
2010/12/10 - 2010/12/10
18位(同エリア70件中)
SUR SHANGHAIさん
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聖書のお話にも出て来るガリラヤ湖畔まで来たら、一度は食してみたいのはセント・ピーターズ・フィッシュ。
セント・ピーターズ・フィッシュの名の由来は、十二使徒の一人ピーター(ペテロ)がガリラヤ湖で釣りをしていると、口に銀貨をくわえた魚が釣れた事から来ているんだそう。
それ以来、その魚はセント・ピーターズ・フィッシュ(聖ペテロの魚)と呼ばれるようになって、幸運の魚とされているんだそうです。
その正体は、ガリラヤ湖産の淡水魚ティラピアなんですが、知らずに出されたら海の魚と思ってしまうほど、身が締まって泥臭さが全く無い、美味な白身魚でした。
小骨がほとんど無くてホクホクした身は日本人好み。
内臓を取ったあとは、開いてグリルにしたり、身に切れ込みを入れて丸揚げにしたりして出されます。
塩とレモンが味付け用に出てきますが、日本人の皆さんは、ぜひ、お醤油を持って行きましょう。
お弁当について来るような小さい使い切り容器で持って行くと便利です。
表紙の画像は、ガリラヤ湖西岸の街ティベリヤで食べてみたセント・ピーターズ・フィッシュ。
上段の画像はグリルにしたもの。下段の画像はフライにしたもの。
好みはそれぞれでしょうが、SUR SHANGHAIたちの軍配はフライの方に上がりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- その他
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
前編でヨルダン川の洗礼スポットヤルデニットを訪れたSUR SHANGHAI一行。
見学の後は、この日の宿泊地ガリラヤ湖西岸にあるティベリヤの街へ。
ガリラヤ湖に沿った90号線を北上して行くと、すぐに見えて来たその街並み。
「あ! 思っていたよりずっと大きな街だね!」
ティベリヤは、古代にはローマ皇帝ティベリアスに因んで名付けられたガリラヤ地方の首都。
その後、いくつもの戦乱や反ユダヤテロを乗り越え、今ではガリラヤ湖周辺の観光の拠点になって、ホテルなどの観光客用施設もこの街に集中しています。
ティベリアの歴史についてもう少し知りたい方は、下記のウィキペディアのページでどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%99%E3%83%AA%E3%82%A2 -
本題のセント・ピーターズ・フィッシュに移る前に、ティベリヤでの宿についてもご紹介。
これがティべリヤの街での宿になったRON BEACH HOTELの外観。
ネット予約して行きました。
この宿は、事前のホテル検索で「え〜、ビーチ・ホテルって言う名前だし、夏向けなんじゃないの?」とSUR SHANGHAIに対し、旦那が「部屋からガリラヤ湖が見えるんだって。ここにしよ〜!」とえらくご執心で決めた宿。
さて、吉と出るか凶と出るか…。┣¨キ(*゚Д゚*)┣¨キ
RON BEACH HOTEL所在地: GDUD BARAK STREET
サイトはこちら。http://www.ronbeachhotel.com/ (英語版あり)
