2013/05/05 - 2013/05/14
192位(同エリア575件中)
ペコちゃんさん
- ペコちゃんさんTOP
- 旅行記442冊
- クチコミ110件
- Q&A回答1件
- 722,732アクセス
- フォロワー24人
イタリア旅行の中盤は南イタリア・・・最初の観光は、一度は見てみたい「青の洞窟」です。
ナポリから水中翼船でカプリ島に渡り、ボートに乗り換えて洞窟の入口まで行き、小舟に乗り換えて、やっと神秘のブルーに辿り着きました。
前日までは風が強く中止だったそうで、本当にラッキーでした。
ベテランの添乗員さんも、これまで8回来て、入れたのは僅か1回だけだったそうです。
カプリ島の観光後、ナポリに戻って「マテーラ」に向かいました。
今回の旅行まで、この街のことは知りませんでしたが、「サッシ」という洞窟住居で世界遺産になっている街です。
南イタリアの最後は、真っ白い壁とトンガリ屋根の「トゥルッリ」がある世界遺産の街「アルベロベッロ」です。
バスの車窓から見る南イタリアは、美瑛のような、なだらかな丘陵が延々と続き、小麦や葡萄・サクランボなどが採れる緑豊かな景色で、ポピーなど春の花がとても綺麗でした。
写真は、アルベロベッロのトゥルッリです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
<4日目>
ナポリの朝です。
朝食前に、ホリデイ・インのホテルに隣接したビジネスセンター街を散策しました。
これは、広場にあるダ・ヴィンチの人体図を模したモニュメント。 -
売店に新聞を届けるおじさん。
-
市民会館のような前衛的な建物。
-
夫婦でジョギング・・・ ” ボン ジョルノ ! ”
-
朝もやの中、ヴェスヴィオ山が見えました。
-
キンポウジュ(ブラシノキ)の花が咲いています。
-
商店街のアーケードに続く、ホリデイ・インの正面玄関。
-
美味しい朝食の後、カプリ島に向けて7時半に出発。
-
ナポリは人口が97万人(イタリアで3位)、桜島がある鹿児島と姉妹都市です。
朝のナポリ市内は結構渋滞しましたが、カプリ島行きの船が出るナポリ港に到着。 -
ナポリ港側から見た「ヌオヴォ城」。
-
この水中翼船に乗って、ナポリ港からカプリ島まで、40分の船旅に出発!!
-
ナポリ港に2基ある防波堤灯台のうちの一つ「赤灯台」。
灯台の前に建っているのは、ナポリの守護聖人・聖ヤヌアリウスの像。 -
海上は風がありましたが、船はあまり揺れませんでした。
-
ナポリの南約30kmの地中海に浮かぶカプリ島の面積は、東京都・千代田区とほぼ同じ10.36平方km、島の外周は約17kmで大半が断崖絶壁となっており、「青の洞窟」は島の北西にあります。
-
小さな岩の島・カプリ島は、賑やかな観光の島です。
-
塩風に吹かれながら、街を散策。
-
朝の時間は、ゆったりと・・・
-
プラダ、グッチやブルガリなどの高級店が軒を連ね、土産店や飲食店も沢山あります。
-
ナポリやソレントなどからの観光船が発着する「マリーナ・グランデ」は、島で唯一のハーバーで、ドックもあります。
-
マリーナ・グランデと高台にある島の中心地「カプリ」へは・・・
-
このケーブルカーで5分です。
-
青の洞窟に向けて、9時20分にボートで出発!!
