東南アジア・オフロード７　ラオス　赤い泥の国道

2013/09/10 - 2013/09/11

右の轍で膝上ぐらいまであります。
更に右は未知の領域。

エリア その他の都市(ラオス)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: バイク

17号線はラオスの「二桁国道」です。
未舗装だとしても、しっかり路面が保持されている筈。

実際は泥の海でした。

2013年9月10日火曜日　午後二時過ぎ。

2203号線の分岐の集落を後にします。

国道17号線は集落を出ると即ダート。
しかもかなり荒れ模様。

2203号線に引き続き泥地のダート。
「二桁国道」なのでもう少し整備されていると思っていたのですが…。

シェンコック( Xieng Kok )から約5kmで次の集落。

集落内もまだダートです。

約9kmの集落。

約12km。
Ban Tao Home です。

雨が近いようです。

シェンコックから15km辺りで盆地に出ます。

中国人経営のバナナ農園。
密林の如くバナナが生い茂っています。

少し異様です。

シェンコックから15kmにあったガソリンスタンド。

給油に寄った途端に豪雨。
みんなで雨宿り。

真新しい施設。

コレも中国資本でしょうか。

ダートもスタンド内も川のよう。

あっという間です。
これぞアジアのスコール。

小雨になったので出発。

「川のよう」と言いますか「池」ですね。
この雨の影響でしょう。

シェンコックから約19kmで一旦ダートが途切れます。

約22km。
ローン( Long )の町です。

シェンコック郡の隣のローン郡の中心地です。
大きな町です。

ムーン( Meung )やシェンコックより遥かに大きな町です。

ゲストハウスが数軒あります。

ああ、やっと晴れてきました。

シェンコックから約26km。

再びダートが始まります。

ダートの「赤」が濃くなってきました。

約30kmのあたりから泥地が増えてきます。

真っ直ぐ進むのが大変です。

水分少なめ。

頻繁に顔を出す中国の影響。

シェンコックから約34km。

長ーい泥の池。

相棒もいい具合に仕上がってきましたよ。

この手の泥加減が一番つらいです。

リアタイヤ振りまくりです。

「まぁ、頑張ンなよ。」

約40km。

赤い泥地ももう終わりかな…。

シェンコックから約43kmの集落。

約50kmにあった修理屋さん。
パンクして長距離押して歩いる時、この景色に涙が出ます。

今のバイクに乗り換えて以来、パンクはなし。
タイヤの違いです。
ただ、この手の店で「扱えない」と言われる場合も多いそうです。

シェンコックから約53km。
あちらコチラにある「バナナ農園」。

もちろん中国資本。

中国の皆さん。
どうか周辺国の環境も考えて下さい。

よろしくお願いします。

約60km。

ムアンシン( Muang Sing )の平野に出てきました。

いい感じのフラットダートになってきました。

赤いフラットダートです。

最後の泥地。
最後の「赤い池」です。
しかしコレが長いこと長いこと…。

望んで来てはみましたが、やはり疲れました。

約65kmでダートは終了です。

ローン( Long )の町の舗装区間約7kmありました。
ダートは合計約58kmでした。

シェンコック( Xieng Kok )から約72km。

フェイサイ県の隣、ルアンナムター県のシン( Sing )郡の中心地ムアンシンです。

午後六時半。日没間近。
ルアンナムターまで行くつもりでしたが今日はココまで。

ムーンやシェンコックより大きかったローンよりも更に大きな町です。

一通り何でもありそうです。

町にゲストハウスは多数あります。

選んだのは北の外れのココ。
「 SAENG KHAMMY GYEST HOUSE 」です。

安全な中庭、これが何より。

お部屋は二階。

50.000キップ。

明けて9月11日水曜日。
早々に宿を後にして町を一回り。

ムアンシン( Muang Sing )には大きなバスターミナルがあります。
ローカル色たっぷり。

ターミナル周辺には関連施設も多数。

…、ん。

ココは中国か…。

昔私も中国を旅しました。
ウルムチーカシュガル間がバスで三泊四日かかった頃でした。
こんな風景をよく目にしたものです。

ターミナル内の案内板。これは親切。

宿泊施設の位置が詳しく書かれています。

数字くらいしか読めません。
一日に数本のバスがあるようです。

バスターミナルの対面に大きな市場があります。

売り手も買い手も大勢います。

結構な賑わいです。

ほぼ日用品と食料品のみ。

生活感溢れてます。

泥の17号線と辺境の町ムアンシン( Muang Sing )。

疲れて、懐かしんで、癒されて。
非常に良い旅でした。