ティベリヤの街の北外れのガリラヤ湖畔にあって、街の中心から車だと10分程度。
2010年当時、ホテル周辺にはショッピングや食事の場所はありませんでした。 -
RON BEACH HOTELの2階廊下と客室。
ホテルの格は、お友達グループや若い家族連れ向けといった感じで設備はシンプル。
ガリラヤ湖西岸の湖畔に面していて、SUR SHANGHAIたちがいただいた2階湖側のダブルの部屋からは、敷地内のプールや庭、その向こうのガリラヤ湖や対岸がよく見えました。
部屋からのネット接続は可。滞在中は何日使っても一律5米ドルだったと思います。
ロビーには、PC一台のネット・コーナーもありました。(有料)
12月初めは行楽地としてのシーズンは過ぎ去っていたので、ホテルの宿泊客は巡礼グループと家族連れがポツポツ。
長い棟を持つホテルはガラ〜ンとしていて、1階部分はこの時期を利用して改装工事をしていました。
これはティベリヤの街全体も同じで、滞在中にお天気も下り坂になってしまい、ずいぶん寂しい印象でした。
ホテルは全体的に古びた感じでしたが、2010年には改装中だったので、今はずいぶん様子も変わったかも。 -
ガリラヤ湖畔のRON BEACH HOTELの露天プールサイド。
プール周りも整備されてこざっぱり。
夜になると照明がきれいだったけれど、12月初めだと寒過ぎて誰もいない。
やっぱり夏向けのホテルよね。 -
ティベリヤ周辺の教会巡りで2泊したRON BEACH HOTEL。
プールの先には、ちょっとしたガリラヤ湖のプライベート・ビーチもありました。
お天気が下り坂になった冬だと寒々しい風景ですが、夏だったら気持ちよかったでしょうね。
ここでの海水浴ならぬ湖水浴には、監視員がいない時間帯は遊泳禁止などの制限があったので守りましょう。 -
RON BEACH HOTELから見たガリラヤ湖の朝。
ちょっと天候が下り坂の燻し銀色の朝は、聖書の中のお話の一つが始まりそうな風情があった。
イエス・キリストがガリラヤ湖の嵐を鎮めた、なんていう一節を思い出してしまう。 -
RON BEACH HOTELの朝食スペース。
ガリラヤ湖に面して広々と明るかったのは○。
ただ、やはりお客さんが少ない時期だったのが祟って、朝食ブッフェの内容は貧弱でした。
このホテルに泊まるなら、行楽客が多い夏季限定。
車も無いと、ティベリヤの街に出るのにも不便だと思います。 -
RON BEACH HOTELにあった、イスラエルの食用魚の図鑑的ポスター。
この画像はクリックして元画像にすると大きく表示されます。
ポスターの上の方に出ているのは海に棲む魚。
ポスターの下の方に出ているのが、淡水魚の紹介。
どちらも、日本でも見かける魚が混じっています。
この旅行記のメインとなるセント・ピーターズ・フィッシュも出ているはず、と見てみると…、 -
…ポスターの一番左下にその姿が。
セント・ピーターズ・フィッシュという名のほか、ガリラヤ湖のティラピアとも出ています。
セント・ピーターズ・フィッシュの名の由来は、表紙にも書いたように十二使徒の一人ピーター(ペテロ)がガリラヤ湖で口に銀貨をくわえた魚を釣り上げた事からきているんですが、ティラピアのメスは卵を自分の口の中で孵す習性があるようなので、銀貨に見えた物体はティラピアの卵だったのでは?
