2013/08/07 - 2013/08/10
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井上@打浦橋@上海さん
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上海は東京なんかより圧倒的に国際的。
私の場合、国際的ってのは、外人さんが多い、と言う意味。
これは、大昔もそうだし、今もそう・・・ただし、新中国が誕生した1949年から改革開放が本格的に始る1990年初頭までは除きますけどね。
なんで、東京なんかより国際的かと言うと、いや、外人さんが多いかと言うと・・・・
やはり上海には面白みがある、敷居が低い、自由にやれる、東京に比べれば物価が安い、細かい決まりごとが少ない
・・・・こういうことなんでしょうね。
それと大陸ってのは、外から来るものを容易に受け入れますが、島国は外から来るものにいつも警戒感を持っていて排除しようとする傾向がある、これもあるんでしょうね。
上海の街を歩いていると、そういったことを良く感じるわけです。我が家の近くの田子坊なんかもそう。また旧フランス租界の道を歩いていても、それを感じてしまうのです。
旧フランス租界に永康路という道があります。
旧フランス租界の中でも、チョイ雑然とした地区にある短い道です。
この道の東半分(約150m)は、2007年当時青空市場通りだったんです。
地元の人でいつも賑わっていました。
ところが、今は外人バーストリートになってると聞き、行って見ました。
8月7日の午後と、8月10日の夜の2回です。
いやぁ、驚きましたね、まさに外人バーストリート・・・・
いつごろ、こうなってしまったんでしょう・・・・徐々にだと思いますが、なんかの理由で青空市場が排除されたあとからでしょうね。
そこに、外人経営の外人さんが好む店を開店させ、それが増えて行ったという事なんでしょう。
この辺は田子坊に似ていますね。田子坊の前の道・泰康路も私が上海に住み始めた頃は青空市場通りだったんです。
こういうのを見ますと、やはり上海は国際的だなあ、と思ってしまうわけです。
では、外人バーストリートになった今の永康路と、青空市場通りだった昔の永康路の様子をどうぞ。
-
永康路の案内図です。
この地図で示す範囲の90%は旧フランス租界です。地図の下のほうにある肇嘉浜路の南側のみが、それから外れる地域です。昔、肇嘉浜路は水路と言いますか、川でしたので、それが境となったのでしょう。旧フランス租界に住む人から見れば、肇嘉浜路の南側は川向こうのドヤ街だったはず・・いや、つい最近、1990年代初頭までは、そのドヤ街の面影が残っていて、「臭い」地域として認識されていたようです。しかし、今は高層マンションが建ち並ぶ住宅地となっています。
我が家もその地域にあるのです。97年に買った時は83万元でしたが、いまは500万元になってるとか・・6倍ですよ・・・信じられますか・・まさにバブルそのもの。
旧フランス租界地区は、プラタナスの並木、昔のお屋敷(どれも洋風)昔の集合住宅・石庫門などを残す街並みですが、私が打浦橋に住みだした1998年頃は、まだホコリを被っていて、壊れたところが、そのままになっていたり、と何とも情けない状態だったんですが、1990年代中頃からは、無機質な高い塀が取り払われ、外装も手直しして、昔の華やかさ、格調の高さを取り戻していったのです。
そういう流れの中に、生まれたのが田子坊や思南公館や嘉善老市なのです。永康路のバ−ストリートも、そういった流れの中に新たに生まれたおしゃれスポットなんでしょう。
しかし、そのバーストリートがある一帯は7・8年前まではチョイとすさんだ地域だったんです。嘉善路などは、道が途切れ途切れで、ほとんどバラックという感じの違法建築物建ち並び道をふさいでいました。今は、それらが撤去され、昔の道を取り戻したのです。それと、とにかく、この一帯は、そういった庶民が買い物するところでしたので、青空市場が多かったのです。
そうです、バーストリーのある道も、そういった青空市場通りだったのです。 -
