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本当は3月に行く手配をしていた。ところが思わぬ足の痛み。普通に歩くのもままならず、やむなくキャンセル。必ずリベンジと思ってきて、やっと4カ月たって実現したのだ。今度もすべて自分で手配した。その方が安い。キャンセルもしやすいから。<br />伊丹から福岡乗り継ぎで対馬へ。昼前には着くという速さ。さっそくレンタカーで金田城址に向かう。また山登りだ。ま、そこまでいかないがトレッキングくらいか。ここ1カ月ほど体調はよくなかった。70歳の前後は体の変わり目なのだろうか。急にいろいろ出てきた感じ。しかし今回はキャンセルはしない。<br /><br />そうだトレッキングの話だ。対馬は昔から防衛の拠点の歴史があった。古くは白村江の戦いに敗れた倭国が防人をここに配置して警護にあたらせた。その時の城が金田城址だ。四方に広がる浅茅湾のいただきに立つように城があったみたいだ。片道1時間とあるが、この年代にはきつい。再び腰痛などが起こるか未知なれど、とにかく挑戦。案内標識はあるものの、初めて訪れた者には分かりにくい。地図もおなじ。だからか途中で誰ひとり出会わない。どうにか登りきる。しかし前に行った岡山・毛無山より楽だったのはたしかだ。でも暑さはけた違いだ。ゆっくり行かないと熱中症のおそれありで、普通の倍くらいの時間がかかっただろうか。でも途中に見える浅茅湾はまるで湖のように穏やかだ。あとで聞くと、マグロの養殖をしているらしい。海である証拠だ。<br />対馬古来の石屋根におもむく。もう平らな石が少なくなって、石屋根もほとんど残っていないのだという。惜しい。<br /><br />金田城址に思わぬ時間をとられたので、今日の行程はもう終わり。宿にナビを入れるがルートが何回やっても遠回りになってしまう。あるいは通行止めなのか。仕方なしに遠周りで行ったから、なんと宿に着いたのが6時を過ぎていた。私たちにしては珍しく遅い。<br />和風ペンションだから早速の家族風呂。温泉でないのが残念。しかし安い宿泊料なのに、食事はすばらしい。食べきれないほどの刺身。なるほど評判の宿のことはある。<br />しかも次の日朝6時から宿の若主人が車で近くをガイドしてくれるという。ちょうど行く予定をしていた豆酘崎だ。対馬の南端にあたる。<br />さて朝食後、烏帽子岳に向けて出発。和多都美神社に寄ったので、あまり歩かなかった。<br />そうこうして対馬の繁華街・厳原におりる。そこでびっくり。これまでどの観光地でも誰にも会わなかったのに、なんと厳原は観光客がいっぱい。それも韓国からのツアーが多いようだ。よく見るとどの看板にも案内にも韓国語と日本語が併記されている。レストランに入っても韓国語がとびかっている。大阪・鶴橋によく行くが、まさに同じ光景だ。2日目は厳原観光をして、フェリーで壱岐・郷ノ浦へ。宿の迎えがきちんと待ってくれている。<br /><br />この宿がまたよかった。こんどは湯ノ本温泉だ。泉質もさることながら、こじんまりと家庭的なもてなしや清潔感が、オーラのようにあふれていた。また食事が豪華そのもの。<br /><br />さて3日目。レンタカーが宿まできてくれる。めざすは辰の島。渡船・海岸めぐり・上陸と合わせて2000円。安い。しかも今回は「しまとく通貨」を使ったからお得感がいっぱい。<br />地層をあらわにした海岸美も見事ながら、何といっても海そのものが美しい。沖縄を彷彿とさせる透明度。ここで泳がない手はあるまいと、水着もないのに、パンツで入る。さすがに妻はそういうわけにいかないが。気持ちよかったこと! おそらくずっと覚えていることだろう。<br />あとは定番の一支国博物館など。<br /><br />帰りはあわてた。郷ノ浦からのJETホイルが博多港に着くのが遅れた。予約の飛行機に乗るまで、1時間ほどしかない。バスはなかなかすすまない。途中からタクシーに乗り換えて、やっと間に合った次第。<br />自分で手配した方が好きだが、今度はもう少し余裕をもってやらないとと思った最後だったが、またいい島旅だったと納得している。

やっと実現・・対馬・壱岐の旅

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2013/07/21 - 2013/07/23

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ごん太2

ごん太2さん

本当は3月に行く手配をしていた。ところが思わぬ足の痛み。普通に歩くのもままならず、やむなくキャンセル。必ずリベンジと思ってきて、やっと4カ月たって実現したのだ。今度もすべて自分で手配した。その方が安い。キャンセルもしやすいから。
伊丹から福岡乗り継ぎで対馬へ。昼前には着くという速さ。さっそくレンタカーで金田城址に向かう。また山登りだ。ま、そこまでいかないがトレッキングくらいか。ここ1カ月ほど体調はよくなかった。70歳の前後は体の変わり目なのだろうか。急にいろいろ出てきた感じ。しかし今回はキャンセルはしない。

そうだトレッキングの話だ。対馬は昔から防衛の拠点の歴史があった。古くは白村江の戦いに敗れた倭国が防人をここに配置して警護にあたらせた。その時の城が金田城址だ。四方に広がる浅茅湾のいただきに立つように城があったみたいだ。片道1時間とあるが、この年代にはきつい。再び腰痛などが起こるか未知なれど、とにかく挑戦。案内標識はあるものの、初めて訪れた者には分かりにくい。地図もおなじ。だからか途中で誰ひとり出会わない。どうにか登りきる。しかし前に行った岡山・毛無山より楽だったのはたしかだ。でも暑さはけた違いだ。ゆっくり行かないと熱中症のおそれありで、普通の倍くらいの時間がかかっただろうか。でも途中に見える浅茅湾はまるで湖のように穏やかだ。あとで聞くと、マグロの養殖をしているらしい。海である証拠だ。
対馬古来の石屋根におもむく。もう平らな石が少なくなって、石屋根もほとんど残っていないのだという。惜しい。

