鳥取県　国立公園大山　1月24日（土）☆冬山登山（ルートは夏山登山道）☆　6号目付近から強風と雪煙りとの闘い★2014

2014/01/24 - 2014/01/24

ご訪問ありがとうございます。

西日本冬山登山のメッカ、国立公園大山に登りました。
あいにく6号目付近から激しい強風と雪煙で前方の視界が次第に悪化してきました、強風と雪煙に見舞われながら8号目あたりまで行きましたが、強風と雪煙で登山ルートも雪で消されてしまいました。前方を歩いていた韓国人登山者二人がこれ以上は危険だと引き返してきました。強風と雪煙と闘いながら8号目まで登りましたがやむなく引き返すことにしました。

歩いてきた雪道も凄まじい雪煙で一瞬に消されてしまいました。また雪煙がほほにあたると激しい痛みを感じました。
そしてほほの感覚もあまりの低温で感じなくなってきました。
頂上があともう少しでしたが、もうこれ以上は無理と判断しました。

私の後方の韓国人シニア登山隊約15名も6号目の避難小屋に避難していましたが、全員下山していました。
また韓国人高校生の約30人位の登山隊も7号目あたりで引き返していきました。
登頂は果たせませんでしたが、冬の大山を紹介します。

写真は8号目付近の激しい強風とブリザードです。
頂上を目前にして無念の下山。

エリア 大山周辺(鳥取)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

大山南光河原駐車場で500円を払うと1日駐車できる。
その他の博労座の駐車場も同じチケットで駐車できる。

空は青く平穏な時間でしたが・・・。

奥に見える建物はモンベル大山。

冬山登山も夏山登山のルートを使います。

夏山登山道入口。

結構段差がある。

いよいよ冬山登山開始。

この道を行くと阿弥陀堂にも行ける。

老夫婦のあとを歩く。

トレースはあり歩きやすい。
下山者から頂上に約１５名いると情報を得た。

標高のわかる時計で高度を確認。

ここを左に行くと河原に出ることができるが、今回はまっすぐ進む。

空が青く今日が登頂のチャンス。

この辺で呼吸を整える。

高度チェック。

雪が美しい。

今日は低山で履き慣らした登山靴のチェックだ。

冬山は全てを忘れさせてくれる。

ゆっくり登る。

マイペースで登る。

平日なので人は少ない。

高度をチェック。
この時計は4年目に入る。
気温もチェックできる。

積雪は３ｍくらいかな？

日本海が見えてきた。

大山に感謝の気持ちでいっぱい。

お隣の岡山県では大山は霊峰大山と数世紀前から尊ばれている。

歩け歩け。

傾斜がきついのが大山の特徴。

国内の山でも大山は傾斜がきつい。

高度計を確認。

大山は標高１７２９ｍ。
しかし３０００ｍ級の厳しい環境をもっている。

シベリアからの寒気団がまともに大山に吹き当たる。

青と白は美しい組み合わせ。

空気がきれい。

登山靴も順調。

リフレッシュできる〜。

老夫婦から先ほど美味しいコーヒーをいただいた。感謝。
今日は5号目までですと、引返されていきました。

5号目で小休止。
愛用のミレーのリュックサックです。

スキーを担ぎ登山されています。
ゲレンデのスキーでは事足らなくなると、頂上から滑ることになる。

猛者ですね！！
しかし雪崩に気をつけて！！

高度計を確認。

振り返るとこうなる。

日本海をバックに孝霊山が見える。

孝霊山。かっては高麗山と呼ばれていた。
子供の頃、朝鮮半島（高句麗）から運ばれてきたと伝説を聞いたことがある。

かつて大山町は高麗町と呼ばれていました。
山陰地方とりわけ出雲地方東部から美保湾には高句麗人が亘ってきたと出雲風土記に記録されています。

頂上から桝水側にスキーのシュプールを見たことがある。
スキーを担いで頂上へ登る根性がすごい。
下山はあっと言う間だね。

呼吸が整い楽になってきた。

タンザニアではゆっくりゆっくりの事をポレポレと言う。

日本人もポレポレが必要だと思う。

山陰に生まれて良かった。

ながい転勤生活で一番良かったのは仙台だ（4年滞在）。
仙台の行きつけの「珈琲わでぃはるふぁ」で常連客で草野球チームを結成したり、
小劇場（演劇）したり、広瀬川河川敷で幻灯会したり、芋煮会したり思い出がいっぱいある。

「珈琲わでぃはるふぁ」ではスーダンの「ワディハルファ」渡航者には1年間珈琲が無料になる。仙台市青葉区広瀬通りにお店があります。

宮城の日本酒でお勧めは、「一ノ蔵」と「浦霞」かな。
仕事帰りの「わでぃ」での一杯が美味しかった。アルコール有りです。

「珈琲わでぃはるふぁ」は東北のバックパッカーが集う店でもあり、また海外のバックパッカーにも知られています。旅の情報がここでも交換出来ます。
ここのマスターも100カ国以上旅をしており、情報通です。
旅本も充実していて、美味しい珈琲で時間を過ごせます。

