2011/10/23 - 2011/10/26
24位(同エリア296件中)
のまどさん
少し前の旅行ですが、昨今ツアーで出会った個性豊かな4人組をしきりに思い出すことが多いため、投稿したいと思います。
ベトナムとカンボジアを2週間掛けて回った際に、海でのんびりする日程を設けました。ケップと言えばカニ!と断言された4トラのトラベラーさんに触発されて、ベトナムに戻るまで観光開発途上のこの町に3泊しました。
確かにカニは美味。植民地時代の別荘の廃墟を巡って山道を散歩したり、島で泳いだり楽しく過ごせました。ですが、歴史の傷跡としてしまうのは短絡的かもしれませんが、猜疑心の強い私は人々の下心や魂胆がもろに見えてしまうカンボジアとの相性がいまひとつでした。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 1.5
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ストップオーバーのみのプノンペンを後にしてケップ行きのバスに乗ります。乗り場は中央市場からすぐ。
二毛作なのか10月でも青々とした田んぼが車窓から見られます。道の状態はプノンペン=シェムリアップ間と比べるとさらに悪いです。乗客のうち外国人は我々のみなので目的地に近づくと注意します。 -
バスの行き先はカンポット、しかもホテルはバス道沿いだったので運転手にホテル名を告げれば良かったが、そんなことはつゆ知らず素直に手前にある町の中心の広場で降りました。
トゥクトゥクは他の観光都市と比べると勧誘がおとなしいです。
3泊したのはケップ・マリブ・バンガロー。
http://www.malibuestatesbungalows.com/en/index.html
カンボジアで何ゆえマリブという疑問はさておき、経営者はプノンペンにもホテルを持つフランス人です。 -
バンガローと詠っている通り戸建ての茅葺バンガローが宛がわれて、雰囲気はよろし。
暑くて眠れないとか贅沢は言わない。カンボジアの電気代は非常に高いと聞くのでエアコンは使わないようにしました。 -
ホテル検索の際、このプールサイドの写真に一瞬で心を奪われました。
素敵ですが、町の中心から離れていて移動するのが不便。 -
扇のような木も生えています。
経営者はそれなりの感覚の持ち主だと思うが、スタッフは日中気だるく徘徊するかみんなでだべりながら食事をすることが業務のようです。 -
着いたのは夜。
カニ市場周辺のレストランでカニを食べます。香辛料控えめで甘口のカンボジア風の味付けもおいしいものです。特に名産品の生コショウとカニの炒め物が最高でした。 -
生コショウは房ごと炒めます。生の状態で調理するとさほど辛くなく、清涼感があります。帰国後近所のアジア食材店で生コショウを見かけたので、オイスターソースとナンプラー、スイートバジルを使って再現してみました。作りすぎたので冷凍保存して、後日解凍して食べたところ、辛い辛い!
-
それにしてもソースで手が汚れます。ウェットティシュかフィンガーボールが欲しいところです。(実際に頼んだら不信な目で断られた)
ねえ、ネコちゃん。 -
次の日は稲村ジェーンよろしく(←古い)ホテルで借りたバイクに相乗りして、町に出かけます。まずは大通り沿い、中央市場に向けて走行。海岸通り、波の音をかき消すエンジン音。駆け抜ける涼風の中、サザンの懐メロも快調に聞こえます(幻聴・・)。
観光客価格なのかガソリンは高いです。 -
中央市場は活気ゼロ、売り物の肉や魚には大量にハエがたかり、土産になるかと思って名産品のコショウの値段をきいたが、一袋5ドル。冗談じゃない。ということで退散。
ようやく晴れてきました。海に青空、こうこなくちゃ。 -
広場でネットカフェに入ります。同行者がどうしてもネットを使う必要があったので。
店に入ると店主は扇風機を浴びながらハンモックの上でいびきをかいて眠っている。呼んでも起きない。表で掃除をしていた奥さんらしき女性が見かねてパソコンを立ち上げてくれた。
使い終わっても主はまだ寝ているからとんずらしようかと思ったが、急に起きてきてしかも2,3分の超過で30分相当の追加料金を要求された。
お主、なかなかじゃな。 -
ケップの名物はカニと廃墟。
フランス植民地時代から建てられた富裕層の別荘や邸宅。100軒ほどあるようです。 -
大半はクメールルージュの弾圧と内戦時に焼き払われて骨組みだけが残りました。焼け残った家具や調度などは地元住民が持ち去り、国境を越えてベトナムで売ったそうです。
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イチオシ
骨組みだけ見ても概観が保存されていたらどんなに素敵な家だっただろうかと思う廃墟がたくさんあります。この斜めの屋根なんか想像力を掻き立てられます。
