2013/03/09 - 2013/03/12
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たっちーたっちーさん
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例年3月はけっこう忙しいんですが、今年は休みが取れました。
あの震災以降なかなか行く機会がなかった東北へ行くことにしました。
そもそも岩手の三陸沿岸は行ったことがなく、部分的に復旧した三陸鉄道に乗りにいきたかったというのもあります。
3.11は特別な日、自分が行って何ができるわけでもないですが、現地に足を運んで現地の物を買い現地の食事をする、少しでも役に立てたらという思いがありました。
被災地の現状も実際に目で見て、復興に向けてがんばる姿がそこにあり、いろいろ感じることのできる旅となりました。
●旅程
3月9日:東京→福島
3月10日:福島→一関→陸前高田→宮古
3月11日:宮古→岩泉→久慈→八戸
3月12日:八戸→東京
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー 新幹線 JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
3月9日
この日は仕事が終わってから青春18きっぷで福島まで来ました。
これ以上進むこともできますが、無理せず福島で泊ります。 -
福島駅から歩いて2分くらい、ホテル大亀です。
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ちょっと古そうですが、そんなに悪くもない感じです。
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3月10日
この日は青春18きっぷは使わず、新幹線で一ノ関までいきます。 -
いやあ、早い早い。
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一ノ関駅到着。
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駅前の銅像。
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駅前の喫茶店で昼食。
浮蓮渡というお店。 -
店の中の雰囲気。
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チキンライスをいただきました。
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駅から歩いてちょっとのところ、ニッポンレンタカーで予約しておきました。
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こちらが今回借りた軽自動車。
ニッポンレンタカーは県内なら乗り捨て無料らしいので、一関で借りて二戸で返す予定です。 -
この日のルートです。
一関から陸前高田、大船渡、釜石を通って、宮古まで車で走ります。 -
車を走らせ、まずやってきたのは陸前高田。
この日はものすごく風が強い。
ここにあったはずの高田松原も防風林の役目をしていたのかと思うとなんとも言えません。 -
そして向こうに見えるのはいわゆる奇跡の一本松と呼ばれる津波に耐えて残った1本。
風が強くて砂煙が舞いますが、あそこまで歩いていってみます。 -
残った一本も潮をかぶって生存が難しく、一度解体して復元するんだそうで、ちょうどその工事が終わって戻ってきたところみたい。
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高田松原があった陸側を眺めますが、更地が続いています。
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津波で被害にあった建物もそのままです。
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駅のほうに向かってみます。
新たな堤防も建設中です。 -
陸前高田駅にやってきました。
ここが駅なのかと思うくらい何もなくなっています。 -
ホームです。
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線路はありません。
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駅を背にして街の方向を見ても何があったのかさえ想像がつきません。
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津波がこの高さまで到達したことを表す看板がありました。
これだけの高さの津波が来たなんて想像以上です。 -
がれきの処理、インフラの整備など少しずつ進められています。
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車を走らせて今度は大船渡の街にやってきました。
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少しずつ整備は進められているようですが、まだまだですね。
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釜石へ向かう途中に唐丹駅があったので寄ってみました。
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今は線路はありません。
いち早く復旧開業できる日を待ち望んでいます。 -
そして釜石駅に到着したのが17:30頃。
ずいぶん暗くなってきました。 -
今日はもう少し車を走らせます。
こちらは途中のコンビニの駐車場。 -
そして本日の宿に到着です。
時間はもう19時すぎです。 -
休暇村陸中宮古に宿泊です。
和室の部屋でけっこう広く使えて快適ですね。
1泊素泊まりで6000円です。 -
近隣に食事する場所もなく、宿のレストランで食事をとります。
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バイキング形式なので、取り放題です。
私は魚介類は苦手なので、それ以外のもので。 -
けっこうたくさん取ってきてしまいました。
どれもおいしくいただけました。 -
ロビーには東日本大震災のときの写真が展示されていました。
ここ宮古でも相当な津波がきたことがよくわかりました。 -
お土産コーナーも充実しています。
一人でも多くの人が実際に被災地を訪れ、地元のものを食べ、地元のものを買う。
これだけでも少し復興に役立てます。 -
3月11日
翌朝、宿の回りが散歩道になっていますので、散歩にやってきました。 -
姉ケ崎展望台から海を覗いてみると、海が真っ青!
