2013/09/06 - 2013/09/18
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茶柱タツ子さん
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UNESCOの世界遺産にも登録され、中東最古のバザールのある町、タブリーズ。確かにここのバザールは一見の価値あり、巨大迷路のようで旅情をかきたてた。が、カメラ片手にうきうきウォーキングを開始した茶柱を待ち受けていたのは、救いようのない痴漢。
「ちょっと、どっか行ってください!」
お尻を触った上にストーカーまでするこのオッタンに日本語で物申したところ、ナンと逆に歩み寄ってきてしまい、心臓に毛が生えていると言われる茶柱とこがね丸でさえ恐怖で縮み上がってしまった。こがね丸は私の横で「こんなときにナニ果敢に話しかけてんの!」と思っていた、と後から打ち明けられた。
あぁ、できるなら私もどこかの黒帯女性駅員のように背負い投げで地面に叩きつけてやりたかった。相手のサイコキラー的な目を見据えたとき、凶器を持っていることも十分ありえると思えてきて、「邦人女性刺殺」などという見出しになってはいかん!と足早にその場を去ったのだけど、敵もスーパー早足でついてきて、サスペンス要素がふんだんに盛り込まれた侮れないチェースになってしまった。
「まだいる?」
「わからない、怖くて振り返れない」
「・・・・・」
「今みたら、まだいる!」
「(蒼白)」
こんな会話を何度か繰り返しながら、私たち二人はどうにかバザールから抜け出してタクシーに飛び乗った。タクシーに飛び乗る直前までオッタンはついてきていた。とりあえず、セーフ。
正直な気持ちを述べるのであれば、この町はあまり日本人女性にはオススメしない。町を歩いていても、宗教の戒律が厳しすぎて欲求不満になっている男性の比率が他の町に比べて多いような印象を受けた。そして男たちの間でアジア人の女性なら少しぐらい触ってよかろう、騒いだって言葉が通じないから周囲にばれないだろうという暗黙の了解があるようにも感じた。
男だらけの警察も信用できない。
モスクに逃げ込めたとしてもそこには弱い立場の女性しかいないので、ただの旅人の自分にはその先の展開が読めない。
うーむうーむ。
ふたりでホテルへ戻って二人だけの痴漢打倒緊急対策本部設置。
この日を境に茶柱は遊牧民風ネパール産パンツに履き替え、地元に売っているスカーフを使い始めた。
今後こういう被害にあったときには逃げ込み場所として銀行がいいのではないかと思った。警備員が必ずいるだろうし、英語が話せるひとも一人ぐらいはいるだろう。タブリーズのある銀行でレストランの場所をきいたら、案内役を一人ディスパッチしてくれたぐらいだ。被害に遭われたら是非ご検討を・・・
【表紙はバザールで出会った荷台の上にいたハニカミ王子。この子を見ると、まぁ、この町も悪いことばかりじゃなかったよね、と思わせて貰える。】
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次、目指すはタブリーズだ。
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いざ、タブリーズに向かうためシラーズの国内線空港へ。
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見るたびに「誰、これ?」と口々にいっていたわりにはイランにいる間ふたりとも調べようとしなかった。なぜかって、きっと顔がタイプじゃないんだよな。そういう単純な理由にすぎない。もっと明るい砕けたひとが好みだな。
イマーミーカーシャーニー師、というのか。ふむふむ。
よく知らないが、とりあえず、健闘を祈るぜ! -
随分と綺麗な空港ですなぁ。
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この日はアセマン航空を利用。外国人旅行者、ひとりとしておらず。
以前、テヘランを飛び立ったアセマン航空が離陸後にモンダイが生じてテヘランに引き返さなければならなくなったときに、機長が「祈ってください」と乗客に伝えたあのアセマン航空である。
機長よ、大丈夫、私は離陸前からがんがん祈っているよ。
思う存分滑走路突っ走って飛び立ってちょうだい。
こんなところでアッサリ死ぬようなたまではないんでね。 -
機内の匂いが違う。体臭よ、臭ってこないでくれと願う。
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機内誌もなかったんで暇つぶし。
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誰かが置いていった地元紙が座席のポケットにあったので、パラパラとめくってみる。この日の新聞はミーラ特集を組んでいたようだ。そういえば、友人のお父上が死んだらミイラにしてくれと言っているらしい。きっとこの紙面は役立つことだろう。
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あら、こんな短い飛行時間で機内サービスがあるの?
