2013/07/12 - 2013/07/15
25802位(同エリア44120件中)
ウメさんさん
平成13年2月8日(金)にJTBの4月からの「京都」のパンフレットがでたので、即日7月12日(金)から3泊の予約を入れましたが、京都駅近くのシングルルームは「キャンセル待ち」状態でした。
数日後に予約がとれたので、祇園祭の「引き始め」から「宵々々山」を見て回りました。
7月12日(金)の「曳初め」の様子です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
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京都駅ビルでは、パネル展をやっていました。
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地図の上に鉾や山のミニチュアが飾られ、これから見物する祇園祭に心を踊らさせます。
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ショーウィンドウには、27の鉾と山、そして来年から復活する大船鉾の手拭いや粽などが飾られています。
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まずは、祇園社に詣でます。
しかし、この暑さは尋常ではありません。 -
いつもは観光客でにぎわう花見小路も今日は閑散としています。
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涼しげな和装の祇園の舞妓さんが立ち話をしていました。
レンタル着物を着た観光客とは雰囲気が違います。 -
祇園社の「木瓜」と「巴」の紋が、いやでも祇園祭への情熱を掻き立てます。
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鴨川を渡ると「長刀鉾」が見えてきます。
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鉾や山の前には、それぞれのいわれについて解説してある高札(こうさつ)が立っています。
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四条烏丸の交差点では、祇園祭の様々なパンフレットを1組250円で売っていました。
でも、そのほとんどは京都駅にある観光案内所に無料で置いてあります。新幹線で京都駅に降りたら、まず京都駅ビルにある観光案内所に立ち寄ってください。 -
今年(平成13年)に新調された「友禅染」による美しい孔雀の胴懸け。
この胴懸けは鉾の右側を飾ります。胴懸けはふつう「つづれ織り」か「絨毯」が多いので「友禅染」はとっても珍しい作品です。 -
青空に長刀ほ穂先が美しく輝いています。
もちろん現在は複製品ですが。 -
「曳初め」の最初は13時からの「月鉾」です。
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鉾頭に「新月型(みかづき)」を付けていることから、この名前で呼ばれています。
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12時50分頃に「囃子方」が鉾に乗り込みはじめました。
月鉾は四条通の南側に位置しています。そして、祇園祭の鉾の中で最も重く約11トンもあります。 -
最初は保育園の園児たちが四条烏丸交差点まで引きます。
四条烏丸交差点からは曳手が代わり、四条新町交差点まで戻り一往復します。
「曳初め」の綱を握ると、1年間無病息災でいると言われています。 -
「音頭取」も乗り込みました。
「ええか、扇はこうするのやで、よくみておけ」 -
まずは息を整えて・・・
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すこしずれましたが・・
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うまく合いました。
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囃子方の鐘の音が祇園の風情を醸し出します。
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「縁の下の力持ち」車方
動き始める時、止まる時重要な役割を持ちます。 -
続いて、14時からは「凾谷鉾」が曳初めます。
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鉾頭の月と山は、山中の闇で、孟嘗君が鶏の声により函谷関を脱出できた故事をあらわしています。
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13時45分 囃子方が乗り込みます。
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音頭取も位置につきました。
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車方が車輪を特製の棒で動かします。
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祇園祭の鉾はその重量には想像できないほど、早く動きます。
凾谷鉾は四条烏丸交差点から四条新町交差点まで、曳手が3回入れ代わります。代わる時に綱を握った人が優先的に曳くことが出来ます。
年寄りが多いため、鉾の速さに追いつかず「危ない!」と思う場面もありました。
15時30分に曳初めを行う「長刀鉾」が向こうにみえてきました。 -
凾谷鉾の次は、14時30分を予定している「鶏鉾」ですが、まだ準備が整っていないようです。
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近づいて見ると「鉾立て」の木組みと綱が良くわかります。
釘などを使わず、綱だけでこれだけの鉾を支える技術は伝統の重みを感じさせてくれます。
これだけでも「世界遺産」にならないのでしょうか? -
15時「曳初め」の菊水鉾ですが、今年は鶏鉾より早く曳けそうです。
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鉾頭は「菊水」です。
菊水は、その昔「楠木正成」の紋として有名です。 -
榊にも菊水の文字が
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まだ前懸や胴懸などの飾り物がついていませんが・・・
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この人「菊水鉾責任者」の腕章をベルトに下げています。
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「菊水鉾責任者」の方が、テキパキと指示を出し、職人さん達も素早い動きで鉾を飾ってゆきました。
鶏鉾より早そうです。 -
破風(はふ)の鳳凰も見事な芸術品です。
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後ろの前懸 「鯉の滝登り」
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引き綱も付けて・・・準備完了。
菊水鉾は室町通りを四条通交差点まで曳きます。
月鉾や凾谷鉾は1本の綱を左右から持って曳きますが、室町通りは狭いせいでしょうか片側(外側)のみを持って曳きます。 -
音頭取も位置について・・・
この前懸けも今年の新調です。狩野岑信の「七福神図」から大黒天と唐子が戯れている図柄です。
京都新聞で「祇園祭」を検索すると、その年の祇園祭の準備からわかって勉強になります。 -
車方も「よいしょ!」
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菊水鉾の車輪には「菊の紋」がそして車軸には「菊水鉾」の文字が入っています。これは長刀鉾や月鉾などにはありませんでした。
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15時30分、ようやく鶏鉾も準備ができたようです。
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鶏鉾は、室町通にある「池坊短大」の前にありますので、曳初めは浴衣姿の女子大生が努めます。
若い女性だけの曳手なので、見物人には他の鉾の半纏を着た若い男性もかなり見られます。 -
息をそろえて・・・
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「そうれ」
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コンチキチン
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ごくろうさんです、車方さん。
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同じ時刻に一番人気の長刀鉾も曳初めが始まりました。
これで本日の「曳初め」はすべて終了しました。
それにしても暑かった一日でした。
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