金田城址に思わぬ時間をとられたので、今日の行程はもう終わり。宿にナビを入れるがルートが何回やっても遠回りになってしまう。あるいは通行止めなのか。仕方なしに遠周りで行ったから、なんと宿に着いたのが6時を過ぎていた。私たちにしては珍しく遅い。
和風ペンションだから早速の家族風呂。温泉でないのが残念。しかし安い宿泊料なのに、食事はすばらしい。食べきれないほどの刺身。なるほど評判の宿のことはある。
しかも次の日朝6時から宿の若主人が車で近くをガイドしてくれるという。ちょうど行く予定をしていた豆酘崎だ。対馬の南端にあたる。
さて朝食後、烏帽子岳に向けて出発。和多都美神社に寄ったので、あまり歩かなかった。
そうこうして対馬の繁華街・厳原におりる。そこでびっくり。これまでどの観光地でも誰にも会わなかったのに、なんと厳原は観光客がいっぱい。それも韓国からのツアーが多いようだ。よく見るとどの看板にも案内にも韓国語と日本語が併記されている。レストランに入っても韓国語がとびかっている。大阪・鶴橋によく行くが、まさに同じ光景だ。2日目は厳原観光をして、フェリーで壱岐・郷ノ浦へ。宿の迎えがきちんと待ってくれている。

この宿がまたよかった。こんどは湯ノ本温泉だ。泉質もさることながら、こじんまりと家庭的なもてなしや清潔感が、オーラのようにあふれていた。また食事が豪華そのもの。

さて3日目。レンタカーが宿まできてくれる。めざすは辰の島。渡船・海岸めぐり・上陸と合わせて2000円。安い。しかも今回は「しまとく通貨」を使ったからお得感がいっぱい。
地層をあらわにした海岸美も見事ながら、何といっても海そのものが美しい。沖縄を彷彿とさせる透明度。ここで泳がない手はあるまいと、水着もないのに、パンツで入る。さすがに妻はそういうわけにいかないが。気持ちよかったこと! おそらくずっと覚えていることだろう。
あとは定番の一支国博物館など。

帰りはあわてた。郷ノ浦からのJETホイルが博多港に着くのが遅れた。予約の飛行機に乗るまで、1時間ほどしかない。バスはなかなかすすまない。途中からタクシーに乗り換えて、やっと間に合った次第。
自分で手配した方が好きだが、今度はもう少し余裕をもってやらないとと思った最後だったが、またいい島旅だったと納得している。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
5.0
グルメ
4.0
ショッピング
3.0
交通
3.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
レンタカー ANAグループ 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 金田城址からは浅茅湾がきれいに見渡せるし、あちこちに土塁などの名残がみられる。しかし暑いなかでは、ゆっくり行くことが必要。

    金田城址からは浅茅湾がきれいに見渡せるし、あちこちに土塁などの名残がみられる。しかし暑いなかでは、ゆっくり行くことが必要。

  • 山登りの途中で海岸に出ることもできる。水は抜群。しかし泳ぐには砂利でやりにくそう。

    山登りの途中で海岸に出ることもできる。水は抜群。しかし泳ぐには砂利でやりにくそう。

  • 椎根の石屋根。かつては対馬にたくさんあったのだろうが、今や激減とのこと。しかしここにも観光客は誰もいない。

    椎根の石屋根。かつては対馬にたくさんあったのだろうが、今や激減とのこと。しかしここにも観光客は誰もいない。

  • 対馬の南端、豆酘崎。ふつう読めないがつつざきと読む。稼働してないものの明治に建てられた灯台も残っている。

    対馬の南端、豆酘崎。ふつう読めないがつつざきと読む。稼働してないものの明治に建てられた灯台も残っている。

  • 本文で触れなかったが、対馬は昔からの防衛施設がたくさんのこっている。つねに海峡の防衛が必要だったのだろう。これは日露戦争の砲台跡か。

    本文で触れなかったが、対馬は昔からの防衛施設がたくさんのこっている。つねに海峡の防衛が必要だったのだろう。これは日露戦争の砲台跡か。

  • よく知られた厳原の宗家の城あと。金田城址だったかな。

    よく知られた厳原の宗家の城あと。金田城址だったかな。

  • これもよく知られた万松院の内部。外には徳川家の代々の将軍の墓などがあるが、側室は下の方にあったり、けっこう昔の差別的な風潮そのもの。

    これもよく知られた万松院の内部。外には徳川家の代々の将軍の墓などがあるが、側室は下の方にあったり、けっこう昔の差別的な風潮そのもの。

  • 壱岐・辰の島の海岸。こんな景観が広がるが、この日は強風注意報で、いちばんの蛇の目岩が見れなかったのが残念。

    壱岐・辰の島の海岸。こんな景観が広がるが、この日は強風注意報で、いちばんの蛇の目岩が見れなかったのが残念。

  • あまりのきれいさに思わず海に入る。どこまでも遠浅で泳ぎにくい。

    あまりのきれいさに思わず海に入る。どこまでも遠浅で泳ぎにくい。

  • 一支国博物館からながめた原の辻遺跡。弥生時代というから、壱岐も相当古くから人が住んでいたんだ。やはり大陸から渡ってきたのだろう。

    一支国博物館からながめた原の辻遺跡。弥生時代というから、壱岐も相当古くから人が住んでいたんだ。やはり大陸から渡ってきたのだろう。

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