
2014/02/02 - 2014/02/02
1位(同エリア280件中)
puniさん
東京消防庁第六消防方面本部消防救助機動部隊(通称ハイパーレスキュー)を見学させていただきました。
ゴールドを基調としフック付きワイヤーで囲まれたセントバーナードが助機動部隊のエンブレム。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
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東京消防庁に5隊ある消防救助機動部隊のひとつ、足立区新田にある東京消防庁第六消防方面本部消防救助機動部隊(6HR)。救助隊員60名による震災及び大規模水害対応に特化した編成となっています。もちろん通常災害にも対応します。
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庁舎ロビーの展示物。
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表彰状等
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会議室にて第六方面消防救助機動部隊に関するビデオとレクチャーを受けました。
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消防救助機動部隊心得の「屠龍技」(とりょうのぎ)の書。直訳すれば龍を葬る技、実在しない龍を倒す技などいくら身につけても意味は無い。※学んでも実際には役立たない技術[広辞苑より]
由来は中国の故事らしい。
昔,中国の山奥に悪龍が住みつき,時折現れては村人に害を為した。一人の青年が,「誰かがこの龍を退治しなければならない」と考え,その龍を屠る技を身につけるべく一生をかけて「屠龍の技」を磨いた。龍は二度とその村に姿を現さないまま青年は一生を全うした。村人の中には無駄なことをしたと笑う者もいた。非ず,悪龍は屠龍の技を磨いていた者が住む村を恐れて避けていたのである。
龍の出現の有無に拘わらず,屠龍の技を磨く。但し現れたら一撃のもとにこれを屠る。我々の目指すところである。
災害に備えて常に訓練を重ねる。「何もないこと」と,「何もないようにしたこと」とは天と地ほどの差がある。これが,私たち消防及び6本部機動部隊の心得である。
以上、第六方面消防救助機動部隊心得より -
いよいよ屋外にて訓練の見学です。
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はじめに、倒壊建物からの救助を想定した訓練。
重機による障害物除去。
この双腕重機は大変珍しいもので消防では当隊と川崎市の2台のみです。 -
その後、人命探索救助の開始です。
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マンホール内を想定した救助車?型「六本部R」のクレーンを使用のつり上げ救助。
クレーンを使用と言っても、つり上げにはウインチは使用せず人力です。 -
「六本部TW」を使用した障害物除去。今回は自動車のつり上げ除去です。
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次に、煙や有毒ガス等の除去に威力を発揮する大型ブロアー車「六本部SW2」による排煙作業の実演。
実際には煙は使用しませんでしたが車庫を利用して気圧差による風の流れを体感出来ました。 -
幾つか紹介していただいた資機材のひとつ、遠距離大容量送水装置の150ミリホースと分岐管。震災等で消火栓が使用不能になった時、遠くの河川や海から大量の水を送る為の装置です。
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上述した遠距離大容量送水装置のホースを延長、回収する装備をもったホース延長車「六本部PS2」約2?分のホースを積載。
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こちらは送水車「六本部PS1」。大量送水に必要なポンプ等を積載、この2台一組で構成されています。通称スーパーポンパー。
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こちらは高圧にした水を吹き出すことにより可燃性ガス等が充満した中などでも火花を発生させず障害物や遮蔽物を切断する資機材を積載したウォーターカッター車「六本部SW1」。
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救助車II型「六本部R1」
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屈折放水車「六本部LP1」
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特殊災害対策車(除染車)「六本部CS2」。脱衣兼シャワー室、着衣室、担架用シャワー室が設けられ特殊災害(NBC災害)の際に、被災者や要救助者に付着した物質を迅速に除染対応する車輌です。後部には折り畳み式の担架用シャワー室が艤装されています。
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とても有意義なの見学をさせていただきました。
お忙しいなか時間を割いていただきました隊員の皆様に御礼申し上げます。
「屠龍技」、心に残る言葉となりました。
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