バース_Bath　温泉リゾートの元祖！『風呂』という名の町

2011/12/09 - 2011/12/09

イングランド西部、サマセットにある自治体バース・アンド・ノース・イースト・サマセットに属する町であるバースを訪れました。ローマ帝国時代の温泉で有名な町であり、風呂を意味するゲルマン古語からその名がつけられた町です。その市街は世界遺産に登録されています。
★エヴァンエヴァンズツアーズ社の現地ツアーで訪問。

エリア バース(イギリス)

ツアーバスは、ストーンヘンジを出てバースへ向かいます。

バースの町が見えてきました。

町に到着。教会横の広場は賑わっています。クリスマスも近いですから。

このような出店が沢山。

クリスマス用でしょうか、煌びやかな装飾も売っています。

人の集まる場所にはやはりパフォーマー。

それぞれ、何に扮しているのかは謎です。

さて、まずはやはりこの遺跡「ローマ浴場（ローマン・バス）」からですね。ここが入り口です。

入場チケット代わりのコインを模したプラスティックのピース。

入ると入場受付があり、ここで少し待ちます。入れ替え制？

まずは２階から大浴場。

素晴らしい、現在でも通用するデザインですね。

隣のバース・アビー。

上から見ても、こんなに出店が並んでいます。

内部の通路はこのように綺麗に改装されています。

大浴場以外にも小さ目の風呂が。

バースの町は、1世紀頃にローマ帝国の支配下で保養地として繁栄したそうです。

その際に、ローマ式の浴場や神殿が建築されたとのこと。

ローマ帝国はブリテン南部にまで進出していたのですね。

ローマの女神「ミネルヴァ」その像の頭部です。金箔を貼ったブロンズ像だそうです。

今も湧いていますね。

温泉を引く水路。

１階に降りてきました。

変わった身なりの人がうろうろ。当時のローマ人の演出でしょうか？

どこまでが原形に近い復元なのでしょうか。

遺構も残してあります。

日本人にはこれくらいの大きさがしっくりくるかも。

これくらいのも良い。

最後にお土産屋さんです。

ローマン・バスを出たところにはメリーゴーラウンド。

続いて、バース・アビーへ。

元々は修道院だったので、チャーチじゃなくてアビー、ということらしい。

7世紀頃からに修道院として使われ、その後衰退と復興を繰り返したとのこと。

17世紀に現在の姿に。

美しい天井。

モダンなデザインのパイプオルガン。．．．と思ったら、1990年代に再建されたものだそうです。

ゴージャスな置物。

ローマン・バスが有名ですが、こちらも素晴らしくみどころ充分です。

町の中心にはエイボン川が流れています。プルトニー橋と堰。

もう夕暮れ、堰の落水に川面に映る街燈があいまって美しい。

プルトニー橋は、18世紀の建築家であるロバート・アダムによって設計されたそうです。フィレンツェのベッキオ橋などを参考にしたらしい。

なるほど、ベッキオ橋と同様に両脇に店が並んでます。

再び、ローマン・バス近辺の広場へ。

出店が並ぶマーケットへ戻ってきました。

暗くなり冷えてきました。グリューワイン（ドイツ風ホットワイン）でもいただきましょう。

あー温まる。飲み終えたところでちょうどバスの出発時間です。ロンドンへ戻りましょう。

丸い月が出ています。
紀元前9世紀頃に発見されたイングランド唯一の天然温泉、1世紀のローマ帝国支配下で巨大な温泉施設と神殿が建設されたそうです。スチーム風呂・マッサージ室・水風呂などを備えた豪華な温泉施設に、ヨーロッパ中から人々が訪れたとのこと。ちなみに、現在のローマン・バスには入れませんのでご注意を。