2013/09/30 - 2013/10/01
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ちびのぱぱさん
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妻のふるさと、温根湯。
小さい頃からの遊び場が、このごろテレビに映るようになしました。
いつも思うのは、「アイデア」なるものの不思議な力。
寂れて、哀愁ばかりが漂っていた地が、大きく変貌していました。
- 旅行の満足度
- 4.5
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一昨年の夏、おなじ温根湯の山の水族館を訪れたときは、昔ながらの懐かしい建物で、
そのときは、その後の華々しいブレイクなど、思いもよりませんでした。
ただ、うわさでは、新しくなるのだとか……
そのていどです。 -
温泉街は、相変わらずの寂れた様子……。 -
かつての人気店も、このとおり -
シャッター街というのは、こういう事を言うのでしょう。 -
妻が幼い頃によく遊んだという、一条公園は、変わらず…… -
で、今回訪れてみると、偶然にも、世界一でかいという鳩時計が、時を告げておりました。
時刻は、午後1時。 -
人形が踊ったり、巨大な水色の鳩が出てきて鳴いたりと、まあ、不思議な見ものです。
これができたときは、これがなぜここに?という疑問が多くの町民の心に宿ったものです。
そして今回、この裏手に、新しい山の水族館が開業していました。
まあ、今回はお見舞い(義父の)が主な目的ですので、今日のところは下見だけ。 -
義父は少ししょげていましたが、まずまず元気のようで安心しました。
一度止まった下血が、丼飯の一気食いで再発したため、厳に食餌に気を遣っておりました。(家族の目もある)
私たちは、道中、昼食の材を購入してゆきましたが、病人食限定の義父の前で、なるべく刺激の少ないもの、と思っていたのですが、妻が
「ラーメンにでもすっか。」
と言って、袋入りのエビ味噌ラーメン二食入りを手にしたので、一抹の不安がよぎりましたが、あえて止め立てせず。
実家で、おかゆの入った茶碗を前に憮然としている義父が、妻が作るラーメンの匂いに思わず、
「くいてえなあ、……それ食って、病院に逆戻りしたやつがいるしなぁ。」
と、涙目で訴えていました。
やっぱり……。
夕刻迫る頃、知る人ぞ知る、北見市の秘湯 ポンユ。北見温泉 三光荘 宿・ホテル
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昔から、アイヌの人たちが利用していた温泉を、この宿の創業者が買い取ったのだとか。
皮膚病ややけどなどへの効能がつとに有名で、若い頃は銭湯代わりに毎日のように入っていました。 -
その頃は、二種類の源泉のぬるい方が岩風呂になっていて、
その湯口に顔をつけて般若心経を唱えている遊び人風の人がいたり、
ぬるめの温泉の出るシャワーを、しゃがんでひたすら肛門に当てる親父さんがいたり、
男湯と女湯を仕切るお湯の噴出口を手で遮って、何とか女湯を覗こうとする不届きなじいさんがいたり…… -
ロビーや -
中庭の植え込みなどは、昔のまま -
がらんとした脱衣所。
ひとりだけ、先客がいるようです。 -
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懐かしいなあ……、おじさんの肛門にあてたシャワーが、浴室に雨のように降り注いでいたっけ。
浴室内には、70代くらいの痩せたおじいさんが、打たせ湯に打たれているのみで、そのおじいさんも、生きているものやら死んでいるものやら、さっきからずっと身動きしません。
どこかで見たことのある顔ですが……、
はて、記憶のかなたで、まるでこの浴室の鏡のように、曖昧模糊として霞がかかっています。
古びた鏡を手のひらでこすると、一昨日の夜からカミソリをあてていない無精髭の伸びた面が、鏡の向こうでぼうっとこちらを見ています。
シャワーの栓を押すと、冷たい水が飛び出して思わず悲鳴を上げてしまいました。
温かいお湯が出るまで、少し時間がかかるのです。
わたしは、鏡越しに滝に打たれる老人を盗み見たのですが、相変わらず石像のように目を閉じて打たれたまま。 -
翌日は、朝から蕭々と雨が降っています。
昼食を済ませてから、実家に別れを告げ、温根湯に差し掛かります。
このたびは、新装なった山の水族館に入館しました。 -
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滝壺に群れる魚の群れを下から見上げるには、滝壺の底に潜るしかありませんでした。 -
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昔から、この水族館の呼び物だった幻の魚、イトウ。
係員の説明では、イトウは一年間に2cmしか成長しないという。
「だいたい、40cmくらいあります。」
ということは、昔見た奴らとは、代替わりしているようです。 -
イトウのぼり -
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淡水水族館ですので、アマゾンの魚たちの水槽もあります。 -
ピラニア軍団 -
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けっこうどう猛だったはず -
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おや、君もいたのか -
ガラス越しに、ブチュー!! -
テトラオドン・ムブというのです
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もひとつブチュー -
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出口付近に、あります。
そうとう、くすぐったい。
くわれているのかなあ -
出口(入り口)付近の表示を見ていた妻が、
「これから、イトウの給餌があるみたいだよ。」
週二回、火曜と木曜の午後、給餌タイムがあるようです。
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ながいながい説明がありました。
「これから、生きた魚を投入します。」 -
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刺激的では、あります。 -
壮観でもありすが、人それぞれ、色々な思いを胸に抱いた時間でした。
イキルコトノイミ?
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北見温泉 三光荘
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