…とSUR SHANGHAIは想像してみました。罰当たりでしたらお許しを。<(_ _)>
ティラピアは元々アフリカや中近東に分布していたスズキ目の魚で、環境適応力があり且つ美味なことから、食用にするために世界各国に導入されているそうです。
日本でも第二次世界大戦後の蛋白源として注目された時期があったのだそう。
ティラピアについては、次のウィキペディアのページでもどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A9%E3%83%94%E3%82%A2 -
さて、前置きが随分長くなりましたが、いよいよガリラヤ湖名物のセント・ピーターズ・フィッシュを味わいにティベリアの街へ出てみます。
前置きが長くなったついでに、ティベリヤについてもちょっとだけ。
ティベリヤには街のところどころに崩れかかった城壁がありますが、これは元々は十字軍時代のものなんだそう。
一度はほとんど崩れてしまった城壁がドナ・グラシア・ナスィという女性によって再建されたのは1558年のこと。
それからまた数百年経った今では、その城壁はまた崩れかけた姿になっているんですが、現代の街並みに混じって立っています。
そんな古いものが当たり前のように残っているティベリヤは歴史ある街。
ティベリア近郊には、巡礼地になっている教会も多数。
それらについては別の旅行記で紹介出来たらいいなと思っています。 -
ティベリヤの街の中心部。
階下が商店、上階はアパートになっているようなビルがあった。
その壁画は、聖書のお話に因んだような絵柄。
近郊の教会巡礼のために訪れる人が多い街、と言うのを思い出させてくれる。
ただ、昼には大きく見えた街なのに、観光シーズンが過ぎた12月初めには夜になると結構暗くて人通りも少なかった。
この画像でも人影がちらほら見えるだけ。
夏だともっと賑わうんでしょうね。 -
ガリラヤ湖湖畔のティベリヤ周辺には、聖書やキリストにまつわる教会などの見所が多いんですが、イスラム教関連の古い建物も残っています。
これは、ジャーマ・アル・バフルと言う1880年建造のモスク。
今ではガリラヤ湖の岸辺からは200m近く離れた場所にあるんですが、かつては湖岸にあって、≪ジャーマ・アル・バフル=海の寺院≫の名の通り、舟で出入りできたんだそうです。 -
上記のジャーマ・アル・バフルという古びたモスクのごく近くにあるショッピング・モールに入っているのが、このビッグ・ベンというバー兼レストラン。
ここで最初のセント・ピーターズ・フィッシュをお試ししてみました。
お店の名前も外観も内装も画像のとおりでイングリッシュ・パブそのものなんですが、出している食事は中近東色が濃くて、不思議な取り合わせなんですよ。 -
上掲の画像と同じくビッグ・ベンの店内。
この画像だけ見たら、「ここはイギリス?」と勘違いしてしまいそう。 -
ビッグ・ベンでの食事は、上の方でも言ったように、お店の見かけとは違って中近東色が濃い内容。魚料理・肉料理とも出しています。
最初に小皿であれこれ出されるサラダやディップ、平たく丸いパンを見ると、「あ! 中近東のご飯!」と懐かしく思う人もいるかも。
ゴマ+ヒヨコマメのペーストは、イスラエルではフームスと呼ばれているようでした。
上段の画像、右上のお皿に盛られているのがそう。
あとは、サラット・トルキー(細かく刻んだトマト入りのピリ辛ペースト)や、ババガヌーシュ(ナスビのペースト)などなど。パンに付けて食べるとおいしいんですよ。
で、ここで摂ったメインは、この旅行記本題のセント・ピーターズ・フィッシュ(ガリラヤ湖産のティラピア)。
ここでは、開いてグリルにしたものを頼んでみました。
ほくほくした白身魚にはお醤油がピッタリ。
表紙に書いたように、お弁当用の小さな容器で持って行くといいですよ〜。
これはこれで美味しかったんですが、油気がちょいと少ない感じ。
同じセント・ピーターズ・フィッシュでも、この旅行記で後述する、油で丸揚げにしたものの方がコクが出て、より一層美味しかったと思います。 -
ガリラヤ湖畔の街ティベリヤ。
最初のセント・ピーターズ・フィッシュを食べたイングリッシュ・パブのビッグ・ベンからさほど離れていない場所にはイスラエルのマクドナルドも。
Mの字型のロゴはもちろん世界共通。
下段の画像で、ロゴの横に出ているのはヘブライ語。
ヘブライ語で≪マクドナルド≫って書いてあるんでしょうね。
