初秋のレッサーパンダ紀行【４】 大牟田市動物園　いつも楽しい月イチ「レッサーパンダ・ガイド」　そして、期待のライオン・カップル　リラちゃんとあさひ君の楽しい同居！！

2013/09/08 - 2013/09/08

北九州市の到津の森公園（旅行記→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10811282/）の次は大牟田市の大牟田市動物園に向かいました。

実は昨日まで関東にいて（旅行記→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10810186/）、まるまるフリーな今日をどこで過ごすか悩んでいたのです。
で、結局九州まで飛び、大牟田市動物園を訪問したのは今日が月イチ開催の”レッサーパンダガイド”の日だったから。
時間にしたら僅か１５分くらいのガイドですが、そらちゃんとレン君とキーパーさんとの絡みがとても楽しいのです。
そして、大牟田まで来たもう一つの理由がライオンのカップルです。
７月から同居を開始した１歳のあさひ君と２歳のリラちゃんのペアが初々しくて見ててとても楽しいと評判なのです。

見所の多い大牟田市動物園をお楽しみください。


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10652280/

エリア 大牟田(福岡)

到津の森（旅行記→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10811282/）を出たのが１１時、大牟田までは約１３０ｋｍの道程ですが高速の入り口とかで迷ってしまい大牟田市動物園に到着したのは１３時少し前でした。

大牟田市動物園は大牟田市のほぼ真ん中に位置する延命公園の中にある動物園、入園料は大人３６０円です。

レッサーパンダガイドは月に１度の開催、今月は今日です。
なお、今月は９月２１日（土）が国際レッサーパンダデーだからか２２日（日）にもガイドが行われるそうです。
時間は１３時１５分から・・・なんとか間に合いました。

レッサーパンダ舎は園内の一番奥、ガイドまでの時間もあまりないのですがどうしてもいつもの面々にはご挨拶せずにはいられません。
まずは日本一長寿のペリカンのペリーさんにご挨拶、その後はホンドキツネのタクヤ君、ライオンのリラちゃん、あさひ君、ベンガルトラのトラジロウ君、ホワイティちゃん（ホワイトタイガーです）と顔なじみ？に挨拶しつつずんずんと園内を進みます。

悲しいお知らせ。
大牟田市動物園で３２年間の長きにわたり愛されてきたアフリカゾウのはなこさんが４日前に亡くなりました。

ストロー替りに水道ホースから直接水を飲んだり、豪快に泥掛けをしたり・・・可愛いゾウさんでした。
ご冥福をお祈りいたします。

隣の放飼場のはなこさんがいなくなって寂しいね、リン君。
そろそろお嫁さんほしいね。

１３時１０分頃園の最深部レッサーパンダ舎に到着です。

大牟田市動物園で暮らすレッサーパンダは３匹です。

しょうた（将太）君は１９９７年７月１２日北九州市到津の森公園生まれ。
最近は白内障をわずらい、ぎっくり腰になったりといろいろあるしょうた君ですが午後は元気に放飼場を闊歩します。

そら（空）ちゃんは２００２年６月２４日群馬サファリパーク生まれ。
野毛山動物園のうみ（海）君と双子兄妹です。

レン君は２００８年６月２１日市川市動植物園生まれ。
母・シーンファちゃん、父・カツオ君（共にすでにお星さまに）という超美男美女ペアの末の弟君、貴公子然とした顔立ち、毛並はさすがです。

体力がおちてきているしょうた君が転落した時にけがしないように通称”しょうたネット”が設置されています・・・元気いっぱいのレン君はこのネットにダイブして遊ぶそうですが・・・。

木の上のお昼寝中のそらちゃん。

基本的な展示スケジュールは、
そらちゃん・・・終日屋外
レン君・・・１３時頃まで屋外、以後、屋内
しょうた君・・・１３時頃まで屋内、以後、屋外
のようです。
もちろん季節やパンダの体調によって変わります、今日はまだまだ
暑いので屋外とバックヤードは出入り自由になっていました。

レン君は元気に放飼場を歩き回りっていました。
相変わらずキラッキラな顔立ち、毛並のレン君です。

ガイドのためにキーパーさんが歩いてきました・・・その姿をじっと見るレン君。
キーパーさんは６か月ぶりですが僕に気づいてくれまして、暫し「あれ〜、お久しぶりです〜」「急に来ちゃいました〜」etcと挨拶と世間話・・・。

