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伊豆大島に大きな台風被害をもたらしてから1週間。またまた28号・29号と続けざまに台風が接近中というなか。すでに1ヵ月前近くすべての手配を終えていた新潟への旅に出るか、取り消しするかかなり迷った。キャンセル料は日増しのように上がっていく。前日あちこちに電話すると、早や半額以上のキャンセル料になることが分かった。台風は遅々としているが天気予報はずっと雨マーク。<br /><br />「ええい、ままよ。雨の紅葉もいいではないか。」と開きなおった気持ちで、決行を決める。<br />出発の日、くもり空ながら雨ではない。飛行機は遅れることなく新潟空港へ定刻に着く。ここも雨ではない。もちろん晴れでもないが。空港からレンタカーで、一気に越後湯沢へ2時間ほど。関越道は車も少ない。<br /><br />11時前にきょうの泊まり「和みのお宿・滝の湯」へ寄って、ロープウェイ2か所の割引券をもらう。まずは「湯沢高原ロープウェイ」へ歩いて。湯沢はよく知られた昔ながらの温泉町だ。冬はスキーで,もっとにぎやかなことだろう。スキー場近くのロープウェイはどこも巨大だ。しかもハイスピード。7分あまりで高原へ。<br />「ん?なお雨にあらず・・」残念ながら遠景は曇って見えないが、紅葉は真っ盛り。ここで錦秋その1。<br />これで遠景を見渡せたら言うことないのだが。・・・こうして来れただけでもよしとせねば。<br />高山植物園も、夏は様々な花で彩られたことだろうが、もうほぼ終わろうとしている。ならばと田代高原ロープウエイに回って、田代高原へ。名だたる苗場スキー場の近くだ。ここは「ドラゴンドラ」というゴンドラに歩いていける。ほんとうは田代湖やあたりを散策できるのだが、霧にけぶってほんの20分ほど歩いただけ。惜しい。<br />しかしゴンドラ(これは4人乗りながら25分も乗っている。)に乗って、妻も私もびっくり。あたりの山がみんな紅葉の真っただ中なのだ。湯沢高原よりはるかによく見える紅葉に、しばし感嘆の声があがる。越後の錦秋その2。<br />温度計は9度を指している。セーターにヤッケがちょうどというところ。<br />嵐山の紅葉は、どちらかいうとお寺の中にあるのがふつうだが、ここはまさに全山紅葉なのだ。<br />全山紅葉となると、壮大感・圧倒する迫力がちがう。<br />次の奥只見もすごかったが、はじめて見たこの苗場のインパクトは強烈だった。<br /><br />その奥只見。ダムあり湖ありと多彩ながら、行く途中でまたどぎもを抜かれる。シルバーラインというのを通るのだが、なんとそのほとんどがトンネルなのだ。トンネルの総延長、なんと18㌔以上。いつ果てるともしれないトンネルの走行は、はじめての者には若干の恐怖心さえおこさせる。<br />シルバーラインというのは昔 銀を運ぶために、サックツして造られたのだそうだ。だから片側1車線で、バス同士のすれ違いなどぎりぎりなのだ。「聞いてねーよ?」と思わず叫びたくなるが、それでも車の流れにのるために常時5,60㌔の走行になってしまう。<br />やっとの思いで奥只見に着く。またまたびっくり。団体客であふれんばかり。あれだけバスが通ったのもうなづける。団体9に対して個人1くらいの割合だろうか。只見湖も周りは全山紅葉。しかも最盛期という感じ。それで団体のコースに必ず組み入れられているのだろう。ほとんどが遊覧船に乗る。定時の船は、私たち夫婦だけ。まさに貸切。一方団体はかなりの混雑。しかし紅葉は公平にみんなを楽しませてくれる。錦秋その3。<br /><br />ところで只見湖には電源開発がおおきな発電所・ダムをつくったとこだ。電力館も見学できたのだが、実は前日に同じ電源の「奥清津発電所」を見学したので、ここは省略した。<br />奥清津は日本2位の発電量を誇るということだが、ほとんど知られていない。見学も発電の中まで行けるのだが、私たちだけだった。水力発電健在なり。しかも風力発電とあわせて、どんどん増えていっている。福島を思うとき、思わず応援したくなるではないか。<br /><br />さて最終日。このあたりに来たら山古志に寄るのが当然だろう。9年前の中越大地震で孤立し壊滅的な被害を受けた山古志はどうなっているのだろう。結論からいえば、人間はいかなる困難をも乗り越えて、確実に復興を勝ち取るということだ。名物の棚田ももとにもどった。闘牛も錦鯉も自信の2年後には再開されたという。アルパカも導入された。何より、おっちゃんもおばちゃんたちも若い衆も、みんな笑顔でいるのがいい。<br />福島の一刻も早い復興を願ってやまない。たちはだかるのは放射能の問題だ。東電や政府の真摯なる姿勢を喚起したい。<br /><br />はじめ迷った越後錦秋の旅。晴れていればもっと景観も素晴らしかったかもしれないが、行ってよかった。<br />日本はどこにもすごいとこがあるのを再認識したのだった。

