ネパール２５：　ポカラ　「雨のポカラ」　は、「ヒマラヤの無いネパール」

2013/10/14 - 2013/10/15

乾季でハイシーズンなのに、雨が続きます。
今年はどこかオカシイ？

まさに「雨のポカラは、ヒマラヤの無いネパールみたい」です。

＊緊急避難ページ⇒http://www.geocities.jp/dsytc196/2013eightth_108.html

エリア ポカラ(ネパール)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

昨日は良いお天気だったけれど、今日は朝から雨です。

最近の悪天候は昨日の晴天で終わって、これ からは良い天気が続いて、毎日パノラマが楽しめるのか？と期待したけど、まだ雨季の続きは終わっていないようです。

雨の中、ﾜﾀｸｼたちは昨日アニール・モモで出 会った79才のおジイさんのことが気になって 、ダムサイドのルンビニ・リゾート・ホテルに出向きます。
フェワ湖畔公園を通って、

公園内にあるヒンドゥー教寺院の前を通り、

＊駒ヶ根友好公園（Komagane Friendship Park)

警察署の裏側のつり橋を渡って、

ダムサイドにやって来ました。

ジャーマン・ベーカリーで左に入ってちょっと進んだ所にある、ルンビニ・リゾートホテルに到着です。

玄関に大き目の庭があるので、ゆったりしています。

レークサイドの宿なんかよりゆったりしていて、良いように思えます。

マネジャーのアカル・グルンさんがおジイさんを探しに出ていた間、ソファーでじゃれ合う子猫と親猫のファイトを見ていました。

子猫が果敢に親猫に突っかかるのですが、親猫は時々本気で怒って、子猫を厳しく攻撃するのです。

まるで、親子でないような、他人の猫同士のようなファイティングでした。

そりゃあ激しい大きな猫と小さな猫の大バトルでした。

もうひとつのソファーには小型犬がおとなしく丸まっていました。

グルンさんの努力でＫさんが見つかり、ゆっくりお話できて、ﾜﾀｸｼたちも安心しました。

７９才のＫさんは明後日ルンビニに行きたいので、グルンさんにツーリスト・バ スの手配を頼んでいました。
ルンビニまでのツーリストバスは1500ﾙﾋﾟｰするそうです。
公共バスはバイラワまでで、そこで一度乗り換えねば ならないはずですが、ツーリスト・バスなら直行でルンビニまで行くようです。
ムクティナートに行く入域許可証などの手配もグルン さんにやってもらったのだと思います。
親切なグルンさんはもう自分のホテルの宿泊客でもな いＫさんなのに、ツーリスト・バスの手配もしてあげ 、Ｋさんが泊っているホテルまで当日は迎えに行って あげる、とまで言っていました。

Ｋさんが元気に帰って行ったあと、ﾜﾀｸｼたちはルンビニ・リゾートの部屋を見せてもらいました。

ツイン、バス・トイレ付きで窓からパノラマが見える部屋で600ﾙﾋﾟｰ。
２週間以上滞在で500ﾙﾋﾟｰ（約500円 ）にしてくれました。
レークサイドより広々してて（部屋自体が大きい訳ではなく、ホテルの周り自体が広々＆ゆったりしている）、宿泊料は安い。
しかも窓からヒマラヤのパノラマが楽しめ、ベランダに出ればもっとパノラマが見える。
洗濯物は自由にベランダで干せる。

７９才のおジイちゃんのお陰で、ダムサイドのホテルがどういうものかがわかり、安くてベターであることが判明した。

「ダムサイドは寂れている」とガイド本には紹介され ていたが、完全な間違いだと言えそうです。
レークサイド側が流したデマとしか思えません。
確かに、ダムサイドのメイン・ストリートだけを見ると「ああー、寂れているなあ」と思ってしまうのですが、ホテルチェック巡りをすれば、レークサイドより優れていることが理解出来るのです。

