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過去の旅を写真とメモを見ながら思い出し、<br />旅日記を書いてみました。。。。。<br /><br />これは富士登山に初挑戦し<br />悪天候で途中断念した時のです。<br /><br />二日目<br /><br />朝5:00起床です。<br />外のトイレに行ってタバコを、<br />雨は相変わらず激しく降っている。<br /><br />駄目か!!<br />朝食をすませ、ガイドさんから話が・・・<br /><br />とりあえず、今晩宿予定の八合目の山小屋「太子館」へ雨の中行き、<br />その後はまた連絡との事。<br />濡れたズボンを履き、濡れた靴下を履き、一応カッパを着込み出発。<br /><br />まだまだ続く岩場を寒さ冷たさを堪え必死で登り、<br />なんとか山小屋へ到着。当然ビチョビチョ(&gt;_&lt;)<br />とりあえず荷物を置き待機。<br /><br />カミナリ警報か注意報が出てるらしい。<br /><br />ガイドさんから話が・・・<br />天候は午後から良くなる予報、<br />とりあえず山頂まで行ってみますが残りたい方は申し出て下さい、<br />行かれる方は8:30に集合下さい。との事だ!!!<br /><br />さて、どうする???<br />と、考える余地無しで居残りを選択した。<br /><br />その時の悔しさ、やるせなさ、<br />何処にも誰にもぶつけられない無念の思い。<br /><br />思わず、年甲斐もなく泣きたくなってきた。<br /><br />体力、気力も充分ある。<br />只々、服が無い!!<br /><br />既に八合目、標高3100mに居る。<br />濡れた服で豪雨とカミナリの中、これ以上登るのは無理。<br /><br />天候を怨むより、自身の装備の甘さに情けなさを感じる。<br />ケチって安物カッパで済ませてしまったのが、この結果である。<br />正に「安物買いの銭失い」の言葉をかみしめた。<br /><br />ほんと、ここまでの悪天候など、全く想定していなかった。<br />誘った友人にも、俺の甘さで申し訳ない限りである。<br /><br />唯一、山小屋の人が「今シーズン一番の悪天候だ」<br />って言ってたのが、ちょっと心の救いか???<br /><br />悔しい思いを胸に、山頂目指す20名程の方々に、<br />頑張って!!と声をかけ見送った。<br /><br />ここで、日本一の頂に・・・の挑戦、俺の夢は終わった。。。<br />

(旅の思い出)2011年8月24日~3日間 富士登山 初挑戦 「2日目」

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2011/08/24 - 2011/08/26

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腹巻君

腹巻君さん

過去の旅を写真とメモを見ながら思い出し、
旅日記を書いてみました。。。。。

これは富士登山に初挑戦し
悪天候で途中断念した時のです。

二日目

朝5:00起床です。
外のトイレに行ってタバコを、
雨は相変わらず激しく降っている。

駄目か!!
朝食をすませ、ガイドさんから話が・・・

とりあえず、今晩宿予定の八合目の山小屋「太子館」へ雨の中行き、
その後はまた連絡との事。
濡れたズボンを履き、濡れた靴下を履き、一応カッパを着込み出発。

まだまだ続く岩場を寒さ冷たさを堪え必死で登り、
なんとか山小屋へ到着。当然ビチョビチョ(>_<)
とりあえず荷物を置き待機。

カミナリ警報か注意報が出てるらしい。

ガイドさんから話が・・・
天候は午後から良くなる予報、
とりあえず山頂まで行ってみますが残りたい方は申し出て下さい、
行かれる方は8:30に集合下さい。との事だ!!!

さて、どうする???
と、考える余地無しで居残りを選択した。

その時の悔しさ、やるせなさ、
何処にも誰にもぶつけられない無念の思い。

思わず、年甲斐もなく泣きたくなってきた。

体力、気力も充分ある。
只々、服が無い!!

既に八合目、標高3100mに居る。
濡れた服で豪雨とカミナリの中、これ以上登るのは無理。

天候を怨むより、自身の装備の甘さに情けなさを感じる。
ケチって安物カッパで済ませてしまったのが、この結果である。
正に「安物買いの銭失い」の言葉をかみしめた。

ほんと、ここまでの悪天候など、全く想定していなかった。
誘った友人にも、俺の甘さで申し訳ない限りである。

唯一、山小屋の人が「今シーズン一番の悪天候だ」
って言ってたのが、ちょっと心の救いか???

