2010/11/06 - 2010/11/13
28位(同エリア175件中)
のまどさん
本当に昔の旅行ですが、私のバックパッカー・デビューとなった思い出深い旅行なので投稿したいと思います。
あまり休暇が取れなかったので、近場でエクゾチックな所。とすると、モロッコの他考えられませんでした。ベルギー・オランダで非ヨーロッパ系外国人のトップはモロッコ人です。移民の多さが社会問題となっている裏腹、少子高齢化の進む西欧社会はもはや彼らなしでは成り立ちません。
私も八百屋や刺身の調達先の魚屋から、語学学校や飲み屋での悪友までモロッコ人には大変お世話になっているので、彼らのルーツを知るべく1週間ほど旅行しました。
マラケシュからアトラス山脈を越えて、カスバ街道をサハラ砂漠に向けて一気に駆け抜けたいと思います。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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マラケシュにて。
ジェマー・エルフナ広場を見下ろすカフェ・アルガナ。
この5が月後、この場所で爆弾テロが起こります。犠牲者17人のうちほとんどが外国人旅行者だったようです。 -
迷路のようなスークは何時間いても飽きません。
どうのようにスパイスを盛っているのでしょうか。 -
見るだけ、買いません。ぼられるから。
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おっ、井戸端会議。
ごめんね、嫌だったんだね。 -
イチオシ
民族衣装を着たおじさん、撮影後
「ワンダラー、プリーズ」 -
フランス人マジョレルが設計した庭園。
アジアともヨーロッパとも違う色彩。 -
多様なサボテン。
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モスクは異教徒の入場禁止。
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アトラス山脈越え。車酔いを防ぐには空遠く見ていましょう。
バスはローカルで、こじゃれたマラケシュの市民、民族衣装のベルベル人、大荷物を抱えた商人など、楽しい。
旅慣れていないのか、休憩時間に大量にタジンを食べた人がいて、、、嘔吐していました。 -
ワールザザットに到着。砂漠ツアーのベースです。
ホテルはメルキュール。ツアーのあとは宮殿のように思えた。 -
イチオシ
街の観光名所、カスバ(城)。
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ユダヤ教徒にとっても聖地だそうです。
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何とか、月を撮った。
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翌日から2泊3日のカスバ街道・サハラ砂漠ツアー。
ガイドは民族衣装。右手ジーンズにトレーナーが我らがドライバー兼ガイド、モハメッド。
ユーモアのセンス抜群で気が利くだが、「俺はもともとホワイトカラーだったんだ、今じゃガイドで毎日観光客の相手。グチグチ。」と。
う〜ん。 -
ワールザザット近郊は映画バベルの撮影現場です。
火星のような風景(←行ったことあんのか?) -
ごめんなさい、村の名前を忘れました。
村人はサブサハラのアフリカ人の容姿をしています。 -
パームヤシの群生。
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ザゴラにて。
レストランオーナーのビジネスマン。
「ユックリ、ユックリ」というもてなし言葉も20回聞くと食傷気味。 -
ごめんね、料理よりおつまみのナツメヤシとオリーヴの方がおいしかった。。
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タメグルート(Tamegroute)は焼き物とコーラン図書館で有名。
案内人がゾマホンに似ていた。マリから移住したと聞いて納得(何で?)。 -
イベリア半島の焼き物とルーツは同じでしょう。
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コーラン図書館。ふむふむ、アラビア書体が美しいですな。
ちなみにこの村で説明はフランス語のみ。分かったフリをしておく。
見終わった後、「5ユーロの献金!」と。いいけど、なぜムスリム同胞には求めない? -
見所は豊富な町ですが、小さな子供から職人までお金をねだるので、正直あまり居心地よくありませんでした。
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本日の終点マミッド村。
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人が住める、まさに最果ての地。集落の向こうは不毛の砂漠。厳しい自然と闘いながら人は生きています。
隣国モーリタニアの映画「幸せ待ちながら」を思い出しました。後日調べたところその映画の言語ヒッサニヤ語はこの村でも話されているらしい。
神秘的。モロッコで一番好きな村。 -
イチオシ
本日のお宿はベルベル風。
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翌日はラクダ乗り。30分乗っただけで臀部が麻痺。
マミッド村には至る所に「(マリの)トゥンブクトゥまで60日」というツアー看板が。
昔の承認はキャラバン連ねてこんな乗り物で砂漠を縦断していたなんて。 -
砂漠を四駆で移動。
