2013/08/10 - 2013/08/13
334位(同エリア8886件中)
YAZさん
いよいよアンコールワットに向かう。ガイドがホテルに迎えに来てくれた。
旅の前に「地雷を踏んだらサヨウナラ」を読んだ。
一ノ瀬泰造はフリーランスの戦争カメラマン。当時クメール・ルージュが支配していたアンコールワットの写真を、誰よりも早く撮ろうとシェムリアップでその機会を窺っていた。「旨く撮れたら、東京まで持って行きます。もし、うまく地雷を踏んだら“サヨウナラ”!」と友人宛に手紙を残し、単身アンコールワットへ潜入し消息を絶った。クメール・ルージュに捕えられ26歳の命はそこで終わった。つい40年前の話だ。彼が生きていれば66歳。
彼が命を賭けても撮りたかったアンコールワット。アンコールワットを大事に見なければと思った。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.0
-
■アンコールワットに出発
ガイドと車に乗ってホテルを出発。
乗合バスでの観光も考えたが、アンコールワットはしっかりとガイドの説明を聞きたかった。そこで、専属ガイドを事前に日系の現地旅行会社に依頼しておいた。半日で40ドルであった。
結果的にはこれが大正解だった。自分のペースで遺跡巡りができたうえ、説明を受けた後に気兼ねなくガイドに質問もできたのでアンコールワットの理解が深まった。
また、少し辟易したが遺跡の前で自分の写真を何枚も撮ってもらった。一人旅は往々にして自分が映った写真がないものだが今回は違った。 -
■アンコール遺跡群のチケットを購入
アンコール遺跡群を観光するのにはチケットが必要だ。3種のチケット(1日券20ドル、3日券40ドル、7日券60ドル)のうち3日券を購入した。遺跡に行く途中にチケットを購入する場所があった。
遺跡の補修やトイレなどの清掃整備に使われるとのことだがカンボジアの物価水準からするとチケット代は随分と高いと思った。 -
■遺跡周辺や街にはゴミがない
ところが、遺跡巡りや散策をしていて気付いたのだが、いたるところで緑色の服を着た人が草刈りや掃除をしていた。土埃や落ち葉で気付きにくいが遺跡周辺や街にはゴミがない。それは写真でみた方が良く分かる。こんなところにもチケットの購入代金が使われているのだろう。
一方、郊外では状況は違った。郊外の遺跡に向かう道沿いには高床式の住宅がたくさんある。まだ電気が通っていないところが多いそうだ。そのようなところではゴミの回収もないのだろう、道路わきにはビニール袋などのゴミが散乱していた。 -
■アンコールワットに到着
ホテルから約10分くらいで到着した。
旅の目的のアンコールワットが目の前に現れた。記念すべき瞬間だ!!
アンコールワットは自分に何を語りかけるのだろうか。
ただ、ただ、大きい。東西1.5Km、南北1.3Kmにも及ぶ大きな寺院。迫力がある。 -
■参道の橋をわたって回廊を目指す
ガイドの説明によると、アンコールワットは12世紀前半に30年近い年月をかけて造られた。石はゾウによってここから50Km先の石切り場から運ばれてきた。
現在、外国が協力して遺跡の修復が進む。アンコールワットの橋は日本が修復を担っていた 。 -
■アンコールワットはヒンズー教寺院
現在のカンボジア人の大半の宗教は仏教だが、アンコールワットの建造された時代はヒンズー教が主流であった。
中央の南側に祀られていたヒンズー教の巨大なヴィシュヌ神。高さは4mもある。 -
■塔門をくぐると参道の向こうに壮大な伽藍が姿を現した
カンボジアの国旗にもなっている壮観な伽藍が姿を現し少し自分の呼吸が乱れた。立ち止まって目を向ける。ここに来れたことに感謝。
カンボジアの人々は凄いと思う。クレーンやトラックがない時代に900年が過ぎても変わらない建物を造ったのだから。この伽藍は、祈り、争い、嘆き、喜び、感謝、愛、をどれほどみてきたことだろうか。 -
■気品溢れるデヴァター
アンコールワットにはたくさんの彫刻が施されている。アンコールワットの壁面に浮かぶデヴァターに気品を感じる。一体ごとに衣装やヘアースタイルが違うので見応えがある。パリ・コレならぬ、クメール・コレクションといったところだ。 -
■歯を見せるデヴァター
