赤羽・岩淵水門ウォーキング

2013/07/12 - 2013/07/12

東京メトロ南北線の赤羽岩淵駅から程近い場所に荒川が流れています。そこには、大きな水門があり東京河川の水難事故を未然に防ぐ役割を担っています。
また、水門の近くに荒川知水資料館があり、これまで、幾度も水難事故にあった歴史や岩淵水門が出来るまでの課程をより詳しく荒川を学ぶことが出来ます。

エリア 赤羽(東京)

東京メトロ南北線、赤羽岩淵駅を下車し国道122号線を川口方面に向かって歩くと東京都北区側の新河岸川と埼玉県川口市側の荒川を長い橋で結ばれている新荒川大橋の途中が、今回の出発点です。

河川敷らしく野球場などが整備されています。
それでは、出発しましょう。

しばらく歩くと、旧岩淵水門（赤門）が見えてきます。

岩淵リバーステーション。
広域防災に力を発揮するそうです。
食料等の救援物資の受け入れ、災害にあった人や家に帰れなくなった人の受け入れ等を行うようです。

旧岩淵水門に近づいてみましょう。

途中には、過去に水難事故に遭ったときの水量が掲示してあります。
最高で8.60Mなんて時もあったのですね。
最近では、平成11年8月15日の熱帯低気圧豪雨で6.30Mまで水位が上昇した記録があります。

近代化産業遺産に「旧岩淵水門及び荒川放水路」が認定されています。

中の島です。

草刈の碑です。
"農民魂は　先づ草刈から"

中の島から現在の岩淵水門がはっきりと確認できます。
通常は、フルゲートオープンしています。

クローズすると隅田川に水が流れなくなるという形です。

荒川知水資料館で休憩しつつ、荒川のお勉強をする。
冷房効いています。

入口の横にある水神様にご挨拶。

荒川放水路の建設にあたり、現場で指揮とったのが、戦前の土木技師・青山士（あきら）氏です。パナマ運河の建設工事に参加した日本人唯一の技師だそうです。旧岩淵水門の基礎工事にも、その高い技術が発揮されたそうです。

荒川に生息するお魚さんたちです。

荒川放水路完成記念碑

水準基標　岩淵基準点。
荒川の河川工事を行う時に高さの基準としています。

志茂五丁目付近にて。
荒川で子供達の水難事故が多く、供養のために地元有志により出来たお地蔵様。

短いウォーキングコースでしたが、川口、王子、赤羽（京浜東北線）、北赤羽（埼京線）あたりから歩いてくるとなかなかのコースだと思いますよ。