2013/07/08 - 2013/07/08
17位(同エリア88件中)
クッキーさん
モンサンミシェルに行く前のわずか数時間でしたが、ブルターニュ地方の人気観光地、サンマロを訪れることができました。
サンマロは英仏海峡を望む港町で、12世紀頃から築かれたという高い城壁に囲まれた旧市街には、古い石造りの建物がたくさん残っています。17世紀には、フランス国王から他国の船を襲うことを許可されていた公認の海賊たちコルセールが、ここを拠点に活動し、彼らのおかげで、フランス有数の港町として栄えたそうです。
最初はモンサンミッシェルを訪れることしか脳裏に浮かばなかったのですが、4トラで知ったサンマロも訪れたくて、列車の接続に苦慮しながらもなんとか時間を割くことができました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
7:07
早朝にもかかわらず、けっこうな数の乗客。
これから乗るのはパリ7:32発のTGV8081、2等車の20号52番の窓側。
日本での予約で8800円だが、チケットに書かれていたのは56ユーロ。
ネット予約の煩わしさがないための手数料。 -
9:01
フランスは、パリを中心に放射状に鉄道網が発達していると聞いていたけれど、パリを離れると、同じような農村風景が見えてくる。 -
農業大国の面目躍如。
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9:16
もうすぐレンヌ。 -
11:01
レンヌを出てサンマロまで直通。
サンマロには10:46着。
駅からバスが出ているのは知っていたけれど、バス停、時刻などを尋ねるのが面倒になったので、駅から旧市街まで歩くことにした。
幸い、2泊分の荷物を詰めたリュックだけ。
でも、日差しがどんどん暑くなり、背中は汗まみれ。 -
11:11
目の前に、観光用のクラシックな帆船が現れた。 -
旧市街を取り囲む城壁をバックに。
青空に映える船。 -
まさに海辺の街。
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城壁の街が見えてくる。
城壁はぐるりと街を取り囲むように一周していて、その中に街がすっぽり入っているらしい。 -
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11:20
城塞。 -
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サン・ヴァンサン門。
紋章が素敵。 -
旧市街へ。
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風格のある扉。
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観光客でにぎわう街中の通り。
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サン・ヴァンサン大聖堂を横目に見て、
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11:30
裏側は、おみやげ物屋さんになってるみたい。 -
飴細工が美味しそう。
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青空に映えるガーゴイル。
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どの建物もこんな風に、競うかのようにハンギング・バスケットが飾られている。
これらの街並みは17〜18世紀のままだという。
でも実際には第2次世界大戦で町の8割もが破壊されたそうだ。
戦後、崩れ落ちた石を一つずつ積み上げて元通りに復元されたのが現在の街並みなのだとか。
そういう街への愛着が、こんなにも美しい街並みを維持しているのだろうか。 -
石造りの建物に色を添える花。
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ストリート・ミュージシャン。
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石造りの建物に色を添える花。
色は赤が基調となっている様子。 -
建物のちょっとした窪みに置かれた像は、信仰心の表れ。
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こういう街並みを撮る時、観光客を撮さないでおこうとすると、必ず建物の上部ばかりを切り取ることになって、見てきた街並みのイメージと異なってしまうのが残念。
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どこかの小道に入り込んだら、
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かつてはパッサージュだった、ようなことが書いてある?