永康路は東西に走る600mほどの短い道です。
西端が太原路、東端が襄陽南路となります。
嘉善路を境にして、東西で様相が変わってしまう道です。
太原路から嘉善路までの西側400mほどは、静かな住宅街という感じです。
途中にはこじゃれた店があったり、上海第二中学があったり・・
MAGPIEという店はチーズケーキ屋さんのようです。調べましたら、カクテル・バーでもあるようです。
http://www.cityweekend.com.cn/shanghai/articles/mag-sh/new-bars/bar-hopping-magpie/
では、店の中の様子も見られます。
MAGPIEに関する日本語のサイトはありませんでした。
どれも英語のサイトばかり・・・欧米人に人気なのかもしれません。 -
永康路は太原路側は閑静な住宅地という道なんですが、襄陽南路が近づくにつれ様相が変わっていきます。店が多くなり、賑やかになって行くのです。
その襄陽南路手前辺りの街並みが左の画像です。
2013年8月の様子と、2007年11月の様子を上下に並べてみました。
一番下の画像は2007年11月の永康路の襄陽南路に面した入り口部分の様子です。
この先の永康路には、当時青空市場があったのです。
上にある横断幕には、もしかしたら、その青空市場には立ち退いてもらう、なんてなことが書かれていたのかもしれません。 -
襄陽南路から見た永康路です。
向こうが東で、200m弱で嘉善路にぶつかり永康路は終わります。
この短い区間が、今は外人バーストリートになってるんです。
そして、5・6年前までは、ここは青空市場通りだったのです。
下の画像が、まだ青空市場通りだったころの永康路です。
2007年11月4日に撮ったものです。
昼下がりの時間ですが、買い物に来る人で賑わっています。 -
では、外人バーストリートになってしまった現在の永康路の様子をどうぞ。
時間は午後4時ですので、まだ賑わってはいません。
5時過ぎには、ぼちぼち呑み助が集まり始め、6時ころには、ごった返してるのかもしれません。
ここはLOPA CAFEという店ですね。
ここはブラーニー・ストーン(Blarney Stone)という店です。
ギネス・ビール専門店のようです。
この店は東平路に昔からあるギネス・ビール専門店の第2号店か、第3号店か、とにかく支店なんでしょう -
REVOLUTION COCKTAIL という店です。
盛寿司です。
軒先に赤ちょうちんがぶら下がっています。
そのちょうちんには「刺身」「天婦羅」と書かれています。
数日後、ここで寿司などを食いました。
HANDLE BAR という店です。 -
just grapes という店とINFUSIONS・MARTINIS・COCKTAILS という店の隣には小区への入口があります。
興順南里という小区なんでしょう。
6年前の興順南里への入口付近はこんな感じ。
現在の姿が想像できないほど生活感があふれた街並みです。 -
ここはBoTtLE SHopという店です。
どういう店なのか・・・
立飲み屋なのか・・・
この店、紹興路にもあるようです。
いや、そちらの方が本家なんでしょう。
ここは永康路東端にある寿司屋という名の寿司屋です。
看板にはSushi@寿司屋と書かれています。
嘉善路から永康路東端を見ました。 -
ここからは永康路が、まだ青空市場通りだったころの様子をどうぞ。
時間は2時半頃です。
昼下がりで、この人出ですので、朝や夕方の賑わいは。相当なもんだったはず。
道端は上海蟹と野菜に占拠されてしまっています。
調理済み食品も売っています。
ハスの穴の中にもち米を詰め込み甘く煮付けたもの・・・何といったか・・そうそう桂花糖藕ですね。 -
ここは米酒や黄酒の売り場です。
奥にはクルミなどもたくさん置いてあります。
その店先のワンちゃんは店のオーナーのものなのか・・・
ここではおばさんが大根餅を揚げています。
これは、何と言ったか・・・そうそう油墩子ですね。
雑貨屋さんに、重慶涼拌菜です。 -