悔しい思いを胸に、山頂目指す20名程の方々に、
頑張って!!と声をかけ見送った。

ここで、日本一の頂に・・・の挑戦、俺の夢は終わった。。。

旅行の満足度
4.5
同行者
友人
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
  • さて、この余った時間をどう過ごすか?何もやる事がない。<br /><br />居残り組の人々は寝袋に潜り込んでる。<br />そりゃぁ寝るか、食べるかしかない状態。<br /><br />俺と連れも、寝袋に足だけ突っ込み、<br />おやつ食べながら携帯の電源が切れる寸前までゲームで暇つぶし。<br />あ〜ほんま暇だ〜<br /><br />やる事が無いと、またまた悔しさと情けなさが込み上げてくる。<br />ほんま情けない(&gt;_&lt;)

    さて、この余った時間をどう過ごすか?何もやる事がない。

    居残り組の人々は寝袋に潜り込んでる。
    そりゃぁ寝るか、食べるかしかない状態。

    俺と連れも、寝袋に足だけ突っ込み、
    おやつ食べながら携帯の電源が切れる寸前までゲームで暇つぶし。
    あ〜ほんま暇だ〜

    やる事が無いと、またまた悔しさと情けなさが込み上げてくる。
    ほんま情けない(>_<)

  • 外へ出て、タバコを一服。<br />雨であるが、とりあえず記念撮影

    外へ出て、タバコを一服。
    雨であるが、とりあえず記念撮影

  • あっという間に身体が冷える。<br /><br />暖かいコーヒー飲んで・・・<br />何か口にいれてばっかです。<br />

    あっという間に身体が冷える。

    暖かいコーヒー飲んで・・・
    何か口にいれてばっかです。

  • 11:30<br />支給されてた、携帯食のレトルト赤飯とカロリーメイトを食べる。<br />山小屋の方が味噌汁をサービスで出してくれた。<br />具は玉葱しか入ってないが、身体も心も温まった。

    11:30
    支給されてた、携帯食のレトルト赤飯とカロリーメイトを食べる。
    山小屋の方が味噌汁をサービスで出してくれた。
    具は玉葱しか入ってないが、身体も心も温まった。

  • 食事を終えて、また寝袋に入り何気に窓を見ると、雨が止んでる。<br />直ぐに外に出て見ると、曇りに隠れながらも太陽らしきものも確認出来る。

    食事を終えて、また寝袋に入り何気に窓を見ると、雨が止んでる。
    直ぐに外に出て見ると、曇りに隠れながらも太陽らしきものも確認出来る。

  • あ〜登った方達は今頃、素晴らしい景色の中、<br />お鉢巡りを満喫してるんだろうなぁ〜と思うと、<br />悔しさがまた込み上げてくる。

    あ〜登った方達は今頃、素晴らしい景色の中、
    お鉢巡りを満喫してるんだろうなぁ〜と思うと、
    悔しさがまた込み上げてくる。

  • が、いつまでもうじうじしてても仕方ない!!<br />この3100mからの景色を楽しもうと気持ちを切り替え、<br />今を楽しむ事にです。

    が、いつまでもうじうじしてても仕方ない!!
    この3100mからの景色を楽しもうと気持ちを切り替え、
    今を楽しむ事にです。

  • 雨があがったところで<br />再度、記念撮影!!!

    雨があがったところで
    再度、記念撮影!!!

