2013/08/18 - 2013/08/22
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xiaomaiさん
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旅の2日目は、ペンションのオーナーに勧められ、予定を繰り上げて早めに離島へ行くことにした。
多くの島があるなか、なんとなく興味を持っていた黒島へ。
ハートの形をした、牛と亀の島だよ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
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あまり眠れず、6時ごろ起床。
早速外を見てみると、やはり雲がもくもく。
晴れそうな気もするし、雨が降りそうな気もする。 -
川平湾のほうも同じような感じ。
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7時に朝食。
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食後にコーヒーをいただきながら、ペンションのオーナーに今日の行動に着いて相談。
「台風の影響で明日か明後日には離島への船が運航されなくなるかもしれないから、今のうちに......」と言われ、離島へ行くことに決定。さあ、どの島に行こう。
とりあえず、吉原8時41分発のバスに乗るべく、ペンションを出ることにした。 -
ペンションのドアを開けて外に出ると、オーナーの犬「さくら」がいた。
「あんた誰?」と言わんばかりの表情でずっとこちらを見ている。
横に回り、呼びかけたけど、来てくれなかった。 -
旅行記(1)にも書いたけど、吉原地区はホントに犬が多い。
この犬もワンワン吠えていた。 -
石垣島でのお土産として人気があるirumo。
その本店は実は吉原にある。 -
なんとなく欲しくなったけど、置物系のお土産は買わないようにしているから、見るだけにしておいた。
オーナーは内地の人らしい。 -
吉原地区唯一の商店
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バスの数は極めて少ない。
これは川平、バスターミナル方面の時刻表。 -
こちらは米原や空港方面の時刻表。
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8時41分のバスに乗り、バスターミナルに到着したのが9時30分。
そこから歩いて石垣港へ。
非常に多くの人が訪れる竹富島ではなく、行く人の少ない黒島に決定。
石垣ドリーム観光で往復のチケット購入。 -
もしかしたら、台風の影響で船が揺れるかもしれないから、「乗り物サポート」なるものを購入(320円。店によっては400円)。
ホントは酔い止めの薬がほしかったんだけど、これしかなかった。 -
お腹がすいたら食べられるように、サーターアンダギーも購入。
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黒島行き10時半発の船に乗り込む。
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想像以上に小さい船だった。
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自分のほかに、3人の家族連れ、黒島に住んでいるようなおばあ1名、観光客らしい男性1名。乗客はたったの6名。
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海風に当たれるオープン席
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台湾と石垣を結ぶ大型客船?
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竹富島を通り過ぎる。
海の色のグラデーションがすばらしい! -
八重山の海がこんなに美しいとは!
船に乗っている間、「安里屋ゆんた」を歌って酔わないようにしていた。
でも、揺れたのは石垣港を出てすぐのころだけで、あとは大した揺れはなかった。 -
30分ほどで黒島に到着。
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イチオシ
港では子供たちが釣りをしていた。
都会の子供たちからしたら、非常に羨ましい環境。 -
港の前には牛の像
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自転車をレンタルして、さあ出発!
なぜか「ハイホー、ハイホー〜」などと口ずさんでいた。
人っ子一人いない開放的な空間で楽しくなったんだと思う。 -
自転車を止めてデジカメで写真を撮っていると......
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同じ船で黒島へ来たおばあが自分の横を走り抜けていった。
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イチオシ
なぜこんなに美しい?