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バナナとミントヨーグルトジュースだけかと思ったら・・・
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こんなものも出た。
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ちょうどお昼時のフライトだったのでハラペコ。
ふたりともしっかり完食。 -
そろそろ着陸ですかいな。
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上空から見たタブリーズ。
こんなに大きな町だったのか。随分と灰色だなぁ。 -
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ここでタクシーを手配しているのに、お値段は運転手と交渉っていうのが億劫だな。そもそも言葉が通じないので相手が提示している値段すら分からない。
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ホテルにチェックイン。
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バザールに行く前にチャイを飲んで少しゆっくりしようということになった。
ここはロマンチックなムード漂うエマーム・ホメイニ通り沿いにあるチャイハネ・Shariah。
ここにはできそこないチャーリー・シーンのような、上半身マッチョな男が店員として働いている。ウィンクの仕方もチャーリーシーンみたいで、セクシーといやらしさの狭間をいったりきたりしている感じで、こちらは微妙な気持ちにさせられる。社交辞令で微笑み返せばよいのか、それとも能面でいくか。 -
チャイを頼みますかね。
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お隣りのおっちゃんは水タバコ。
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ぷかーっ
タバコのように臭くなくていいね。
タバコは吸いませんが、水タバコは出されれば吸う茶柱です。 -
Shahriarの名刺。
できそこないチャーリーシーンに会いたい人はどうぞ。 -
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いざ、バザールへ。
お昼を大分まわっていたので、人通りは少ない。
この30分後には痴漢に出くわすことをこのとき私は知る由もなかった。 -
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こっくりこっくり
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重りの朝礼。
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この国のビスケットは意外にいけたのでお土産にパッケージされたものをスーパーで購入。
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ひまわりのたね。
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トンちゃんたちの足。
太い。こんな太さは初めてだ。 -
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イランなのになぜだか昭和だな。
石油ストーブがあるともっと雰囲気が出る。 -
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この辺まではノリノリで歩いてたんだけど。
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この写真を撮った直後に痴漢事件発生。
まったくもって男ってやつは・・・・・ -
ここからは意地で気を取り直して、バザールへ戻ってからの写真。
戻ったといっても以前歩いた生活用品の区域は避けた。
そして警戒しながらの町歩きだから、どうも心から楽しんだとは言い難い。少しでも誰かとぶつかるだけでぞっとするようになってしまったし、良い人さえも悪い人に見えてくる。不幸中の幸いはあのサイコストーカーと二度と会うことがなかったということだ。 -
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朝の配達でーす
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まだ目が覚めてないにゃ
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置物のようだね。
良いドアストッパーになりそうだ。 -
振り返る美人さん。
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ここの猫ってナン食べるんだぁ。
そういえば、マレーシアの犬は麺を食べていた。 -
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黒猫はどこかミステリアス。
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猫が集中的にいるエリアに迷い込んだようだ。
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まずはあっち向いてストレーーーーーッチ
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次はこっち向いてストレーーーーーッチ
完璧だにゃん♪ -
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アラビア文字はミステリアスでいいね。
これが例え「冷やし中華」と書いてあったとしても。 -
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バケツと一緒に撮ってくれ。
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肩凝ってるんだそうです。
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すんばらしい、チャイハネだ。
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よくまぁ、皆なが凝視する中で真正面から写真を撮れるわ、とこがね丸に言われた。
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タブリーズのバザールは猫が多かった。
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なんだかよくわからないけど、このひとに心救われる感じがした。
そう、悪いひとたちばかりじゃないのだ、と。 -
この国は子供がほんとうにカワイイ。
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自分のお尻用に一枚ぐらい買っておけばよかったかな。
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さすがに女性が外で食べる姿はあまり見かけない。
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アイスクリームでも食べよう。
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アイスクリームの量り売りっていうのは初めて。
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写真屋さん。
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エマーム・ホメイニ通り
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商品の上でごろりん
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実は絨毯買う気満々の茶柱とこがね丸だったが、シルク絨毯の値段聞いてあっさり断念。
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ぎゅっ
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こっちもぎゅっ
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斬新な切り方だ。
なにか、思考回路のスタート地点が根本的に違うのだろうな。 -
小さいおやぢ。
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モスクの絨毯の上で眠るのはさぞ気持ちが良いんだろう。
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この町でもお気に入りのジュース屋を決めてはメロンジュースを飲み続けた。
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タブリーズ最後の晩餐。
メニューだけど手がかりがつかめない。 -
女性が珍しくひとりで食べていたので、その人と同じものを頼んだ。
パセリたっぷりのケバブサンド。
うまうま。 -
さぁ、色々あったタブリーズを離れ、バスで一路アルダビールへ。
シャリアーティ通りのホテルからバスターミナルまでは5000トマーンとのことだった。 -
タブリーズのバスターミナル。
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バスに乗り込む。
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ポットもガラスのコップもお皿もすべて持参しているおばちゃん。
驚きだ。 -
飲酒運転、余所見運転しているとこうなりますよ、というリアルな例が展示してある。
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ナンの大移動。
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この車にナンをつみ直していた。この町、わざわざ別の場所からナンを持ってこないといけないのか?
