2012/05/25 - 2012/06/03
5位(同エリア20件中)
ちゃおさん
国清寺の古塔を行ったり来たり、何周かし、ためつすがめつして、古塔に別れを告げる。誰もいないので、淋しいこともあった。再度、参道に出て、出口に向かう。その途中の石灯籠の保管場所。日本風の春日灯籠のような形に驚く。この形の灯篭は日本独自のもので、日本に置いて考案されたもんとばかり思っていたが、どうもそうではなく、これも又中国が最初で、中国のデザインを移入したのか??
どちらが先で、どちらが後かはそれ程重要ではない。今まで日本独自と思っていたものが、中国にも存在することを知っただけでも充分だ。しかし、この石灯篭の庇の向こうに古塔が見える。良い構図だ。こんな風に何百年も前から人々は眺めてきたのか・・。1300有余年。充分過ぎる程長い時間だ。
参道から山村を眺める。山に霧雲がかかり幻想的だ。いや、中国的と言っても良いかも知れない。こんな漢字の水墨画を見たような記憶もある。山の先に仏塔も見える。あそこには又別のお寺でもあるのか。この天台山中には10以上の大小のお寺があるので、その中のどれかかも知れない。最澄が天台教学を学んだ龍興寺は、ここからかなり離れた場所にあるので、あの塔の龍興寺のものではないだろう。しかし、仏塔と言えば、慈覚大師が学んだ五台山清凉寺の古仏塔を思い出す。向こうのは真っ白の塔だったが・・。
参道の横は良く耕された畑地が広がっている。今水が張ってあるのは、これから稲作が始まる水田だろう。畑地の向こうにちょっとした集落が見える。夕食にはまだ時間が早い。田舎の部落を少し歩いてみようか。清凉寺へ行く途中の小集落を思い出した。良い感じの村かも知れない。
- 旅行の満足度
- 5.0
PR
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ちゃおさんの関連旅行記
天台山(中国) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
12