島の最高峰のソラーロ山(589m)が見えます。
” 今日は青の洞窟に入れますよ ” と添乗員さんから伝えられ、 ” 良かった~ ” ・・・何度来ても見られない人がいますが、私達は、本当にラッキーでした。 -
港から少し離れると、こういう絶壁が続きます。
-
右が船長さんで、左は昼食の弁当をナポリで積み込んだガイドのマルコさん。
サングラスが素敵ですねー!・・・映画のワンシーンみたいです。 -
「青の洞窟」の入口に着くと、上から下りてくる観光客もいます・・・皆さん、観光出来るとあって、ワクワクしていることでしょう。
小舟に乗り換える前に、添乗員さんから注意がありました。
「ボートに戻る前に船頭さんに渡すチップ(一人:1ユーロ)を、必ず用意しておいて下さいね。ほら、帰りのあの船の人達、船頭さんがなかなか船をボートにつけてくれないでしょう。添乗員さんが言わなかったんでしょう。」・・・本当にそうでした。
何だか、わざとモタモタしているように見えました。 -
私たちは4人一組で小舟に乗り移りました。
手にはしっかり夫と二人分、2ユーロのチップを握りしめ、頭を低く足を前になげ出した形で、狭い洞窟に入ります。 -
洞窟に入る瞬間、船頭さんもお尻を落とし、頭を低くしましたが、そのお尻が私の手の上に、ドスン!・・・「痛いー!」
-
洞窟内に入ると、この青さ!!・・・まさに、神秘の洞窟です。
-
狭い入り口とは異なり、内部は長さ約50m、高さも15mほどあります。
-
洞窟の中には他のボートも入っており、船頭さん達が唄うフニクリ・フニクラの声が響いています。
” 良いねー! 素敵だねー! ” ・・・今回の旅行の楽しみの一つをクリアー出来ました -
小舟で洞窟内をぐるっと一周して終わりなのですが、青い海を通して差し込む光が、とても幻想的!・・・この間、2分ほど。
-
これは、ビデオ映像を写真にしたもので、カメラより実際の色に近い青です。
-
見事!と言うしかない碧き輝き・・・自然が造った芸術品です。
-
船頭さんも頭をかがめて、無事に生還!!・・・こんな狭い出入口なので、満潮の時や風が強い日には催行できないのでしょうね。
短い時間でしたが、感動しました。
チップもちゃんと渡したので、ボートへの移動の時も船頭さんは優しくエスコートしてくれました・・・やれやれ! -
ナポリに戻って来ました・・・マルコさん、お世話様でした。
マルコさんが運んでくれたランチボックスは、帰りの船の中で食べました。 -
ナポリ港の近くにある「ヌオヴォ城」・・・13世紀にアンジュー家出身のナポリ王カルロ1世が、フランスのアンジェ城をモデルに建築したと言われ、正面に3つの円筒形の塔を持ち、2つの塔の間に凱旋門があります。
紀元前470年頃にギリシアの植民都市として建設されたナポリは、紀元前4世紀頃に古代ローマの支配下に入り、11世紀には南イタリアとシチリア島を統治するシチリア王国が誕生します。
13世紀にシチリア王国は分裂し、アンジュー家がこの地でナポリ王国を興してナポリは繁栄しましたが、16世紀前半にアンジュー家が衰えると、ナポリはスペインの支配下に入り、1860年にイタリア王国へ併合されました。 -
「王宮」・・・スペイン統治時代の17世紀初頭に建築され、以後、ナポリ王の宮殿として使用されました。
現在は、博物館になっています。 -
王宮前の路上で不法営業する黒人達。
” 取締りだ、片付けろー!! ” ・・・大きな袋に、今まで店開きしていた品物を詰め込みます・・・その早いこと! -
1887~1891年にかけて建設された「ウンベルト1世のガッレリア」。
ガラス張りのドームが印象的なショッピングアーケードです。
本当はナポリの街を歩いてみたかったのですが、リスクが高いということで、車窓観光で我慢。 -
イタリアの各都市では、トラム(市電)が復活中。
-
ナポリから約1時間で、サッシ(洞窟住居)の町「マテーラ」に着きました・・・人口が6万人ほどの小さな町です。
-
マテーラの中心街。
-
サッシが見渡せる展望台から見た旧市街。
サッシの中央には、ロマネスク様式のドゥオモ(マテーラ大聖堂)が見えます。 -
サッシの模型・・・このサッシがいつ頃から作られたかは不明ですが、マテーラ周辺からは、旧石器時代の出土品も発見されているため、かなり古くから人々が住んでいたようです。
第二次世界大戦時には、電気も水道もなく、不衛生で不便な暮らしが嫌われ、廃墟と化していき、1960年代には1万5000人の全住民に対して、新市街への移住が命じられました。
1970年代以降、建築学上、貴重なものとして、政府が保存に乗り出し、1993年に世界遺産へ登録されてから人が戻り始め、現在は洞窟住居の5分の1ほどが再利用されています -
旧市街の広場に面した「サン・フランチェスコ・ダッシジ教会」・・・もとは12世紀に建てられた教会で、その後何度も改築され、18世紀に現在の姿になったそうです。
ファサードの上部には天使に囲まれた聖母像、その左右には聖フランチェスコと聖アントニウスの像。。 -
旧市街の一角。
-
狭い石畳の街を進むと、突然現れたのは「サンタ マリア デ イドリス教会」・・・サッシの中心部にある岩山をくり抜いて造られた教会で、頂上にある十字架が印象的です。
-
高い所から見ると、岩山の上に建つ洞窟教会というのが、よく分かります。
8~13世紀にかけて、東方からイスラム勢力を逃れた修道僧がこのグラヴィナ渓谷に辿り着き、山肌に点在する洞窟を見つけて住んだのが洞窟住居の始まりと伝えられ、渓谷には修道僧たちが建てた教会が、いくつも残っています。 -
イタリアのカタツムリとサッシ群。
-
当時の生活ぶりを再現した洞窟住居「グロッタの家」を見学。
-
狭い所に家具が並んでいます。
-
洞窟の奥は、まるで倉庫のよう。
-
家の中には、馬などの家畜を一緒に飼っていました。
-
洞窟住居なので、ベッドは高くなっています。
-
小さな台所・・・ここで、どんなお料理を作っていたんでしょうか。
-
グラヴィナ渓谷の石灰岩に掘られた洞窟住居・・・その上に家が建てられ、そのまた上に家が積み重なり、もうどこからが山でどこまでが家なのかも分からないほど、岩山と家々が渾然一体となっています。
-
まるで、白日夢でも見ているような、マテーラのサッシの旧市街でした。
-
マテーラの新市街に戻りました・・・ワンちゃんも、ハイ、ポーズ !!
