小坂　滝めぐり～濁河温泉

2013/10/30 - 2013/10/30

ここんとこ、なんだか無性に何処かへ行きたい。
というか、多分、旅行記を書きたいのだ（笑）
だが、無い袖は振れない、遠くは無理だ。
したらば、日帰り圏内のまだ見ぬ名所や、も一度見たいあの場所この場所を訪れて、小さな幸せ味わっちゃうのもいいんでない？って気がむっくと芽生えた。
そして、皮切りに選んだのが、小坂の滝めぐりであった。

小坂は滝の多い町だという。
近くに住んでいたのに、ちっとも知らなかった。
滝めぐりに力を入れていて、気軽な初級からガイド付きの上級まで、豊富なコースが整備されている。

中でも「根尾の滝」は、「日本の滝百選」にも選ばれた名瀑で、どうだ！とばかりになかなか立派な佇まいを見せている。
幸いにも初級ランクに属している。

よ～し、今回はこやつをメインに据えてやろう！
そして、他も幾つかめぐって、温泉にもつかって帰ってこよう。
あわよくば～・・・・・・

こんな目論見を立て、家を出たのであった。

エリア 濁河温泉・下島温泉(岐阜)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

８：３０
　
家を出て小一時間、「道の駅　花街道付知」に到着。

４時半起床、５時出発を予定していたが、起きたのは７時前！

はやくも目論見に暗雲が・・・

国道２５７号、４１号をひた走り、小坂を目指す。

９：４０

小坂に到着。

４１号を下り、滝方面へ。

「道の駅　南飛騨小坂はなもも」

売り場には目もくれず、パンフをゲット（笑）

日本のパンフは懇切丁寧で、実に役立ちますな〜

これは看板。

ふむふむ、先ずは「がんだて公園」の案内所に行ってみよう。

下島温泉　ひめしゃがの湯。

水曜休館とは知っていたが、もしやと思い寄ってみた。

が、やはり休館日・・・

残念だが、次回の楽しみに。

今回の温泉は、濁河（にごりご）に決定！

１０：００

厳立峡・がんがて公園に到着。

思ったより大きな駐車場、利用者が多いってこと？

案内所。

見る滝は大体決めていたが、ちょっと相談。

ここで「三ツ滝」を見て、後は車で林道を遡り

「あかがねとよ」、「からたに滝」

さらに「根尾の滝」と、順に見ていくとよいとの助言をいただく。

では、１００円入れて、三ツ滝へ。

おっと、忘れるところだった。

この岩壁が「厳立」。

大昔、御嶽山が大噴火して、溶岩流がここまでたどり着き

そのまま固まってできたそうだ。

ここらの滝の大半も、その時に形成されたもので

そのため、個性的な滝が多いのだとか。

パワーをちょーだい！

毎日、がんだってま〜す♪

まだ入り口付近だが

すでに中国の鉄渓を抜いてしまった美しさ！

遊歩道を三ツ滝へ。

三ツ滝前にかかる橋。

イオンをちょーだい！

三ツ滝

橋から見えるのは、３段ある滝の下段と中段。

遊歩道を少し登ると、見えてくる上段。

上段には、３つの流れが落ち込む。

円空さん、ここで修行したんかな？

さらに進み、振り返るとこんな景色が！

う〜ん、雑念が洗い流される〜！？

橋を渡り、林道へ。

林道を徒歩で３０分ほど遡れば

「あかがねとよ」と「からたに滝」へ行くことができるが

この後「根尾の滝」もあることなので

駐車場へ戻り、車で向かうこととする。

１０：５０

賑わいを見せる「かんだて茶屋」

自販機の缶コーヒーしか買わなくて、すんません・・・。

移動中。

１１：００

駐車場到着。

直ぐ近くのようで、滝の音が響いていた。

１００円入れて、ささ、参りましょう！

わくわく♪

わあー、あっちの方が輝いてる〜！

あかがねとよ　解説。

ご自由にお読みください！

あかがねとよ

陽光と飛沫の加減か、滑り台状の部分が白く輝き

なんだか神々しい。

ウソみたいな美しさに、しばし見蕩れる。

