2013/08/10 - 2013/08/12
930位(同エリア1710件中)
はちさん
思い立って富士登山に挑戦することにしました。
近所の小山(妙見山や五月山)に登ったことがあるくらいで、いきなり富士登山は無謀?
でも、折り込みチラシに載っていた「富士登山お鉢巡り3日間コース」〜3日かけてゆっくり富士山に登ります〜
これなら初心者の私でもいけるかも!登山初級って書いてあるし、小学生でも登れるみたいだし。
高山病が怖いけど、前日に6合目に泊まって体を高度に慣らすから、きっと大丈夫!
そんな安易な考えで、夏休み暇そうにしている高校生の息子と2人で、大阪からのバスツアーに申し込みました。
19人のツアーは家族やお友達連れ、1人で参加している方や、ご年配の方も。
まさかその中で、私が一番ひどい高山病になるとは、その時は全く思っていませんでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 2.0
- グルメ
- 2.0
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
朝8時。大阪からバスに乗って、名神、新名神、伊勢湾岸道、東名の御殿場ジャンクションで降ります。2時すぎに須走口5合目に到着。
-
現地のガイドさんが待ってくださっていました。
本来、添乗員さんと現地ガイドさんの2名で引率してくださるツアーですが、今回は現地ガイドさんが初めてということで、サブとしてべテランガイドさんがついてくださいました。
すでに140回以上も登っていらっしゃる大ベテランのおじさま。そしてこのおじさまが、後に私にとって救いの神となったのです! -
初日は五合目から六合目へ、2時間半。山小屋瀬戸館で泊まりゆっくり体を慣らします。
瀬戸館は、お盆の時期のわりに比較的空いていて、ロフトの5人のスペースを息子と2人で使うことが出来ました。 -
山小屋の定番、カレーライスをいただいた後、翌朝のご来光に備えて早めの就寝。
-
翌朝、6合目の瀬戸館からのご来光!
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感動!
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感動した?
-
振り返ると赤富士
-
「ご来光を見ることが出来たから、目標達成!」とまだまだ余裕の私。
瀬戸館を5時半に出発し、7合目、8合目と快調に登ります。
今回のツアーは通常の1.5倍の時間をかけて、ゆっくり登りますとのこと。どうりで初心者の私でも余裕でついていけるわけですね。 -
本8合目のトモエ館は本日のお宿でもあります。ここで一旦荷物を整理して、登山に不要なものは置いていきます。
雨具や水、おやつなど最小限の荷物と、トモエ館でいただいたお弁当はすべて息子に持たせ、私はストックのみの手ぶらで出発!
さて問題はここから。
実は、どの辺りから調子が悪くなったかが思い出せない。なんだか気分が悪いから、お先にどうぞと座り込んでいました。
一般に高山病って頭痛がするらしいのですが、私の場合全く無し。
吐き気がしたので、「これはやばい。高山病かも。酸素吸わなきゃ」と用意していた酸素缶を吸うも、吸い方がわからず。
余計に気分が悪くなり嘔吐(T_T)
5分ほど休んだら気分がおさまって、また歩き出すのですが、しばらくするとまたしゃがみ込む。
嘔吐は最初の一度だけだったけど、貧血状態がずっと続き、歩いてはしゃがむの繰り返しです。記憶も定かでない‥
ツアーの人たちには先に行ってもらえたこと、息子とあのベテランガイドさんがずっーっとそばについていて声をかけてくれたこと、は覚えています。 -
とにかくなんとか頂上に到着‥
たしか2時くらい。
ツアーのみなさんは11時半について、そのあとお鉢めぐりをしていました。待たせたり迷惑かけてなくて良かった!
