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ご訪問ありがとうございます。<br /><br />喧騒のバラナシ、混沌のバラナシ。<br />ガンジス川のガートを歩いていたら、ハッシシはどうだと怪しい男が近づいてきた。<br />興味がないので断ったらあっさりと男は去っていきました。<br />バラナシのガートは階段状になっていてガンジス河に沿って4kmの長さがあるそうだ。<br />早朝、朝陽とともにガンジス河での沐浴が始まる。<br />お祈りをする人、洗濯をする人で溢れていた。<br />また5箇所で火葬が行われていました。<br />水葬された遺体が浮かんでいる近くで沐浴する人々を見て、インドの人たちの文化を垣間見ることができた。

インド=母なるガンジス バラナシ ・ハリシュチャンドラ王の伝説編 ☆魂の救済と解放☆

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2004/07/28 - 2004/07/28

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地球の迷い方

地球の迷い方さん

ご訪問ありがとうございます。

喧騒のバラナシ、混沌のバラナシ。
ガンジス川のガートを歩いていたら、ハッシシはどうだと怪しい男が近づいてきた。
興味がないので断ったらあっさりと男は去っていきました。
バラナシのガートは階段状になっていてガンジス河に沿って4kmの長さがあるそうだ。
早朝、朝陽とともにガンジス河での沐浴が始まる。
お祈りをする人、洗濯をする人で溢れていた。
また5箇所で火葬が行われていました。
水葬された遺体が浮かんでいる近くで沐浴する人々を見て、インドの人たちの文化を垣間見ることができた。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.0
グルメ
5.0
交通手段
鉄道
  • ガンジス河の朝日。<br /><br />バラナシにはハリスチャンドラ・ガートと呼ばれる火葬場がある。<br />それはバラナシでマニカル・ガートと並んで、もっとも重要な火葬場とされている。この火葬場の名前の起源となったハリシュチャンドラ王には、こんな伝説が語り伝えられている。<br /><br />ハリシュチャンドラ王は施しを乞われて一度も断ったことが無いという評判の王だった。

    ガンジス河の朝日。

    バラナシにはハリスチャンドラ・ガートと呼ばれる火葬場がある。
    それはバラナシでマニカル・ガートと並んで、もっとも重要な火葬場とされている。この火葬場の名前の起源となったハリシュチャンドラ王には、こんな伝説が語り伝えられている。

    ハリシュチャンドラ王は施しを乞われて一度も断ったことが無いという評判の王だった。

  • ある時、神々はヴィシュワミットラという僧を送って王を試すことにした。<br />ヴィシュワワミットラという僧は、王に莫大な施しを要求した。<br />王は王国のすべてを与えたが、それだけでは僧を満足させることはできなかった。<br /><br /><br />

    ある時、神々はヴィシュワミットラという僧を送って王を試すことにした。
    ヴィシュワワミットラという僧は、王に莫大な施しを要求した。
    王は王国のすべてを与えたが、それだけでは僧を満足させることはできなかった。


  • しかたなく王は王妃クララと王子ラフールを働かせ、自らも火葬場の奴隷となって働くことになった。家族は別れ別れになり、しばらく時が過ぎた。<br />ある時、一人の女が死んだ子供を抱えて火葬場にやってきた。<br />ガンジスの火葬場で焼かれることによって、初めて人間の魂は救済され解放されるからである。<br /><br /><br />写真は火葬の準備をする人。

    しかたなく王は王妃クララと王子ラフールを働かせ、自らも火葬場の奴隷となって働くことになった。家族は別れ別れになり、しばらく時が過ぎた。
    ある時、一人の女が死んだ子供を抱えて火葬場にやってきた。
    ガンジスの火葬場で焼かれることによって、初めて人間の魂は救済され解放されるからである。


    写真は火葬の準備をする人。

  • しかし、その女は火葬するお金がないという。<br />その女の顔をよく見ると、それは王妃だった。そして死んだ子供は王子だった。<br />王は最後の儀式のためにお金を払うのは父親としても責任であることはわかっていた。しかし王自身が奴隷であり、お金を持っていなかった。<br /><br /><br />

    しかし、その女は火葬するお金がないという。
    その女の顔をよく見ると、それは王妃だった。そして死んだ子供は王子だった。
    王は最後の儀式のためにお金を払うのは父親としても責任であることはわかっていた。しかし王自身が奴隷であり、お金を持っていなかった。


  • 最後の儀式をしなければ、王子の魂は永遠に救済されない。<br />火葬場で働くものとして、お金を取らずに火葬をすませることはできた。<br />しかし、王はその不正を行うことができなかった。<br /><br /><br />

