2013/08/14 - 2013/08/14
185位(同エリア794件中)
おしどりさん
西国33カ所めぐり 第2番札所 紀三井寺(正式には紀三井山金剛宝寺護国院)に行ってきました。紀三井寺は約1240年ほど前に唐の高僧、為光上人によって開かれたと伝えられています。上人は観音信仰を広め人々の苦悩を救うため諸国を巡っていました。たまたま名草山の麓に宿泊した時、山の頂上付近が白く光っているのを見つけ山へ登られました。そこで松の根元に光り輝く千手観音様に出会われこの地こそ霊場だと悟られた上人は自ら一刀三礼のもとに十一面観音様像を彫られて草庵に安置され紀三井寺を開創されたと伝わっています。紀三井寺の寺名は山内の清浄水、楊柳水、吉祥水と呼ばれる三つの井戸から由来しているそうです。為光上人建立後は歴代天皇も訪れ後白河法皇の時代には勅願所となり鎌倉時代には500人を超す僧侶がいたそうです。滅茶滅茶暑かったですがゆっくりお参りしてきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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門前町の参道から見た国の重要文化財・楼門です。
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門前町のお土産屋さん。
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紀見井山護国院が紀三井寺の正式名です。立派な石柱です。
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楼門で大観音像拝観合同券(大人1名300円)を購入します。
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楼門からは231段の急な石段があります。この坂は結縁坂と呼ばれています。豪商紀ノ国屋文左衛門は若いころ貧しいが孝心篤い青年でした。ある日母を背負って紀三井寺の表坂を上り観音様にお参りしましたが草履の鼻緒が切れてしまいました。困っていた文左衛門の鼻緒をすげ替えてくれたのは和歌浦湾にある玉津神社の宮司の娘おかよさんでした。これがきっかけで二人に恋が芽生え結ばれました。その後文左衛門は宮司の出資金によって船を仕立てミカンと材木を江戸へ送って大儲けしたのです。紀ノ国屋文左衛門の結婚と出世のきっかけとなった紀三井寺の表坂はそれ以来結縁坂と呼ばれるようになったそうです。結ばれたいと思う人がいたら一度この坂を登ると良いかもしれませんね。
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紀三井寺の謂れと山地図です。
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仁王様 吽形像
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仁王様 阿形像
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いよいよ231段の急坂です。右側通行です。皆さん守って下さい。
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右手に七鈴観音堂があります。
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芭蕉俳句碑です。風化によってはっきりとは読めませんでしたが”見あぐれば 桜しもうて 紀三井寺”と書かれているそうです。
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七鈴観音堂から楼門を振り返ってみました。まだ少ししか登っていませんが急な石段です。
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弘法大師様の波切不動明王です。
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白い看板の後ろに少し見えているのが応同樹です。この樹は紀三井寺だけに伝わる”病に応じて薬になる”という不思議な樹です。紀三井寺開山の為光上人が竜宮へ説法にいかれ龍神からお礼にいただいた七種の宝の一つで、この葉を浮かべて飲んだり、煎じて飲んだり、首にかけておくと病に応じて薬となると言われています。
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ここからの坂が女厄除坂、三十三段です。右手に身代り大師様がおられます。
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お地蔵様
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身代り大師様
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厄除け十一面観音と一願不動明王です。
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男厄除け坂は四十二段です。
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振り返ってみると急な石段です。
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還暦厄坂は六十一段でした。
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お地蔵さん。
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和歌山市の観光マップです。
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六角堂です。江戸時代1750年ごろ雑賀弥左ェ門により建立されました。西国33カ所ご本尊を祀っています。
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鐘楼。国指定重要文化財です。ですが朱塗りが鮮やか過ぎて・・・。
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幸福観音様。
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満蒙開拓青少年義勇軍有志により建立
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大師堂。身代り大師のご朱印がもらえるそうです。
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ポスターケースにあまり聞いたことのない救世観音宗という文字が書かれています。紀三井寺は元々真言宗のお寺でしたが昭和26年に創宗し救世観音宗という宗派の総本山になりました。
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石足仏です。何故か最近流行っていますね。
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県指定重要文化財の本堂です。
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本堂にはご本尊の秘仏十一面観世音菩薩像が安置されています。この他藤原時代の十一面観世音像、千手観世音像、梵天、帝釈天等の国重文が収蔵されています。
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お身代り賓頭慮尊者です。心身の病を救ってくれる なで仏のびんするさんです。心身に痛み、悩みのある方は自身の部位と賓頭慮様の同じ部位を交互になぜて祈念すると良くなると言われています。
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納経、ご朱印かここでいただきます。
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この石段をのぼり多宝塔へ行きます。
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開山堂
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国指定重要文化財の多宝塔です。1441年に倒壊した塔に替わって1449年再建された本瓦葺三間多宝塔です。下層は四本柱の方形、上層は十二本の柱を立て高欄をめぐらせた円形。
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馬頭観世音菩薩石碑
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新仏殿にある大千手十一面観世音菩薩像です。紀三井寺新仏殿のご本尊様で木造の立像仏としては日本最大になる総漆金箔張りです。平成20年5月に我が国第一の大仏師・松本明慶師よって入仏されました。
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大きいですね。高さは何と11M以上あるそうです。
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紀三井寺参詣曼荼羅図です。
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三階に上がるとご尊顔を拝見できます。
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ガラス越しなので上手く撮れません。
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やっと第2番、3番を参拝しご朱印をいただきました。まだまだ先は長いです。
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ご朱印です。第三番の粉河寺も同じ日に参拝しました。
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前回は平成18年5月5日に参拝しました。
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