迷いながらも越後錦秋の旅へ

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2013/10/24 - 2013/10/26

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ごん太2

ごん太2さん

伊豆大島に大きな台風被害をもたらしてから1週間。またまた28号・29号と続けざまに台風が接近中というなか。すでに1ヵ月前近くすべての手配を終えていた新潟への旅に出るか、取り消しするかかなり迷った。キャンセル料は日増しのように上がっていく。前日あちこちに電話すると、早や半額以上のキャンセル料になることが分かった。台風は遅々としているが天気予報はずっと雨マーク。

「ええい、ままよ。雨の紅葉もいいではないか。」と開きなおった気持ちで、決行を決める。
出発の日、くもり空ながら雨ではない。飛行機は遅れることなく新潟空港へ定刻に着く。ここも雨ではない。もちろん晴れでもないが。空港からレンタカーで、一気に越後湯沢へ2時間ほど。関越道は車も少ない。

11時前にきょうの泊まり「和みのお宿・滝の湯」へ寄って、ロープウェイ2か所の割引券をもらう。まずは「湯沢高原ロープウェイ」へ歩いて。湯沢はよく知られた昔ながらの温泉町だ。冬はスキーで,もっとにぎやかなことだろう。スキー場近くのロープウェイはどこも巨大だ。しかもハイスピード。7分あまりで高原へ。
「ん?なお雨にあらず・・」残念ながら遠景は曇って見えないが、紅葉は真っ盛り。ここで錦秋その1。
これで遠景を見渡せたら言うことないのだが。・・・こうして来れただけでもよしとせねば。
高山植物園も、夏は様々な花で彩られたことだろうが、もうほぼ終わろうとしている。ならばと田代高原ロープウエイに回って、田代高原へ。名だたる苗場スキー場の近くだ。ここは「ドラゴンドラ」というゴンドラに歩いていける。ほんとうは田代湖やあたりを散策できるのだが、霧にけぶってほんの20分ほど歩いただけ。惜しい。
しかしゴンドラ(これは4人乗りながら25分も乗っている。)に乗って、妻も私もびっくり。あたりの山がみんな紅葉の真っただ中なのだ。湯沢高原よりはるかによく見える紅葉に、しばし感嘆の声があがる。越後の錦秋その2。
温度計は9度を指している。セーターにヤッケがちょうどというところ。
嵐山の紅葉は、どちらかいうとお寺の中にあるのがふつうだが、ここはまさに全山紅葉なのだ。
全山紅葉となると、壮大感・圧倒する迫力がちがう。
次の奥只見もすごかったが、はじめて見たこの苗場のインパクトは強烈だった。

その奥只見。ダムあり湖ありと多彩ながら、行く途中でまたどぎもを抜かれる。シルバーラインというのを通るのだが、なんとそのほとんどがトンネルなのだ。トンネルの総延長、なんと18㌔以上。いつ果てるともしれないトンネルの走行は、はじめての者には若干の恐怖心さえおこさせる。
シルバーラインというのは昔 銀を運ぶために、サックツして造られたのだそうだ。だから片側1車線で、バス同士のすれ違いなどぎりぎりなのだ。「聞いてねーよ?」と思わず叫びたくなるが、それでも車の流れにのるために常時5,60㌔の走行になってしまう。
やっとの思いで奥只見に着く。またまたびっくり。団体客であふれんばかり。あれだけバスが通ったのもうなづける。団体9に対して個人1くらいの割合だろうか。只見湖も周りは全山紅葉。しかも最盛期という感じ。それで団体のコースに必ず組み入れられているのだろう。ほとんどが遊覧船に乗る。定時の船は、私たち夫婦だけ。まさに貸切。一方団体はかなりの混雑。しかし紅葉は公平にみんなを楽しませてくれる。錦秋その3。

ところで只見湖には電源開発がおおきな発電所・ダムをつくったとこだ。電力館も見学できたのだが、実は前日に同じ電源の「奥清津発電所」を見学したので、ここは省略した。
奥清津は日本2位の発電量を誇るということだが、ほとんど知られていない。見学も発電の中まで行けるのだが、私たちだけだった。水力発電健在なり。しかも風力発電とあわせて、どんどん増えていっている。福島を思うとき、思わず応援したくなるではないか。

