2013/11/16 - 2013/11/16
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MILFLORESさん
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寒くなって来たので、そろそろあの料理の出番! と、確か前回の「コシード」旅行記もこの出だしで書いたような・・・
今年の冬(暦上まだ秋とはいえマドリードも寒くなりました)初めてのコシードを食べにチンチョンのパラドールへ行ってきました。
10月末に「パラドール デ チンチョンにコシードのシーズン到来」というグルメ情報を夫が仕入れてきて、コシード好きの夫が行きたがっていたのです。「パラドールなら1泊しちゃおうよ〜 コシード食べたら昼寝したくなるぅ」という私の願いは今回は却下されてしまいました。(今月は来月の旅行のためにセーブ中)
チンチョンのパラドールにはレストランがふたつあります。
ひとつは通常のパラドール レストラン「El Convento 」
もうひとつはコシード専門レストラン「El Bodegon」
こちらは季節限定週末限定で開店します。
このレストランのコシードは「Cocido Completo de Taba」という名です。Taba とは聞いたことない言葉。調べてみたら距骨という四肢動物の後肢を構成する骨のようなのですが、豚のこの骨も出汁の材料となっているようです。
このコシードで、このレストランは2012年の「マドリード コシード ルート(注)」の「革新的コシード」部門で優勝したそうですが、ウーン なるほど! 今まで食べてきた伝統的なコシードとはちょっと違う!コシードはコシードなんですが、他のとは差があります。
「美味しいぃぃ〜〜」を夫よりも連発した私です。
今シーズン中にまた行きたいです。
Parador de Chinchon
http://www.parador.es/es/parador-de-chinchon
予約はパラドール レセプションからレストランに電話を回してくれます。電話 +34 918940836
冬期、週末にコシードを食べるのはマドリーッ子たちの楽しみですので、予約は必須です。
(注) 「マドリード コシード ルート」には、マドリード州のコシード専門店やコシードを十八番とする30ほどのレストランが参加。期間中にコシードを食べに行った人達が投票で一番美味しいコシードを選び、コシードスタンプラリーがあり、抽選当選者には体重分のヒヨコ豆、オリーブオイル、ワインが当たるというもの。(笑)
豆類も豊富なスペインでは各地に郷土豆料理がありますが、首都マドリードのはヒヨコ豆を使った「コシード」という料理です。
「コシード」とはスペイン語で「煮物」のことですが、マドリードで「コシード」と言えばこの料理のことを差します。
ヒヨコ豆を野菜や肉類と共にじっくり煮込んだ、体がポカポカ温まる、そして、ボリュームたっぷりの料理です。
過去のコシード レストラン紹介 ↓
レストラン【Don Cocido】
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10310508/
レストラン【Casa Carola】
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10555252/
レストラン【Taberna de la Daniela】
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10620631/
- 旅行の満足度
- 4.0
- グルメ
- 5.0
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-
チンチョンのパラドールは17世紀のアグスティノス男子修道院を利用しています。写真はパラドールの正面玄関です。
コシード専門レストランの入り口は通りに面して先に見つけていたのですが、パラドールの中からでも行けるだろうと、こっちから入っちゃいました。 -
近代的にリフォームされた小さなレセプション脇を通ってホテル内に入ります。
修道院ですから回廊があります。一部は宿泊者しか入れないラウンジになっていました。
トイレとカフェテリアとレストラン「El Convento」はこのフロアにあります。 -
ガラス戸を開けてパティオに出ました。
こういう所はパラドール宿泊者でなくともウロウロできます。パラドール デ チンチョン ホテル
-
コシード専門レストラン「El Bodegon」への降り口を見つけました。
13時半に予約したのですが、13時20分じゃ係の人もいなかった。 -
2012年 第2回「マドリード コシード ルート」で「革新的コシード」部門優勝のプレート
去年は我々もコシードを食べに、マドリード市内の参加店に2軒ほど行きました。 -
誰もいない内にレストラン内の写真を撮っちゃえ。
なんか良い感じ♪
こういう雰囲気の店、チンチョンには多いです。 -
おぉー メイン サロンの方はもっと素敵!
-
イチオシ
誰か出て来ないかと奥まで行った夫が手にして戻ってきた土瓶型メニュー
お洒落な演出!
何故コシードなのにエビが??レストラン ボデゴン 地元の料理
-
中には、ここのコシードのレシピと、コシード メニューの詳細が書かれています。このメニューは持ち帰れます。
レシピを知りたい方は、パラドールのHPに出ています。(スペイン語)
http://www.paradores.es/es/cargarFichaRecetaSimetria.do?idTemporada=0&ordenacion=ASC&SM=true&identificador=87 -
こちらが、外からダイレクトに「El Bodegon」に入る口。
このコシード専門店は10月末から5月初旬の、週末と祝日しか開きません。 -
看板にも大きくエビが描かれていますが、レシピを見ると cangrejo de rio ザリガニとあります。
なんと、ザリガニ入りコシード!!