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目的地のアルダビールに着いたら、何もなさげな退屈そうな町だったので、一気にラシュトまで行ってしまおうということになった。ただよくよく聞いてみるとアルダビールからラシュトまでの直行バスはなく、一度フマーンで乗り換えないといけない。どこなんだ、フマーンって?「バスを降りて、ラシュトラシュトって手をあげれば大丈夫」などといわれ、そんな簡単にいくわけがないのを知りながら渋々チケットを買った。結局フマーンについたときには既に8時をまわっていたために暗く、疲労困憊していたこともあってフマーンからラシュトは迷わずタクシーを利用した。
アルダビールからラシュトまでのバスの旅は長かった。おまけに通路を挟んだ隣の席に座っているおっさんが気持ち悪い視線を投げかけてきていたのでスカーフを深くかぶって眠っているフリをしているうちに本当に爆睡してしまった。
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この旅行記へのコメント (8)
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- bloom3476さん 2019/02/18 00:53:45
- おおお茶柱さん お久しぶり
- ミャンマーの骨董店巡りで、お世話になったイコンです。
イスラム興味がないけどアルメニア建築だけは見たいのでタブリーズ 行ってみるか!と8月の計画 迷走中でサーフィンしてたら 茶柱さんに遭遇 もう、相変わらずユーモアとボケ(写真のことです)と子供への視線に感嘆、、でも痴漢 どうしちゃったのでしょう? 昔の事にいまさらながら心配です。 あっ もう真夜中 これで読了 他の街の部分は明日 読みます。 とりあえず再会の喜びと敬意を評して投稿しました。
- 茶柱タツ子さん からの返信 2019/02/19 12:24:46
- RE: おおお茶柱さん お久しぶり
- bloom3476さん
こんにちは、お久しぶりです。いつもありがとうございます。
このところすっかり引きこもりになって旅行から遠ざかっています。イランは懐かしくなると時々自分の写真をみては楽しい妄想。次旅行に行けるのはいつの日かしらと・・
そうなんです、イランの痴漢だけは余計でした。しかもあの街だけでした。いまでもあのときのスリリングなチェースを思い出すとぞっとします。男性はまず問題ないと思いますが、何かあったら、現地の警察よりも銀行に駆け込んだほうがいいですね。必ずガードマンがいますし、女性も男性もいる。警察はきっと男性メインだと思うので、助けてくれるかというと定かではありません。でもおかげでイスファハンに到着したときに感じた開放感は今でも思い出すと気持ちがよいです。☺
イランの骨董品は素敵ですよ!でも何より現地のメロンジュースがまた飲みたいです。
茶
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- 空飛犬quillさん 2013/10/19 22:54:26
- ヤッパ中東へは行かない
- タツねえさん
「まったくおとこってやつは」の空飛犬quillは
絶対中東には行かないことに決めたよ。
絵で見る中東のご婦人は、とてもファンタスティックで魅力タップリなんだけど
あんなに戒律の厳しいお国には行けまへん。
丁度TVでカナダ生まれのHome grownterroのドキュメンタリーを見ているんだけど、
きっかけはイスラム教の厳しすぎる戒律と現実の狭間で思考回路にズレが生じて
ハザードが正義と思い込んで行くみたいだね。
そんな厳しい戒律と体臭がセットで攻めてきたら、
砂漠の砂で鼻炎になる前に発狂してしまいそう。
残念(≧∇≦)
家でアラビアンナイトを読む事を選択。
空飛犬quill
- 茶柱タツ子さん からの返信 2013/10/20 10:13:07
- RE: ヤッパ中東へは行かない
- 部長、
でもあれですよ、男性は損はしないです。
とくに男女ペアでいけば問題なし。
女性ひとり、もしくは女性同士があの国へいくと、やや居心地が悪い・・・
そして常に好奇の目にさらされる・・・
町も砂漠から離れているので、とくにほこりっぽい印象は受けないです。