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平坦だと思っていた街は、けっこう起伏がある。
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兜を思わせる紋章。
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一休みをするにはちょうどいい木陰の広場。
ここでの滞在時間は3時間と、限りがあるので、一休みしたい誘惑を退ける。 -
海賊?船乗り?を描いた看板。
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二階の通路。
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11:50
通りの向こうに見える門はたぶんディナン門。
その上を歩く人々が見えている。 -
城壁の上を歩きたい気持ちを抑えながら門をくぐると、
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砂浜が広がり、日光浴を楽しむファミリー。
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堤防の向こうに見えるのは、ディナンやディナール行きの船の発着所。
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対岸の街。
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最大限のズームで撮ってみると、距離感がめちゃくちゃになってしまう。
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いよいよ城壁の上へ。
城壁沿いに少し歩くと、この建物の脇に、 -
城壁への登り口を見つけた。
旧市街をぐるりと取り囲む城壁の上が遊歩道になっている。 -
遊歩道脇の広場に立っているのは、冒険家ジャック・カルチェの銅像。
16世紀に活躍した冒険家ジャック・カルチェは、サンマロの港から出帆し、カナダのプリンス・エドワード島にヨーロッパ人として初めて足を踏み入れ、フランスのカナダ植民の基礎を築いたそうだ。 -
城壁の上の広場から旧市街を眺める。
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12:00
かつての要塞には付き物の大砲。 -
今は平和そのものの光景。
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海の一部が囲われてプールになっている。
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遠くにはプチ・ベ島
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対岸の小島まで歩いていける。
少し潮が満ちてきていて、途中の小道が水没している。 -
砂浜に下りて、海側から城壁を見てみたら良かったと、今頃になって後悔しきり。
下りたら上がってこなくてはいけないと、二の足を踏んでしまった。 -
城壁の下に広がるビーチ。
時期が早いのか、泳いでいる人はいない。 -
右手に青い海、左手に旧市街を見ながら、遊歩道をのんびりと散策。
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城壁の下に広がるビーチには、マリンスポーツの用具が人待ち顔。
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城壁の左が海で、右は道路を挟んでさらに城壁が。
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こんな岩礁を見ると、サンマロの旧市街は、突き出た小島の上に築かれたものだろうか。
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想像していた以上に海の青さが眩しい。
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旧要塞かな。
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日光浴がメインの様子。
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歩いてきた城壁を振り返る。
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ビドゥアーヌ塔まで歩いた後、城壁から下りて歩いていくと、サン・ヴァンサン大聖堂が見えてきた。
昼食を取り損ねたので、この前の広場のベンチに座って持参のパンを食べようとしたが、降り注ぐ日光の中では暑すぎて無理だった。
日陰になっている階段の端に座っての食事という、お行儀の悪い結果に。 -
広場から。
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第一次世界大戦の慰霊碑?
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サン・ヴァンサン大聖堂にて。
いつものパイプオルガン。 -
ステンドグラスは現代風に見える。
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13:00
こんな建物がお気に入り。 -
最初から通路を造っているのかな。
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そろそろ帰り路へ。
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こんな光景を見ると、ついつい長居をしたくなる。
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13:05
サン・ヴァンサン門の近くまで戻ると、城壁へ上る階段が目に入ったので、ちょっと上がってみる。 -
高い所から港を見下ろす。
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この城壁の形は、アヴィニョンの城壁と、とてもよく似ている。
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13:12
サン・ヴァンサン門まで戻る途中には、こんなオープンカフェが軒を連ねている。
観光地だからか、家族連れがほとんどなので、一人で入るには敷居が高い。 -
サン・ヴァンサン門を内側から。
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サン・ヴァンサン門。
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最後にもう一枚。
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13:22
かつての線路跡。 -
ヤマハの看板。
ディーゼルエンジンが船に使われるのかな。 -
異国で見ると、こんな工事風景にも趣を感じる。
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普通の市街地も石造り。
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13:43
サン・マロ駅に到着。
観光客で賑わっている。 -
時間つぶしに駅の構内へ。
出発直前までホームの表示が出ない。
意外なことに、この駅で初めて有料トイレを使用した。 -
駅のカフェでビール休憩。
ここまでの歩数は13,700歩。どうりで疲れるはず。 -
サンマロ14:40発のTERでレンヌに向かう。
チケットに記載されている料金は14.2ユーロなのに、支払い金額は3000円なり。
TERだし自由席のみなのだから、現地で直接買おうかとも思ったけれど、この列車に乗り損ねたらモンサンミッシェルに行けなくなるので無難にチケットを予約購入。
つくづく小心者だと思う。 -
15:15
レンヌまで45分。
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この旅行記へのコメント (2)
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- M-koku1さん 2014/03/23 02:41:19
- 懐かしい…
- クッキーさん
勝手にお邪魔しています。
沖縄の水族館に来月行くつもりなので、クッキー情報、頭に入れておきます!(^-^)
ついでにサンマロの文字が目に入り、旅行記拝見させていただきました。デジカメなんていう便利な機器のない時代に訪問したので、写真の数も少ない私には、懐かしい町の様子が手に取るように伝わって来て、思わず1票です。あまり変わってない城壁なんて、不思議な感じです。ヨーロッパってすごい!
- クッキーさん からの返信 2014/09/19 01:16:58
- RE: 懐かしい…
- M-koku1さん、こんにちは
サンマロでは、駆け足の街歩きしかできませんでしたが、心に残る街でした。
デジカメの威力はすごいですよね。枚数を気にせず、どんどん風景を切り取れます。ただ、その分、整理する思い切りがない私などは、無駄に長い旅行記ばかりアップしがちですですが・・・
ヨーロッパの街並みがいつまでも残っているのは、石造りであるということ以上に、残そうという意思がはっきりしているからなんでしょうね。
旅行者にとってはうれしい限りです。
クッキー
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