雨の東大寺へ日帰りの旅

2013/12/18 - 2013/12/18

雨の中、東大寺へお出かけしました。奈良は日帰り圏内なのに、なかなか足を運ぶことが少ないのですが、ご縁があって2週続けての東大寺詣出となりました。二月堂、三月堂など、大仏殿に向かって右側のエリアを歩きました。

エリア 奈良市(奈良)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

東大寺の大仏殿、現在見ることができるこの建物は、江戸時代の再建で、奥行き、高さはもともとの大きさで、間口は3分の2に縮小したものだそうです。間口が広いと屋根の重量を支えるのには不都合だからでしょうか？予算の関係か？尚、堂内には造りかけのままとなった四天王像の頭部が２つ置かれていました。（つまり２体しか、完成しなかったわけです）。江戸時代の火事で再建された建物ですので、予算の都合があったのでしょうね。

遠めに見ても、近くで見ても、やっぱり巨大な木造建築物です。

この日は、雨でした。多くの鹿は、樹下に集まっていました。東大寺には、中国、韓国、タイなどのアジア系の観光客の他、欧米人などの観光客がこの日も多数来訪していました。一番多いのは、日本人の修学旅行生たちです。鹿煎餅を鹿に与えて喜んでいる外国人観光客が多かったです。

二月堂に向かう途中に校倉造の小ぶりの建物を見つけました。正倉院は見られなかったけれど、日本でも、もう残り少ない、校倉造の倉庫だそうです。隣の石塔は、髪塚です。東大寺造営の際にロープとして使った髪の毛が収めてあるそうです。髪を寄進した女性がたくさんいたのでしょうね。

なんと言っても世界遺産の東大寺ですから、国宝も重要文化財もいっぱいです。案内板、説明板が無くても、調べてみたらいろいろと面白いものがありました。

手向山八幡宮の鳥居の横の道を上がっていくと、不動堂があります。なんとなく心惹かれるものがあり、坂を登って不動堂に向かいました。

不動堂のなかには、お不動さん他、数体の仏像が祀られており、不動明王像の前に護摩壇が据えられておりました。護摩壇の回りにコの字型に畳のスペースがあります。この日は、たまたま、護摩法要の日でして、勧められて、1時からの護摩法要に飛び入り参加させていただきました。映画で見た護摩とは違って、静寂のなかで護摩木が焚かれていきました。読経をしながらするものなのかと思っていましたので、意外でした。井桁に組上げられた護摩木が燃え上がる中、お米などのお供え物、油、木の葉などを投じられ、一段落するとまた火箸のようなもので、護摩木を組上げていき・・と言ったことが４回ほど繰り返され、最後は般若心経を読経し、不動明王の真言をお唱えるして終わりでした。見るもの全て珍しく、1時間半ほどの法要もあっという間に感じました。法要のあとは、お坊さんの法話もありました。気さくな話し上手な方でした。また、機会があれば、ぜひ参列したいと思いました。護摩木は1本100円、ろうそくは1本50円、お線香はお志、拝観料はなしです。また、護摩法要は、10日、28日は10時から、18日は1時からです。