ここからは夕方から夜にかけての永康路の様子です。
8月10日の夕方、53歳のカアちゃんと84歳のバアちゃんを連れて行った時のものです。
私が63歳のおっちゃんですから、外人さんやハイソな上海人の若者が集まる永康路には不似合いで、お呼びでない3人組です。
永康路は我が家からは歩いてでも行けますが、バアちゃんが一緒でしたのでタクシーで行きました。
永康路に着いたのは、17時40分頃。
もう外人さんたちがチラホラ集まり、店先でやり始めていました。
ここはANGRY FISHという店ですね。
ここにはREVOLUTION COCKTAILとLe Cafe des Stagiairesという店が並んでます。
店先には、もう結構客がいます。
手前の道路には「PARKING」表示がありますが、これは自動車用でなく、自転車、バイクの駐輪場ということなんでしょう。
私らの目的場所が見えてきました。
私らが、食事するところは盛寿司という店です。 -
店に入ったのは17時49分。
まだ時間が早いので、客は私らのほかには2組。
座った席から窓の外を撮りました。
窓の手前は若いカップル。
窓の外は外人さん。
外人さんは外飲みが好きですね。
これは、店を引き上げるときに撮った店の中の様子。
この頃になると、客も増えてきます。
外人さんカップルが2組に7・8人の上海の若者たちグループが1組。 -
これらは盛寿司で食った物の一部です。
枝豆15元は日本円で240円。
ポテサラも15元。
日本では禁止になってしまったユッケがあったので、勿論頼みました。
生卵をかき混ぜた後撮ったので、画像が綺麗ではありませんが、結構行けました。
店員に、おい、この生卵と生肉、大丈夫なんか、と聞きましたら。大丈夫!!
まあ、信じるしかない・・おいしく食いましたが、翌朝、なんでもなかったです。
ここの寿司は、外人向けですので。どれも巻き寿司。○○ロール、××ロールという寿司ばかり。
32元ですから日本円で500円チョイ・・・日本価格からすればチョイ安というところでしょうか。
この日、3人で食った全メニューは下記の通り。
叉焼拉面(チャーシューメン) 28元
ジャクソン巻 32元
ジョッキビール 25元・2杯 50元
レインボー巻 32元
土豆沙拉(ポテサラ) 15元
生拌牛肉(ユッケ) 38元
毛豆(枝豆) 15元
冷豆腐(冷奴) 10元
刺身沙拉(刺身サラダ) 35元
以上合計255元 -
盛寿司を出たのが18時48分。
外は外人さんが増えてきました。
ここはROOSTERという店です。
ここはLe Cafe des Stagiairesという店です。
フランス人がやってるのかな・・・・
rock out with your ★ outという店の前は立飲み客で賑わっています。
★には何が入るのか・・??
「rock out with your out」で検索かけますと「rock out with your cock out」というのが一番出てくる。
意味は、そうか・・・フムフム -
slidersの前も外飲みの人が楽しんでいます。
この店の前は中国人グループもいますね。
おじさんが多いようです。
18時49分の永康路です。
まだまだ宵の口・・・この後、更に外人さんが増えるんでしょう。
夜遅くには騒ぐ人も出てくるそうで、この長屋の2階、3階に住む人にはいい迷惑になるはず。
大騒ぎしてる連中に向かって、2階から水が降ってきたこともあるとか・・ -
永康路東端です。
この辺りは、この付近に住む人たちの夕涼み場所になってるようで、おじさん、爺さん連中がズラーッと並んで座りこんでいます。
永康路東端にある寿司屋という名の寿司屋です。
ここも勿論、外人向けの寿司屋なんでしょう。
永康路を出て、嘉善路に入り、南へ・・・
前を行くのは、うちのカアちゃんとバアちゃん。
このあとタクシーを捕まえ家に帰りました。
これで「永康路:昔は青空市場通り、今は外人バーストリート」は終わりです。 -
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