨク通り

成功に積み上げられた石組み

「１２角」や「１４角」など、多角形の石を見事に組み合わせている。

いやはや、芸術ですね！