フィンランドを北上してオーロラを観る旅（ヘルシンキ編）

2013/11/14 - 2013/11/15

今年はオーロラの当たり年。
冬のフィンランドでヘルシンキの街歩き→ラップランドでオーロラを観てみたい！・・・という旅です。
これから行かれる方の参考になれば、これ幸い。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

2013年11月14日（晴）12時発のFINNAIRで成田からフィンランドはヘルシンキに向かいます！　with夫。
フィンランドでは少額から気軽にカードが使えるらしいのですが、とりあえずいくらかをユーロに替えました。当日、成田空港あたりで一番レートがよかった銀行で、1ユーロ137.2円くらい。（円高が懐かしい・・・）
数年前にインドを旅して以来、海外旅行に緊張感がすっかり薄れてしまい、下調べがものすごく甘いままでの出発です。うーん・・どこかで確実にポカをやりそうで心配。
とにかく困ったら、夫がレンタルしたwifiルーター＆iPhone頼りで、オンタイムに調査しながら旅を進めます！

10時間の長旅の最初は、フィンランドのビール「KOFF」で乾杯。
キリっとしていてなかなか美味しいです。
（家では最近、本物のビールを飲んでいないので・笑）

最初の機内食♪お昼ご飯です。
私は、（確か）カジキマグロの餡かけごはん。なかなか美味なり。
夫はビーフのスパイシーソースだったかな？こちらも美味しいかったです。
次のご飯には、ホウレンソウパスタのクリームソース？
これを食べ終わると、いよいよフィンランド到着です♪

同日15時半頃、ヘルシンキ着。もう外は暗いです。
さすが北欧の冬、日が短い！
トランクから帽子とマフラーなどを取り出しましたが、意外と寒くなくて拍子抜けしました。（外は5℃くらい）
これから、空港発ヘルシンキ中央駅行きのシャトルバスに乗って、市街地に向かいます。

空港から30分前後で終点の「ヘルシンキ中央駅」に到着。
まずは駅の中にあるkioskで、「ディチケット」を購入。
8ユーロで24時間、原則、市内の交通機関乗り放題のカードです。
行動範囲と滞在日数から、トラムを数回利用するだけと予定していたのですが、シングルチケット（1回乗る毎にお金を払う）で乗降するよりちょっぴりお得とソロバンをはじきました。

エコノミークラスの長旅で疲れたので、とりあえずはホテルにチェックインしようと、ホテルに向かうトラムに乗りました。
最初に乗ったトラムで、まずはディチケットをアクティベイトしなくてはなりません。
・・・が、ここで早速つまづき・・（汗）
車内のところどころにあるこのマシーンを使ってカードを有効化しないとならないのですが、カードの差し込み口らしき部分にカードを入れようとしても受け付けてくれず・・。
揺れる車内で大きなスーツケースを抱えてあーでもないこーでもないと言っていたら、親切な現地の青年が教えてくれました♪
この中心部（グリーンのラインが交差した部分）にカードをかざせばよいのですって。
なーんだ。全然わかんなかったよ〜。
親切なお兄さん、Kittos!（ありがとう）

ヘルシンキで宿泊するホテルは、市街地からちょっと離れたパシラ地区にある「ソコスホテル・パシラ」。（旅行会社さんが予約）
国鉄（VR）の「Pasila」駅からも歩ける距離ですが、トラムのMaistraatintori駅の目の前でした。市街からも15分くらいかな〜？
ホテルに着いた時点で、まだ18時前あたりでしたが、あたりは静かで真っ暗。
夕食に外に出ても、あたりにはめぼしいお店がなかったので、ネットで調べまくって、VRの「Pasila」駅まで出向きました。
駅のあるビル？には、フードコートっぽいお店がいくつかあって、ハンバーガーショップやピザ屋さん、小さなスーパーマーケット、パブも。
そこの1店で、ケバブのピタサンドとケバブライスを注文したら・・・
1品が大量で食べきれませんでした。
ビールを一杯ずつオーダーして、全部で19.3ユーロ。う・・痛い。
これから食事都度、北欧の物価高を痛感する事になります。

ところで、宿泊したホテルの室内はこんな感じでした。シンプルだけど、なんとなく北欧チックで可愛いかな。
フィンランドにつきもののサウナはホテル内の別の階にありました。（使用せず）
部屋のバスルームは、バスタブなしのシャワーのみで、これが一般的のようですね。
シャワーソープなどはちゃんとありますが、この先どこのホテルも歯ブラシはありませんでした。これも一般的のようですね。
持参したので、困りませんでしたが。
フィンランドに旅行の際は、歯ブラシは持参すべし。（もちろん、現地でも買えます）

初日は早々に就寝し、翌日はホテルの朝食からスタート。
ブッフェ方式です。
数種類のパンにシリアル、野菜はレタスにキュウリにトマト。キュウリのピクルスに2，3種類のチーズとハム、スクランブルエッグに茹で卵、ソーセージやフルーツ、ニシンの酢漬け（トマト味やマスタード味も）、フレッシュジュース、オートミールなどなどと、とても種類が豊富。
多少の違いはありましたが、この後の2つのホテルもだいたいこんな感じでした。美味しかったです♪