やるな〜、小坂の滝めぐり！

上から滑ったら気持ちよさそうだな〜

でも、ばちが当たるな、きっと。

続きまして、からたに滝　解説。

からたに滝

人工的にすら見えてしまう奇妙な形状。

奥の柱状節理が美しい。

溶岩を感じられる河原。

１１：２０

メインディッシュをやっつけに、さらなる奥地へ！

１１：４０

根尾の滝駐車場に到着。

先客は一組みのみ、ちょっと心細いなぁ。

根尾の滝　解説。

１１：５０

杖を借り、１００円入れて、いざ出発！

遊歩道入口。

ここから約１時間の山歩き。

で、ですよね〜

やっぱいますよね〜

鈴、置いてきちゃったよ・・・

ここから谷底まで一気に下る。

復路では、最後の関門として立ちはだかるのであった。

はい。

たたきます、たたきます、ガンガンたたきます・・・

１５分ほどで下りきり、つり橋を渡り対岸へ。

つり橋上から上流の眺め。

お山はほのかに秋化粧。

対岸から滝までは

緩やかなアップダウンを繰り返す。

岩が遺跡のようで

カンボジアの記憶が蘇る。

かわいいきのこ。

しめじの子？

真っ赤より、いいな。

あまどり岩

初夏に岩ツバメが営巣することからの命名。

そういえば、このあたりかぁ〜

クマ出たの・・・

１２：４５

ぼちぼち歩いて、約１時間

根尾の滝まであと１００ｍ地点に到着。

少し進むと、なんだか似つかわしくない匂いがあたりに漂う。

はて？

答え、焼肉＆うどん！

クマ？　そんなの関係ねー！状態で

熟年３人組がランチの真っ最中でありました。

「こんにちは」の挨拶もそうそうに

「食べる？」のお声。

「はぁ、いいんですか〜？」

「さあ、ここに座って！」と促され

「全部焼いちゃうから、食べちゃってね！」

「昼、まだだったんで、助かります〜。

地獄に仏とはこのことですね〜」と、いい加減な返答。

その後、矢継ぎ早の尋問？にあい

僕が３人の子供世代と判明。

なんだか口調が変わりだす・・・

「○○くん、玉ねぎとピーマン、残さず食べなさいよ！」

「こんな日にひとりで来るなんて、○○くん、独身？」

「はぁ・・・」みるみるうちに分が悪くなる。

しかも、ようやく玉ねぎとピーマンをやっつけると

「○○君、まだコーヒーとお菓子とデザートがあるからね！」

「はぁ、至れり尽くせりで、感謝いたします〜・・・」

「家に帰って、滝にヤマンバがいて、

大変な目に遭ったなんて言っちゃダメよ！」と、舌好調を向える。

気づけば、１時間近く経っていたが、まだ音しか聞いていない。

「あの〜、そろそろ目当ての滝を見たいんですが〜」

「あら、強制してたわけじゃないのよ

自由にしていいのよ〜」

「はっ、ありがとうございます！

どうも、本当に本当にご馳走様でした。」

こうして、ようやく解放？された。

可児からお越しのお３人様、あのときは美味しい昼食と

楽しい会話、本当にありがとうございました！

河原を進むと、見えてきた！

この辺りからでも岩に上れば、全貌を眺められるが

さらに近づけるようだ。

しかし、今日は水量が多いのか、梯子が水没していた。

他にルートは見当たらないので、靴と靴下を脱いで突入だ！

写真ではわかりづらいが、膝下まで水につかった。

そしてとても冷たい。

も一つ梯子を登ると看板が現れた。

マイナスイオンを通り越し、霧雨状態。

眼鏡が曇ってよく見えましぇ〜ん！

根尾の滝

いやー、さすが滝百選！

想像以上の迫力に大満足だ。

水量が少なければ、対岸に渡り、さらに近づけそうだが

今日は無理っぽい。

しばし、一人占めを堪能し

１４時引き返す。

１４：４５

最後は足にきたが、無事駐車場にたどり着く。

次の目的地、濁河を目指し直ぐに出発。

御嶽パノラマラインへ。

小雨が降りはじめ、道も細く、くねっているので

思ったようには飛ばせない。

