2013/12/17 - 2013/12/17
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櫻さん
上野と浅草のちょうど中間辺りに、母方の祖父のお墓があります。
祖父へ年末の挨拶をしに墓参りに行き、その日が毎年浅草寺で行われる歳の市(羽子板市)の初日だったので、せっかくだから浅草見物でもして行こうと母と繰り出しました。
羽子板市は毎年12月17日〜19日の3日間開催されます。
江戸末期頃は、羽子板に流行の歌舞伎役者を貼りつけたことから女性に人気を集めたそうです。
今でいうブロマイドってやつですね。
現在のような浅草の羽子板市は明治中期頃に始まり、戦後に歳末の風物詩として定着したとのこと。
羽子板は「邪気を跳ね返す板」として女の子の成長を願うもので、正月に女の子に羽子板を贈る習慣があったことから、正月用品として歳の市で売られていたそうです。
テレビでしか見たことのなかった羽子板市。
こういった風物詩を経験するのって楽しいですね。
- 旅行の満足度
- 4.5
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まずはお墓参りから。
大通り沿いには数々の仏具屋さん、一本横道に入れば住宅街と小さなお寺がひしめき合う地下鉄銀座線の稲荷町駅付近。
一度来ただけじゃ、どれが祖父のお墓があるお寺なのか覚えられなかった。 -
墓地の中から失礼します。
チラリと見えるスカイツリーのてっぺん。
この界隈の道は碁盤の目状になっているので、どこの十字路に出てもスカイツリーがドーンと眺められます。 -
お墓参りを済まし、浅草界隈に到着。
母のリクエストにより、この店でお昼を食べます。
雷門通り沿いにある洋食屋の『モンブラン』。
鉄板焼きハンバーグの美味しいお店だそうです。 -
浅草は洋食文化が発展した街でもありますよね。
こちらのお店も老舗の有名店らしく、まだお昼ちょい前なのにほぼ満席。
新規の客もあとからあとから続々と入店して来ていました。 -
壁にはたくさんの有名人が訪れた証のサイン達。
別に意図しているわけではないのに、どうしてだか私の写真には中高年男性の特徴的な頭部が写り込んでしまう。 -
たっぷりチーズの掛かった「オランダ風ハンバーグ」。
見切れてる母のオーダーは「オランダ風」にトマトソースが掛かった「イタリア風ハンバーグ」。
セットはサラダとライスとドリンク付き。
そして何故かお味噌汁。
しかも、お通しでワカメときゅうりの酢の物も出ました。
ハンバーグは手作り感たっぷりな美味しさでした。 -
お腹も満たされたところで観光開始です。
仲見世通りを通って浅草寺へ。
市が開かれた3日間の中で晴れたのはこの日だけ。
18日・19日は生憎の雨模様でした。
雨女の母。
晴れ女の娘。
私のパワーの方が強烈だったようです。
旅先では傘が必要不可欠の母ですが、むか〜し北海道旅行に行き、霧で有名な摩周湖を訪れた時は快晴に恵まれました。
しかし恵まれすぎて霧を晴らしてしまい、“ただの摩周湖”を見てきたそうです。 -
あっという間に新年を迎えるな〜。
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仲見世通りは観光地にありがちなお土産物屋が数多く軒を連ねています。
外国人観光客向けの着物も売られています。
ポリエステル素材のテロッテロ。 -
人形焼きの実演なんてのも。
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ペットグッズ屋も。
ズラが売られています。
商品名「との」。 -
羽子板市見物の前にちょっとお買い物。
浅草寺境内脇にある『花月堂』。
そばや甘味が食べられます。 -
こちらはジャンボメロンパンが有名なお店でもあります。
顔の大きさくらいあります。
1個170円。
3個だと450円。
何個買うか母と迷っていたら、私の前に並んでいたご婦人が振り向きざま、
「お得だから3個よ」
と真っ当なアドバイスをくれました。 -
ご婦人のアドバイス通り3個購入。
買った時まだ温かかったのと、この後に色々買った土産物と一緒に適当にエコバッグに入れてしまったため、帰宅して袋を開けたらペッタンコでした。
「ずば抜けて美味しいわけではないけれど、表面のカリカリ具合が私好み」と母。 -
脇道にそれてしまいましたが、再び浅草寺へ。
宝蔵門の屋根です。 -
雷門と並んで有名な提灯。
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提灯をくぐって境内へ。
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羽子板市見物前に本殿に参拝。
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さぁ、羽子板市です。
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露店数30軒と規模はさほど大きくありませんが、ズラ〜ッと並んだ羽子板は圧巻です。
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「は〜い、私は今、浅草寺の羽子板市に来ていま〜す」と、ニュースなどでよく見る光景。
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間近で見ると豪華ですね〜。