それよりも中東の夏の暑さのほうがツラかったですね。
とくにトランジットで寄ったドバイは温風器の中を歩いているような、いままでに体験したことのない暑さでした。シンガポールでさえ暑いと思っているのに、あそこで暮らすのは絶対に無理です。
やっぱりアジアのホームグラウンドに戻ってくると落ち着きます。笑
茶
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- durianさん 2013/10/19 20:32:20
- イランですか
- 茶柱タツ子さん
お〜〜今度はイランですか。あまり一般の人が観光に行くような所じゃないので、興味しんしんです
体臭がしてきそうな面白〜い写真やステンドガラスが絨毯に写る綺麗な影も今までに見た事の無い
1枚ですね。日本ならジャニーズ事務所にでもスカウトされそうな男の子、おばちゃん癒されるよ〜〜
今回は相棒がいて未知の国に行くには心強い味方ですなぁ。。痴漢に遭遇したら銀行ですね。よーく
覚えておきます。
シシカバブばかりと有りましたがファラフェルとかフムスとかイランにも有るよねぇ???
食べたい!!
そしてこの国の物価ってどんな感じですか。あ〜〜夜中にコーラン街中に流れませんでしたか〜〜〜
つづき楽しみだ!!
durian
- 茶柱タツ子さん からの返信 2013/10/20 10:04:37
- RE: イランですか
- durianさん、
ワタシもあの1枚目の男の子には癒されて、あれを見せると皆な「あら〜」って目がハートマーク。あれぐらいの年代が一番ピュアでいいです。笑 それ以上大きくなると女性に災いをもたらします。^^; しかも今回思ったのはおじいさんとかが意外に危険かも。やたら腕を触ってくるし、こちらも相手がおじいさんだと邪険にできないし。ひとり、ぎゅっと握ってきたひとがいたんで、「ちょっとやめて!痛い!」とそれは日本語で拒否しましたが。本当に・・・・・どうしようもない。
私生活でもおやぢ女子会が一番落ち着くようになってしまい、男性がいると相当相手のことをしっていない限りは「なんでいるの?」という心境です。笑
ま、でもイラン後半戦はかなり楽しかったんです、これでも。あまり説得力ないですが・・・・笑
ではではまたすぐに〜
茶
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- りぃべさん 2013/10/17 13:01:45
- 色々と勉強になりました(><)
- 茶柱タツ子様
こんにちは(*^^*)
イラン旅行記、大変興味深く拝見させて頂きました。
お写真を拝見するとやはりエキゾチックな小物に可愛いキッズやネコちゃんなど大変魅力的ですが、その反面色々…といいますか、1部の男性にモラルのない方がいらっしゃるのは大変残念ですね(涙) 常識で考えればアジア人だろうと、観光客だろうとあからさまに痴漢や流し目なんかしたらドン引きするに決まっているのに理解に苦しみます…(><) でも本当に御無事で何よりです!!
またへジャブの着用が“義務”とはビックリです…!
直射日光は防げても、炎天下でずっとはキツイですよね…。
それなのに男性はフツーにシャツですから、ちょっと恨めしくなっちゃいます(苦笑) いやぁ… イランはイメージしていた以上に複雑な国である事を初めて知りました。
りぃべ
- 茶柱タツ子さん からの返信 2013/10/17 18:11:48
- RE: 色々と勉強になりました(><)
- りぃべさん
こんにちわ!
そうなんですー
たまにナンだか勘違いした男たちがいます。苦笑
まぁでも、タブリーズを後にしてからのイラン旅行はただの流し目や冷やかしで特に何も危険なことはなかったので、あの都市だけがたまたまおかしかっただけなのかなぁ、と。りぃべさんは旦那さまがいらっしゃるから大丈夫ですよ〜
私たちは連れていける害のないテキトーな男性がいなかったので(笑)、こういう結果になってしまいました。ガイドブックをよーく読んでみたらイランは痴漢が多い、と確かに書いてあって行く前に読んでおくべきでした。^^;
やっぱりまたアジアに戻ろう。笑
ではでは〜
茶
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