奇習カセ鳥・寒さに耐える男らしい祭り(今年は女性もいるぞ）

2014/02/11 - 2014/02/11

山形県上山市の旧正月に行われる「寄習カセ鳥」というお祭りですが、その意味は五穀豊穣・家運隆盛をもたらす歳神様の来訪行事「小正月に遠い土地からやって来る神の声によって１年の豊かさを祝う」という信仰から生まれたと考えられ、「御前カセ」と「町方かせ」が行われていました。
御前カセは、寛永年間に始まり、毎年旧正月の１３日、上山城に昇殿を許された高野村の若衆３人が御前でカセ鳥を披露。御殿では新しい手桶と柄杓でカセ鳥に水をかけ、酒と銭１貫文でねぎらいました。
一方の町方カセは、１５日周辺部の各村から、集まった若衆が、商家の連なる町中の門々を歩き回り、出迎える町の若衆は、裸になって手桶の水を争うようにかけ、町人たちは火伏せや商売繁盛を祈願してご祝儀をだし酒や切り餅を振舞いました。と資料に書いてあります。
この寒いのに、水をかけられる男たちそれも中はさらし一丁で裸といういういで立ちでこっちまでブルッと来てしまうお祭りでした。
今年１年皆様も五穀豊穣・家運隆盛・火伏・商売繁盛でありますように！

エリア かみのやま温泉(山形)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

上山城ですでに始まっていましたが、御祈祷中に去年デビューしたカセ坊君をパチリ！

御祈祷中ですが、中の方は暖かい？

外では、カセ鳥君たちが寒そうに立っていました。

上山城です。記念写真を撮るみたいです。

このおじさんはついて歩く人みたいです。

暖が取れる火

宣誓です！

やる気満々の若衆を見よ！
お姉さんは尊敬します。

女性もいるんですよ！びっくり

カセ坊くんも一緒に記念写真だね。

エイエイオー！ヾ(*゜ー゜*)ノヾ(。。*)ノヾ(*゜ー゜*)ノヾ(。。*)ノ
紹介された人の中には、東京からとか遠いとこから参加してる人や、何年もやってる人や、今年初めての人、いろいろでしたね。
初めての人あの水攻めの攻撃をまだ知らない。
まずは頑張れ！

ケンダイなるものを見に着ける！５〜６キロありますが、水をかけられると１０〜１２キロになるみたいです。
後で一度とった時に触らせて貰ったら、どっしり重たかったなあ。

今から上山城で踊ります。

皆と目が合うのだー！

身に着けている目印のようなものは取らないと駄目みたいです。
まっさらの体で臨むのですねー

カッカッカーのカセ鳥だーと踊ります。

足は雪草鞋！

上山城ではまだ控えめに水をかけられていますが、行くにしたがって・・・
とんでもないことになるー

城下に降ります。

カセ鳥から引っこ抜いた藁は火の用心のお守りです。

色々と回ってるみたいですが、私は月岡ホテル前で待機。
塀にはカセ鳥を彩った飾りがありました。

来た来た！

おかみもご祝儀もって、甘酒ふるまってカセ鳥たちをねぎらっています。

この鳥肌見えます？
体が真っ赤です。
皆ブルブル震えてます。

私の前に水とバケツが。ホテルの従業員が、かけてやってくださいと置いていく。「かけてるところ撮るからあなたかけて！」とかカメラのオジサンに言われてかけちゃった。御免！

私もそうだけど、おばさんは遠慮なしだよー！

しまいにはバケツごとかける人までいますよー

甘酒飲んで暖を取る。
後ろから聞こえて来る一言「いい体してるねー」だって！
わたしも同感って言うかこんな行事に参加してくれるだけでもかっこいいですよ！

これは私とカセ鳥君。握手してるとこ撮りたいのって言ってしてもらったら冷たーい！
お兄さん「おばさんの手暖かい」としばらく手を放してくれなかったのです。
よっぽど寒かったんだね！でも私はなんとなく暖かい気持ちになっちゃって・・・

外人さんも記念写真！
次は「あずまやホテル」

次はカミン前ここが一番賑やかでしたね。
道路の真ん中で日差しもあったけど、風が強くカセ鳥君たちは寒いだけ。

お囃子のおじさんも頑張っています。

あまりにもいっぱい水をかけられると、犬のように、ぶるぶるっと皆に反撃が！

子供達に人気です。
記念写真攻めも凄いです。

楽しませて頂きました。
今年１年良い年でありますように！

この旅行記へのコメント （2）

• おま。さん 2014/02/14 12:48:46

  奇祭

  こんな奇祭もあるんですね！
  まったく知らなかったです。
  是非、参加・・・はしたくないです。
  見てるだけでいいです。
  
  ボビーさん、
  来年は藁をかぶった写真で登場ですか？
  
  おま。

  ボビーさん からの返信 2014/02/14 13:47:14

  RE: 奇祭

  おま。さん　　こんにちは！
  
  お久しぶりです。お元気ですか？
  
  カセ鳥面白い行事ですが、肝心の上山の若者は、悲しいかな２〜３人でしょうか。
  東京の人が、東京タワーに行かないみたいなものです。（おま。さんは行きましたね！）
  
  いくら神様ついてても、あれだけはやりたくないって言うのが、本音ですよ！
  
  でも、一度１５人位まで減ってから全国募集したら、今年は、３０人にまでなってます。外人さんや、女性やら、いい根性してますよね！
  
  何故か風邪はひかないらしい！ギブアップはいつでもOKらしいです。（命にかかわりそうな凄い祭りですよね）
  
  おま。さんも見るだけでいいと思います(笑）私も見るだけ・・・
  
  掲示板訪問ありがとうございました。
  
  　　　ボビー