鹿教湯温泉「三水館」と松本ぶらり街歩き

2013/12/01 - 2013/12/02

長い間いつか行ってみたい宿のひとつだった「三水館」。
部屋数が少なく、なかなか予約が取れず今まで機会がありませんでしたが、今回やっと予定と予約が合い、出かけてきました。
探していたものが見つかったような驚きと安らぎの場所。本当によかったなあ。

エリア 鹿教湯温泉(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

信州松本から車で約40分、鹿教湯（かけゆ）温泉の温泉街から少し離れた里山の中に、三水館はあります。

噂を聞いて、今まで何度か行こうとしたけど、いつも予約でいっぱい。今回は運よく部屋をとることができました。

入口を抜けてフロントへ。静か。鈴を鳴らして到着を知らせます。

奥に進むと土間が広がっています。打ち水がしてあり、とてもすがすがしい気持ちに。２階天井まで吹き抜けになっています。

館内のところどころにある木工作家、井崎正治さんの作品。

ロビーの雰囲気が素晴らしい。お風呂上りや食事の前後などに何度も訪れました。古民家の鴨居を使ったというでっかいテーブル。座りやすい木の椅子。

そしてねこ。
ミーちゃん。いつも床にごろごろ寝そべっていて、みんなにかわいがられてました。

部屋は２階奥の「細尾」。三水館では一番狭い和室の８畳ですが、わたしたち夫婦二人にとっては十分な広さで、快適に過ごせました。こたつがありました。

洗面台、トイレのほかにミニキッチンのようなスペースもあります。ここはすべてにおいてシンプルで無駄がなく、必要なものはきちんと整っています。

お着きのお菓子は手作り「りんごタルト」。素朴な味でおいしかった。

夕食前にお風呂へ。内湯、露天が一つずつ。浴槽や浴室のつくりがしっかりしていて風情があります。午後８時に男湯と女湯が入れ替わります。翌朝入った檜の内湯がよかったなあ。

内湯は石風呂、露天は檜。お湯は柔らかい肌触りでゆったりつかれます。

入浴後、一休みしてから夕食。１階の食事処でいただきます。
地のものをふんだんに使った料理はどれもしみじみ美味しく、身体にしみこむようでした。

地酒、地ビールも豊富。「かなえ」という純米吟醸酒がフルーティーでおいしかった。

信濃雪鱒（ゆきます）のお刺身。

葱鍋。最高！　葱・豆腐・豚肉のみとシンプルだが、「松本一本ねぎ」がこれでもかと皿に盛られてくる。普段食べている葱よりもこしとねばりがあり、しゃっきしゃき、とろとろ。お肉とねぎの旨みが溶け込んだ出汁も秀逸。しめはおじやに。参りました。

これも信濃雪鱒。ふっくら。
他にもあかかぶのサラダやおひたし、かぼちゃ豆腐、里芋と大根の菊花あんかけなどいいタイミングで登場します。

デザートの白玉プリンはロビーでいただきます。

朝ごはん全容。これまたシンプル。でもみなおいしい。

お米がおいしい。大根と揚げのみそ汁もうまい。

朝食後もう一回、お湯に浸かろう。

今回「三水館」の滞在が本当に素晴らしかったので、チェックアウトのとき、なんと来月の空室状況を聞いて予約を入れてしまいました！
宿の人のあたたかいおもてなしにも感謝します。志の高さを感じる宿でした。
「にゃんぞう」が見送りに来ました。また来るよ。

「三水館」を後にして松本に向かいます。「松本城」はいつ見てもかっこいいなあ。

三水館 宿・ホテル

「縄手通り」を歩きます。雑貨屋さんや骨董屋さんが軒を並べていて楽しい。

お目当てのパン屋さん「ＳＷＥＥＴ」へ。中で食べることもできます。名物「野菜パン」などを買い込みます。

お昼はそば処「源智のそば」へ。すぐ近くの「源智の井戸」の名水で仕込むというそばに期待はふくらみます。

ざるそば。薬味はエゴマ。細切りの麺でのどごしがいい。うまい。

かも汁つけそば。つゆはあったか、鴨はジューシーでこれまた◎。

縄手通りで「松本一本ねぎ」を発見！一束が大量で躊躇しましたが、思い切って購入。りんごや白菜、大根など他の野菜も安くていろいろ買い込んでしまいました。
これで家でも「葱鍋」ができる！

じゃーん！さっそく作ってみましたよ。我が家の「葱鍋」。うまかったあ！
葱がなくなるまで毎日食べよう！