白梟"ジーちゃん"と歩くロシア2 ドゥーロフ動物劇場

2013/06/22 - 2013/06/22

ロシアはサーカスでも有名だ。
ボリショイ・サーカスは日本でも公演していて一番有名だが、私は「ドゥーロフ動物劇場」を見に行った。
旅行の計画を始めた時は「ククラチョフ猫サーカス」に行きたいと思っていたが、サーカスではあまり見かけないカバ、キツネなども登場すると知ってこちらに行く事にした

www.ugolokdurova.ru

実は私はサーカスは好きじゃない。
動物好きで何よりネコ科大好きの私は、トラやライオンがムチを振るわれて見せ物にされるのを見ていられないのだ。

「ドゥーロフ動物劇場」の創始者ドゥーロフさんは元ボリショイ・サーカスの道化師。
ムチで動物たちに芸をさせる事に疑問を感じていた彼は、動物たちを良く観察することでその生態や性格に応じた芸を人間がみつけて、かつ褒める事で芸を覚えさせる方法を編み出した。
今では、ボリショイ・サーカスもムチを捨て彼の考えに基づいて動物たちに芸を仕込んでいるとNHKで紹介されていた。

エリア モスクワ(ロシア)

ドゥーロフ動物劇場

近くまでいたら動物園のような匂いがした

私たちの席は最前列だった。
公演が始まる頃には小さな子どもと家族でいっぱいになった。

はじまりはじまり
ドゥーロフさんに扮した人の口上。
口上の間、舞台の両サイドに設置されているスクリーンに昔の劇場の様子などが映し出されていた。

ポニー

登場から退場まで、ずっと頭を下げたままだった。

美しい白キツネ

キツネ２匹

友達はちゃんと仕事しているというのに、君はどこへ行くんだい？
彼はこの後戦線離脱を企てたが、舞台の袖にいるおじさんに嗜められ戻って来た

なんとカラスが登場

ヤギ

アシカ

ロシアでは珍しいのか？

サル

ペリカン

奥からカバが登場して、子どもたちの大歓声が上がった
別に何かの芸をする訳でもなくステージの端をのっそりのっそり歩くだけでも子どもたちは大喜び。

トラ（メス）

タンバリンを叩いたり

お座り立ちして肉を頂戴したり

板を渡ってみせたり

ゾウ

2頭でお腹潜りをする

最後は美女を乗せて椅子の上を器用に歩く。

どの動物も何かの素晴らしい芸を披露する訳ではなく、彼らの出来る事を子どもたちに披露して紹介するという素朴なショーだったと思う。
サーカスではなく「動物劇場」だものね？
トラやゾウがこんな狭いところで芸を披露するのをみると、やっぱりかわいそうで楽しめないところもあったが、ロシアの子どもたちは大喜びしていた。
施設にはこの他にも小ホールで小さな動物のショーもしているが、どれも人気でチケットはすぐに売り切れるらしい。

国立歴史博物館

ショーを見終わったら４時過ぎていたので、赤の広場に戻って来た。
赤の広場の奥にワシリー寺院が見えるはず

レーニン廟の奥にワシリー寺院

なぜなんだ？
ワシリーが見えない！！
ワシリー寺院の前にでっかい舞台がつくられていて景観が台無し!!
「今日は式典があったからこんなものが建っているんやね？明日は無くなっているわね」と自分に言い聞かせて、この後アルバート通りでチェブラーシカのUSBを探しに行った。
日本でダウンロードした写真を見せながらめぼしい店を廻り聞いてみたが、なんとみんな異口同音に「これ、日本製？」私「ロシア製よ！」「見た事ないねぇ」。
結局情報すら得られず、ぐったり疲れてホテルへ。