-
楽しそうにお喋りしていた地元のおじいちゃん達。
「ここに座って、一緒に写真撮っていいですか?」「もちろんサ、どこから来たんだい?」
「日本です。この街は素敵ですね。」「そうだろ。」・・・と、言ったかどうだか? -
18時にマテーラを出発し、19時半に「アルベロベッロ」に着きました。
アルベロベッロ(「美しい樹」の意)は、人口1万人ほどの町で、白川郷の白川村と姉妹都市になっています。
おとぎ話に出てくるような、とんがり屋根を持ったトゥルッリ(「部屋一つ・屋根一つ」の意)という建物が約1,000軒あります。
16世紀半ばに、約40軒のトゥルッリが建てられ、以後100年の間に土地開墾のため集めた農民が住むのに、この家が造られました。
これは、ホテル到着後に撮ったトゥルッリの夕景。 -
今日のホテルは「コッレ・デル・ソーレ」・・・トゥルッリには歩いて10分ほどですが、バスタブなし(シャワーのみ)の小んまりしたホテルです。
-
ホテルの隣に、地元の人御用達のスーパーがありました。
食事の後ではお店がクローズしてしまうので、チェックインは夫に任せてスーパーへ走りました・・・海外旅行恒例のスーパー買い出しです。
イタリアならではの食材や、今夜お部屋で飲むビールや生ハム・チーズ・ナッツなどを買い込みました・・・安かったです。 -
ホテルでの夕食は「オレキエッテ」(耳たぶのパスタ)。
-
夕食後に、夜のトゥルッリを散策しました。
ホテルから近いので、夜のこの街を楽しむことが出来るのです。
アルベルベッロも前から来てみたい憧れの場所でしたので、疲れていましたが、元気を出して何人かの人達と一緒に出掛けました。
昨年、ここに来たと言う柏から参加のご主人が案内して下さいました。 -
私達以外は誰も歩いていません、何の音もしません・・・何とも不思議な感覚です。
街頭に照らされたトゥルッリが、白く静かに光っていました。 -
<5日目>
今日も快晴です。
朝食前にホテルの周りを歩いてみました・・・あちこちの畑の中にも、物置小屋(?)のトゥルッリがあります。 -
日本では見かけない綺麗な花も咲いていました。
-
8時にアルベロベッロの観光スタート!!
-
トゥルッリの断面図を使って建物の説明をする、陽気なガイドのアナリータさん。
トゥルッリは土台や骨組みもなく、白漆喰を塗った壁に屋根はモルタルなどの接着剤は使わず、平たい石灰岩を積み上げただけ・・・玄関や廊下もないので、ドアをあけるといきなり部屋に入る構造になっています。
15世紀末、この町を支配していたナポリ王は、屋根の数によって税金を取っていたので、税金をごまかすために、何度も解体と建設を繰り返した農民たちは家の形を必死に考え、ついにトゥルッリを作り上げました。
どこか一か所の石を外すと、家はすぐに解体されるのだそうです。 -
エルメスのロゴマークにも影響を与えた紋章。
でも本当は、悪い噂や嫌なことは、鋏で切って家に入れないという、おまじないだとか・・・ -
” 美味しいピーナッツは如何? ”
-
マリア像を飾ったトゥルッリ。
-
狭いギリギリの路地を、FIATに乗ったマダムが上手に通り抜けて行きました。
見ていた皆は、歓声と拍手!・・・ここでは、あのサイズの車じゃなければ大変でしょう。
マダムは毎日のことで慣れているのか、本当に上手でした。 -
これは、比較的新しいトゥルッリ。
ガイドのアナリータさんの話では、この家は2千万円ぐらいだそうです・・・高いのでしょうか、安いのでしょうか? -
見て下さい、この不思議な佇まいを・・・まさに、メルヘンの世界!
