サラエヴォの街　～タクシーの車窓から～

2010/08/11 - 2010/08/11

8/11(水)　

モスタルからサラエヴォ経由でリュブリャナへ移動。

サラエヴォでタクシーに乗り、車窓から街を観光。

※カメラの調子が悪く、ピントの甘い写真が多くなってしまって残念。

エリア サラエヴォ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝、モスタルから長距離バスに乗車しサラエヴォへ（運賃9.00ユーロ）。
所要約2時間30分。

昼、サラエヴォ長距離バスターミナルに到着後、タクシーに乗車。

長距離バスターミナルから、途中、旧市街周辺を少し観光しつつ空港まで移動、交渉の末、15.00ユーロにて決定。

サラエヴォに到着したとたん、客を待つタクシー運転手たちに代わる代わる声を掛けられる。
人の目つきも鋭くなった感じがして、クロアチア〜モスタルを観光してきたツーリスト気分が一気にふっとび、全身に緊張感みなぎる。

タクシーも、運転手のなかで一番人がよさそうな雰囲気のおじさんに頼む。

ラティンスキー橋（Latinska cuprija）。

オーストリア皇太子が暗殺され、第一次世界大戦のきっかけとなった、有名な「サラエボ事件」の現場。
「世界史」の教科書に載ってたなぁ…。

アーチが特徴の、頑丈そうな石造りの橋。

1541年に作られた歴史の古い橋だけど、1990年代の内戦で破壊されてしまった。
現在の姿はボスニア・ヘルツェゴビナ建国後に再建されたもの。

橋の上。

正面右手にあるのは、サラエヴォ博物館。

「1914年6月28日、この場所で、ガヴリロ・プリンツィプはオーストリア・ハンガリー帝国の継承者フランツ・フェルディナントとその妻ソフィアを暗殺した（和訳）」と記された碑が、外壁に埋め込まれている。

サラエボ市内を流れるミリャツカ川には、他にも橋が架かっている。

かわいらしい外観のホテルもあった。

街全体の雰囲気から、少し浮いている。

修復中の、サラエヴォ図書館。

ボスニア内戦中、激しい砲撃戦から発生した火災で、約200万の蔵書を消失したという。

現在修復中とのことだけど、とくに修復している様子や職人の姿は皆無だった。

立派な建物であったことをうかがわせるものの、廃墟のようなたたずまいになってしまっている。

旧市街の中心、バシチャルシァ広場あたり。

観光客の姿もちらほら見える。

スーツケースをタクシーに置いたまま、タクシーを降りて歩きまわるのも不安なので、広場の観光は諦める。
女性だけで歩きまわるのも物騒な予感がするし…。

タクシーの車窓からひたすら写真撮影。

こんな建物があったり…

教会があったり…

道沿いの住宅には、激しい銃弾戦の跡が今もはっきりと残っている。

サラエヴォは、内戦中には40万人が犠牲となったという激戦地。

銃弾の跡を見ると、重苦しい雰囲気に…

建国後に建てられたものかな？　きれいな教会。

…ひたすら写真を撮っていたら、タクシー運転手のおじさんが、ボスニア語？で何やら街案内を語ってくれているようだった。
内容はよく分からなかったけど…。

壁面がデコラティブな建物。

同じく、壁面がデコラティブな建物。

ナイキやスーツの店が並んでいる。

ちょっと高級な雰囲気の通り。

入口脇の、男女のオブジェのインパクトが強い建物。

シンプルな雰囲気の教会。

正面のニッチ部分に、聖火がともっている。

ちょうど植木鉢で隠れてしまい見えない。

モスク。

円形の教会。

道路間際に迫るほどの距離で、トラムが走っていた。

トラムの駅。

車道はこんな感じ…

…タクシー運転手のおじさんが、「ここは△◎」「ここは★□」のように、意味は分からないけど、何やらやたら街案内してくれるので、とにかく写真を撮りまくる。

近代的なデザインのミナレットが印象的なモスク。

近代的なビルもある。

無事、空港に到着。

奥に見えるのは、保税倉庫っぽい。

手前には、客待ちタクシーが駐車するスペースがある。

駐車場に、アイスの売店。
閉まっている。

プミトルサラエヴォ空港。

中は閑散としていて、ショップも少ないし、ショップに置いてある商品も少ない。あっという間に見終わってしまう。

ボスニア・ヘルツェゴビナのフラッグキャリア、B&H Airlines。

アドリア航空に搭乗。

機体まで歩き、機首側の階段から機内に乗り込む。
手荷物は後ろのスロープから積み込まれる。

ちょっと珍道中っぽかったけど、それなりに楽しかった。

16：25サラエヴォ発、17：20リュブリャナ着。