滝めぐりは無理かな。

はじめのうちは、所々美しい紅葉を目にできたが

標高が増すにつれ、ガスが濃くなり

最後は真っ白で、紅葉どころではなかった。

展望台も見逃してしまった。

１６：１０

なんとか濁河温泉エリアに辿り着く。

日没も近いし、なんといっても真っ白なので

滝めぐりは諦める。

１６：１５

「濁河温泉　市営露天風呂」に到着。

営業時間を見ると、午後４時まで・・・

最後にやっちまたのか？　恐る恐る尋ねてみると

男湯はまだ入れるとのこと。

ぎりぎりセーフ、一安心。

気温３℃

すでにストーブがたかれていた。

さ、ゆっくりつかろう！

脱衣所

露天風呂

というか、露天しかない。

先客は２人、お邪魔しま〜す！

勝手な想像では

もっと濁っていて、硫黄臭の強いものかと思っていたが

ほとんど無色で匂いも無い。

しかし、飲んでみると微かに味を感じた。

湯温は熱すぎず、ぬるすぎず、絶妙。

まあ、温泉なんて「あぁ〜」と呻ければ

それで満足してしまう僕なんかにっとっては

今日一日の締めに、この温泉に入れ幸せだった。

濁河温泉の能書。

隣には、通年営業している温泉街としては

日本で一番高いところであるとの認定証が掲げらりていた。

１７：００

温泉周辺の滝めぐりに後ろ髪を引かれつつ、帰路に就いた。

この旅行記へのコメント （3）

• 備前屋ねこさん 2015/10/21 22:24:37

  あかがねとよ

  エンガワさん
  
  はじめまして。
  小坂の滝めぐりで「あかがねとよ」に行かれたようだったのでエンガワさんの旅行記を読んでみました。
  
  ついこの前、私も濁河温泉と温泉のそばの滝めぐりをしてきたところなのですが、「あかがねとよ」には行ってなくて、とても綺麗そうな場所だったので気になっていたのです。
  神々しいような光まで差してすごくいいですね！
  美しすぎて見惚れてしまいました。
  旅行記を見たらすごく見に行ってみたくなりましたよ〜
  
  イイもの見せてもらいました♪
  ありがとうございました。
  
  
  　　　備前屋ねこ
  
  
  
  

• kodeyanさん 2013/11/04 08:42:15

  わたしも、がんだろ〜

  エンガワさん　こんにちは
  
  >毎日、がんだってま〜す♪
  
  o(〃＾▽＾〃)oあははっ♪
  滝壺に・・いや笑いの壷にはまってしまいましたぁ。
  
  「ありがねとよ」
  むこう横丁の煙草屋のかわいい看板娘みたいな名前の滝ですが
  実に幻想的でステキです。
  水の色も惚れ惚れしますね。
  
  早速調べたら下呂から直通バスがあるんですね。
  行きたいところリストに追加します！
  
  ではでは☆彡

  エンガワさん からの返信 2013/11/04 18:14:29

  RE: わたしも、がんだろ〜

  kodeyanさん　こんばんは
  コメントありがとうございます。
  
  > >毎日、がんだってま〜す♪
  >
  > o(〃＾▽＾〃)oあははっ♪
  > 滝壺に・・いや笑いの壷にはまってしまいましたぁ。
  
  あれあれ、そんなところに壺があったとは！
  がんだって旅行記書いたかいがありました（笑）
  
  > 「ありがねとよ」
  > むこう横丁の煙草屋のかわいい看板娘みたいな名前の滝ですが
  > 実に幻想的でステキです。
  > 水の色も惚れ惚れしますね。
  
  言われてみれば、ほんとですね。
  あかがね　とよさんだ！
  いつも元気で、町内の人気者って感じですかね。
  とよさんの、あんな素敵な表情に出会えて
  ぼかぁ幸せだなあ（雄三ふう）
  
  小坂町、なかなか見所が多く
  胸を張ってお勧めできます。
  kodeyanさんもおこしの際は、楽しんで下さいね。
  
  それでは