2013 チベットに恋をして！ 本編① 青蔵鉄道で拉薩到着まで

2013/08/30 - 2013/09/08

自分を取り囲む環境や年齢的なものとを考えると５日以上の旅はちょっと厳しいかな～
と、ここ数年思っていたら、環境的な要因の１つが取っ払われて、
ちょっと長旅してみよう！じゃぁどこ？
一番最初に閃いたのが、だい～ぶ前、それこそ２～３０年前に雑誌で見たボタラ宮の夜景。
ということでとりあえずチベットに行くことに。
だいたい私の場合は旅の目的地はインスピレーションで選ぶパターンが多いので簡単に決まりますが･････
政治・宗教に無関係で生きてきた半世紀！徐々にこの旅はそう簡単にいかんぞ～ということをひしひしと感じ始めました。
これはお得意の一人旅は無理かな･････ツアーの一人参加にするか～
このチベットの旅で絶対に欠かせないのが、青蔵鉄道に乗ること。
その青蔵鉄道で周りが日本人ばかりだったら･････今まで貫いてきた自分の旅のスタイルが粉々になってしまう。
こういう時に役に立つのが４トラです。皆さまの旅行記を読みたおして、チベットの旅のプランニングが仕上がりました。
拉薩は外国人の一人旅が厳しく制限されているので、チベットの入り口である西寧～拉薩まではガイドを付けて、それ以外は一人で旅することにしました。

とにかく素晴らしかったです。言葉で表現するのがとても難しいです。
悲しみ？感動？涙がこぼれる場面が多く、とても不思議な体験でした。
青い空、白い雲、何処までも続く山並み、蒼い湖、どこにでもある自然の風景でこれほどまでに人を感動させてくれるチベット。
今まで生きてた中で、若いころから色々と旅した中で、「どこが一番良かった？」と聞かれたら、確実に「チベット」と答える旅になりました。

【NOTE】
8/30（金）
成田発 NH947便 17:25 → 成都着 22:20 (-1h)
泊：新良大酒店

8/31（土）
成都発 3U8987便（四川航空）8:15 → 西寧着 9:50
ガイドさんがピックアップしてくれてホテルへ
泊：神旺大酒店

9/1（日）
西寧観光後、西西寧駅より一等寝台で拉薩へ
西西寧発 19:45 T265 →
泊：青蔵鉄道

9/2（月）
→ 拉薩着 19:20
ガイドさんがピックアップしてくれてホテルへ
泊：堯喜平康文化旅館（ヤブシ ピュンクハン ヘリティッジ ホテル）４泊

拉薩での４泊５日で、市内観光：ボタラ宮、ジョカン、バルコル、セラ寺、ノルブリンカ。
郊外のナムツォ湖、ヤンパチェン（羊八井）温泉、ヤムドク湖
を、ガイドさんとドライバーさんの３人でのんびり旅をしました。

9/6（金）
拉薩発 3U8634便（四川航空）10:10 → 重慶着 12:10
重慶発 3U8975便（四川航空）17:10 → 上海浦東着 19:25
泊：ホリデイ・イン 上海 浦東 康橋　２泊

9/8（日）
上海虹橋 NH1260便 13:50 → 羽田着 17:40 (＋1h)

チケット：ANAマイレージ　20,000マイル
成田→成都、上海→羽田
サーチャージ・税金等　16,590円

宿泊：
成都：新良大酒店１泊
エクスペディア：6,120円
上海：ホリデイ・イン 上海 浦東 康橋２泊
エクスペディア 21,259円

8/31（土）の成都→西寧のエアーから9/6（金）の拉薩→上海浦東のエアーまで、ガイド代、ホテル代、青蔵鉄道一等寝台含めてだいたい･････日本からチベット旅行のツアー代金とほぼ同じくらいの見積もりでした。
「西安中信国際旅行社」にお願いしました。
西寧も拉薩も女性ガイドで、待ち合わせ場所なども画像を送ってもらったり、とても心配りのある対応をしていただきました。
カードでの支払いも可能でした。

【レート】
キャッシング　　　　　　＝16.38円
カードレート　　　　　　＝16.77円（上海で利用）
成田空港レート　　　　　＝17.87円

チベットの入り口西西寧駅から青蔵鉄道に乗り込むところからスタートします。

エリア ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群周辺(中国)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 飛行機
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

西西寧駅はこんな感じ〜
観光客でごった返していて座る場所がありません。

私はこの待合室に入る前にセキュリティーを通る時、改札、電車に乗り込む時の３回、パーミットのチェックがありました。
たぶん地元の人がＩＤを提出する場面と同じだと思います。

私の乗る電車の状況は？オンタイムということでしょうか？

たくさんの人がいる中、いわゆる西欧人と思われるのが３人。カナダ人の親子（父・息子）とオーストリア人の女子大生。
何故こんなに詳しいかって？
女子大生とは同室。多分外国人は同室にするのでしょう。
カナダ人親子とは拉薩に到着してからちょっとだけ言葉を交わしました。

改札を済ませ乗車です。
スーツケースをかかえて階段を上っていたら･････
実は私は西寧に滞在している時から、ちょっとハードに動くと息切れをしていたもので〜見かねた中国人観光客の男の子が荷物を運ぶのを手伝ってくれました。
中国でこんなことしてもらえるとは思っていなかったので、とっても嬉しかったです！

