大自然、氷河、オーロラ??、そして温泉、アイスランド南部周遊旅行(氷河湖ヨークルスアゥルロゥン編）

2013/08/30 - 2013/09/03

2013年8月30日：ケブラヴィ−ク
2013年8月31日：ゴールデントライアングル−ケリーズ火山湖−セラリャントスフォス
2013年9月1日：ヨークルスアゥルロゥン
2013年9月2日：ヴァトナヨークトル氷河−ヴィーク−クヴェラゲルジ
2013年9月3日：ブルーラグーン−ケブラヴィーク

エリア アイスランド

夜中にオーロラが出てないか確認しちゃってちょっと眠気が残るけど出発！
今日はヨークルスアゥルロゥンへと向かいます。

途中ところどころ休憩をはさんでのんびり行きます。

アイスランドは寒いせいもあって、こんな感じで岩にコケが生えているところが多いです。

コケ地帯をこえると真っ黒の広大なスケイザルアゥルサンドゥル砂地、そしてその向こうには氷河が見えてきます。
この黒い砂、実は火山噴火で発生した土石流で流されてきたものなのだそうです。
アイスランドには火山がたくさんありますが、氷河の下に埋もれているものも多数。そこの火山が噴火すると氷河が溶け多くの水が流れ土石流が発生するという仕組みのようです。最近では1996年にこのスケイザルアゥルサンドゥルにある橋が流されて物資の往来ができなくなったというがあったそうです。

スケイザルアゥルサンドゥルを進んでいくと前方にも氷河らしきものが見えてきます。実は横に見えた氷河もまっ正面の氷河も同じ氷河から枝分かれしているもの。どちらも同じヴァトナヨークトル氷河の一部です。
このヴァトナヨークトル氷河、アイスランドの国土の1/12ほどを占めるくらい大きな氷河だそうです。

スケイザルアゥルサンドゥル砂地をこえると再び植物が生えている場所へたどり着きます。

道からは色々な氷河の表情を見ることができます。

コップからあふれるビールの泡??

溶岩が流れているみたい??

雪崩が迫ってきそうな感じ?

なんて色々な氷河を見物して、ヨークルスアゥルロゥンに到着。
おっ、湖に氷河が浮いてる！

ヨークルスアゥルロゥンは、ヴァトナヨークトル氷河の先っぽにある氷河湖、氷河は湖に到達すると崩れ、氷の塊は溶けて、一部は湖とつながっている海へと流れていきます。
そんな湖をこの水陸両用ボートで見学できます。
早速、乗ってみることに。

運転台にあったナビを見てみると、北緯64度。

いざ陸上部分から湖に進水！

ボートは氷を間を縫うように進みます。

たまにはとてつもなく大きな氷河も。
この氷河、まさに氷山の一角！だそうで通常水面上に出ているのは10％位。水面下に大部分が隠れているんだそうです。

少しずつ氷河の先端が近くに見えてきました。

氷河は純度100％の氷。長い年月をかけて動いている間に不純物が取り除かれていくそうです。
そのため、色が青く見えるのだとか。

ということで、本当に浮いていた氷を取ってきて分けてくれました。
でもこれ、ここじゃない所で食べられたらよかったのに…寒い。

気を取りなおしてボートでの遊覧は続きます。

大分氷河に近づいてきました。
が、このボートではこのあたりが限界。
ここには水陸両用船の他にゴムボートもあって、ひょっとするとゴムボートだともう少し近くまで行けたのかもしれません。

氷河の形は千差万別。中にはあっ、これって…て形の氷河があります。
まずは、恐竜の骨?

こちらも何か大きな動物の骨っぽいですね。

マーライオン？

なんだかんだであっという間の20分位を氷河湖で過ごして、船は再び陸地へ戻ってきました。

陸地に戻ってきた後は、湖とつながっている川沿いを歩いて海に行ってみることに。その距離500m位。

この川は潮の満干で非常に流れが速そう。

砂浜までやってきました。やっぱりここも砂浜の砂が白というより黒ですね。

海に近づくとありました！
たくさんの氷が打ち上げられています。

その氷のそばを鳥が歩いてますが…

たまにはこんな波もくるんで注意してね！

氷河の破片の中には沖へと流されるものもあります。
砂浜でもちょっとのんびりして再び湖に戻りました。

この氷河、ちょっとシャチっぽい？
あっ、食べられちゃうよ。

湖のほとりで人が集まっているところがあったので行ってみると…

アザラシがのんびり泳いでました。

アザラシが氷の上に登らないかなぁと眺めていたのですが、残念ながら登る兆し無し！
雨も降ってきたんで断念して宿に帰ることにしました。

ヨークルスアゥルロゥンを出発してから雨が激しくなってしましました。
宿に着いて夜寝る前も雨が激しく、この日のオーロラは厳しいかなと思っていたのですが、念のため、夜明け前に目覚ましかけておきました。

夜起きて、外を見てみると…雨がやんでる！
ということでダメもとでハンティングに向かいました。
到着後、一枚パチリ。
こんな感じで真っ暗…

しばらくすると星は見えてきましたが、肉眼ではオーロラらしきものは全く観測できず。寒いし、段々明るくなってきたしもう諦めようと思って念のためにとった1枚がこれです。
あれっ、なんか真ん中に緑色の線が見えます。
肉眼では全く見えませんでしたがひょっとして??

まぁ本当にオーロラかどうかは分かりませんが、ちょっと嬉しい気分になりました。