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エアーズロックは公共の交通がなさそうだったので、飛行機と宿は自分で予約しましたが、エアーズロックサンセットツアー、日の出ツアー、エアーズロック登山と風の谷&風の谷のサンセットツアーはHISのオプションツアーを予約しました。 理由は奥さんが英語があまり得意でないことと、やはり現地の動植物の説明は日本語の方が理解できるという理由に加え、オーストラリアの旅行会社直接より若干HISの方が安かったからです。空港からホテルまで手配付きで大名旅行。<br /><br />はっきり言って、エアーズロックとカタジュタしかないところで2泊3日なので、日の出を眺め、サンセットを眺め、上に登り、周辺を見てと、同じところをぐるぐるするしかありません。ワイン付きツアーでのんびりしたいと思ったのですが、これが、なかなかエアーズロックは大変。エアーズロックの案内を見ると上まで登れない可能性があることを繰り返し書いてありますよね。 まさにその通りで、麓で風が吹いていないと思ったのですが、少し上がると急に風が強くなりました。 風で体のバランスを崩したら鎖もないところからなら一発ですので最初はとても緊張しました。ですから風がエアーズロックの麓で少し吹いていたら、だいたいは登山道閉鎖。かなり急な砂岩の壁を登っていくので雨が降って岩が少し濡れて滑りそうだったら同じく閉鎖です。だから、エアーズロックは乾季+風の少ない季節がいいです。でも、色々な人の話を聞いたら、営業上やむを得ないとは思うのですが、7月は例年風が吹く日が多いんだそうです。反して8月は安定した日が多いとか。 自然相手なので保証はありませんが、例年、7月と8月では2倍以上8月の方が登れる確率が高いとか、、、我々は何も考えていませんでしたが、8月旅行で結構ラッキーかも。<br /><br />当方の準備はトレッキングシューズ、リュック、伸縮性のあるズボンに玉ねぎのように脱いでいける服装とリュックとペットボトル。エアーズロックは最初こそ傾斜は緩やかですが、あとはかなり上まで鎖場です。標高差400m弱で大部分が鎖場というのは、はっきり言ってマジに登山そのものです。正直に言ってお年寄りの我々には厳しい試練でした。 上の方で、鎖はなくなり、バランスをとって登ります。エアーズロックの背は2m位の凸凹が連続していますので、それを乗り越えて行くと頂上。 現地ガイドは平均2時間半で往復可能と言っていましたが、それは日本人の平均ではないようです。 我々は日本人の平均より早く歩いたつもりでしたが、下りを途中から半分走り降りて2時間半でした。 降りてから、お互いに年も考えず無謀なことをしたと強く反省! <br /><br />現地でとにかく困ったのは蝿。 水分が好きだそうで、顔に群がってきます。いつもは夏だけとのことですが、8月は冬なのにしつこい。とにかく蝿を追い払うのに忙しくて風景を見るどころではありませんでした。 初日のサンセットツアーで懲りて、すぐさまスーパーで虫除け網を購入(A$7)。 幸いにキャンプ帽子(短いつばが全周にあるタイプ)だったので網との相性がよく、翌日の登山とカタジュタはバッチリでした。結構網を買った人は少なく、何人かに声をかけられて羨ましがられました。 尚、エアーズロックの上からの眺めは良いですが、ツアーは時間が厳しく、上でゆっくりするなら普通の日本人では周辺観光は諦めないと 無理そうです。 <br /><br />個人的に言えば、午後に行ったカタジュタ(風の谷)の方がエアーズロックより好きです。地層の雄大さ、景色の変化、植物など素晴らしいです。 こちらは登山というよりきつめのハイキング。 エアーズロックに比べて有名度が低いせいだと思いますが、今回は日本語ガイド1名にお客は我々2名。 途中で植物、岩や地層の解説もしてもらえ、妻は大感激。 自分も英語はかなり上手だと自分では思っていましたが、正直バスガイドの説明は6〜7割しかわかりませんでした。オーストラリア英語は発音に癖がありすぎて、自分には難しすぎました。(悔しいので、ピョンピョンEnglishは田舎言語だということにしておきます。)まあHISの日本語ツアーにして大正解。<br /><br />午前エアーズロック登山、午後カタジュタの第二展望台まで行って、ヘトヘトになってホテル到着。夕食までぐっすりです。個人的意見ですが、エアーズロックリゾートの飯は、うまくないので、ここで奮発する必要はないと思います。確かにデカイはデカイですがカンガルーバーガー1個+フレンチフライポテト+ジュース2杯でA$50は、インドネシアのバリ島から来た我々には驚愕の値段でした。また、ジュースは缶詰か瓶詰めなんだと思いますが、インドネシアで生ジュースしか飲んだことのない我々には、とても飲めたしろものではありませんでした。朝飯は前日にスーパーでパンと生ハムとチーズと野菜を買って手作りサンドイッチ。 価格を抑えるというより、まともなサンドイッチが食べたいという理由。 手作りサンドイッチも信じられないくらい高くつきます。<br /><br />ホテルはいくつかありますが、季節によっては蝿が大量にいるのは間違いないです。冬ならバーベキューのあるホテルがいいと思いますが、虫が群がる時期は屋外の食事は?マークです。 夜は気温が下がるので虫がいないというならOKですが、自分で人体実験はしたくありません。ホテルのテレビはビデオを見ないとわずかなチャンネルしかなく、何もないですが、うちの奥さんは日本語字幕なしの映画を見ると10分で爆睡してしまうので、夜は星を見に散歩。 簡易星座表を持っていくといいです。星座観測台からの眺めは抜群。南半球の星座って、日本と違うんだと、改めて感心。<br /><br />我々はシドニー経由で来たので、ここでの飯の恨みは、シドニーのシーフードで散財することで十分晴らしました。シドニーの観光中心地区は小さいので、歩きメインで十分。 オペラハウスは水上バスに乗ると眺め抜群。中にも入りましたが、ピョンピョン英語のオペラなんぞ見てもわかるはずもないと言い訳しつつ、絵葉書を買っただけ。博物館と水族館を回って、ワイルドライフ展示館を回ったら1日は終わってしまいました。 水族館は小さかったのですが、生まれて初めてカモノハシを見れて感激。 またそこで貴重な情報---ホオジロザメはオーストラリアの沿岸を回遊していると---我々のオーストラリアでのダイビングの楽しいビジョンが砕け散った一瞬でした。地名にシャークスベイなんてあるところで潜れるわけないじゃん。ということで、多分とても綺麗な海が維持されているであろうオーストラリアにもう一回来る理由がなくなってしまいました。それにA$が60円くらいじゃないと、バカ高くて楽しめないというのが嫁と一致した意見。 食事も、美味しいところもきっとあるのだろうけれど、今回のツアーで回った範囲で言えば、正直言えば払うお金には見合わない。ということで、我々の次の旅行はインドネシアのマナドのダイビングとジャカルタ周辺の温泉めぐりに決定です。<br />