そんな様子を木の上からみていたそらちゃんが降りてきました。
そらちゃんはガイドの主演女優ですから・・・彼女が降りてこないとガイドが始まりません。

一旦バックヤードに入ったキーパーさんが台秤、リンゴ等を手に放飼場に登場し、レッサーパンダガイドがスタートです。
そらちゃんはお立ち台でリンゴをもらい、レン君はキーパーさんによじ登っておねだりです。

お上品。

腕白。

やんちゃなレン君に気を取られているとお立ち台からそらちゃんの催促が飛んできます。

「りんごよこしないさいよっ！！」って感じで目一杯手を伸ばすそらちゃん。

「お姉ちゃん、りんごちょうだい」と可愛くおねだりするレン君。

幼い頃に母親を亡くしてある程度人手で面倒を見てもらったからなのかレン君は懐っこいですね。
レッサーパンダは（飼育の様子を見ていると多分ジャイアントパンダも）あまり周囲（他のパンダやキーパーさん）との関係に影響を受けず、例えば他園に移動した場合でも他の動物に比べて環境に馴染むのが比較的容易な個体が多いそうですね。

ガイドの主演はそらちゃんなのですが、レン君にも重大な任務があります・・・それは真っ黒なお腹を見せること！！
レッサーパンダこう見えて保護色なんですよ、木の上でお昼寝されるとぱっと見ではなかなか見つけれません。

ガイドのハイライトはそらちゃんの体重測定！！
板が１ｋｇあるので・・・そらちゃん７．５ｋｇ！！びっくり！！
大柄だったんですね！！

後でキーパーさんに「そらちゃん７．５ｋｇにはびっくりしました」と感想を言うと苦笑いされていました（苦笑）

ちなみにレンくんは確か６ｋｇ台、しょうた君は小柄で４kg台後半だそうです。

楽しくためになるレッサーパンダガイドが終り、レン君は屋内展示室に収容。
代わってしょうた君が出てきました。

確かにそらちゃんたレン君に比べると小柄なしょうた君。

ガイドを終わられたキーパーさんとここ最近のしょうた君の様子についてお聞きしたところ「元気ですよ〜」とのことでひと安心。
この後、新聞社の取材が入っているとのことでお忙しい中お話頂いて感謝感謝です。

若い者（レン君）にはまだまだ負けないしょうた君。
各所にマーキングをして縄張りを主張します。

できれば木にものぼりたいのですが・・・キーパーさんによれば「登れない時もしばしば・・・」との事。

今回は断念。
動物が年を重ねるってのはそういうもんだもんね・・・落ち込んでなんていられないね！！

暫しレッサーパンダ舎を離れ、大牟田ＺＯＯで今一番ホットなスポットのライオン舎へ。

２歳のリラちゃんと１歳のあさひ君が７月から同居を開始しました！！

仲いい様子が見られるかな？と思いきや熟睡中・・・昼間の猫科は眠いのです・・・。

初々しい同居の様子は大牟田ＺＯＯのスタッフさんブログでどうぞ
→http://omutazoo.exblog.jp/20576356/
→http://omutazoo.exblog.jp/20660945/

こちら２０１２年８月８日生まれのあさひ君、

そして２０１１年７月６日生まれのリラちゃん。

あさひ君とリラちゃんがお昼寝中なのでレッサーパンダ舎に戻ってみると・・・しょうた君が木に登っていました！！
やったねっ！！しょうた君！！

木に登りたい、登れる間は登る・・・彼にとっては当たり前の行動なんでしょうね。
でも、見ている方はしょうた君の心意気に嬉しくなっちゃいます。

今できるベストを積み重ねて、長生きしてね。

再びライオン舎に戻ると若カップルが起きていました。
２頭で結構激しく遊び回っていましたが檻越しで撮影はできませんでした。

遊びもひとしきり終わり、落ち着いた雰囲気のリラちゃん。

まだまだ幼い感じではありますがタテガミが生え始めているあさひ君。

何にびっくりかって、７月の同居当時の写真で男女の違いはあれど２歳と１歳の差で圧倒的に小柄だったあさひ君がこの１ヵ月ちょっとでめきめき大きくなっていること！！

リラちゃんに早く追いつきたいんでしょうね。
あさひ君はリラちゃんとの同居以来餌も残さずよく食べるそうです、１歳の年の差を追い越し、あさひ君がリラちゃんより大柄になる日もそう遠くないと思います。

がんばれっ！！あさひ君！！
とても楽しみなカップルです。