2013/08/30 - 2013/08/30
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sanyaさん
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下の子が海に行きたいとうるさいので、平日に休みを取って海に行くことにした。
彼の目当ては「魚を取りたい」ということらしいが、そうなると砂浜しかない海水浴場はダメである。
磯があるところになるが、一応「海水浴場」扱いの場所じゃないと、海の家などがなくて不便だ。
つまり「磯もある海水浴場」を探さないといけないが、なかなか首都圏には少なそうだ。
また、自分と下の子だけで行く(上の子は海に興味ない)が、となるとコスト的にカーシェアより電車の方が得策だ。
「公共交通機関の足回りがいい海水浴場」となると、更に条件が限定される。
湘南江ノ島あたりは騒がしいイメージがあるし、横浜だとなんか海が汚いイメージがある。
内房、外房、伊豆辺りに「踊り子」「さざなみ」「わかしお」辺りで行ってもいいが、金が掛かる以上に時間が掛かるし、
案外磯遊びできない。
いろいろ検討した結果、三浦半島の和田長浜海水浴場なら、手軽で、磯遊びできそうだ。
(市の公式ページには磯遊びできるとは書いてないが、磯遊びしている個人ブログ多数発見)
8月30日、ラッシュアワーに湘南新宿ラインで出発。湘南新宿ラインはグリーン車があるのが子連れにはありがたい。
(座れないまでも、混雑でもみくちゃにはならない)
しばらくすると座れるようになり、子供は絵を書き始める。天気は快晴なり。
横浜で京浜急行の特急乗り換え。ロングシートなのが残念。
車内を見回すと不動産広告が溢れている。職業柄見て回る。
京急に乗るのは久しぶりだが、改めて乗ったら「トンネル」が多い。
乗客の流動にも要チェック。
横須賀中央は降車客多いな、とかYRP野比も案外多いとか。
(都心とは反対方向だが)
途中で単線になりながら三崎口駅に到着。海水浴客らしき客が数組降りる。平日だから少ない。
三崎口駅は確か開業が新しい駅で、駅前もやや殺風景。名物料理屋もなさそう。
因みに三崎口駅の駅メロが往年の「岬めぐり」だったのには笑えた。
和田長浜海岸の手前、長浜バス停までは、20分に1本のペースでバスがある。
しかし、和田バス停から海岸まで歩いて15分程度かかり、道も分かりにくいとの情報。
ここは思い切ってタクシー利用とする。幸い駅前にタクシーが1台いる。
タクシー代1000円ちょっと掛かって、和田長浜海岸に到着。先客は数組程度。さすがに平日で空いている。
遠くにある台風の影響か、非常に風が強く、遊泳禁止の赤旗が上がっていた。風力発電所作ればいいのに。
天気は晴れで気持ちいいが、残念ながら富士山は見えない。
湘南の海水浴場にしては鄙びた感じがよろしい。
目の前は砂浜だが、監視員に尋ねれば、現在地よりやや南側&北側に磯がある、とのこと。
ただ、子連れを察したのか、何回も「危ないですよ」と言われたが。。。
100メートルほど南側に歩くと、確かに磯が現れた。
満潮時に窪みの海水に入り込んだ魚類が、干潮になるにつれて出られなくなっている
「タイドプール」も出現していた。
子供はタイドプール内の貝やヤドカリを相次ぎゲット。カニもいたが死んでいたようだ。
小魚もいたが、捕まえられず。
貝やヤドカリを、ペットボトル飲料容器で即席で作ったプチ水槽に入れる。
平日だったため、磯で遊んでいるファミリーは他に2組程度。
先の方の磯は独占状態だ。やはり交通の便が悪いので、独占感がすごい。
沖にはウィンドサーフィンしてる人が2人ほど。
海岸ぺりには、いかにもリゾートハウス、という風情の家がのんびりと建っている。
こういう所で毎週末を過ごすのも、悪くない、という雰囲気。
1時間程度磯遊びして、子供も飽きたらしく、帰ろうと言い出す。でもまだ11時。
まずはサンダル類が砂まみれなので、何とかしたい。
しかし、浜に設置されていた水道が、うまく水がでない。
どうやら、海の家に入って、水を借りるしかなさそうだ。
2軒ほどしかない海の家の1軒に入る。
価格はちゃっかり「海の家価格」で、焼きそばやラーメンで600円する。
ラーメン、焼きそば、たこ焼き、なっちゃんオレンジ、そして夏の定番生ビールを頂き、しめて2400円。
クルマで行ったら、ビールが飲めないのがダメである。
お腹空いてたのか、幼稚園児のくせにラーメン大人一人前分を平らげやがった。
「あんちゃん」2人がやっている海の家で、お客は我々1人だけ。
夏の終わりを感じさせる。
ここまで来て、そのまま帰宅するのもなんなので、他に行きたい所に行ってみる。
この辺に何か子供受けしそうなスポットがないか、軽くあんちゃんに聞いてみたが、
「ソレイユの丘というのがあるが、特に何もない丘だ」とのこと。
やはり、三崎口駅で一応チェックしていた「油壺マリンパーク」に行くしかなさそうだ。
油壺マリンパークまで、タクシーを迎車してもらってもいいのだが、運動も兼ねて「バスで行ってみる」ことにする。
便利な時代で、ナビタイムのケータイ検索で、バスでの行き方も簡単に表示される。これなら誰も時刻表使わない訳だ。
意外とバスの本数がある。和田バス停だと1時間に4〜5本はあるようだ。三浦半島西海岸の幹線バスとして重要なんだろうか。
だが、和田のバス停まで、炎天下歩くのは、結構大変だ。坂を上がって下りて、徒歩15分。こんな距離、歩いている大人なんていない。
しかも、この距離をチビッコが歩けないので、肩車だ。まあ肩車は抱っこよりは楽だが、手に「ゲットした貝やヤドカリ入りのペットボトル」
を持ちながら、リュック背負いながらの行軍なので、なかなかにバランスが難しい。
沿道は、結構住宅がある。ここから東京都心への通勤は厳しいが、横浜や横須賀に通勤しているんだろうか?