    最後の儀式をしなければ、王子の魂は永遠に救済されない。
    火葬場で働くものとして、お金を取らずに火葬をすませることはできた。
    しかし、王はその不正を行うことができなかった。


  • 王子の遺体は風雨にさらされ朽ち果てた。<br />これを見てはじめて神々はハリシュチャンドラ王に敗北を認め、ハリシュチャンドラの王国は、神々により王妃や王子の命共々、すべて返還されたという。

    王子の遺体は風雨にさらされ朽ち果てた。
    これを見てはじめて神々はハリシュチャンドラ王に敗北を認め、ハリシュチャンドラの王国は、神々により王妃や王子の命共々、すべて返還されたという。

  • こんな欲望を放棄した自己犠牲の伝説が、バラナシではいやインド人の間では、まだ語り継がれているのである。<br />21世紀の中頃には地球の資源が枯渇し、飢餓や大量死が引き起こされる中で、今10個食べているパンを5個に減らして、発展途上国の人々に分け与える必要が必ず生じてくる。<br /><br /><br />

    こんな欲望を放棄した自己犠牲の伝説が、バラナシではいやインド人の間では、まだ語り継がれているのである。
    21世紀の中頃には地球の資源が枯渇し、飢餓や大量死が引き起こされる中で、今10個食べているパンを5個に減らして、発展途上国の人々に分け与える必要が必ず生じてくる。


  • その時必要なのは欲望のコントロールと自己犠牲の精神である。<br />現代文明を延命させるには、欲望のコントロールが必要であるという点においては、多くの人々の見解が一致している。<br />しかし、欲望のコントロールはそう簡単にできることはない。

    その時必要なのは欲望のコントロールと自己犠牲の精神である。
    現代文明を延命させるには、欲望のコントロールが必要であるという点においては、多くの人々の見解が一致している。
    しかし、欲望のコントロールはそう簡単にできることはない。

  • このハリシュチャンドラ王のような伝説が今も生き続ける世界においてのみ、欲望のコントロールがはじめて可能なのである。<br />欲望の放棄と自己犠牲の伝説を語り継ぐインドの文化と、それと深く連動したヒンドウー教の教えの中に、人類の未来を救済する哲学を発見するのである

    このハリシュチャンドラ王のような伝説が今も生き続ける世界においてのみ、欲望のコントロールがはじめて可能なのである。
    欲望の放棄と自己犠牲の伝説を語り継ぐインドの文化と、それと深く連動したヒンドウー教の教えの中に、人類の未来を救済する哲学を発見するのである

  • バラナシの袋小路の小さな一室に、死を待つ老人とそれを見守る家族が、静かに過ごしている。

    バラナシの袋小路の小さな一室に、死を待つ老人とそれを見守る家族が、静かに過ごしている。

  • 何千、何万人もの人々が、このバラナシにやってくる。死をむかえるためにやってくる。

    何千、何万人もの人々が、このバラナシにやってくる。死をむかえるためにやってくる。

  • 死は恐れの対象ではなく、シヴァ神の祝福からの人生で最も大切な贈り物なのである。遺体はガートで火葬にされた後、ガンジス河に流される。

    死は恐れの対象ではなく、シヴァ神の祝福からの人生で最も大切な贈り物なのである。遺体はガートで火葬にされた後、ガンジス河に流される。

  • しかし、薪の値段が高くて遺体を十分に焼くだけの薪を買えないため、遺体のいくつかは半焼けのままガンジス河に流される。

    しかし、薪の値段が高くて遺体を十分に焼くだけの薪を買えないため、遺体のいくつかは半焼けのままガンジス河に流される。

  • その半焼けの遺体がプカプカ浮くその中で、人々は沐浴し、その水を口にする。<br />それは近代文明の価値観の下で育ったものには、おぞましい恐怖の風景にさえ見える。

    その半焼けの遺体がプカプカ浮くその中で、人々は沐浴し、その水を口にする。
    それは近代文明の価値観の下で育ったものには、おぞましい恐怖の風景にさえ見える。

  • しかし、その中にはいるとなぜか魂が癒され、死への恐怖が消える。<br />そこに満ち溢れているのは優しさであり、祈りであり、魂の救済と解放であった。<br /><br />参考:インド現地ガイドブック「ベナレス、サルナート」

    しかし、その中にはいるとなぜか魂が癒され、死への恐怖が消える。
    そこに満ち溢れているのは優しさであり、祈りであり、魂の救済と解放であった。

    参考:インド現地ガイドブック「ベナレス、サルナート」

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