2013/12/29 - 2013/12/29
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SUR SHANGHAIさん
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前編では、トリンコマリー市街地にある市場や、ヒンズー教寺院のコネスヴァラム寺院を見て回ったSUR SHANGHAIとその旦那。
今日の締めくくりに、インド洋に面したビーチもあれこれ見比べてみたいと思います。
トリンコマリーのビーチと言えば、北郊外に広がるウプヴェリ・ビーチやニラヴェリ・ビーチが有名なんですが、それだけでは飽き足らず、マイナーなビーチも探してみます。
さて、その結果は?
表紙の画像は、民家の合間から見えたインド洋。
※備忘録: 行ったり来たりしながら撮った写真を、ビーチごとに分かりやすくまとめます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
さ、トリンコマリー周辺の浜辺を見て回ろう。
有名なビーチは、街の北郊外に広がるウプヴェリ・ビーチやニラヴェリ・ビーチだけど、それだけじゃつまらない。
できたら、浜辺周辺の町並みも人の暮らしの様子も見てみたいし。
手始めにトリンコマリー市街地からインナー・ハーバー・ロードを南下して行くと、どん詰まりにあったのはスリランカ海軍関連らしき施設。
部外者のSUR SHANGHAIたちは入場をご遠慮申し上げます。
ははは…(;^ω^)、これでマイナーなビーチ探しは既に挫折か、とお思いでしょうが…、 -
…その施設前を左折して、今度はインド洋に面した側へ。
ちょっとした駐車場があったので、そこからは歩いて行ってみます。
と、ドビー・タンクと呼ばれる湿地脇に立っていたのは、津波避難路がシンハラ語、タミル語、それに英語で示された標識。
これはここだけでなく、トリンコマリー市街地ではあちこちで見かけます。
2004年12月26日に発生したインドネシアのスマトラ島沖地震はインド洋津波も引き起こし、このトリンコマリーだけでも死者500人、スリランカ全体では35,322人の死者を出す被害があったそうです。
そのほか、スリランカ全体の被害は、負傷者数は16,637人、行方不明者は5,637人、住居を失った人は83万人にも及んだようです。 -
自転車のおじさんの後から、インド洋の蒼が見える方向へ歩いて行く。
小さな十字路で見たものは、キリスト降誕の様子を示す人形を入れた小屋。
クリスマスは過ぎたばかりだし、まだ置いてあるみたい。
これはドイツではKRIPPE(クリッペ)と言って、クリスマスの時期にはあちこちで見かけるけど、日本語では何ていう名前?
トリンコマリーにはキリスト教の教会もあるのでクリッペがあっても不思議ではないんですが、ついさっきヒンズー教のコネスヴァラム寺院を見てきたばかりのSUR SHANGHAIにとっては違和感満載。 -
クリッペに取り付けられたピンク色の天使。
なぜかクリッペの天使はどこで見てもつまらなそうな悲しそうな顔をしている。
笑っている顔は見たことがない。
トリンコマリーでも同じだったんだ。 -
キリスト降誕の様子を示す人形たち。
幼子キリストの周りを取り囲むのは、マリアとヨセフ、それに東方の三博士よね。
夜には裸電球に明かりが点るんだろうけど、火事になりそうで怖いなあ。
(;^ω^) -
さっき前を走っていたおじさんの自転車だ。
この浜辺の集落の住人なのかな。 -
イチオシ
あ、きれいな浜辺!
あとで地図を見てみたら、ここはマナヤウェリという名の小さな湾だった。 -
マナヤウェリ湾の浜辺。
ここには漁業に携わる人々の集落と舟溜まりがあるだけで、水遊びの人の姿が無い。
きれいなビーチなのになあと思いつつ、向こうの岩場まで行ってみようとしたところで原因解明。
あの岩場のあたりは、集落の人たちの天然水洗トイレになっていたんです。
太古からの自然な姿ではあるんでしょうが、岩陰にしゃがむ人を見てしまってUターン。
知らなかったとは言え、失礼をばいたしました。(;´・ω・`)ゞ
そういえば、南インドあたりでも、類似の状況に出会ったことがある。
きれいな海岸なのに水遊びしている人がいないなあという時には、喜んですぐに水に入らず、近くに天然水洗トイレが無いかどうかをまず確かめましょうね。(o´・ω-)b -
マナヤウェリ湾の浜辺にあった集落。
その片隅に置かれていた、今はもう使われていないボート。
とってもカラフルな模様付きだから、これは漁業用じゃなくて観光客用だったんじゃないかな。 -
上掲の画像のボート。
舳先に描いてあったのは十字架らしき模様とトランプのジョーカー。
これまで世界のあちこちで見てきた漁業用のボートの舳先には、水上の安全や魔除けの願いをこめた目が描かれているのをよく見かけた。
南インドだと、十字架やキリストの肖像画がやっぱり魔除け的目的のように描かれていた。
このボートは観光客用みたいだけど、十字架やジョーカーの絵もその魔除けの一種? -
マナヤウェリ湾の集落にあったボート。
これはまだ現役のボート?
