2013GWヨルダン～その８　ジェラシュ

2013/05/03 - 2013/05/03

ナバテア人の遺跡と聖書に出てくる土地を訪ねる、ヨルダンへの旅。

その８は、ローマ時代の都市遺跡、ジェラシュです。

列柱が立ち並ぶ遺跡は、予想以上に綺麗に残っています。特にアカンサス模様が美しいコリント式の柱頭は見事。
アザミやタチアオイが咲き誇る遺跡をじっくりと巡りました。遺跡の中で山羊が気ままに草を食む姿も印象的でした。

表紙写真は、列柱通りに置かれていたアカンサスの柱頭です。

エリア ジェラシュ(ヨルダン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5

• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

アンマンからジェラシュへ。途中、地元の人の車が集結していました。青空市かな。

ジェラシュ遺跡への入口。大きなおみやげものやさん。そういえば、ヨルダンでは物売りがうるさくつきまとってくることがほとんどありませんでした。

チケット売り場のすぐ外にはハドリアヌスの凱旋門。

上部をアップにしたところ。細かな細工が施されています。

入って左手はヒッッポドローム。競馬場跡です。四角く区切られたところはお店だったのだとか。

今も、馬が飼われているようです。

途中、ヨルダン人の家族とすれ違いました。手拍子して、歌って、大騒ぎ。女性パワー、すごそうです。

遺跡の南門。

崩れかけた石の間に、真っ赤なケシの花が咲いていました。

巨大なフォルム。円形ではなく、たまご型になっています。

ぐるっと、パノラマで撮影。画面奥は列柱通り。左手奥の一段高いところにはアルテミス神殿がそびえています。

フォルムの左手には、ゼウス神殿。南劇場も見えています。

列柱通りに進みましょう。

歩道と車道がわかれた、約６００ｍの長さのメインストリートです。

円柱の上の梁が残っているのもびっくり。段違いなのはなぜ？

列柱が円形に並んでいる真ん中には、十字型の泉。

その奥は、市場だったところ。動物が彫られていて、お肉屋さんだったようです。

四面門（テトラピロン）。交差点部分に築かれています。

東方向に伸びる道。遺跡のすぐ向こう（というか、遺跡の中）に市街地が広がっています。塔はモスク。

列柱通りにもどって。

車道には往時の車の轍が。

路面からすぐの、右側にあるドーム状のものは、足元を照らす街灯置き場です。

列柱通りの途中にある大聖堂。

紀元１９１年に建てられた、ニンファエウム。ニンフに捧げられた泉です。

もう一箇所の四面門。その向こうには北門が見えています。

左手に折れて、北劇場。暑さにへばり気味。

坂を上って、アルテミス神殿へ。

アルテミス神殿。コリント式の柱頭をかかげた柱がしっかり残っています。

柱は全部で１２本あるのですが、一度に写真に収めるのは無理でした・・・
（この写真には１１本だけ）

何と細かい装飾なのでしょう！

聖テオドシウス教会の跡で見かけた鳥。

聖コスマス・ダミアヌス教会の脇では、山羊が草を食んでいました。

その、聖コスマス・ダミアヌス教会には、５６３年に作られたというモザイクが残っています。

山羊たちも暑いのですね。建物の陰に張り付いています。

ゼウス神殿の上から見た、ジェラシュ遺跡の全景。オーバル型のフォルムと列柱通りがよく見えます。

南劇場。３０００人収容できるそうです。見事に残っていますね。

舞台の背景。

座席にはアルファベットが彫られています。指定席だったのでしょうか。

退役軍人の方によるバグパイプの演奏が始まりました。座席上の方でもよく聞こえます。

とにかく暑い。

南門の外、ハドリアヌス帝の凱旋門に至る道端では、サワーチェリーとか言って、フルーツを売っています。確かにかじると爽やかで、しばし疲れを忘れられそうでした。

遺跡を後にして・・・お昼です。

フレッシュなジュースがうれしい。

唐辛子の入ったペースト。暑い時には食欲増進しますね。

ゴロンと、大きなピクルス。ヨルダンは野菜もおいしい。

ひよこ豆を揚げたのは、いいおつまみになります。

あ、水タバコ。

盛大にふかしてみせてくれました。