日本の島巡り　（２）竹富島

2013/07/02 - 2013/07/12

竹富島ーコンドイビーチー

　石垣島からは高速艇で10分ほどで行ける近くの島。
　宿は取れなかったので、日帰りで2度行ってきた。
　石垣島で分かったのは、ほとんどの島は一度石垣島に戻らなければ、船便がないと言うことだ。何と不便な八重山諸島なんだ！
　まあ！日本のはずれの離島なのだから、そんなもんで良いかもね〜。
　例のごとく、ビーチでは美味いビールを飲んで、身体が熱くなったら海に入り身体を冷やしに行く、と言う自分流のやり方。
地酒のOrionは美味い！

エリア 竹富島(沖縄)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 船 徒歩 Peach
• 旅行の手配内容: 個別手配

竹富島の港

　意外にも人影もないこじんまりした港。
　まあ、頻繁に船が出ているからかもね！

西集落の入り口
　158戸の小さな島。
　明治時代は「武富」と言われ、「竹富」と言われたのは近代になってからで、琉球王朝はタキドゥンムニと言われたらしい。
　

　

西集落の入り口の巨木　スンマシャー

　集落の入り口に巨木とそれを取り囲むように石垣を積み回したもの。
風水思想で病魔や凶事が集落に侵入するのを遮るために設けられている。

ドンコイビーチ

　アジアの島と変わらないいいビーチだあ！

ドンコイビーチ

干潮時間なのか（時間は12時頃か？）シーズンによって違うのか、どこまで行っても遠浅な海。

ドンコイビーチ　ーネットを超えて何もかに刺されたー

　ここでは、シュノーケリングで潜ることも出来ないのでネットを超えた。
　それでも膝位の深さでダメ。
　その時、「痛〜い！何ものかが刺して逃げていった〜」

「ハブクラゲ」に刺されたのだ！

　「痛〜い！」つぎに「かゆい！」とかいていると、膝の内側から外側に電光石火のように、赤い血の筋が走り出した。
　つぎに「うあ〜足がしびれる！」と身動きできず、暫く海の中でうずくまるしかなかった。
　石垣島に戻った、翌朝はこんな状態。でも、痛みは無かったので西表島に向かう。

　

「ハブクラゲ」に刺されたのだ！

　西表島の大原診療所に行くと、こんなポスターが。
　「竹富島でクラゲ除けのネットを超えたでしよう！」と言われ、「はい！」と。
　治療後に「暫く海には入らないように」と言われ、「先生！これから海に入るのに何とかしてください」と言うと「う〜ん！それでは破傷風の予防注射しよう！」
　注射が大の苦手なので、「先生！それ痛くないの？」と聞くと「ハブクラゲよりは痛くない！」と、エ〜ツ！しかめ面をして身構えるたが、全く痛くなかった。
先生と看護師ニャ〜と笑っていた〜。からかわれたの？　
　昔タイで、狂犬病の注射が死ぬほど痛かったと聞いたのでね〜

　

これだ！逃げて行った憎き奴

　この奴だ！青い頭のした奴！
　先生にショック死する人もいるんだよ、と言われた。
　確かに、胸なんか刺されたら、そうかも知れないと思った。
　自分は採決される時は貧血気味になるし、テレビの手術の場面を見ても気持ち悪く なり、逃げ出すのだから、一発でコロリかもね。
　ハブクラゲに刺されたら、食酢を塗るといいと言われた。
　ま〜あ！その前にクラゲ除けネットからは超えないことが肝心。
　
　

　

竹富島の歴史と文化を標した

興味深い言葉が標されていた。
○門を入ると趣向を凝らしたマイヤシが結界の役目を果たした白砂の庭があり、年2回　浜から砂を運んで、道と庭に敷きつめる習慣があります。
○「かしくさやうつぐみどまさる」と今伝わる協力一致の教え。1609年薩摩藩の侵攻　後住民は明治35年まで続いた過酷な人頭税に苦しい生活を強いられてきました。
○「竹富島憲章」…

　「竹富島憲章」は、うんちくのある言葉が標されているので、竹富島に来た人は是非ご覧ください。
　江戸時代、薩摩藩が琉球王朝を征服したり、中国の皇帝時代には朝献していたのだから、沖縄の人が自分たちを「ウチンシュウ」と言い、本土の人と区別するのがうなずけるね〜。

　竹富島の町並み

　八重山諸島で古い町並みを見たのは竹富島だけだった。
　お〜お！珊瑚礁の塀だあ。　30年前にモルディヴの島で見て以来だあ〜。いいね！
　半日ほど歩き回ったが、住民の人影もお年寄り4~5人と出会っただけ。
　まさか！モルディヴと同じく、塀の中で子供たちは遊んでいるの？
　
　

　竹富島の町並み

屋根瓦には守り神の「シーサ」が、ちょこんと座っている。

竹富島の町並み　ー赤山丘ー

文治2年（1185年）壇の浦の海戦に敗れた、平家の落武者赤山王は遠くこの地に漂着し、要害（注釈　砦であろう）とした由緒ある地。

と標されている。

竹富島の町並み　ーなごみの塔ー

赤山丘の地に築かれたのがこの塔。

　竹富島の町並み

なごみの塔からは島内を一望できる。

　竹富島の町並み

　民家の玄関口。
　道路と庭の境を「結界」と言われているから、他人が無断で踏み込んではいけないのかなあ？
　この家の他に見られない造り。玄関が見えないように内塀がある。邪悪な神から見られないためかも？

　

　竹富島の町並み

　白い砂道と、珊瑚礁の塀と、碧い空がいいね。

　竹富島の町並み

　白い砂道、珊瑚礁の塀、緑の樹、紺碧の空と白い雲がいいね。

　竹富島の町並み　ー世持御獄（ユームチオン）ー

　琉球王朝時代の村番所の跡地。
　その跡地に、火の神と農耕の神を祀ったのが「世持御獄」と標されている。
　
　
　

　竹富島の町並み

　これが「世持御獄」なのか？
　これは「お地蔵さん」らしいけれど？
　よく分かりません。

竹富島の町並み　ー沖縄電力(株)社長石嶺伝一郎さんへー

　黒島に送電する高圧線を民家の上を通さないで！　のお願い文。
　
　ここに高圧線が？　海中ケーブルの時代なのにね！

竹富島の町並み　ー島守りの神　西堤様ー

　西堤は、明応9年（1500年）オヤケ赤峰征伐軍大里親方一行が、竹富島巡視の折り群を抜く才能を認められた。
　そして、中山王府の法士官召し抱えられ、苦節25年の忠勤が報われ、八重山初代の「頭職竹富大首里大屋子」として錦を飾り帰郷した。と標されている。

何のことか、全く分からない？　


　

竹富島の町並み

　これが「島守りの神　西堤様」の社かも知れない？
　

竹富島の町並み　ー竹富郵便局ー

　で〜んと構えた真っ赤なポスト。
　まるで、駅長さんが（高倉健かな？）威厳をもって立っているみたい！
　この絵の中のポストは、今まで見てきた中で最高のポスト。

竹富島の町並み

　名の知れた食べ物屋らしいが、ここはパス。
　この島は、数日滞在したら面白いだろうなと想いながら西表島へ。