逆さまにして置いてあった。
あ、これって、黒鳥の目が魔除けの目にもなっているんじゃない?
そのほかのボートの舳先も見てみたけれど、目が描かれているものが無い。
翌日、別の場所で1艘だけ見かけたので、別編でご紹介します。 -
車に戻って別のビーチ探索に行く前に、マナヤウェリ湾周辺の町並みも拝見。
さっき車を停めたドビー・タンクと言う湿地帯そばにヒンズー教寺院が。
これはVallava Shakthi Pillayarという名のお寺さんらしい。
この寺院に限ったことではないんですが、ヒンズー教寺院の塀や壁は紅白縦縞模様に塗られているのをよく見かけます。
日本の紅白の幔幕に似ていると思いませんか? -
上掲の画像のヒンズー教寺院前。
門脇の立ち木に取り付けてあった神様には、エプロン風の布が巻かれていた。
その姿は、日本の遠野のオシラ様を連想させるんですが…。(;^ω^) -
民家が並ぶあたりも歩いてみた。
あれ? 門を入った所の家の壁に髭のおじさんの絵が入った額が。
左の画像のお宅だと、目線よりかなり高い所からおじさんの顔がこちらを見下ろしています。
これって石敢当的役割の魔除けおじさん?
中国では門を守る神様の絵を貼るのと同じ意味合いかな?
おもしろい物を見つけちゃった! (^◇^) -
色とりどりに塗られた民家や塀の広告。
その強烈な色、奇抜な色の組み合わせに目がクラクラ。 -
トリンコマリーの交通標識。
これは車種によるスピード制限。
トリンコマリーに限らず、スリランカでの車の運転は乱暴。
停まっているのかと思えば、ウィンカーも出さずに急発進したりするし。
レンタカーで回ってみようと言う方は要注意。
そうそう、スリランカでは日本と同じく車は左側通行です。 -
イチオシ
このあたりから横道に入って行ったらどんな場所に出るかな?
…と当てずっぽうに脇道に入って行くのも好きだったりする。
適当な空き地に車を停めてあとは徒歩。
あ! 民家の合間にインド洋が見える! ヽ(*^ω^*)ノ
なんだか舞台セットのような不思議な印象の景色。 -
民家の合間に見えるインド洋とその浜辺。
とってもシュールな景色だけど、傍らには魚網を積んだボートもあって、これは現実の風景。
ここはどこの浜辺?と行ってみると…、 -
…ここはダッチ湾だった。
この画像で見えている岩場の向こう側が、さっき行ってみたマナヤウェリ湾。 -
ダッチ湾のほぼ全景。
あ! なかなかきれい!(^◇^)
向こうに見える岬の先端には前編で行ってみたヒンズー教寺院のコネスヴァラム寺院があったり、岬の根元にはスリランカ陸軍の駐屯地があるんですよ。
あの岬のそのまた向こうにはバック湾という湾があるんですが、それはまた別編で。 -
インド洋に面したダッチ湾沿い。
質素な漁家に混じって、手頃なお値段のゲスト・ハウスも点在しています。
2004年のスマトラ島沖地震のインド洋津波はこのあたりにも押し寄せ、その高さは4.5mほど。
よく言われるように、やはり一旦急激な引き潮があってから、津波がやって来たそうです。
このビーチ・フロントの被害も大きかったんじゃないだろうか。
10年近く経った今では、その痕跡は無くなったように見える。 -
ダッチ湾の浜辺で遊ぶ子達。
この子らは10歳になったかならない位。
10歳だとしても、2004年の津波は記憶に無い世代よね。
この子たちがこれからも無事に育ちますように。 -
誰かが忘れたビーチ・サンダルがダッチ湾の浜辺に残る。
こうして見ると、ダッチ湾はずいぶん遠浅。
2004年には、あの海が4.5mも盛り上がった津波になってトリンコマリーを襲ったとは信じ難い今日の眺め。 -