こんなきれいな海をみるのは沖縄以外では初めてです。 -
今度は浄土ヶ浜展望台。
こんな感じに浄土ヶ浜を見渡せるようです。 -
天気も良く一望できました。
三陸の美しい風景、いつまでも残したいですね。 -
さて、宿をあとにします。
昨日は暗くてよくわかりませんでしたが、こんな感じの建物でした。 -
本日のルート。
一度内陸側に回り、岩泉を経由して田野畑へ。
一度三陸鉄道に乗って往復し、その後また車で八戸へ。 -
車を走らせて、今度は宮古市田老地区にやってきました。
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ここもニュースで何度も見たところ、被害者もかなり多かった場所です。
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こんな高い堤防がありながら、それを超えてやってきた津波の恐怖。
実際に目で見るのとテレビで見るのとはやはり感じ方が違います。 -
工事車両が何台も通っていきますが、こちらはまだほとんど更地のまま。
復興には時間がかかりそうです。 -
橋も流されてしまいました。
-
次は岩手内陸方面へ。
山の中は道が凍りついていて運転が怖いです。 -
岩泉線の岩手和井内駅です。
ここ岩泉線は2010年の土砂崩れ以降運休が続いていて、復旧の目途はたっていません。 -
そして終点の岩泉駅。
鉄道は運休中なので、バスターミナルとして機能しているようです。 -
岩泉にあるコロカ店、早野商店にてほうずきスイーツをお買いもの。
冬場はコロカ客はほとんど来ないそうです。 -
そして再び海側へ車を走らせてやってきたのは三陸鉄道田野畑駅。
三陸の旅にて一番したかったのが、ここ三陸鉄道に乗ることでした。 -
さっそく売り場で1日フリーきっぷを購入。
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外は寒いですが、駅舎内はストーブがあって暖かいです。
列車の発車まで駅舎内で待ちます。 -
久慈ゆきの普通列車、2両編成です。
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普代駅。
普代村出身で楽天に銀次選手がいますね。
去年は規定打席もクリアしていますし、今年はもっと出場機会が増えるかな。 -
駅周辺は大幅な復旧工事が続いています。
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堀内駅付近。
三陸鉄道は元々津波に備えてルート設計されており、トンネルも多いですが、トンネルを抜けると高架から海を見渡せる景色が広がります。 -
途中橋梁付近では、速度を落として運転し、その景色も堪能できるようになっています。
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野田玉川駅。
半分くらい来たかな。 -
堤防が一部だけ壊れてしまったところがありました。
津波のパワーは果てしないと感じさせられます。 -
こちらも車窓から見える大きな堤防。
堤防はいくらあっても安心できません。 -
終点の久慈駅到着です。
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かわいらしい置物。
モーと言っているので、牛かな? -
不思議の国の北リアスだそうです。
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そして折り返しの田野畑ゆきの列車で戻ります。
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車内に「てをつなごう だいさくせん」というポスターを見つけました。
カピバラさんだけ、手が…。 -
いつまでも残したい三陸の海ですね。
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そして三陸鉄道の車内で3月11日14:47を迎えました。
車内でそっと黙とうしました。
あれから2年、あの日はどんな天気で外は寒かったのかなとか思いながら、列車に揺られていました。 -
そして田野畑駅まで帰ってきました。
田野畑から先は現在も不通のため、代行バスが出ています。 -
車で不通区間を通ってみることにしました。
途中、堤防が壊れたままで復旧工事もまだまだ進まないような箇所もありました。 -
島越駅付近の様子です。
線路も駅舎も流されてしまい、現在は工事が進められています。
ここの復旧工事が終われば全線開通への道が開けますね。 -
いつかまた全線復旧したときには三陸鉄道に乗りに来たいと思います。
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次は北山崎にやってきました。
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寒くて人もいませんが、とりあえず絶景が見られるとのことなのでいってみます。
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こちら第1展望台。
こんな感じに見えるようです。 -
天気も良く、見渡せました。
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さて、また車を北に走らせて途中の道の駅のだで休憩。
こちらのレストランぱあぷるで食事しようと思ったら、もう終わってた…。 -
そして本日の宿に着いた頃にはすっかり暗くなっていました。
ホテルイマルカ八戸に泊ります。 -
和室6畳、風呂トイレつきです。
1泊朝食つきで3980円。 -
夜の八戸の街をブラブラ。
ただし、とにかく寒い。 -
3月12日
翌朝、ホテルの朝食。
オムレツ、サラダ、パン、ヨーグルトのシンプルな組み合わせでしたが、オムレツがおいしかった。 -
この日は車を走らせて、田子町にあるたっこガーリックセンターにやってきました。
にんにくの首都と書かれていますね。 -
田子町の紹介。
ここはにんにくの産地で有名だそうです。 -
レストランが開くのが11時からなので、それまで売店でお買いもの。
-
1番乗り。
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特製にんじゃあ麺(みそ味)をいただきました。
にんにくの味が効いていておいしかった。
800円。 -
その後また車を走らせて二戸へ。
ここでレンタカーを返却。
南端の一関から借りて、北端の二戸で返却でも、同一県内なので乗り捨て料金ゼロ。
広い広い岩手県で、これはありがたいですね。 -
ここから新幹線に乗って東京に帰ります。
ぐるっと岩手を沿岸沿いに一周した旅でしたが、被災地のようすやたくさんの絶景を実際に目で見て、また来たいと思いました。
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