エアーズロックを登るのは正真正銘の登山です

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2013/08/08 - 2013/08/12

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Manta-munta

Manta-muntaさん

エアーズロックは公共の交通がなさそうだったので、飛行機と宿は自分で予約しましたが、エアーズロックサンセットツアー、日の出ツアー、エアーズロック登山と風の谷&風の谷のサンセットツアーはHISのオプションツアーを予約しました。 理由は奥さんが英語があまり得意でないことと、やはり現地の動植物の説明は日本語の方が理解できるという理由に加え、オーストラリアの旅行会社直接より若干HISの方が安かったからです。空港からホテルまで手配付きで大名旅行。

はっきり言って、エアーズロックとカタジュタしかないところで2泊3日なので、日の出を眺め、サンセットを眺め、上に登り、周辺を見てと、同じところをぐるぐるするしかありません。ワイン付きツアーでのんびりしたいと思ったのですが、これが、なかなかエアーズロックは大変。エアーズロックの案内を見ると上まで登れない可能性があることを繰り返し書いてありますよね。 まさにその通りで、麓で風が吹いていないと思ったのですが、少し上がると急に風が強くなりました。 風で体のバランスを崩したら鎖もないところからなら一発ですので最初はとても緊張しました。ですから風がエアーズロックの麓で少し吹いていたら、だいたいは登山道閉鎖。かなり急な砂岩の壁を登っていくので雨が降って岩が少し濡れて滑りそうだったら同じく閉鎖です。だから、エアーズロックは乾季+風の少ない季節がいいです。でも、色々な人の話を聞いたら、営業上やむを得ないとは思うのですが、7月は例年風が吹く日が多いんだそうです。反して8月は安定した日が多いとか。 自然相手なので保証はありませんが、例年、7月と8月では2倍以上8月の方が登れる確率が高いとか、、、我々は何も考えていませんでしたが、8月旅行で結構ラッキーかも。

当方の準備はトレッキングシューズ、リュック、伸縮性のあるズボンに玉ねぎのように脱いでいける服装とリュックとペットボトル。エアーズロックは最初こそ傾斜は緩やかですが、あとはかなり上まで鎖場です。標高差400m弱で大部分が鎖場というのは、はっきり言ってマジに登山そのものです。正直に言ってお年寄りの我々には厳しい試練でした。 上の方で、鎖はなくなり、バランスをとって登ります。エアーズロックの背は2m位の凸凹が連続していますので、それを乗り越えて行くと頂上。 現地ガイドは平均2時間半で往復可能と言っていましたが、それは日本人の平均ではないようです。 我々は日本人の平均より早く歩いたつもりでしたが、下りを途中から半分走り降りて2時間半でした。 降りてから、お互いに年も考えず無謀なことをしたと強く反省! 

現地でとにかく困ったのは蝿。 水分が好きだそうで、顔に群がってきます。いつもは夏だけとのことですが、8月は冬なのにしつこい。とにかく蝿を追い払うのに忙しくて風景を見るどころではありませんでした。 初日のサンセットツアーで懲りて、すぐさまスーパーで虫除け網を購入(A$7)。 幸いにキャンプ帽子(短いつばが全周にあるタイプ)だったので網との相性がよく、翌日の登山とカタジュタはバッチリでした。結構網を買った人は少なく、何人かに声をかけられて羨ましがられました。 尚、エアーズロックの上からの眺めは良いですが、ツアーは時間が厳しく、上でゆっくりするなら普通の日本人では周辺観光は諦めないと 無理そうです。 

個人的に言えば、午後に行ったカタジュタ(風の谷)の方がエアーズロックより好きです。地層の雄大さ、景色の変化、植物など素晴らしいです。 こちらは登山というよりきつめのハイキング。 エアーズロックに比べて有名度が低いせいだと思いますが、今回は日本語ガイド1名にお客は我々2名。 途中で植物、岩や地層の解説もしてもらえ、妻は大感激。 自分も英語はかなり上手だと自分では思っていましたが、正直バスガイドの説明は6〜7割しかわかりませんでした。オーストラリア英語は発音に癖がありすぎて、自分には難しすぎました。(悔しいので、ピョンピョンEnglishは田舎言語だということにしておきます。)まあHISの日本語ツアーにして大正解。

午前エアーズロック登山、午後カタジュタの第二展望台まで行って、ヘトヘトになってホテル到着。夕食までぐっすりです。個人的意見ですが、エアーズロックリゾートの飯は、うまくないので、ここで奮発する必要はないと思います。確かにデカイはデカイですがカンガルーバーガー1個+フレンチフライポテト+ジュース2杯でA$50は、インドネシアのバリ島から来た我々には驚愕の値段でした。また、ジュースは缶詰か瓶詰めなんだと思いますが、インドネシアで生ジュースしか飲んだことのない我々には、とても飲めたしろものではありませんでした。朝飯は前日にスーパーでパンと生ハムとチーズと野菜を買って手作りサンドイッチ。 価格を抑えるというより、まともなサンドイッチが食べたいという理由。 手作りサンドイッチも信じられないくらい高くつきます。

