2013/10/24 - 2013/11/03
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Shirokumaさん
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今年、相次いで東チベットに行った人のブログを拝見し
完璧、ロックオンされてしまいました。
カンゼ・チベット族自治州『理塘』に、とにかく行きたい……。
予約してあったブエノスアイレス行きの
UA特典航空券をそそくさと手放し
入手したANAの成都行きのチケット。
しかし、出発が近くなって、まさか!の風邪を引き、
不安要素を抱えながらの旅立ちとなりました。
『風邪』と『高山病』立ちはだかるこの2K?の前に
なす術なしで、トホホのホ。
ここ数年の中で最も過酷、でも
とっても記憶に残る旅となりました。
①10月24日 成田→→成都 ☆ANA947
②10月25日 成都→→康定(カンディン)★バス@8時間
③10月26日 康定→→理塘(リタン) ★バス@15時間
④10月27日 ~リタン~
⑤10月28日 ~リタン~
⑥10月29日 理塘→→甘孜(ガンゼ) ★乗り合い@8時間
⑦10月30日 甘孜→→色達(セルタ) ★乗り合い@5時間
⑧10月31日 ~セルタ(ラルンガル・ゴンパ)~
⑨11月01日 色達→→馬爾康(マルカム) ★大型バス@25時間
⑩11月02日 →→成都
⑪11月03日 成都→→成田 ☆ANA948
1元=\14.2(数年前の残り) \16.3(今回、換金)
-
◆◇初日◇◆
風邪が完治しないまま、出発の日を迎えた。
のど痛いなぁ。
むむっ。
ANA 沖止めだった。
機内ではのど飴舐めて、ずっとうたた寝をしていた。
22時過ぎ、成都双流国際空港へ到着。
一歩外に出た途端、
もやった空気にグホッ。
空港バス#303@10元で市内に向かった。 -
23:30 予約していたホステルにチェックイン。
たったこれだけの移動なのに、ヤケに疲れた。
体調不安が重くのしかかる。
●Traffic Inn ●
ダブル(トイレ・シャワー別) 110元
新南門バスターミナルのすぐ裏手という
立地条件で選んだ。
部屋も水周りもキレい。 -
◆◇2日目◇◆
一晩明けて、のどは相変わらずイガイガ。
でも、風邪薬が効いたのか、頭痛は治まっていた。
午前8時発の『康定』行きのバスチケットを購入
119元
この路線、1時間に1本の割合で頻発していた。 -
出発までまだ時間があったので
近くにあったセブンイレブンで
食料を買い込む。
ふ〜 思わず
暖蜜?にのどを癒される。。。 -
途中、昼食休憩
-
別のバスからダンボールを抱えて降りてきた中国人
中からはこんなかわいいコが……。 -
成都出発から8時間後、
トイレ休憩・3回をはさんで
夕暮れ迫る、康定に到着。
標高2500m、一気に気温が下がった。
ひとまず、バスターミナルからほど近い
ユースホステルに投宿。 -
ここで連泊して高所順応とともに
少し療養をしようかと考えていたけれど
個室が一泊分しか取れないとのこと。
仕方ないので思い切って、
翌日、リタンに移動することにした。
今思うと
この強行軍が、シンドイ結果の引き金に……多分。
●康定貢嗄国際ユースホステル●
ダブル(トイレ・ホットシャワー付) 150元
公共ルームでwifi さくさく -
◆◇3日目◇◆
翌朝5時半。
町はまだ眠っている。
ただ、康定のバスターミナルはカオス。
ごったがえした人を掻き分け、
たくさん並んだバスの中から
自分のバスを探しださなくてはいけない。
大きな荷物を抱え、みんな必死。
この日、理塘行きは2台同時に出発。
乗車券は前日分しか販売していなかった。
6:00発 98元
車内、しんしんと冷えていて
発車してからも暖房はかからなかった。 -
康定の町を出ると、直にチェーンが必要となり、
これを装着する車で大渋滞。
でも、それは過酷なバス旅のほんの始まり。
康定から理塘、
雪道のため、一通規制のため、よくわからないため
1時間単位でバスが止まった。
止まったときがトイレ休憩
男性はいいけれど、女性は大変。
自力で、茂みを見つけなければいけない。
その度に、ズボズボと新雪に足をとられながら
岩場を上ったり下ったり……。
この移動で『ニーハオトイレ』が
トイレとして存在するだけで
神に思えるようになった。
謝謝、ニーハオ -
3つの峠を越えて行く。
軽く4000m以上、標高はずんずん上がる。 -
ガードレールなんかない崖ぷっちを
大型車がすれ違う。 -
視界も今ひとつ
-
でも、山の天気は変わりやすい。
曇っていたと思ったら青空も見え始め……。 -
タルチョも雪化粧
-
途中の町、雅江まで降下していくと
季節は冬から秋に逆戻り。
紅葉が輝いていた。
雅江でやっとこさ、お昼休憩
時間は午後3時半 -
雅江からもう一度、高度を上げていく。