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購入者より撮影者の方が多いです。
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ついに羽子板にまでなりましたね〜、右端の黄色いの。
中身はとある雑貨屋の店長らしいという情報を、最近知り合いから聞きました。 -
よく見ると、お店によって表情が違います。
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手の平サイズでこのお値段。
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ちょっと大きめになるとこのお値段。
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猿之助様ご売約。
あの大きさになると、一体いくらするんでしょうね〜? -
ありました、恒例の変わり羽子板。
「じぇじぇじぇ」や「お・も・て・な・し」は容易に想像できましたが、まさかロゲ会長までとは予想だにしなかった。
「あらあら、羽子板になっちゃってイイのかしら?猪瀬さん」と母。
ちょうどこの旅行記を作成した日に辞職されました。
都知事として東京オリンピックを見届けられなくて残念でしたね。 -
浅草寺のシンボル『五重塔』。
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このあと母は予定があるので、再び仲見世通りを通って地下鉄の駅方向へ。
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せんべいの『壱番屋』でお買い物。
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よりどり3袋で1000円だったので、これらを購入。
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雷門脇にある、雷おこしの老舗『常盤堂』。
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こちらもよりどり3袋で1000円。
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母チョイスの3袋。
煎餅の類いをバカみたいに買ってますが、3日後に姉と会う用事があったので、甥っ子達へのお土産でもあります。 -
雷おこしの実演。
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出来立てが100円でした。
迷わず購入。
まだ柔らかかったです。 -
母とはここで別れ、私はちょっとおトイレに。
雷門前の交差点を渡った所にある『浅草観光センター』。 -
去年(2012年)リニューアルしたばかりだそうで、まだまだ真新しさいっぱいの建物です。
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以前たまたまココの地下のトイレを利用したら、すごく綺麗なわりに利用者が少ない穴場スポットでした。
個室数も多く、個室1つ1つも奥行きがあって広め。
観光地だから大きな荷物を持った人とか、体の大きな外国人観光客向けなのかなぁと想像。 -
8階は展望フロアになっています。
仲見世通りを見下ろせる絶景スポット。 -
もちろんスカイツリーもバッチリ。
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ベンチも幾つかあります。
浅草寺周辺の賑わいに比べて、こちらは本当に人が少なかった。
知る人ぞ知る穴場ですよ。 -
カフェも併設されています。
夜はお酒も飲めるバーにもなる。
スカイツリーや下町の夜景をうっとり眺めながら「君の瞳に乾杯」なんてことも可能。 -
隅田川に架かる吾妻橋からスカイツリー。
右隣のキンキラキンはアサヒビール本社。
大きく見えるから距離もたいしたことないと思いきや、ここからスカイツリーまで歩くと30分近く掛かります。 -
スカイツリーを眺められる隅田川沿いも人出が多いかと思ったけど、こんな感じでした。
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羽田空港から飛行機で飛び立って東京の街を見下ろすと、スカイツリーだけニョキッとそびえ立っていて不思議な光景です。
でも、あと何十年か経つと、こういった建物がニョキニョキと当たり前のように建ってる光景が広がるんだろうなぁ。 -
川沿いに2軒のカフェがあります。
今年の10月にオープンしたばかり、出来立てのホヤホヤ。
手前は『Cafe We』。
奥は『タリーズ・コーヒー』。 -
『タリーズ』は近所にもあるので、こちらの『Cafe We』で休憩。
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そんな寒くもないし、せっかくなので外のテラス席でスカイツリーを眺めながら一服…、と思ったら、建物の死角になってスカイツリーが見えませんでした。
タリーズだったらスカイツリーが間近に見える所にテラス席があったから、そっちにしときゃ良かった…。
飲んだのはYes Coke Yes. -
頭上には桜の木。
隅田川の桜はよく見に来ます。
人手は多いけど、川沿いだから開放的な景色なので、好きな「桜スポット」の1つです。 -