不動産屋というのは、炎天下でチビッコを肩車しても、常にそういうことを観察している。日々観察。
15分の炎天下行軍の末、やっと和田バス停に到着。バス停に自販機があったので、躊躇なくサイダーをかっこむ。
4分ほど待つとバス到着。和田バス停でも数人待っていたし、来たバスは10人以上乗っていた。
10分弱走ると三崎口駅前着。油壺行きバスはここで乗り換え。
貝やヤドカリの入ったペットボトルを持っていると、いろいろ話しかけられる。子連れの母子に「見ていいですか?」と言われたり、
おばあちゃんに「僕どこで取ったの?」と話しかけられる。
油壺行きのバスは、和田方面よりやや本数は少ない。20分に1本の割合。10分ほど待って、ようやく発車。
観察していると、三浦の街は、どうやら三崎口駅より南側の方に市街があるようだ。バスに乗ってるうちに、市街が拡がりだした。
15分ほどバス乗車して、終点の油壺着。油壺マリンパークは、このバス停から5分ほど先まで歩いた場所にある。
バスがマリンパークまで乗り入れられない技術的理由はない。マリンパーク前もバスプール作るだけのスペースはあるし、
同じ京急資本だから、資本対立で乗り入れられないわけじゃない。
・・・恐らく、油壺バス停前にある「よろず屋」の営業権を保証するための「政治的判断」だろう。水着とか浮き輪とか売ってたが、
バスがマリンパークまで乗り入れちゃえば、売上げは激減するだろう。
なお、油壺から城ヶ島行きのバスが1日数本あるようだが、どうも城ヶ島は子供受けしなさそうなので、今回はパス。
炎天下の中、5分ほど歩く。途中、バブリーなリゾートマンション発見。でも潮風でメンテナンス大変だろうなあ。
マリンパークは、京急系のホテル&日帰り温泉の隣にある。時間があれば日帰り温泉にも行きたいところだが、今日は難しそうだ。
口コミを見ると、油壺マリンパークは「昭和な水族館」「八景島とかと比べるとくたびれている」等の書き込みが多い。
多分、「リア充のデート用水族館」という観点だと「イケテない水族館」ということだと思うが、未就学チビッコにとっては古びていても関係無い。
後述の通り、ビオトープあり、児童遊具あり、200円で動く電車あり、サメを触れたり、と「まったり過ごす」にはピッタリな場所である。
少なくとも、動物好きなチビッコがいれば、コスパの高いスポットだと思う。
自宅に近いサンシャイン水族館はたまに行くが、こういう「まったり感」はないし、そもそもあそこまでのイルカショーがない。
水族館内の雰囲気は写真で確認して欲しいが、自分達が行ったのは、
★イルカとアシカのショー(よく考えたら、チビッコは生まれて初めて見るイルカショーだった)
★屋内水族館(相模湾の魚とか、クラゲとか、サメの展示とか)
★屋内水族館の「さかなの学校ショー」
★屋内水族館前の「サメにさわってみましょう」
★ペンギン島
★カワウソ館(フクロウやコウモリも展示)
★「カワウソの森」
(ビオトープ。上流、中流、下流と分け、小川を流し、水生生物を放流。カメ、トンボ、ホタル等。
エサも販売している)
★有料遊具(ショッピングセンターにありがちな、200円入れたら電車やバスが動くやつ)
★展望台(晴れていれば海の向こう富士山が見える筈だが、この日は見えず)
★無料遊具(滑り台とかシーソーの類)
★土産物屋(ペンギンのぬいぐるみ買ってた。。。)
などなど。
「マグロラーメン」などを提供しているレストランもあったようだが、立ち寄らず。
延べ3時間半はゆるゆると滞在し、17時前には家路についた。
本音は三浦漁港ならではの魚料理を食べたかったが、子供に確認したら、あっさり却下された。
因みに表紙写真は、岩山に立って水浴びしているペンギン。
岩山の上に噴水があって、そこにで水浴びしているペンギンが夕陽に映えていたので、写真に撮ったもの。
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