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築き上げた富が瞬く間に残骸と化してしまった。
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カンボジア人には期待できないので、建築オタクのフランス人などが「ここは誰それの邸宅で、何々の建築様式だった」などと説明して回る廃墟ツアーを企画したら真っ先に飛びつきたいが、永遠の命題である小麦色の肌を求めてやって来る西洋人がマジョリティなので興味ないか。
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午後は国立公園を散歩します。
外国人料金4000リエル。果たして国民の料金は? -
山の中のハイキングですが、山の中腹ほぼ一本道で遊歩道が整備されているので歩きやすいです。滝などもあるようです。
熱帯の緑。 -
湿度のためかスモッグのためか、少しかすんだ空。夜もさほど星の数は多くなかった。
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マリブホテルも見えます。
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僧院でしょうか。
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翌日はウサギ島(コー・トンサイ)ツアーに参加します。
集合場所はカニ市場。 -
カニは養殖だろうか。近海で獲れたものだろうか。
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一昨日は見なかったが、日中レストランにはいけすが出ています。
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イチオシ
普通のお店。絵になる一枚。
トゥクトゥクの迎えが来て、港の波止場で小船に乗ります。
参加者は我々の他4人。 -
肩を叩かれて振り返ると、「あめちゃん、いる?」と菓子を差し出してきたスイス人女性。この西洋人らしからぬ態度から日常的にどっぷりとアジア文化に浸っていることが分かる。
彼女のパートナーと思われるのはベトナム出身のフランス人で、出自を隠したがるもう片方の夫婦はカンボジア出身らしい。恐らくは戦乱を逃れてヨーロッパに移住したのだろう。今回、4人で里帰りしているとのこと。
4人はスイス在住、我々はベルギー。全員フランス語圏在住とのことで、会話はのまどの苦手なフランス語・・・
J'expose cette photo pour me souvenir du voyage en ?・le de Koh Tonsay. Je suis tr?・s contente d'avoir accompgn?・ vous. -
そしてガイド。普段は農家だが、閑散期なのでバイトをしているらしい。
ヒトシ君人形さながらの出で立ちで船頭に佇む姿はさまになっているが、終始我々の傍にいるだけでガイドらしき仕事をしたためしははなかった。 -
コー・トンサイ、ウサギ島はケップの4.5キロ沖合です。名前の由来については不明。
ここでスノーケル用の道具を受け取り、更に沖合のヘビ島を目指します。 -
ヘビ島コー・ポウは形がヘビのように見えます。
島の沖合に船が停泊するなり、いっせいに飛び込みます。水は濃い緑色できれいです。が、魚はいません。
飛び込むのは簡単ですが、濡れた体を浮力に慣れた腕で押し上げて自力で船に戻るのは至難の業でした。まずは筋骨隆々のアジア系男性二人。続いて同行者も難なく上がります。私も上から引っ張ってもらいながら何とか生還。
そして残すはふくよかなスイス国大阪のおばちゃん。最初はアニキたちが腕を取って上げようとしますが、体は水から上がりません。手早く浮き輪にロープをかけて海に放り込み、おばちゃんがそれを足場にして引き上げる作戦に出ます。
その間我々は船の反対側に回り、重りになって船が転覆するのを防ぎます。
そしてガイドもとい添乗員は、船頭に腰かけて見てるだけ・・・
5分ほど奮闘して「クジラが一頭上がったぞ!」 -
次にヘビ島に船を付けて海水浴。アニキたちはクジラ漁を休み、トビウオの如くバタフライで泳ぎ始めました。きれいに湾曲した海岸線の内側はとても泳ぎやすかったです。
島には漁師の家族5世帯が住み、水は井戸を使っているようです。電気はどうしているのでしょう。
到着早々、携帯のカメラで我々を隠し撮りする少年が2人いたので、心配無用です。
昼前の熱帯の太陽を浴びた海は至って静かです。
「魚なんてどこにもいないじゃないの!」
と嘆く大阪のおばちゃんにカンボジア出身のアニキが
「魚もポルポトにヤラレちまったんじゃないか」と。
このアニキ、午後降り出した雨の中、乗ってきたボートの上で全員で添乗員を待っていると、
「何だかオレたちボートピープルみたいだな」