ダッチ湾の浜辺には地元の人がたくさんやって来ていた。
市街地がすぐそこだしね。 -
この画像は前編にも出したものですが、この旅行記でも説明に使わせてもらおうと思います。
これもダッチ湾の一部で、画像奥へと続く岬には前編で行ってみたコネスヴァラム寺院があります。
岬の根元にはフォート・フレデリックの要塞があって、今ではスリランカ陸軍の駐屯地。
この要塞はオランダ統治時代に再建されてフレデリックと名付けられたんだそうです。
この湾もその影響でダッチ湾(オランダの湾)と呼ばれるようになったんでしょうね。
また2004年のインド洋津波の話になって恐縮ですが、当時トリンコマリーの役場はこの岬にあったため難を逃れたそうです。 -
さて、トリンコマリー市街地を去って、別のビーチも訪れてみます。
トリンコマリーの北郊外には、ウプヴェリ・ビーチとニラヴェリ・ビーチが続いています。
どちらも長い海岸線を持つ砂浜で、市街地から遠い方がニラヴェリ・ビーチ。
今回SUR SHANGHAIたちが泊まってみたジャングル・ビーチ・リゾートは、そのニラヴェリ・ビーチの北端にあります。
別編でも紹介したのではしょりますが、このリゾート周辺には民家がほとんど無く、浜辺もプライベート・ビーチ感覚。
ただなぜかヤシの木立ちが無いので、トロピカル・ムードにちょいと欠けるような…。 -
これは、同じニラヴェリ・ビーチでも、トリンコマリー市街地に近いピジョン・アイランド・ビーチ・リゾート。
飲み物休憩を兼ねて訪れてみました。
このピジョン・アイランド・ビーチ・リゾートのウリは…、 -
…浜辺に出ると、沖合いにピジョン・アイランドがあってボートで行けること。
片道10分ほどだそうですよ。
SUR SHANGHAIたちが浜辺を歩いていると、客引きのおじさんに声をかけられました。
う〜ん、でも今日はもうすぐ夕暮れだし波が高いのよね。
おじさん、乗ってあげなくてごめんね。
ピジョン・アイランドに行ってみたい方は、事前にボート料金の相場を聞いてからどうぞ。 -
イチオシ
同じニラヴェリ・ビーチでも、ピジョン・アイランド・ビーチ・リゾートあたりには民家もあって、土地の人たちも水遊びにやって来ます。
そうそう、トリンコマリーを含むスリランカ東海岸のシーズンは夏。
冬がシーズンとなる南西部とは違います。
マリン・スポーツ目的でスリランカを訪れる時にはお間違いなく。 -
ピジョン・アイランド・ビーチ・リゾートに泊まっているのかな?
西洋人女性たちもニラヴェリ・ビーチの波と戯れていました。 -
せっかくだから、トリンコマリー市街地に近い方のウプヴェリ・ビーチにも行ってみよう。
ついでに、今日見つけておいたカフェ・レストランで食事にしよう。
徐々に夕暮れの光に包まれ始めたB424号線。
ウシたちもおうちに帰る時刻。
角は切っていないから、こうして出くわすとドキドキ。 -
ここは、トリンコマリー市街地に近い方のウプヴェリ・ビーチ。
トリンコマリーの港を出てきたらしい船がインド洋を目指す。 -
ウプヴェリ・ビーチ周辺には、民家やお手頃な雰囲気の宿も多し。
やはり土地の人たちが水遊びに来てました。
ここはシヴァス・ビーチ・リゾート&レストランあたりの様子です。
ニラヴェリ・ビーチもウプヴェリ・ビーチも雰囲気は似たような感じの砂浜だね、と思いかけたら、大きな相違点を発見!
それは何かと申しますと…、 -
…ウプヴェリ・ビーチには、ヤシの木立があったこと。
う〜ん、やっぱり南の島のビーチにはヤシの木がなくっちゃ!