さて最終日。このあたりに来たら山古志に寄るのが当然だろう。9年前の中越大地震で孤立し壊滅的な被害を受けた山古志はどうなっているのだろう。結論からいえば、人間はいかなる困難をも乗り越えて、確実に復興を勝ち取るということだ。名物の棚田ももとにもどった。闘牛も錦鯉も自信の2年後には再開されたという。アルパカも導入された。何より、おっちゃんもおばちゃんたちも若い衆も、みんな笑顔でいるのがいい。
福島の一刻も早い復興を願ってやまない。たちはだかるのは放射能の問題だ。東電や政府の真摯なる姿勢を喚起したい。

はじめ迷った越後錦秋の旅。晴れていればもっと景観も素晴らしかったかもしれないが、行ってよかった。
日本はどこにもすごいとこがあるのを再認識したのだった。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
レンタカー ANAグループ
旅行の手配内容
個別手配
  • 湯沢高原・高山植物園の一画。なんという湿原だったかなぁ。

    湯沢高原・高山植物園の一画。なんという湿原だったかなぁ。

  • ドラゴンドラから見た苗場近くの紅葉。

    ドラゴンドラから見た苗場近くの紅葉。

  • 電源開発・奥清津発電所。年間160万?ワットと日本第2位の発電量をほこる。内部も見学できる。揚水管も触れることもできる。田代高原ロープウェイのすぐ近くだから、ぜひ見学を。(無料)<br />ただしダムのあたりに猿がかなりいて、こちらを威嚇してくるので、子どもは注意。ダムを歩かずに車の中なら大丈夫。

    電源開発・奥清津発電所。年間160万?ワットと日本第2位の発電量をほこる。内部も見学できる。揚水管も触れることもできる。田代高原ロープウェイのすぐ近くだから、ぜひ見学を。(無料)
    ただしダムのあたりに猿がかなりいて、こちらを威嚇してくるので、子どもは注意。ダムを歩かずに車の中なら大丈夫。

  • 2日目の朝。八海山のロープウエイ。どうしても朝は霧やモヤがたちこめるので、これは乗らなかった。あたりの散策のみ。

    2日目の朝。八海山のロープウエイ。どうしても朝は霧やモヤがたちこめるので、これは乗らなかった。あたりの散策のみ。

  • 奥只見湖の遊覧船。これは団体用。私たちが乗ったのはもっと小さな船。ただし貸切だった。JAF割可。

    奥只見湖の遊覧船。これは団体用。私たちが乗ったのはもっと小さな船。ただし貸切だった。JAF割可。

  • 9年前の中越大地震から復興した山古志村(今は長岡市)の棚田風景。ご苦労様でした。

    9年前の中越大地震から復興した山古志村(今は長岡市)の棚田風景。ご苦労様でした。

  • 同じく山古志の闘牛場。年に10回開催される。今年の最後は11月2日だったか。行かれる方は調べられたし。見学2000円とのこと。

    同じく山古志の闘牛場。年に10回開催される。今年の最後は11月2日だったか。行かれる方は調べられたし。見学2000円とのこと。

  • 山古志アルパカ牧場。震災後できたみたい。横に狭いながらも物産販売があって、野菜や落花生やこんにゃくなどを売っている。これがおいしかった。

    山古志アルパカ牧場。震災後できたみたい。横に狭いながらも物産販売があって、野菜や落花生やこんにゃくなどを売っている。これがおいしかった。

  • 山古志は昔から錦鯉が名物だそうだ。こんな生け簀?がいくつもあって、値段ごとに分けられている。2000円から2万円くらい。素人には分からない。ちょうど中国か台湾の人が買いにきていて、いろいろ駆け引きをしていた。

    山古志は昔から錦鯉が名物だそうだ。こんな生け簀?がいくつもあって、値段ごとに分けられている。2000円から2万円くらい。素人には分からない。ちょうど中国か台湾の人が買いにきていて、いろいろ駆け引きをしていた。

  • 長岡にある国営越後丘陵公園。30分おきに噴水があがりトトロなどの曲が流れる。噴水の上がり方と曲のメロディーが、まるで運動会の組立体操を見ているようだった。

    長岡にある国営越後丘陵公園。30分おきに噴水があがりトトロなどの曲が流れる。噴水の上がり方と曲のメロディーが、まるで運動会の組立体操を見ているようだった。

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