2013/07/23 - 2013/07/23
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2013年の夏休みは「土日+夏季休暇4日間=6日間(7月20日~25日、4泊6日)」のオランダのみ弾丸旅行です。
7月23日(火)、フェルメールが生涯を過ごした、デルフト・ブルーの陶器の街、デルフト(Delft)に行ってきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2013年7月23日(火)、アムステルダム駅(Amsterdam Centraal)を7時59分に出発するHaarlem行のIntercity (NS)、デルフト(Delft)までの往復切符(24.5ユーロ)を買いました。
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アムステルダム駅で出発ホームを見つけるのに多少戸惑いました。14aの続きに14bがあり、それぞれ行き先が違うようです。
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アムステルダムからデルフトまでは15分毎に直通列車があると駅で聞きました。でも、途中で切り替えて、様々な方面に行く列車があるので、間違いなく直通列車に乗る必要があります。
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デルフト駅前広場は大規模な再開発工事の真っただ中でした。駅の出口がわからず、インフォメーションで教えてもらって、出口までだいぶ歩きました。
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駅前の自転車置き場には自転車がいっぱいでした。
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駅前は大々的に再開発するようですが、駅舎は残すようなので良かったです。
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まずは「マルクト広場の市庁舎(Het Stadhuis aan de Markt)」に行きました。13世紀の建物で、塔のみバロック様式、他はルネサンス様式の外観のみ見学しました(見学はガイドツアーのみのようです)。
この市庁舎でフェルメールはカタリーナ・ボルネスと結婚しました。 -
マルクト広場を取り囲むように市庁舎、新教会、レストラン、お土産物屋さんが並んでいました。
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新教会の前には「国際法の父」と言われる『グロチウス』の像がありました。
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高く聳え立つ街のシンボル「新教会(Nieuwe Kerk)」に入場できたのは10時から。しばらく木陰の椅子で休憩したり、周辺のお土産物屋さんをチェックしました。
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365段の階段を登る108.75mの鐘楼は別料金なので、時間の関係もありパスしました。
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教会内部には代々オラニエ家の人々が葬られています。
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建国の父オラニエ公ウィレム1世の石棺は、彫刻家ヘンドリック・カイセルの代表作です。
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北側翼廊のステンドグラスが美しかったです。
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お棺がどのように納められているのかを説明する模型がありました。
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新教会のチケット売場とお土産物コーナーです。
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新教会のすぐ近くに「フェルメールセンター(Het Vermeer Centrum)」がありました。聖ルカ組合というフェルメールが所属したギルドの建物が再建され、フェルメールの作品の秘密を学べる博物館として2007年4月にオープンしました。
「真珠の耳飾りの少女」で知られ、「光の巨匠」と異名を取った画家ヨハネス・フェルメールに関する博物館(入場料:7ユーロ)です。 -
フェルメールの作品はないものの、どのような場所が作品として切りだされたのかが理解できる映像展示がありました。
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光の反射やハイライト部分などを点描によって表現する手法、透視図法の研究を取り入れたと推測される手法、当時非常に高価であったラピスラズリを原料とするマリンブルーの作り方などが展示されていました。
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フェルメールの作品はないものの、地下1階に全37作品のパネル展示がありました。残念ながら画像の精度が低く、じっくり観ようという感じがしませんでした。入場料に見合うクオリティに今後の改善を期待したいところです。
フェルメールの作品は、「牛乳を注ぐ女」をはじめとして、向かって左に窓がある作品が多く、フェルメールが作画を描いていた部屋が、入り口から見て左側に窓のある小さな部屋だったという説明があり、フェルメールの作品について“通”になった気分になりました。 -
1階の入口付近にはここから出土した陶器が展示されていました。
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マルクト広場のお土産物屋さんに素敵なマダムがいらっしゃいました。「50ユーロ以上から免税手続き用の書類を作ります」と言われて、デルフト焼のチーズカッターとねこの形の小皿を買いました。「箱が美しくないものは、別のものに交換したい」とか、「お土産用に小袋を沢山ほしい」とか、いろいろお願いしても、本当に親切に対応していただきました。
このお店の左側の通りを進むとすぐに「フェルメール・センター」があります。 -
次に「旧教会(Oude Kerk)」に行きました。新教会と旧教会は共通チケット(3.5ユーロ)となっています。
1240年頃の創設で、内部にはフェルメールなど、多くの著名人の墓があることで有名です。 -
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ところで、肝心のフェルメール家の墓石はもうないそうで、没後300周年の際に埋め込まれた記念碑があるそうです。17世紀の墓標が石板として沢山並んでいました。フェルメールの墓標は事前に場所を調べておかなければ、容易に探せそうな気がせず、諦めました。
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旧教会のステンドグラスも必見です。
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ステンドグラスから明るい光が差し込む旧教会の内陣。
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デルフトの運河は街の防衛とライフラインの役割を果たしていて、物資、人、食糧が運搬されていたそうです。「デルフト(Delft)」という語は、「delven(掘る)」が語源とのこと。
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果物屋さんに並ぶ美味しそうなフルーツ。
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旧教会前の通りに「Le Vieux Jean」というフランス料理のレストラン(赤い壁とフランス国旗が目印)を見つけたので、12時の開店まで日陰のベンチで座って待ちました。