朝食を終えて、チェックアウトし、早速トラムで市街へ。
まずは、中央駅地下にあるコインロッカーにスーツケースを預けます。
Lサイズのスーツケースだったので、一番大きなロッカーを2つ借りて、合計8ユーロでした（24時間）。
ヘルシンキ滞在は今日の夜までなので、出発までは、めぼしい観光スポットを見て回るつもりです。
まずは、ヘルシンキ中央駅あたりで降車し、ブラブラと歩いてヘルシンキ大聖堂へ。
この日はあいにくのお天気で、雲が多くて時々雨。
折りたたみの傘が役に立ちました。

ヘルシンキ大聖堂の中はこんな感じ。
すっきりときれい。

大聖堂を出てすぐのマーケット広場に。
お店はまばらで、朝だからか？お店も人出も少ない様子。
カラフルな野菜やお魚、日用品などを見て回ります。

並べられたお野菜。
お馴染みの野菜も多いですが、日本では目にしないお野菜も。
少しオレンジがかった大きな蕪のような野菜は”Lanttu”という名前で、英名は「ルタガバ」？
食べた事も見た事もないです。興味津々。

北欧らしく、ベリーや乾燥キノコも。

お魚も新鮮そうですね〜

フィンランドといえば、かもめ！！
これは、はずせない（笑）
映画「かもめ食堂」で見た通り、港にはかもめがポツポツおりました。
可愛くて、思わず見入っちゃいました。

お昼ご飯にはまだ少し早い時刻だったので、マーケット広場近くからのびるエスプラナーディ通りを散歩かたがたお店を覗きます。

イッタラは外せない！
昼食後にここでお土産の食器を購入しました。

マリメッコも外せません！
こちらでも、早々にお土産を購入しました。

しばしぶらついた後は、またトラムに乗って「かもめ食堂」（現店名はKahvila Suomi」）に。映画「かもめ食堂」ファンとしては、ベタですが、やはり外せません！
市街の賑やかな通りからは少し離れた、比較的静かな場所にありました。
トラムを降りる時には現地のおばさまが「あっち、あっちよ」と指を指して道を教えてくれて、降りてから地図を見ていたら、道行くおばさまが「かもめ食堂に行きたいの？」と、再び道を教えてくれました。
このあたりでウロウロしている日本人は、皆、かもめ食堂に行くものだとわかっているようです（笑）
フィンランドの方は、押しつけがましくなく、さりげなく親切な方が多い感じがして、なんだか好きになりました。

店内は（ちょっと暗いですが）こんな感じ。
映画ではとてもスタイリッシュな店装でしたが、実際は素朴な感じ。
椅子やテーブル、ライトなども異なり、窓側には段差があり、オープンキッチンではなかったですが、天井や壁のブルーはそのままでした。
お昼時なのでお店は地元の人々で混み合っていて、日本からの観光客は我々を含めた2組だけ。人気店のようです。
お店のスタッフには、日本人の女性の方もいらっしゃいました。

今日のランチから、私はサーモンのクリームソースをチョイス。
つけあわせのジャガイモは、数種類の調理法が選べるようになっています。
確か、マッシュポテトがフライか丸ゆでか・・・あと2種類くらい？
私はマッシュポテトでお願いしました。
これに、セルフサービスのサラダやヨーグルト、パンとコーヒーがついて9.5ユーロ。

夫はポークカツレツ。同じくジャガイモはマッシュで（芸がない）。
こちらは、10.9ユーロ。
どちらも美味しかったです。
でも、かなりボリューミーで、お腹が苦しくなりました。
よって、シナモンロールはパス。
「かもめ食堂」で食事が出来て、満足です。

その後はまたトラムに乗って中央駅付近に戻り、「ムーミンショップ」でウィンドウショッピング。可愛かったけれど、なかなか高価で購入はなし。
イッタラやマリメッコで買い物をした後は、駅前のデパートSokosの地下にあるスーパーマーケットで、お菓子類のお土産と、これから夜行列車の中で食べる夕食のサンドイッチやドリンク、ビールなどを購入しました。
どこの国に行っても、スーパーマーケットは楽しいです♪

そうこうしている間に出発の時刻が近付いてきたので、中央駅に戻り、カフェで一休み。
スーツケースをロッカーから取り出して、18時50分発のサンタクロース・エキスプレスでロバニエミへと向かいます。

ヘルシンキ中央駅の構内。ヨーロッパぽいですね〜。
こちらもそうですが、トラムなんかも改札や検札がぜーんぜんないのには驚き。
（ごくたまにチェックが入り、ズルしたのがバレると高額罰金を科せられるのだそうですが）

これがサンタクロース・エキスプレスです。
2階建車両の2階のコンパートメントを予約しました。

そのコンパートメントの室内はこんな感じ。
2段ベッドにトイレ＆シャワールームがついています。
Lサイズのスーツケースは、床では開けられない狭さ（笑）
2段ベッドの上段は大変天井が近いので、寝る以外には使えません。
また、シャワーは水の出が悪いという評判なので、使いませんでした。
食堂車がついていますが、お昼ご飯が胃にもたれていたので、狭い室内でモソモソとサンドイッチを食べて就寝です。
翌朝7時50分には、次の街のロバニエミに到着予定です！