トロピカル度はこっちが上だね。
結論:
プライベート・ビーチ感覚が欲しい方は、ニラヴェリ・ビーチの北の方がよし。
ピジョン・アイランドを目指すなら、ニラヴェリ・ビーチの中間あたりが○。
ヤシの木立必須+地元の人たちとの交流に重きを置くならウプヴェリ・ビーチがいいんじゃないでしょうか。 -
イチオシ
ウプヴェリ・ビーチのヤシの木立。
夕暮れの光の中のシルエットがトロピカルだね〜。 -
この日の夕食はトリンコマリー市街地で。
昼間見つけてカフェとして使ってみたこのダッチ・バンク・カフェへ。
名前通り、オランダの銀行だったと言う建物を改装したカフェ・レストランで、所在地は88, Inner Harbour Rd。
これもその名のごとく、インナー・ハーバーが目の前の立地です。 -
ダッチ・バンク・カフェの脇には、ここも昔の銀行跡だったんじゃないかと思わせる部分が遺跡のように残されていました。
昔の銀行がこんな姿になったのは、第二次世界大戦中?
当時はイギリスの海軍基地がトリンコマリーにあったため、日本軍によって空爆されたこともあるんだそう。
それとも、近年まで続いたスリランカ内戦で破壊されたんだろうか。
こういうことって、お店のオーナーにも聞きにくい。 -
ダッチ・バンク・カフェのテラス席から見たインナー・ハーバーの夕暮れ。
トリンコマリーは天然の良港で、インド洋に大きく口を開けたコディヤール湾内にはさらに小さな湾がいくつも入り組んでいます。
このインナー・ハーバーもその一部。 -
せっかくいい雰囲気の夕暮れになったのに、テラス席では蚊が大量に出没し始めて中へ退散。
ダッチ・バンク・カフェは内装もこのとおりシック。
トリンコマリーにもこんなお店ができたのね。
ここでの食事は東南アジアや南アジアの料理のほか、洋風、シーフードまで幅広い品揃え。
ただ、オーナーおじさんはイスラム教を信仰しているらしくて、お酒は出していません。
ハンバーガー740ルピーと魚肉入りピリ辛焼きそば680ルピーを頼んでみたところ、どこか素人っぽい出来上がりとお味。
まだ開店して新しいせいだったのかも?今後に期待したいお店。
さ、食事も済んだらお宿に帰って一息入れようか。
明日も旅が待っている。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- 康さん 2014/03/05 20:07:27
- こんどは…
- トリンコマリー…綺麗ですね〜
2013年1月にスリランカを訪問。
帰国する時…雇ったドライバーが『次回はトリンコマリーへ行きましょう』と言って分かれたんですよ。
トリンコマリーが、どんな所か分からないけどドライバーにアイディア丸投げに近く、満足行く行程を組んでくれた人の言なので余程おすすめなんだろうなぁと思い帰国しました。
んーコレを見せたかったんだなぁ…と感慨に浸っております。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2014/03/06 20:35:32
- RE: こんどは…
- > トリンコマリー…綺麗ですね〜
>
> 2013年1月にスリランカを訪問。
> 帰国する時…雇ったドライバーが『次回はトリンコマリーへ行きましょう』と言って分かれたんですよ。
>
> トリンコマリーが、どんな所か分からないけどドライバーにアイディア丸投げに近く、満足行く行程を組んでくれた人の言なので余程おすすめなんだろうなぁと思い帰国しました。
>
> んーコレを見せたかったんだなぁ…と感慨に浸っております。
コメント、ありがとうございます!(o'∀'o)ゝ
内戦前を知っている知人は、今回の一連の旅行記を見て、昔の方が活気があったと言ってました。
長かった内戦のあとにはインド洋津波の被害もあったので、今後が勝負。
トリンコマリー、バッティカロア、アルガム・ベイなど、スリランカの東部はこれから観光開発が進むでしょうね。
南西部の海岸は冬がシーズンですが、東部は夏がシーズン。
近い内に訪れて、まだまだ残っている鄙びた雰囲気を味わってみるのもいいと思いますよ。(*^。^*)
-
- 禅さん 2014/01/26 13:19:49
- いいですね。
- 同じ場所でも、まったく私の視線とは違うスリランカが見えてきます。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2014/01/27 07:51:04
- RE: いいですね。
- はじめまして。
ご訪問、ありがとうございました。(*^。^*)
> 同じ場所でも、まったく私の視線とは違うスリランカが見えてきます。
同じ場所に行っても人によって見方や感想が異なることがあり、おもしろいですよね。
禅さんのトリンコマリー旅行記も拝見させていただきます。
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