と。なんともブラックかつ自虐的。でも、暗い歴史を笑いに変えることができるのですね。 -
正午近くになったので、ウサギ島に向かいます。
大きさは2平方キロメートルで漁師7世帯が暮らしているらしいです。
島には最低限の観光施設があるものの、島民のためのインフラは天災と内戦のためすべて破壊されてしまったとのことです。 -
島にはホステルが一軒あり、食事処も小さい島にしては恵まれています。海鮮の炒め物はさほど高くありませんでした。
海岸は海水浴を楽しむ西洋人でいっぱい。ケップ・ビーチよりウサギ島のビーチの方が断然人気です。マッサージも受けられます。 -
少し泳いだ後、あまのじゃくの我々は島内を散策することにしました。
野生のパイナップル。 -
島の南側には人気のない静かな海が広がっていました。こちらは小石の浜なので泳ぐには向いていないようです。
-
漁師の家が一軒ありました。通りがかりに覗いたら主らしきに眼光鋭く睨まれてしまいました。
ゴメンナサイ。 -
午前中の漁を終えてシエスタでしょうか。
-
スコールが去った後、次の雨が来る前に島を去ります。
ウサギ島もケップも十分楽しめました。 -
「サービス」に恋しくなり、カンボジア最後の晩はフランス人経営のレストランに入りました。ブリーズ・ド・ケップ(ケップのそよ風)。
http://www.brisedekep.com/index.php
トリップ・アドバイザーで現在も1位を保持しているだけのことはあり、店員は給仕についてよく訓練されています。同行者は久しぶりにジャガイモを食べられてご機嫌です。
他のローカル店より少し高いですが、需要を満たせて満足です。 -
さて、この旅行中最大の関門、ベトナムとの国境超えです。
ケップからメコン・デルタのカントーまで30ドル、所要時間5時間と聞いていました。(実際は8時間近く)
まずは案の定バスが指定時刻に来ないので中心広場周辺の写真撮影をして時間を潰します。
幌を被っていますが、車体全部がピンク色のトゥクトゥク。持ち主はおネエさん(♂)で、同行者のことを気に入ったようです。反応が分かりやすいので、良い人です。(←因果関係弱し) -
30分待ってもきません。村人は相変わらず昼寝に忙しいようです。
ようやく来たミニバスの席数はせいぜい12席。見るとホテルでフーコック行きのバスを待っていた観光客を含め、既に軽く定員より5名オーバーで乗っています。更に全員分の荷物が隙間という隙間に押し込まれています。あと4人とその荷物はどのように搭載するのでしょうか。
同じ所でバスを待っていた南アフリカ人の青年が、「冗談じゃねえ、オレたちは家畜じゃねえんだ」とすごい剣幕で旅行代理店のスタッフに文句を言っているので、のまども「このまま走ったら事故起こして死んじゃうよ」と加勢します。 -
運転手も代理店の店員も面倒くさそうに我々が諦めるのを待っています。不愉快かつ無気力な表情を浮かべる乗客の中から、この近くに居を構えるというドイツ人の老紳士が「もう少し粘れば乗用車が一台出てくるぞ」と助言をくれたので、引き続き二人でギャンギャン吠えていると、ついにため息を吐きながら店主が車を出してきました。
やっと脱出の手はずが整いました。
カニさん、さようなら。
※後日カンボジア人の国民性についての本を読みました。穏やかな微笑みを終始浮かべる一方、キレたら何をするか分からない人たちとのことです。タクシーの運転手に文句を言って半殺しになった外国人の話が紹介されていました。つい最近も人間関係のもつれから相手の結婚式に手りゅう弾を投げ込んだという同国発信のニュースを読みました。 -
我々以外の乗客は全員フーコック島に行くようです。島はケップの西の沖合に見えるのに、大金を払って不愉快な陸路の移動手段で東のベトナムに国境を越えてからフェリーに乗らなくていけないので遠回りです。
国境越えには1時間以上掛かりました。ベトナム側では体温測定の名目で1ドルの手数料(賄賂?)を求められます。
陰鬱な表情を浮かべる我々の横をリヤカーを引いたり籠を持った多数の地元の人が涼しい顔をして過ぎていきます。彼らはみなノーチェック。地元経済の活性化のためノービザなのでしょう。
今度来たら傘被って変装して国境を越えよう。(もう来ないと思うが) -
カンボジア側のスタッフはいつの間にか姿が消え、代わりになぜかウサギ耳の付いたパーカーを着たベトナム人女性が国境の反対側で待っていました。
ちなみにベトナム側のバス料金は6ドルと切符に書いてあったので残りの24ドルはわずか10キロの国境までのバス代と賄賂のようです。
痛い目に遭いながらも「カンボジアは今まで訪れた国の中で特別かつ最高」という南アの青年の言葉に賛同できない我々は、ベトナムが素晴らしく近代的な国に思えてしまいました。
既にかなりの辛口になってしまったで、この旅行記の続編を書くかは未定です。
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