ちなみに黒島は竹富島と同様起伏がほとんどない。
後ろに見える山々は西表のもの。 -
まずは黒島研究所へ向かう。
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おやおや、白い物体が動いている。
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八重山の家々ではヤギを飼っている。
何かお祝い事があるときに、つぶして食べるらしい。
でも、だいぶ臭いらしいよ。
パリでヤギのチーズが出てきたけど、あれも臭過ぎて食べられなかった。 -
ほどなくして黒島研究所到着。
ここでは主に亀の生態が研究されている。 -
今年ハブに噛まれた人がいなくてよかった。
小学生+中学生の人数 < 小中学校教員数
生徒一人一人にあった教育ができる! -
入場料は300円なんだけど、夏休み期間中、勉強会なるものが開かれていて、それに参加した。
参加費2000円。亀に関する亀の生態説明が聞け、亀の放流に参加でき、食事券と記念品などがもらえる。 -
この方が研究所の所長。
「録画している人がいるから、だじゃれなどは言わない」と言っていたけど、なんだかいろいろ言っていたな。 -
亀についての説明が終わり、亀のいる水槽に移動。
亀漁の技法(次の画像を参照)を守ることもその旨として、亀を獲った地元の人から買い受けているらしい。
それをここで一時的に(1週間程度)管理し、研究対象とするべく標識タグをつけ、海に帰している。 -
「かーみー(亀)掛け」と呼ばれる沖縄の伝統的なウミガメの漁法。先に釣り針を固定した棒でウミガメに近づき、引っ掛けたあとに棒を抜いて船に戻る。船の上からロープをたぐり寄せ、ウミガメを船に揚げる。
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誰が選んだのかしらないけど、この亀に決定。
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その後、亀の身体測定をする。
2人のおねえさんは琉球大学の学生さん。
ここに10日間ぐらい滞在し、研究のお手伝いをしている。
人なつこい感じの親切な学生さんだったよ。
琉球大の前は東京海洋大学の学生がいて、自分がいた翌日には三重大学の学生が来ることになっていた。 -
身体測定の結果
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亀の標識タグはしっぽの方につけられる。
性別を聞いたら、まだ成長し切っていないから、わからないと言われた。
オスはしっぽが長くなるらしい。 -
亀の放流をする港へ研究所の車で移動。
車内は「超禁煙」。 -
亀の頭を海へ向けて浜に置く。
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待てど暮らせど亀は動かない。
所長が亀を置く位置をさらに海に近づけた。 -
それでも動かない。
研究所にいれば、自分で探さなくても食べ物がもらえるから、海に帰りたくなくなったのかな? -
眠ってしまいそう......
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頭に海水をかけても動かない。
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所長はついに亀を海水があたるところに置いた。
それでも、しばらくは微動だにしなかった。 -
波の助けもあり、なんとか海に戻っていった。
多くは浜辺に置くと、猛スピードで海へ帰っていくらしい。
ほんの数十分前に知り合ったばかりなんだけど、さみしい気分になってしまった。
亀子(なんとなくメスのような気がした)、がんばって生きていくんだよ! -
研究所に戻り、館内展示物の見学。
亀の甲羅には背骨があったんだね。 -
ちゃんと指になっている。
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アオウミガメの子ども
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「亀人」と書かれたTシャツはここでしか買えない。
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カメロンパン(150円)も販売されている。
近所のパームツリーというレストランで作成。 -
研究所にはこうした剥製も展示されている。
黒島研究所での講義、亀の放流、館内見学を終えた段階で13時ごろ。
昼食をとりたいところなんだけど、天気が怪しくなってきたから、先に島内を急いで回ることにした。 -
仲本海岸
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南風保多御嶽
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黒島灯台めがけて自転車を走らせる。
地元のおじいが運転するトラックと擦れ違ったのみ。 -
恋が叶うと言われている灯台は意外とかわいいものだった。
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黒島は島全体が放牧地のようなもの。
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お母さんに寄り添う子牛
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この島には烏も多く、なぜか多くが牛のそばにいる。
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東筋にある道
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冒険心を起こさせる道
この道を行ったら、宮崎アニメの世界に飛び込んでしまうかも......。 -
また牛の群れ
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伊古桟橋にやってきた。
引き潮のときでは、その美しさを満喫できない。 -
自転車で先端まで行って、左手を望む。
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黒島にはちゃんと郵便局がある。
銀行はない。
ちなみに商店は「たま商店」のみ。 -
日本の道100選の「日本の道100選の沖縄県道213号黒島港線」
この道よりもっといい道がたくさんあるように思うけど......。 -
黒島展望台
and
今回自分とともに島内を走ってくれた自転車 -
さっそく展望台にのぼってみる。
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周りは草原
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こういう道の方が百選にふさわしいような気がする。
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黒島小中学校
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少数人教育
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この道だって百選の対象になる!