喉を潤しながら穏やかな冬の景色を堪能したので、再び歩きましょう。
浅草界隈は人力車も走ってます。
スカイツリーをバックに撮影サービスをしてました。 -
再び浅草寺に戻って来ました。
境内東側にある『二天門』から入ります。 -
本堂を挟んで西側に羽子板市。
東側には食べ物の屋台が出ていました。
夜には賑わってくるのかな? -
浅草寺と同じ敷地内にある『浅草神社』。
日本は宗教に関して本当に寛大です。 -
浅草の夏の風物詩「三社祭」で有名な神社です。
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浅草寺裏の庭園。
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浅草は祖父の墓参りついでに何度か来てる場所ですが、浅草寺をこんなに隈なく歩き回ったのは初めて。
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浅草寺の西側にのびる『奥山おまいりまち』。
食べ物屋さんや紳士服の店が並ぶ通りです。
セカンドバッグがマストアイテムな男性が好んで着そうな服を売る店が目立ちます。 -
こちらのお店でお買い物。
『下町バームクーヘン』。
錦糸町に本社を置く「乳糖製菓」という会社の直営店です。
ここ以外にも都内に数店舗あるそうです。 -
店頭で売られているバームクーヘンの数々。
バニラ・チョコなど常時10種類近くあるらしい。
しかも切り落としも販売。
正規品は300円〜500円。
切り落としなら200円。 -
上から時計回りに正規品のバニラ、切り落としのチーズ・抹茶バニラ・紅茶の4種類を買いました。
これらも切り分けて、半分は甥っ子達へのお土産です。
こういうのをお年玉がわりにしたいところですが、もはや現物支給では誤魔化せない年齢になりました。
子供の成長とは、かくも早きものよ。 -
左手の茶色い建物は浅草歌舞伎などが公演される『浅草公会堂』。
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公会堂前にある『スターの広場』。
数々の芸能人の手形とサインが刻印されたプレートが床に埋め込まれています。
大衆芸能の振興に貢献した芸能人のみに与えられるステータス。
美空ひばり、たけしさん、欽ちゃんなどなど。
今の年末の紅白に出るより、こっちに刻まれる方がイイんじゃないかと思う。 -
そういえば今日はまだ甘い物を食べてないなぁ、ということで再び仲見世通りに戻って来ました。
芋ようかんで有名な『舟和』。
この界隈に数店舗ありますが、この仲見世にあるお店なら食べ歩きできる甘味が売られています。 -
名物・芋ようかん。
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焼き芋ようかんを買いました。
表面を軽く炙ってあります。
和風スイートポテトって感じ。
バター付きだけど、なくても十分甘い。
この他にもソフトクリームやどら焼きなど“食べ歩きにうってつけ”な商品を販売していますが、ところがどっこい「食べ歩かないで、お店の脇で食べて下さいね」とお店の人から指示を受けます。 -
そろそろ帰ります。
が、その前に、どうしても行きたかった店へ。
地下鉄銀座線浅草駅の1つお隣、田原町駅近くにあるパン屋さん『ボワ・ブローニュ』。 -
ここのブドウパンが名物だと言うことでやって参りました。
しかも毎週火・金・土曜日しか販売されない天然酵母バージョンのブドウパンがあるそうな。
パン好きとしては是が非でも食べてみたい。
これ目当てに遠方から買いに来る人もいるほどの人気商品らしいので、こんな夕方に来ても売り切れてるだろうなぁと半ば諦めてたんですが。 -
なんとっ!ラス1がありましたよ。
神様仏様、ありがとうございます。
767円とパンにしては高額商品ですが、迷うことなく購入。 -
なぜ人気なのかと言うと、ご覧の通りの
ブドウブドウブドウブドウ
ブドウ ブドウ
ブドウ ブドウ ブドウ
ブドウ ブドウ ブドウ
ブドウ ブドウ ブドウ
ブドウ ブドウ
ブドウブドウブドウブドウブドウブドウ
ブドウが渦を捲くほどタップリ入ってます。
パンを食べてると言うより、ブドウを頬張ってる感じ。
でもその食感が病みつきになるくらいオイシー♪ -
外国人観光客も多く、様々な言語が飛び交っていました。
さすが日本有数の観光地です。
浅草は味のある老舗の喫茶店も多く、本当はそういう店でナポリタンを食べたかったんですが、スポンサーである母の意見には逆らえずハンバーグを食べることになりました。
次回は(自腹で)ナポリタンの美味しい喫茶店を探しに、また浅草をブラつきたいと思います。
以上、羽子板市と浅草さんぽと墓参りでした。
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この旅行記へのコメント (1)
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- fuzzさん 2014/01/14 21:46:59
- 投票ありがとうございます。
- 櫻さん、はじめまして(#^.^#)
台湾旅行記をご覧いただいて、ありがとうございます。
櫻さんの浅草旅行記、楽しませて頂きました(*^^)v
美味しそーなモノとか!(^^)!
私の大好きなふなっしーの羽子板とか(^O^)/
とても楽しかったです。
fuzz
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