  • 風がそこそこあったので、<br />ついでに濡れた靴や乾かせる物を外に持ち出し、<br /><br />パタパタと・・・

    風がそこそこあったので、
    ついでに濡れた靴や乾かせる物を外に持ち出し、

    パタパタと・・・

  • 16:30頃<br />荷物の整理をしていると、山頂へ行ったグループが戻ってきた。<br /><br />ん??えらく早いなぁーと思いながら、<br />皆からの山頂話を聞くのが辛いなぁと荷物整理に没頭していると<br />どうも様子がおかしい???<br />皆うかない表情だし無言である。<br /><br />その中で一人、関西オバタリアン丸出しの人が色々話してくれた。<br />豪雨の中、なんとか山頂まで辿りついたらしいが、<br />雨に加え超強風で飛ばされそうだったと、<br />ヒョウみたいなのも降ってきて、また視界も殆ど無く<br />少し小屋で待機したが、状況は変わらず、<br />そのまま下山してきたらしい。<br /><br />結局、お鉢巡りどころでも無く、<br />加えて通常の下山道は落石危険の為に封鎖され、散々だったとの事。<br /><br />ちょっと大袈裟におばちゃん、ゆうてるのかな??<br />と思ってたら、添乗員さんもかけてたメガネが飛ばされたと言っていた。<br /><br />いやぁ〜大変でしたね〜残念でしたね、と答えながら、<br />心の何処かに黒い俺が居るのも感じた。心の小さい俺です。<br />そして、そんな悪天候の中を登ったという、<br />滅多に無い経験がうらやましかった。<br /><br />皆が帰ってきたと思ったら、<br />すぐ夕食!!!まだ17:00である。

    16:30頃
    荷物の整理をしていると、山頂へ行ったグループが戻ってきた。

    ん??えらく早いなぁーと思いながら、
    皆からの山頂話を聞くのが辛いなぁと荷物整理に没頭していると
    どうも様子がおかしい???
    皆うかない表情だし無言である。

    その中で一人、関西オバタリアン丸出しの人が色々話してくれた。
    豪雨の中、なんとか山頂まで辿りついたらしいが、
    雨に加え超強風で飛ばされそうだったと、
    ヒョウみたいなのも降ってきて、また視界も殆ど無く
    少し小屋で待機したが、状況は変わらず、
    そのまま下山してきたらしい。

    結局、お鉢巡りどころでも無く、
    加えて通常の下山道は落石危険の為に封鎖され、散々だったとの事。

    ちょっと大袈裟におばちゃん、ゆうてるのかな??
    と思ってたら、添乗員さんもかけてたメガネが飛ばされたと言っていた。

    いやぁ〜大変でしたね〜残念でしたね、と答えながら、
    心の何処かに黒い俺が居るのも感じた。心の小さい俺です。
    そして、そんな悪天候の中を登ったという、
    滅多に無い経験がうらやましかった。

    皆が帰ってきたと思ったら、
    すぐ夕食!!!まだ17:00である。

  • 夕食を済ませ、<br /><br />雲海を見ながら歯を磨き終えた頃には、<br />皆さん寝袋に潜り込み就寝タイムに入ってる。<br /><br />お〜俺はまだ寝れないぞ〜<br />が、仕方ない!!とりあえず寝袋に入り、<br />羊を数える代わりにジンギスカン一人前、<br />二人前と夢で満腹感を味わってるうちに眠りについた。<br />

    夕食を済ませ、

    雲海を見ながら歯を磨き終えた頃には、
    皆さん寝袋に潜り込み就寝タイムに入ってる。

    お〜俺はまだ寝れないぞ〜
    が、仕方ない!!とりあえず寝袋に入り、
    羊を数える代わりにジンギスカン一人前、
    二人前と夢で満腹感を味わってるうちに眠りについた。

  • ふっと目が覚めトイレに外に出る。夜景が綺麗である。<br /><br />時計を見るとまだ21:30\(//∇//)\<br />朝までまだまだ時間がある。<br /><br />結局、その後、熟睡は出来ずウトウトの繰り返しにて、<br />二時間おき位にトイレとタバコタイム。<br /><br />外に出るたびに夜間登山の人達が続々と登っていた。<br />中には小さい子供もです。<br /><br />そして、起床時間の4:30を迎えました。<br /><br /><br />三日目につづく

    ふっと目が覚めトイレに外に出る。夜景が綺麗である。

    時計を見るとまだ21:30\(//∇//)\
    朝までまだまだ時間がある。

    結局、その後、熟睡は出来ずウトウトの繰り返しにて、
    二時間おき位にトイレとタバコタイム。

    外に出るたびに夜間登山の人達が続々と登っていた。
    中には小さい子供もです。

    そして、起床時間の4:30を迎えました。


    三日目につづく

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