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インドクジャク
ハブを食べさせるために持ち込まれたものの、今では増え過ぎてしまった。 -
牛の親子
子牛は小さいから金網の外に出られる。
心配そうな母牛 -
あーちゃんで食事
実はここでの宿泊も考えていた。
だけど、台風来襲の可能性を考慮してやめておいた。
またの機会に......。 -
アーサー汁を食べたかったんだけど、あ〜ちゃん(店主)にないと言われてしまった。
そして、「牛そばはどうですか」との提案を受け、それを注文。
さっき牛の親子の姿を見たばかりなのに......。
残さずいただいた。牛さん、ありがとう。 -
食事代は、黒島研究所での勉強会でもらったランチ券で払った。
この券はアオウミガメの繊維質なフンで手作りされたもの。
研究所の所長は「○ンチ券」と言っていたなぁ......。 -
あ〜ちゃんの家のヤギ「るなぽん」(だと思う)
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ヤギは高いところを怖がらない。
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八重山群島が薩摩藩の支配下におかれていた時代に、総元締である行政機関の末端期間として設置された番所跡。
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黒島ビジターセンター
黒島の豊かな自然と独自の文化を深く理解し親しむための施設
船出発まで1時間以上あったから、ここで黒島の民俗に関するDVDを見させてもらった。 -
そのDVDの最後で牛が紹介された。
競りにかけられ、買い手のついた牛たちは船に載せられる。 -
まさにぎゅうぎゅう詰め。
1時間ぐらいのDVDのうち、この牛を運送する場面だけが印象に残った。 -
牛肉を食べる時は、必ず感謝しながら残さず食べましょう。
食べ残しては、牛に申し訳ない。
料理する人も真剣に......。 -
これが牛の競り場。
港のすぐ近くにある。 -
石垣島へ戻る船が来た。
このころは完全な雨天。 -
亀を放流した浜
亀子は今頃どこにいるんだろ?
船が揺れるかなと思っていたけど、そうでもなかった。
亀子が守ってくれたのかもしれない。
船は予定時刻をほんの少し過ぎて、17時前に石垣港に到着。 -
吉原へ戻るバスは17時35分発。
昨日乗ったのと同じ便。
バスを待つ間、さんぴん茶なるものを自販機で購入して飲んだ。何かと思ったら、ジャスミン茶のことだった。 -
この日のバスは、昭和の香りがする古い型のものだった。
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ペンションに戻り、19時に夕食。
この日ももちろん地場の食材を使った料理。 -
ジャージャー麺も運ばれてきた。これは台湾人が持ち込んだ可能性が高い。
聞くところによると、八重山の果物の栽培のほとんどは、八重山の人が台湾へ行って教えてもらったということだ。それで、台湾の果物と八重山のはほとんど同じ。 -
黒島研究所でもらったはがきと指ハブのストラップ。
はがきに名前や電話番号、放流日を書いて送ると、その亀がまた研究所に戻ってきたときに連絡をくれる。何年先になるかはわからないと言われたけどね。
和紙のような手触り。ランチ券は使ってしまったから、はがきは手元に残そうかと思ったけど、亀子のことが心配だから、やはり投函した(旅の3日目に小浜島の港にて)。 -
ちなみに、沖縄のお盆は、この日(8月19日)からで、初日は「ウンケー」と呼ばれる。送り火は3日後の8月22日で「ウークイ」。
旧暦を使うから毎年同じ日にはならない。 -
台風は確実に石垣に接近中。最悪ペンションに籠ることになるのか?
でも、今日の黒島の美しい空や海を見られただけでも、八重山へ来てよかったと素直に思った。 -
この日も翌日の予定を決めずに就寝。
でも、深夜に激しい雷雨となり、目が覚めた。(続)
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