2011/08/24 - 2011/08/26
736位(同エリア980件中)
腹巻君さん
過去の旅を写真とメモを見ながら思い出し、
旅日記を書いてみました。。。。。
これは富士登山に初挑戦し
悪天候で途中断念した時のです。
二日目
朝5:00起床です。
外のトイレに行ってタバコを、
雨は相変わらず激しく降っている。
駄目か!!
朝食をすませ、ガイドさんから話が・・・
とりあえず、今晩宿予定の八合目の山小屋「太子館」へ雨の中行き、
その後はまた連絡との事。
濡れたズボンを履き、濡れた靴下を履き、一応カッパを着込み出発。
まだまだ続く岩場を寒さ冷たさを堪え必死で登り、
なんとか山小屋へ到着。当然ビチョビチョ(>_<)
とりあえず荷物を置き待機。
カミナリ警報か注意報が出てるらしい。
ガイドさんから話が・・・
天候は午後から良くなる予報、
とりあえず山頂まで行ってみますが残りたい方は申し出て下さい、
行かれる方は8:30に集合下さい。との事だ!!!
さて、どうする???
と、考える余地無しで居残りを選択した。
その時の悔しさ、やるせなさ、
何処にも誰にもぶつけられない無念の思い。
思わず、年甲斐もなく泣きたくなってきた。
体力、気力も充分ある。
只々、服が無い!!
既に八合目、標高3100mに居る。
濡れた服で豪雨とカミナリの中、これ以上登るのは無理。
天候を怨むより、自身の装備の甘さに情けなさを感じる。
ケチって安物カッパで済ませてしまったのが、この結果である。
正に「安物買いの銭失い」の言葉をかみしめた。
ほんと、ここまでの悪天候など、全く想定していなかった。
誘った友人にも、俺の甘さで申し訳ない限りである。
唯一、山小屋の人が「今シーズン一番の悪天候だ」
って言ってたのが、ちょっと心の救いか???
悔しい思いを胸に、山頂目指す20名程の方々に、
頑張って!!と声をかけ見送った。
ここで、日本一の頂に・・・の挑戦、俺の夢は終わった。。。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
さて、この余った時間をどう過ごすか?何もやる事がない。
居残り組の人々は寝袋に潜り込んでる。
そりゃぁ寝るか、食べるかしかない状態。
俺と連れも、寝袋に足だけ突っ込み、
おやつ食べながら携帯の電源が切れる寸前までゲームで暇つぶし。
あ〜ほんま暇だ〜
やる事が無いと、またまた悔しさと情けなさが込み上げてくる。
ほんま情けない(>_<) -
外へ出て、タバコを一服。
雨であるが、とりあえず記念撮影 -
あっという間に身体が冷える。
暖かいコーヒー飲んで・・・
何か口にいれてばっかです。 -
11:30
支給されてた、携帯食のレトルト赤飯とカロリーメイトを食べる。
山小屋の方が味噌汁をサービスで出してくれた。
具は玉葱しか入ってないが、身体も心も温まった。 -
食事を終えて、また寝袋に入り何気に窓を見ると、雨が止んでる。
直ぐに外に出て見ると、曇りに隠れながらも太陽らしきものも確認出来る。 -
あ〜登った方達は今頃、素晴らしい景色の中、
お鉢巡りを満喫してるんだろうなぁ〜と思うと、
悔しさがまた込み上げてくる。 -
が、いつまでもうじうじしてても仕方ない!!
この3100mからの景色を楽しもうと気持ちを切り替え、
今を楽しむ事にです。 -
雨があがったところで
再度、記念撮影!!! -
風がそこそこあったので、
ついでに濡れた靴や乾かせる物を外に持ち出し、
パタパタと・・・ -
16:30頃
荷物の整理をしていると、山頂へ行ったグループが戻ってきた。
ん??えらく早いなぁーと思いながら、
皆からの山頂話を聞くのが辛いなぁと荷物整理に没頭していると
どうも様子がおかしい???
皆うかない表情だし無言である。
その中で一人、関西オバタリアン丸出しの人が色々話してくれた。
豪雨の中、なんとか山頂まで辿りついたらしいが、
雨に加え超強風で飛ばされそうだったと、
ヒョウみたいなのも降ってきて、また視界も殆ど無く
少し小屋で待機したが、状況は変わらず、
そのまま下山してきたらしい。
結局、お鉢巡りどころでも無く、
加えて通常の下山道は落石危険の為に封鎖され、散々だったとの事。
ちょっと大袈裟におばちゃん、ゆうてるのかな??
と思ってたら、添乗員さんもかけてたメガネが飛ばされたと言っていた。
いやぁ〜大変でしたね〜残念でしたね、と答えながら、
心の何処かに黒い俺が居るのも感じた。心の小さい俺です。
そして、そんな悪天候の中を登ったという、
滅多に無い経験がうらやましかった。
皆が帰ってきたと思ったら、
すぐ夕食!!!まだ17:00である。 -
夕食を済ませ、
雲海を見ながら歯を磨き終えた頃には、
皆さん寝袋に潜り込み就寝タイムに入ってる。
お〜俺はまだ寝れないぞ〜
が、仕方ない!!とりあえず寝袋に入り、
羊を数える代わりにジンギスカン一人前、
二人前と夢で満腹感を味わってるうちに眠りについた。 -
ふっと目が覚めトイレに外に出る。夜景が綺麗である。
時計を見るとまだ21:30\(//∇//)\
朝までまだまだ時間がある。
結局、その後、熟睡は出来ずウトウトの繰り返しにて、
二時間おき位にトイレとタバコタイム。
外に出るたびに夜間登山の人達が続々と登っていた。
中には小さい子供もです。
そして、起床時間の4:30を迎えました。
三日目につづく
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この旅行で行ったホテル
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八合目太子館
3.25
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