日本語が読めない外国人が日本語で書かれた≪マクドナルド≫を見て「ん(・・?」と思うのと同じように、日本人にとって見慣れないヘブライ語での表記にも何とはなしに違和感が…。
ちなみにイスラエルの公用語は、ヘブライ語とアラビア語。
ヘブライ語は、アフロ・アジア語族のセム語派に分類される言語で、アラビア語同様に、右から左へと書いていくんだそう。
詳しくは、下記のウィキペディアのページで見てみるといいと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E8%AA%9E -
ティベリヤの街のガリラヤ湖畔。
夜に入ってからの街灯の照明は暗めでしたが、湖畔のプロムナードからは漁船が出入りするらしい船着場の様子が見えました。
あれ? 湖底が露出している。
ガリラヤ湖にも満潮・干潮があるんだね。 -
別の日に行ってみた、ティベリヤの街のGALEI GILというレストラン。
所在地は、上掲の画像と同じ船着場があるガレリア湖畔プロムナード。
番地は特に無いんですが、近くにはこれまたセント・ピーターズ・フィッシュを記念して建てられたという聖ペテロ教会があります。
ガリラヤ湖畔の船着場に面していて風情あり。
夏にはプロムナード沿いにしつらえたテーブル席での食事が気持ちいいでしょうね。
ただ、観光シーズンではない12月上旬だと、道行く人もレストランに入って食事をする人もほとんどいなくてガラ?ン。
日が落ちた後は外で食べるには寒すぎるし、SUR SHANGHAI一行は屋内の席へ。 -
ティベリヤの街のGALEI GILというレストラン。魚料理・肉料理とも出しています。
最初に出される前菜のお皿は、ここでも中近東色が濃い内容。
上段の画像右手に見えるフームス(ゴマ+ヒヨコマメのペースト)は、一緒に出て来るピタ・パン(丸く平たいパン)に塗って食べるんですが、これはどこでもおいしくて、追加注文したくなりますよ。
合間にオリーブの実をつまむと手が止まらなくなります。
このレストランにもセント・ピーターズ・フィッシュのグリルはあるんですが、今回は丸揚げにしてもらいました。
これが大正解! v(`ゝω・´)☆
ほくほくと柔らかい身が美味! 小骨が無いのも食べやすくていいし。
「焼いたものも美味しかったけど、フライは更によし!」と、同行者もこちらに軍配を上げました。
個人の好みもあるんでしょうけどね。
どちらを食べるにしても、お醤油はお忘れなく。
(o´・ω-)b ネッ♪ -
レストランGALEI GIL近くのガリラヤ湖畔には、小さくても雰囲気のよさそうな新築のホテルが。名前はSHIRAT HAYAM BOUTIQUE HOTEL。
お部屋の方はどんな感じか分からないけど、立地のいいこんなホテルに泊まった方がよかったかもね。
で、このホテルのお向かいには、セント・ピーターズ・フィッシュゆかりの小さな聖ペテロ教会があって、ペテロ(ピーター)像も立てられていたんですが、夜には暗くすぎて写真は撮らず。
ティベリヤを出る朝にはここも写真に撮ろう、と思っていたのに忘れてしまいました。
平にお許しを。<(_ _)> -
今ではどこに行っても街角アートがあるけれど、ガリラヤ湖畔の街ティベリヤでも事情は同じ。
大きな巻貝をモチーフにした作品があって、アーティストの紹介もヘブライ語と英語で出ていました。
ARIK HALFONがそのアーティストのお名前になるんでしょうね。
2008年の作品のようです。 -
ティベリヤのガリラヤ湖畔にある聖ペテロ教会から間近な場所にあるのがスコッツ・ホテル。
スコットランド・センターやホスピスとして使われてきた歴史があって、ティベリヤでは一番と言うお宿。
石造りの外観が目を引きます。
ここも立地はいいのに、旦那が「ここは高い〜。」と却下した宿。
う〜ん、旦那がご執心で決めたRON BEACH HOTELがあんまり好印象とは言えなかったから、言葉には出さずとも『う〜ん、じゃ、こっちにしておけばよかったかも。』と思ってしまったSUR SHANGHAI。(;^ω^)
ともあれ、これでセント・ピーターズ・フィッシュと、垣間見てみたティベリアの街の紹介を終え、SUR SHANGHAI一行はさらにイスラエル車旅を続行します。
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