100均のエア枕
少し空気を抜いてもすぐにパンパン。 -
4500m近くの峠。
ここで原因知らずの渋滞アゲイン。
バスを一歩降りたとき、脳天に衝撃が……。
今までずっと平気だったのに、
一気に高山病の症状に襲われた。
夕焼けが映える絶景にもかかわらず
鑑賞する気力もなく、バスに戻りぐったり。 -
その後のことはあまりよく覚えていない。
気づくとバスは午後9時、理塘のターミナルに到着した。
最後のチカラを振り絞り、目星をつけていた
和平酒店へチェックイン。
(2日間、ほぼ寝て過ごすこととなる)
●和平酒店●
ツイン(シングル扱い・トイレシャワー別) 30元
部屋は質素だけど家族経営のアットホームな宿 -
◆◇4日目◇◆
頭が痛い、クラクラする。脱力感が半端ない。
昨晩もずっと違和感を感じたまま、うつらうつら。
朝、起き上がれなくて
鎮痛剤をもう一錠飲んで横たわる。
富士山だってペルーだって、
大事にいたらなかったのに。。。
やはり、風邪が影響しているんだろうなぁ。
日本から持参した食料も
デブったなぁと一瞥するも
ちっとも食べたいとは思わなかった。 -
11時過ぎ、薬が効いているのか
体調、ほんの少し復活。
気力を振り絞り
リタン・ゴンパまで行ってみる。 -
坂がキツイ。
息があがる。 -
ゴンパの周りを巡礼する
信仰深いチベットの人たち
みんな人懐っこい。
興奮しているからか
このときだけは高山病を忘れていた。 -
空気が薄くて、空が低い
-
ゴンパの中も散策
-
チベット語がアートに映る
-
ゴンパに向かう道
五体投地する子供たち -
さほど高くはない
タルチョの丘に
時間をかけて、えっちらおっちら。 -
頑張って上ったら
理塘の町並みが迎えてくれた。
ここで薬切れ。
2時間ちょっとの観光、タイムオーバー。
再び、ひどい倦怠感に襲われる。 -
ぼっ〜としながら、宿に戻る途中、
自転車乗りのカップルを見かける。
今の私にとって、颯爽と自転車を漕ぐ彼女は
異次元の人だった。
宿に着いたら、そのままベッドになだれ込み
そのまま、薬飲むそして寝るを繰り返した。
途中、今日始めての食事、スープを
無理やり胃に流し込んでみたけど
吐き気に襲われ撃沈。
真夜中、朦朧としながらも、不本意だけど
康定まで戻って高度を下げよう……。
そんなことを考えていた。
その前に、もう一つ、是が非でも
この町で行きたい場所が……。 -
◆◇5日目◇◆
あいも変わらず、孫悟空の輪っかのように
頭を締め付けられる感じ。
でも、これだけは見逃したくなかった。
それは『天葬』
魂の抜け出た遺体をハゲワシによって
「天へと送り届ける」葬儀のひとつ。
セルタの町でもあるようだが
リタンのほうが、ナチュラルだと聞いていた。
ここリタンでは月・水・金の三日間だけ
早朝に執り行われる。
今日はその月曜日だった。 -
ポタラインという別のホステルに行くと
ちょうど、これから出かけるという
イスラエル人たちがいた。
タクシーをシェアさせてもらう。
車で10分ぐらいのところにその場所はあった。 -
暖を取る人たち
-
朝7時過ぎ。
葬儀は始まった。 -
職人のチベタンたちは
私たちが遠慮がちに撮る写真を
覗き込んでは、うんうん頷く。
彼らは私たちを
受け入れてくれたようだった。 -
目の前であっという間に、
たくぱく質が削ぎ落とされ、
カルシウムだけとなっていく。 -
職人がそれをさらに打ち砕き
再び、ハゲワシたちに与える。
一生懸命弔いながら……。 -
目の前に繰り広げらる光景は
少しもグロではなく、
究極なエコに思えた。
魂が抜け落ちた最後の最期、
別の命にその肉体を捧げる。 -
キーンと冷えきった早朝の丘の上、
この日、三つの肉体は、ハゲワシたちの血となり肉となり
一足先に『天』に召された、
それぞれの魂の元へと運ばれて行った。 -
一部始終、見届けさせてもらった私たちは
町までトボトボ歩いて帰った。。。
気づくと
孫悟空の輪っかが外れていた。
あれだけ苦しめられていた高山病が
ウソのように治まったのだ。
私の身体はついに、
4000メートルでの低酸素に
折り合いをつけたよう。
高山病とともにのどの痛みも消えていた。
きっともう大丈夫。。。
軽くなった身に活力がみなぎった。 -
9時過ぎに和平酒店へ戻り、チェックアウト。
そして
ポタラインに宿を移した。
高いけれど、文明の利器の恩恵を受けられる。
●POTALA INN●
ツイン(ホットシャワー・トイレ付)140元
部屋でwifi利用可 -
その晩、イスラエル人たちと夕食を食べに行く。
女子5人、久しぶりにワイワイと楽しかった。
彼女たちはここから南下して
シャングリア方面を目指すのだとか。
私は明日、康定ではなくガンゼへ北上。
また一人、旅、続行。
見えないチカラに感謝しながら。
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