山形弁がおもしろい、電話の終わりに必ずというほど、んでわ・まんずと言われる。それじゃね〜と言う意味とか気をつけてねとか元気でねとか、よろしくとか、広義の意味があるらしい。
便利な言葉だと思う。

真っ白な三鈷峰が見える。

真っ白な三鈷峰をアップ。

「そうでがんす」は山形の米沢の人が使っていた。そうですと言う意味。

宮城では、「そうだっちゃ〜」と言う。どうしますか？は「どうすっぺ」。
私は「おらほ」。

青森の津軽弁は出雲弁に少し似ていた。
同僚のSさんが五所川原から来ていたが、本人は標準語のつもりであったが、難解であった。津軽人同士の会話になるとさっぱり分からなかった。

出張で秋田駅から羽後本荘に向かう途中、車内の行商のじいちゃん、ばっちゃんの会話は外国語であった。通訳がいないとわからない。

そう言う米子弁も早くしゃべるとフランス語に似ている。
「あげだが〜ん」、「そげだが〜ん」、「こげだが〜ん」

福岡の言葉は鳥取県西部地区とかなり似ている。
知っていますかを福岡では「知っとーと？」、こちらでは「知っとー？」と言う。
どちらも、だいたい後ろに「とー」がつく。

それから、出雲東部地方から鳥取県米子地方（西部地方）にかけては
語尾に、ら行の、らりるれろをほとんど使いません。
「いります」をいーけん。「あります」をあーけん。「どうする？」をどーすー。のようになります。ほかにもありますが。
これは尼子の時代に外敵との見分けをするために出来たそうです。
寺の住職から教わりました。

山の話とはかけ離れましたが引き続き景色をどうぞ。

５合目に到着。

宝珠山と日本海。

このあたりから強風が出だした。

ゴーグルがないと危険。

前に進む。

雪煙も凄まじい。

一歩づつ歩く。

徐々にスピードが落ちる。

前方の視界が悪い。

行く手を阻む強風。

雪煙で太陽も霞む。

韓国からの登山隊。

ここの傾斜は半端でない。

美しい斜面。
スキーヤーにはたまらない。

ここは6号目。

韓国からの登山隊が6号目の避難小屋に退避。

韓国人登山隊。

頂上が見えてきた。

頂上が見えるが前進を阻む強風で足が止まる。

激しい強風が体に体当たりしてくる。

振り向くと日本海が見える。
高麗山が見える。

日本海側の美しい山々。

日本海側を臨む。

美しい三鈷峰が見える。

凄まじい強風。
前方に2名いるがブリザードでトレースが消えている。

激しいブリザードだ。
体が吹き飛ばされそうだ。

ブリザードがほほに当たると痛い。
背中をブリザードに向けるが激しく叩きつける音がする。

登るか引き返すか。
前も後ろもすでにトレースが消えてしまった。
日帰り登山でも照明は絶対に忘れてはならい。

登山道も雪で見えなくなってしまった。
人の足跡が見えなくなると危険。引き返すしかない。

天狗ケ峰と剣ヶ峰が見える。

ジェット気流が大山にぶち当たっているように感じる。

少しづつ前に進むが。

前方に見えるのはケルンか？
前進する意志が徐々に後退してきた。

ブリザードで雪の形が一気に変わる。

トレースは一瞬にして消えてしまう。

前の韓国人の二人はこれ以上は無理と言い下山していった。

日を改めて出直すことに決める。
下山にシフトする。
ブリザードで出来た雪庇、踏み外したら終わりだ。

登山道は消えてしまい危険な雪渓が出現。

日本海側は嘘のようにおだやかで美しい。

下るにつれブリザードは弱まってきた。

左のピークが三鈷峰。そして右側がユートピア。

ユートピア小屋が見える。その右側が「像ケ鼻」。

ユートピア小屋をもう少しアップ。小屋の後方方面に振子沢があり地獄谷につながり大山滝につながる。

７合目付近。
韓国の高校生登山隊です。
皆さん礼儀正しい生徒さんたちでした！

美しい日本海。
時折、雪煙が起こる。

命があることに神に感謝。

日本海側を再度臨む。

ここで水分補給。

ここでは手袋を外してもなんら寒くはない。
しかしブリザードの時は一瞬にして手が凍えてしまった。

もう一度体制を整えて出直します。
それでも美し大山からの景色を堪能できました！！

最後までありがとうございました！！

８合目の激しいブリザードの洗礼。