たくさんあるデヴァターの中でも歯を見せているのはこの1体だけ。当時は歯を見せて笑うのは下品とみなされていたので非常に珍しい彫刻らしい。 -
■祝福するデヴァター
第二回廊でみた5体並んだデヴァター。衣装と装飾物が手の動きと相まって印象的だ。 -
イチオシ
■水面に映る逆さアンコールワット
水面に逆さにアンコールワットが映り込む。雨季にもかかわらず旅の間は天気に恵まれたのでこのような写真を撮ることができた。 -
■回廊のレリーフ
インドの古代叙事詩「ラーマーヤナ」。ラーマ王子と魔王ラーヴァナの戦いにハマヌーンを頭にサル軍団がラーマ王子側に加勢する。長年手で触れられた部分は黒く光っていた。 -
■エネルギッシュな彫刻
彫刻には躍動感がある。カンボジアをはじめ東南アジアには「ラーマーヤナ」をモチーフにした彫刻や演芸が多いが、「ラーマーヤーナ」は日本にも伝導されたのだろうか。 -
■色彩
色褪せしているものの朱色が残っていた。今のアンコールワットの色といえば石そのものの灰色の印象だが、建造された900年前のアンコールワットは色で溢れていたことだろう。 -
■沐浴場
かつてこの建物の前に水がはられ王族が沐浴をしたそうだ。細部にわたり彫刻が施されている。果たしてどれほどの職人が彫刻に携わったのだろうか。 -
-
■神が降りる場所
アンコールワットの中心の塔は特に神聖な場所だ。 -
■初めて訪ねたアンコールワットで虹のご褒美をもらった
ガイドの案内が終わり夕陽を眺めるために西参道の橋の袂まで来たときだった。まわりの人達がざわざわと騒がしくなった。振り返るとアンコールワットの上に虹がでていた。良きしるしかな。 -
イチオシ
■朝日観賞 幻想的なアンコールワット
翌日の早朝、ホテルにトゥクトゥクを手配してもらい一人でアンコールワットの朝日観賞に出かけた。この日は雨季にもかかわらず朝日観賞ができた。
まだ暗い朝5時にホテルを出発。昨日ガイドに聞いていたので迷わず撮影スポットに行けた。持っていった懐中電灯が案外役に立った。 -
■朝日鑑賞 朝のアンコールワット
だんだんと辺りが明るくなり遺跡細部も見えてきた。朝、昼、晩とアンコールワットは表情を変える。 -
■朝日鑑賞 早朝にもかかわらずたくさんの人
日の暗いうちに出発するにもかかわらずたくさんの観光客が集まっていた。 -
■アンコールトム遺跡 南大門
アンコールワットの次にアンコールトムの遺跡を巡った。
3Km四方の広さがあるアンコールトムは高さ8mの城壁に囲まれているとガイドは説明してくれた。それを聞いて何故城壁を8mの高さにしたのだろうかと取り留めもないことを考えた。敵が入り込まないようにするのであれば6mで充分だ。きっと理由がある。8mにしたことで相当の労力がかかったはずだから。
その城壁の一角に南大門がある。ここからアンコールトムに入った。 -
■アンコールトム遺跡 バイヨン
ゾウを使って石を運び遺跡を造った。今はゾウは観光客を運んでいる。道を歩くゾウは新鮮だ。ここは動物園ではない。 -
■アンコールトム遺跡 バイヨン
アンコールトムの中心にあるのがバイヨンだ。
アンコールワットが建築されたのが12世初頭。一方、こちらは12世紀末とされている。アンコールワットがヒンズー教を祀ったのに対しバイヨンは仏教だ。仏教と聞くと何となくほっとする。 -
■バイヨン 観音菩薩の四面塔
あたたかい眼差しとやわらかな笑みを浮かべる観音菩薩。 -
-
■バイヨン 悠久のまなざし
何百年も変わらぬ姿で人の世を見ている。 -
■タ・ブローム 巨木の根に屈っせず踏ん張る遺跡
アンコールトムを観光した後、近くにあるタ・ブロームを観光した。大木の根が遺跡を飲み込んだように見えることで人気だ。
巨木の根が遺跡を侵食する姿に、人間の造るものより自然の摂理の方がはるかに強いことを目の当たりにできる。 -
■タ・ブローム 遺跡を侵食
遺跡が崩壊してしまうので木を切り倒せないそうだ。根が血管のように広がっていた。 -
■タ・ブローム 孤高
遺跡だけではなくこの巨木も神々しい。 -
■木の根の間から顔を覗かせる彫刻
根に覆われた遺跡。根の間からこちらを見ていた。 -
■タ・ブローム 祈り
手を合わせて祈る姿は美しい。
幸せがこの近くにありそうに思える。
この後郊外の遺跡を訪ねた。
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