魚介類(出汁としてでも)が入ったコシードなんて初めてです。 -
しばらくマヨール広場に戻って時間を潰して、またレストランに戻ってきました。
やっと案内係の人が出てきて、メイン ホールの方へ案内されました。 -
入り口付近の棚には、特大のボタが展示されていました。
ボタとは羊の革を縫って中は樹脂でコーティングされた水筒で、通常は片手に持てるサイズなのですが、これは羊の体を丸々利用した特大ボタです。 -
コシード専門店では注文は取りません。
出てくるものは決まっていますから。
ここでは、飲み物(水とワイン)付きメニュー 27ユーロにするか、飲み物別(22ユーロ)にするかだけ聞かれました。
我々は水とワイン付きのにしました。
素焼きの陶器のピッチャーで出てきました!
こういう大きな塊のパンも大好き♪ -
つまみが色々と出てきました。
左下のミニ肉団子みたいなのは、残り物コシードに固くなったパンを混ぜてこねて団子にしたのを茹でたもの。こう書くと余り美味しそうに聞こえないけれど、そんなことありません!残り物コシードって、家庭でもコロッケの具にしたりするんですよ。
右下は酢漬けミニ玉葱 ワインが進んでしまうっっ
オリーブはこの近くの Campo Real のもの。
ミニキュウリのピクルスは、スペインのは程好い酸っぱさで食べやすいです。
左奥のは茹でたヒヨコ豆をフライしたもの
(夫撮影) -
この後くるコシードが重いの知っているから、余り摘んではいられないのだけれど、どれも美味しくって、つい・・・
ワインも進むしね〜 止まりません! -
素焼き陶器の食器に、チェックのテーブルクロスが、とても可愛らしくテーブルを演出しています。
-
イチオシ
きたぁ〜 コシードで一番私が好きなのはスープ。
だって、豆、野菜、肉の旨味がたっぷりのだし汁なんですもの〜
ここのはこんな土瓶に入れられてきました。
茹でた極細パスタを別に持ってくるのは初めてです。パスタが伸びなくて良いですね。それに、スペアミントとパンが付いてくるのも初めて。 -
美味しそう♪
土瓶からパスタの入った器によそって・・・
むむぅぅぅぅ んんんんん・・・!!!!
おいしいいいいいいい
今まで飲んだコシードのスープの中で一番の味です!
スペアミントの香りがスープに上品さを与えます。
残さずに、3杯もお替わりしちゃいました。
(夫撮影) -
さぁて メイン
ここで、普通のコシードとの違い。
普通はここで豆野菜類はひと皿、肉類はもうひと皿に別々に盛りつけられてくるのですが、ここのは全部同じ器に入れられてきました。それに、ここにも少しですがだし汁が入っています。
普通のよりも冷め難くいし、豆や肉がパサパサしないので、この方がずっと良いです。
そして、ザリガニ! インゲン! これらは普通のコシードには入ってません。
(夫撮影)レストラン ボデゴン 地元の料理
-
トマトとニンニクとクミンと塩で作ったトマトソースが一緒に出てくるのは、普通のコシードと同じですが、ここのソースは温かかった。 これも良い!
でも、私たちは余りこのソースをかけません。
クミンの香りがコシードの風味を消してしまうんで。
野菜類はミニジャガ、インゲン、カブ、キャベツ、ニンジンが入っています。普通のコシードよりも野菜類が多いです。 -
肉類は豚、牛、鶏、そしてチョリッソ生ハムの塊や、豚の脂身なども入っています。
写真はガチョウの首の部分にガチョウのミンチ肉、パン粉、豚の脂身、パセリ、卵を混ぜたものを詰めて茹でたもの。
肉類はどれも美味しかったです。肉は柔らかめ。それに、ちゃんと切り分けて適当な大きさで盛りつけられてるのが良い。(ゴロッとした大きな塊ごと出してくる店が多い)
生ハムは火を通すとかなりしょっぱくなるもんなんですが、全然そんなことありませんでした。 -
でも、なんと言っても君たちが主役のような気がするのよー
面倒くさかったので食べませんでしたが。
多分、旨味は出汁に出し切っているし。
スープを3杯ものんでいながら、私はまだスプーンをこの器の中に突っ込んで出汁を最後まで頂きました(笑) -
デザートは、手前 Bartolillo 奥 Pestiño
共にこの地域の揚げ菓子です。
ペスティーニョの方が食べやすいかな。
クリーム(ナティージャス)が程好い甘さで美味しかった。
(夫撮影) -
土曜日のランチタイム、予約している人達でいっぱいです。
時々飛び込みで入ってくる人は、始めの方は数組入れましたが、後は全部断られていました。
週末にコシード食べる場合は、どこのレストランでも要予約です。 -
チンチョンのパラドールのコシード
大満足でした。
今シーズン、多分リピートします!
コシード ファンには是非一度試してみることをお勧めします。
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この旅行で行ったホテル
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パラドール デ チンチョン
3.25
この旅行で行ったグルメ・レストラン
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