それにお湯はソーラだけでなく、電熱器も使って供給するので、今1ヶ月契約で泊っているロンリーＧＨより良いのです。

「安くて、きれいで、快適な宿」の発見です。
Ｋさんに引き合わせてくれたピース・パゴダに感謝です。

すぐ近くにはジャーマン・ベーカリーがあるので、朝食用のパンの調達には非常に便利です。

ルンビニ・リゾートに泊っていた日本人の女の子とジャーマン・ベーカリーでお茶しながらちょっとおしゃべりをしました。

ルンビニのグルンさんは約10年前に日本に行って４年間働いたことがあるそうです。

観光ビザで入国してあとは不法滞在をして働いたのです。
最後は税関当局に見つかり不法滞在で収監され、収容所暮らしもしています。
日本の収容所では日本語のみの会話が許されていたので、多くの同国人とも日本語で会話をしたそうです。
日本語の上手なネパール人が多いのは、不法滞在したお陰なのか？

グルンさんは日本で一番良かった仕事は、八百屋で働いたことだったらしい。
人間の良くできた社長さんについて、日本の商売のイロハを勉強したようです。

日本の不法滞在者収容所での暮らしは結構楽しかったらしく、自分の好きなものも買える自由があったようです。
かなりな自由があり、３食ついていたので、彼らにとっては日本は最高に良い国だったようです。

当時を回想して彼は「アノころは楽しかったー」とつぶやいていました。
彼は中々の苦労人で、今はＪＩＣＡやシニア・ボランティアの日本人や、日本山妙法寺のサカイ上人とも交流しており、日本人のリピーターも多いようです。

一日中雨が降り、ポカラにはあたかも初めっから雪山など無かったかのように濡れています。

次の日も一日中雨。

気温のほうもいつも30度近く有ったのですが、２日続けての雨でかなり下がりました。

ホント、１０月はまだ乾季ではなく、雨季のようです。

街路もすっかりずぶぬれです。

２日もこんな状態では、もうどこにも行く気がしません。

ダサイン祭り休みで行き付けのナーン・ハウスも閉まっています。
宿とジャーマン・ベーカリーを往復してパンを確保して、夜は自室でララ印のラーメンを食べて過ごします。

我が宿のロンリーＧＨでは、お湯が出なくなり、オーナー家族とお湯だせ闘争を繰り返す始末です。
お湯の出ない宿は最悪です。

ﾜﾀｸｼには旅のブログつくり、ﾊﾟｰﾄﾅｰには色んな小物つくりという楽しみがあります。

しかし、雨のポカラはホント、山の無いネパ ールのようです。

レークサイドとダムサイド間の関連図です。

拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9910n/131014map.jpg

この旅行記へのコメント （2）

• Halonさん 2013/12/01 12:32:45

  スーパーおジイちゃん！

  アリヤンさん　こんにちは
  現地からのリポート、ありがとうございます。
  
  若いころから旅してきた人のあとは、７９歳で初海外のおじいちゃんと対照的なお二人に立て続けに会われたんですね。
  とても興味深く、私もアリヤンさんご夫婦と同席している気分で読ませて頂きました。人それぞれですねえ。
  
  ジャーマンベーカリーの写真も懐かしかったです。
  私も１９年前にそこで朝ご飯食べていました。
  
  ピース・パゴダは世界中に建っているみたいですが、先日たまたま阿蘇にあるパゴダの前を通りました。藤井日達上人というお方が阿蘇のご出身だったというのを旅のあとで知った次第です。

  アリヤンさん からの返信 2013/12/01 17:48:42

  RE: スーパーおジイちゃん！

  日本山妙法寺の本部は渋谷にあるらしいですよ。
  
  もっともっと世界中に妙法寺を建てるそうですから、Holonさんいかがですか？
  ４−５０年前のヒッピー世代でバックパッカーだった方々が中心になってやっているらしいですよ。