-
煙突が可愛い・・・
-
16世紀半ばには40軒のトゥルッリがあったそうですが、今は約1,500軒。
-
日本人観光客御用達のお土産屋さん「陽子の店」・・・この店は、1972年に先代のアントニオ・ラエラが始めた土産物店ですが、息子のフランチェスコ・ラエラが陽子さんと結婚して、店の名前が『Yoko’s Shop』になりました。
-
世界遺産の登録を機に、トゥルッリ本来の生活様式を見れるように改装し、家族が使用している寝室やキッチンなども見学できます。
そして多くのお土産や商品を取り揃え、使い方や食べ方が分かりにくいものは、日本語の説明書を付けてくれます。 -
このお店の屋上からの景色が良いと聞いていましたので、是非、屋上へ行ってみたいと思ってました。
私達が屋上にいると、陽子さんが顔を出しました。
「私を写してどうするの!」・・・写真嫌いのようです。 -
屋上からの眺め。
-
商売には余り役立ってなさそうな、陽子さんのご主人、フランチェスコ・ラエラさんと・・・でも、優しそう・・・
-
ラエラさんのお勧めで、鶏の飾り物を買いました・・・何か所か笛を吹くところがあり、ピーピーと鳴る可愛い置物です。
-
トゥルッリの黒っぽいとんがり屋根には、太陽やハート、十字架などのマークが描かれており、見ながら回るだけでもおとぎ話の中に迷い込んだような感じ・・・
-
絵柄は20種以上あって、 原始的なもの、 魔法的なもの、キリスト教的なもの、の3つに分類されているようです。
左側のマークは、キリスト教のシンボルの1つ。 -
お土産屋やレストランが沢山並ぶアルベロベッロ・・・こんなテラスでゆっくりしたかった~
-
約1時間の観光・散策でしたが、アルベロベッロを十分堪能しました・・・今回のイタリア旅行の目的の二つ目も、大満足でクリアー!
-
アルベロベッロの後は、ポンペイ経由でローマに再び戻ります。
南イタリアの大草原のあちこちで見られた風力発電の風車。 -
このドライブ・インで休憩。
ついでにドライバーのフランコさんと2ショット・・・さすが、ディレクター巻きが決まっているイタリアン。 -
昼食は、3日目のアマルフィの時と同じく、再びポンペイで・・・今回は、ポンペイ遺跡の入口から900mの所にあるレストラン「SUISSE」です。
-
窯でピザを焼いているお兄さん。
-
前菜は「モッツアレラ チーズ」・・・これが結構美味しかったので、旅の終盤にスーパーで買って帰りました。
-
メインはビーフ・・・赤ワインがよく合います。
-
18年前にポンペイで昼食をとった時もそうでしたが、今回もカンツオーネおじさんが来ました。
-
勝手に3曲歌って、全員から ” おひねり ” を貰って行きました・・・ちょっと強制的!
もう少しダンディな人が歌ってくれたら良かったのに、残念! -
ポンペイ遺跡は目の前ですが、今回は入場観光なしなので、外からチラッと・・・前回はジックリ見たので、一回見ればね~
-
夕方、ローマに着き、ジャスミンの花でいっぱいのレストランで・・・
-
カルボナーラを食べました。
-
美味しいイタリアンとジャスミンの香りに包まれたレストラン・・・幸せです。
-
ホテルに向かう途中、テベレ川の夕日が奇麗でした。
-
今日のホテルは「シェラトン・ローマ」。
-
<6日目>
美味しいパンなど、シェラトンの朝食を楽しみました。 -
なかなか朝食をとる暇もない添乗員さん(右側)も、やっと、お食事。
いつもメンバーに気遣いをして下さり、休む暇もない添乗員のOさんに「大丈夫ですか? 無理しないで下さい。食べてますか?」と話をすると「仕事中は、いつもあまり食事しません。皆さんが楽しんで下されば良いんです」・・・さすがプロ根性、頭が下がります。
この後は、第3編(フィレンツェ ⇒ ヴェネツィア ⇒ ベローナ ⇒ ミラノ)へと続きます。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
103