ホテルはいくつかありますが、季節によっては蝿が大量にいるのは間違いないです。冬ならバーベキューのあるホテルがいいと思いますが、虫が群がる時期は屋外の食事は?マークです。 夜は気温が下がるので虫がいないというならOKですが、自分で人体実験はしたくありません。ホテルのテレビはビデオを見ないとわずかなチャンネルしかなく、何もないですが、うちの奥さんは日本語字幕なしの映画を見ると10分で爆睡してしまうので、夜は星を見に散歩。 簡易星座表を持っていくといいです。星座観測台からの眺めは抜群。南半球の星座って、日本と違うんだと、改めて感心。

我々はシドニー経由で来たので、ここでの飯の恨みは、シドニーのシーフードで散財することで十分晴らしました。シドニーの観光中心地区は小さいので、歩きメインで十分。 オペラハウスは水上バスに乗ると眺め抜群。中にも入りましたが、ピョンピョン英語のオペラなんぞ見てもわかるはずもないと言い訳しつつ、絵葉書を買っただけ。博物館と水族館を回って、ワイルドライフ展示館を回ったら1日は終わってしまいました。 水族館は小さかったのですが、生まれて初めてカモノハシを見れて感激。 またそこで貴重な情報---ホオジロザメはオーストラリアの沿岸を回遊していると---我々のオーストラリアでのダイビングの楽しいビジョンが砕け散った一瞬でした。地名にシャークスベイなんてあるところで潜れるわけないじゃん。ということで、多分とても綺麗な海が維持されているであろうオーストラリアにもう一回来る理由がなくなってしまいました。それにA$が60円くらいじゃないと、バカ高くて楽しめないというのが嫁と一致した意見。 食事も、美味しいところもきっとあるのだろうけれど、今回のツアーで回った範囲で言えば、正直言えば払うお金には見合わない。ということで、我々の次の旅行はインドネシアのマナドのダイビングとジャカルタ周辺の温泉めぐりに決定です。

旅行の満足度
4.0
観光
4.5
ホテル
3.5
グルメ
2.5
ショッピング
1.5
交通
3.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
観光バス 飛行機
旅行の手配内容
個別手配

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  • 日没のエアーズロック もちろん片手にはワイン。 団体さんが来る前だったので白と赤とシャンパンを交互に飲んでたら、だんだん良い風景に変化

    日没のエアーズロック もちろん片手にはワイン。 団体さんが来る前だったので白と赤とシャンパンを交互に飲んでたら、だんだん良い風景に変化

  • エアーズロックの登山口。 最初は鎖がないので、諦める人はここで諦めます。

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  • エアーズロックの背 マジ凸凹

    エアーズロックの背 マジ凸凹

  • 頂上の方向盤。 アボリジニの信仰の対象にしては、妙に観光地風です。

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  • この地を完全制覇している観光会社のバス。 だって自家用車は見るけど、ほかのバスを見たことがないです。

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  • 風の谷からを、またワインとおつまみでゆったり見る。 おつまみのオーストラリアのニンジンは甘くて美味しい。

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  • 風の谷のナウシカのモデルになったという説も説得力があります。アニメで風の谷の住人が立てこもる宇宙船の残骸そっくり

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  • 風の谷も厳しい上りが続く

    風の谷も厳しい上りが続く

  • 風の谷、第二展望台。 ヘトヘトなんだけど、生き返る

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  • 風の谷の先。 まだぐるっと回って歩ける。 でももう体力限界。

    風の谷の先。 まだぐるっと回って歩ける。 でももう体力限界。

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