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店の前にメニューが置いてあったので、「Menu Dejeuner(ランチメニュー)34.50ユーロ」をお願いしようと決めました。予約がなくても入れてほっとしました。
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最初にトマトのスープとアミューズが出てきました。
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上品なサーモンと海老の前菜が出てきました。
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メインはいろいろな魚の煮込み料理で、スープも楽しめました。
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デザートは桃のソルベと桃をふんだんに使ったケーキ。
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お酒がいろいろありました。あまり飲めないのと、昼間から飲むと街歩きが辛くなるので、Evian 1L(5.75ユーロ)を注文しました。
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店内は予約客ばかりで、とても賑わっていました。2階には10名ぐらいのビジネスの団体客が上がっていきました。マダムとの挨拶の仕方などを観察していて、常連の方が大半という感じがしました。
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カプチーノ(3.95ユーロ)を3杯注文したら、チョコレートや焼き菓子のサービスがありました。
お味もサービスも良く、自信をもってお奨めできる素敵なレストランです。 -
ワインのお店はコルクを大量に使って動物のぬいぐるみを飾ったディスプレイ。
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水辺に赤い紫陽花をよく見かけました。チューリップの時期でなくても、いろいろな植物が楽しめますね。
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赤いテントが美しく並んだ建物と花のバスケットで飾られた街灯が美しい通り。歩いているだけで楽しい気分になりました。
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たくさんの水路があちこちに通っていて、煉瓦造りの建物や美しい色彩の家々と水辺の植物が趣のある街の雰囲気を作っていました。水位が高いのが気になりますが、きちんと管理されているのかもしれませんね。
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街歩きが楽しいデルフト。手前の3つ星ホテル「Hotel de Emauspoort」はとても素敵な感じです。
ホテルのページでは、2007年春に「フェルメール・ルーム(Vermeer Room)」を造ったそうで、2名1泊朝食付150ユーロとありました。次にデルフトを訪れることがあれば、是非泊ってみたいです。
http://www.emauspoort.nl/ -
オランダ的なカラフルな家々やお店を観ながら、東門周辺に向かいました。
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水路に建物が逆さ写りしているのも美しい風景です。
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旧教会周辺から「東門周辺(Oostpoort)」まで歩いて15分ぐらいでした。東門を抜けると白いハネ橋があり、おとぎ話の世界に辿り着いたような感じがしました。
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東門周辺(Oostpoort)の美しい景色を満喫しました。フェルメールが「デルフトの眺望」で描いたスヒーダムセ門とロッテルダムセ門は残っていませんが、その面影を残す唯一のデルフトの城門がビュー・スポットです。
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運河に浮かぶ二羽の白鳥とアヒルも絵になりますね。フェルメールの作品にも運河に二羽の白鳥が描かれているものがあるそうですが…。
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「デルフトの眺望」を描いたとされる場所が遠そうだったので、デルフト駅に向かいました。
DIESELのお店の前には、楽器と鳥と巣箱と何かの組み合わせの現代彫刻がありました。 -
マルクト広場の一角にあったオランダチーズのお店の外側。デルフトでチーズを買いたかったです。でも、1個1個がとても重そうなので、帰国前にスキポール空港でまとめて買うことにしました。
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乗りたかったのは14時50分デルフト発のアムステルダム行きインターシティ。列車が遅れていたようで、この直後に到着した列車に飛び乗って失敗しました。列車の遅延について、英語等の案内もないので、疑問に思ったら駅員さんに確認することが大切です。
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飛び乗った列車はデン・ハーグ中央駅で折り返しのローカル列車でした。大規模な改修工事を終えたばかりのデン・ハーグ中央駅で一旦下車しました。デン・ハーグはアムステルダム、ロッテルダムに次ぐオランダ第3の都市で、政治の中心地です。
アムステルダム中央駅、ライデン中央駅、ロッテルダム中央駅を結んでいる幹線鉄道路線上にあるのは、デン・ハーグ HS駅(Station Den Haag Hollands Spoor)で、このデン・ハーグ中央駅には停車しません。
列車を間違えたので、思いがけずこの駅を見学できたわけです。 -
デン・ハーグ中央駅の地下にある有料トイレの入口です。
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15:42 Den Haag Centraal → 15:55 Leiden Centraal → 16:16 Haarlem → 16:26 Amsterdam Sloterdijk → 16:33 Amsterdam Centraal と停車して、アムステルダム中央駅に戻りました。
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車内にも案内パネルがあります。
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アムステルダム中央駅に到着しました。
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今回4泊した「Hotel Vondel Amsterdam」の部屋の窓から22時20分頃撮影した写真です。ようやく暗くなったところで、夜9時を過ぎて犬の散歩をしている方々が多くいらっしゃいました。
Hotel Vondel Amsterdam
Vondelstraat 18 - 30, Oud-West Amsterdam, 1054 GE
Tel :+31 20 5150455, 5150453
Fax :+31 20 5150451
E-mail :rooms@vondelhotels.com -
旧教会の売店で買った猫のお皿とチューリップのお皿。猫のお皿はマルクト広場周辺のお土産物屋さんでも買いましたし、他のお店にもありましたが、旧教会の売店が一番安かったです。教会なのでマージンが少ないのかもしれません。旧教会の売店がお奨めです。
時間とお金に余裕がある方は「ロイヤル・デルフト(Royal Delft)」でショッピングとか、市内2ヶ所にある工場見学がいいですね。 -
マルクト広場のお土産物屋さんで買ったデルフト焼のチーズカッターと帰国前にスキポール空港で買ったデルフトのチーズ(帰国後さっそくちょっと食べたので欠けていますが…)。マイルドなお味で、スライスチーズにして毎日食パンにのせて食べています。次回スキポール空港で乗り継ぎなどした折は必ず買いたいと思います。
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