実は帰りの上海でもスーツケースで手こずっていたら、優しい中国人男児に手伝ってもらうという嬉しい場面に出くわしました。
日本男児は同じような状況ですんなり手を貸してあげることができるのかしら？

乗りこむ時に、勿論パスポートとパーミットのチェックはあります。

５号車のベッド番号は005番、2段ベッドの下段が私の場所です。
一部屋に2段ベッドが2個。トータル4人で一部屋です。鍵もかけられます。

ついていたスリッパに履き替えて、荷物ごごそごそしていると〜先ほど待合室で見かけたオーストリア人の女子大生が･････
ひととおり自己紹介をしながらおしゃべりをしていたら、彼女は待合室で乗務員の人とすれ違う度にパーミットのチェックがあったと文句を言っていた。なにせ彼女ブロンドのショートヘアーが可愛らしくとても目立っていたのです。
だから？だと思います。

残りの２人は、互いの彼氏連れで夏休みを利用して拉薩まで行く上海の女子大生。
かなり英語がしゃべれたので安心・安心！

暗くて景色も見れないし、高山病の予防のため、その日は薬を飲んでばたんＱ〜

お・は・よ・う・ございます〜
今日は9月2日（月）です。
朝日が綺麗です。

標高の高い所を走るので、持参したお煎餅の袋もパンパンです。

朝起きてから、同室の女子大生の彼氏２人も同じ部屋にいたので、結局６人になりました。
私が地球の歩き方を読んでいたら「日本人ですか？」
？？？？？こんなところで日本語が〜
なんと女子大生の一人の彼氏は日本の早稲田大学に留学していて日本語ぺらぺら〜夏休みで帰国しているのだそうです。

車窓から見える景色はどこもすばらしく大感激です。
ほぼ24時間の旅ですが、美しい景色に若い大学生たちとのおしゃべりで全く退屈しませんでした。

車内では、日本から持って行ったラーメン（お湯が出ます）とかスナック菓子、西寧で買ったパンなどで済ませました。
散歩がてら食堂車をぱちり〜

アムド（安多）駅でストップ。
乗客の乗降はありません。拉薩までは残り1/4程の距離です。
ここで標高4700位です。

隣の隣の部屋に英語がぺらぺらのおじいさんがいて、美しい景色になると私たち外人二人を呼びに来てくれます。
このおじいさん、後から考えると公安の人だったかもしれない･････
このとき彼と交わした会話でちょっと感激することがあったので、そうだったらちょっとショックかもしれない。

青蔵鉄道のトイレ事情：
車両によって和式と洋式（少ないですが）と両方ありました。諸事情で私は洋式を利用していました。が、途中流れなくなってしまったので、綺麗そうなトイレを探しながら車両を渡り歩いていましたが、後半になるとどこも同じくらいの状態に。
まぁ、こういうことをいちいち気にしていたら、中国を旅することは出来ませんよね。
トイレに行く時は、スリッパから靴に履き替えることをお勧めいたします。

青蔵鉄道内の高山病事情：
私は今回の旅に際して、主治医にダイアモックスを処方してもらっていました。
この薬は予防薬としても対処薬としても良く効くそうです。
青蔵鉄道に乗り込む日の朝からから、拉薩を飛び立つまで飲み続けていました。
車内では始終手がピリピリしびれていましたが、薬のおかげで具合が悪くなることはありませんでした。

ナクチュ（那曲）到着
ここで標高4500位です。

ここでプラットフォームに降りてみました。
拉薩まであともう一ひといき！

青蔵鉄道の電源事情：
廊下側にコンセントがありますのでスマホのチャージができますよ。

意味がわかりません！

いつ見ても美しい景色でしょ！

雨が降ったりやんだりしていたので、途中綺麗な虹が〜
カメラを構えたり乗客がみんな大感激！
こういう瞬間が大好き〜旅してるって感じ。

そうそう、乗車するとチケットを車掌さんに預けます。引換券みたいなのをくれますよ。

拉薩到着直前にチケットが返還されます。
スリッパも返却〜

拉薩に到着！
同室のみんなとはここでお別れ「良い旅を〜」
オーストリアの女子大生はガイドに電話しています。大丈夫かな？〜

ほかの乗客も下車

改札口ではもちろん中国人観光客とは別対応です。
パスポートとパーミットチェックも〜ガイドの件を伝えていたりしていると、
Hello Again！同室のオーストリアの女子大生が〜
彼女はパーミットチェックにうんざり〜って感じです。

この画像の赤と白の枠内はガイドが入れないようになっていて、ここまで駅員さん（？）に連れてこられ、ガイドさんに手渡す感じです。

彼女のことは気になりますが･････ガイドの手配が遅れた彼女の自己責任です。

これからの私の拉薩の旅は、ガイドさんとドライバーさんの３人旅になります。
車に乗りこんで拉薩のセンターへ･････見る景色はどれも素晴らしく〜
お〜憧れのボタラ宮がだんだん形となってきました。感激！

つづく！
http://4travel.jp/travelogue/10858025