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昼食はオアシスで。午後はしばらくシエスタです。
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空気がきれいなせいか、おいしくてたまりませんでした。
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きれいなラクダだけど、乗るのはもう勘弁。
その後、キャンプ地へ移動中、昼食を作ってくれたシェフの一人が「俺んちこの近くだから、あーばよ」と何もない砂漠の真ん中で四駆を降りて、砂丘の彼方に去っていきました。
シュールだわ。 -
本日はキャンプ。と言ってもベッド、シャワー、水洗トイレ完備。
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砂丘を歩きます。目指すは一番高いエルフ・チガガ(Erg Chegaga)。
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灼熱の太陽は怒ったように容赦なく照り付けます。
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砂漠は死と隣り合わせ。
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でも空も大地も限りなく美しい。
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日の入り。旅先で夕日を眺めるのは万国共通。
なぜ旅人は夕日に魅せられるのか、なんてここで問うまでもありませんね。 -
みんなでキャンプファイヤー!スタッフは遊牧民のボランティア、ツアー参加者はフランス人、オランダ人、とベルギー代表の我々(国民でもないのに)。なんだ〜、ご近所さんばっかり。。
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歌って踊ってもはやトランス状態。のまども踊る。
一晩中続くかと思ったがきりよく終わった。
祭りの後消灯すると、頭上には満点の星空。瞬きもせず、今にも降ってきそうだ。
ベルギーで慎ましく暮らすモロッコ人と毎日この星空を拝める遊牧民たち、どちらが幸せなのだろう。平時の幸せとは気づかないものなのかもしれない。 -
一人で見た朝日。
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遠くに住む家族を思った。
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砂漠にも植物は生えている。
ぴやっと破いてみたら白い汁。後でガイド曰く、白い汁で失明することもと。
弱冠まゆつばだが、本当だったら危ない危ない。 -
客が去った後取り残される猫たち。ネズミ捕りなのだろう。次に人が来るまで生き延びるんだよ、涙。
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モロッコのエアーズロック、らしい。
人が住む町に帰ってきました。カフェの青年にどこで英語を習ったのかときくと、文字が読めないので外国人と話して覚えたと。ひょえ〜
もともと遊牧民で、生活が困窮したため町に定住を始めたとのこと。砂漠に帰りたい、と水平線の彼方を見遣った。
遊牧民族やジプシーは、大半の人が望む所有が制限されるのと引き換えに、責任という自由を移動生活の中で熟知している。定住者が旅をするということは、彼らが常に直面する不安さ、世知辛さ、自然の厳しさなどを期間限定で実感する中で幸せを追求する行為なのかもしれない。
ということで、私はペンネームを流浪の民のまど(Nomad)にしました。
最後まで読んで下さった方々、こんな愚にも付かない結びでスイマセン。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 鼻毛マンさん 2014/03/27 23:25:06
- そっか〜
- のまどさん、こんばんわ!
モロッコ旅行記に来て、のまどさんの名前の由来を知ることができました。
僕が"のだめ"と勘違いしてしまった名前でしたが、遊牧民という意味だったとは思いもよりませんでした。
そしてこの旅行ののまどさんは、あまりお酒を飲んでいるシーンがなかったのでよかったなぁって思ったのですが、よくよく考えるとイスラム圏だから当たり前でした。
ふふ。
またきますねー。
鼻毛マン
- のまどさん からの返信 2014/03/28 01:30:25
- ラマダーン
- 鼻毛マンさん、こんにちは。
たくさんご投票いただき、コメントもいただき大変ありがとうございます。
> 僕が"のだめ"と勘違いしてしまった名前でしたが、遊牧民という意味だったとは思いもよりませんでした。
他にも同じハンドネームを使っているトラベラーさんが複数いることを登録後に知ったのですが、既に定着した名前ですし、プロフィール画像で区別が付くと思うので、このまま使い続けることにします。
> そしてこの旅行ののまどさんは、あまりお酒を飲んでいるシーンがなかったのでよかったなぁって思ったのですが、よくよく考えるとイスラム圏だから当たり前でした。
実はツアーを終えた最後の晩にホテルでビールを1本だけ飲みました。ハマム上がりに五臓六腑に染み渡る美酒の味たるや。それ以外は確かに健康的な旅でした。イスラム圏は色々な意味で修行になります。
私も近々貴ブログにお邪魔したいと思います。
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