そして何より、ずっとつきあって下さったベテランガイドさんに感謝です。この人がいなかったら、私はおそらく「8合目に引き返して待っていて」と言われていたかも。頂上に行けてなかったと思います。
そして息子にも感謝。ずっと付き合ってくれていたのですが、頂上の鳥居が間近に見えたところで「先に行っていいよ」と声をかけたら、スタスタと行ってしまいました。3分ほどで頂上に着いたそうです。
で、私はその後その距離を、30分かけて登りました。
私に付き添ってなかったら、お鉢巡りも出来たのに、ごめんね。
頂上についてからも、座り込んで約30分は動けず。やっとのことで写真だけとって、また30分は寝転んで休憩。 -
ところが3時ごろには、気分スッキリ、何事もなかったかのようです。なんで?体が慣れた?
お土産物やさんに行ったり、絵はがき書いたり、恩人ベテランガイドさんとお話したり。すっかり元どおり。
浅間大社にお参りし、
受験生の娘に学業成就のお守りを、主人や両親にはステッカーを購入。金剛棒にも頂上の焼印を。
火口をチラッと覗きます。
すでにお鉢めぐりを済ませたツアーのメンバーに合流し、いざ下山です。 -
須走ルートの下山は、ダンプ道の下山専用ルートを通ります。
高山病から脱した私は、軽快に下山。
あっという間に本日のお宿、本8合目トモエ館に到着。
トモエ館は吉田ルートと合流する場所にあるため、激混みでした。寝袋8人分のスペースに7人で寝ます。窮屈だし酸素は薄いしで、頭痛を訴える人が多かったです。晩ご飯は定番のカレー。
山中湖が見えました。 -
翌朝、トモエ館からのご来光!
またもや感動! -
振り返ると赤富士!
-
朝5時半に宿を出て、下山再開です。
-
7合目辺りからは、いよいよ砂走り。
ピョンピョン飛び跳ねながら、軽快に下山。たまに尻もち。
「尻もちついても痛くない〜」と喜んでいたら、ツアーのメンバーに「お母さん、はしゃぎすぎ〜」と笑われてしまった(^。^) -
砂埃がすごいので、完全防備の息子。
途中、フジアザミ、ホタルブクロ、紅白のイタドリなど、高山植物が咲いていて、ベテランガイドさんが解説して下さいました。ネイチャーガイドもしておられるそうです! -
砂走です
-
あっという間に5合目に到着。ツアーのメンバー全員が富士登山成功です!
帰りは、須走温泉 天恵 で入浴、昼食をとりました。日帰り温泉施設ですが、露天風呂やリラクゼーションルームもあって、レストランも安くて美味しかったです。3日分の汗と砂を洗い流して、スッキリ♪
6時ごろ大阪につきました。
ベテランガイドさんのフォローのおかげで、なんとか達成出来た富士登山。
もう一度登りたいかと聞かれれば、
「登れない‥
でも登りたいかも」
今回のツアーはたまたま良い条件が重なったと思います。
・連日天候が良かった
・ガイドさんの人数に余裕があった
・他にひどい高山病の人がいなかった
また高山病になって、迷惑かけてしまうかもしれないと思うと、登れない。
でも、
実は高山病になっていた時の記憶があまりなくて、しんどさを忘れていて、また登りたいなぁなんて考えがフツフツと湧いてしまいます。
そして、
早速富士登山のご利益が!
娘が志望校に合格しました!
ダメもとで出した第一志望の推薦枠に入ることができました。これはまさに浅間大社の学業成就の御守りのおかげです。感謝!
来年は息子が受験生。
やっぱり来年も行っとく?
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ちちぼーさん 2013/12/19 21:51:02
- 祝!登頂、祝!合格
- 富士山、高校生の時に行って高山病になって
途中でリタイアしました。
高山病にも負けず、登頂なんてがんばりましたね。
そして、お嬢様の合格、きっと実力だと思いますが
おめでとうございます!
ハワイ旅行記も読んでくださっているなんて嬉しいです。
ダイジェストで終わっちゃっていましたが、
忘れないうちにちゃんと残しておきたくなりました。
これからもよろしくお願いします。
- はちさん からの返信 2014/01/05 20:00:43
- Re: 祝!登頂、祝!合格
- 嬉しいコメントありがとうございます!
登頂できたのは奇跡だと思っています。感謝です!
これからもよろしくお願いします(^o^)
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