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野崎家旧宅  この邸宅を建てたのは「塩田王」として名高い野崎武左衛門(1789-1864)で、屋号を多田屋と言う。もともと裕福な家だったが、父貞右衛門のとき、塩浜に手を出して失敗、家財を失ったため、武左衛門は貧苦のなかで育った。<br />彼はその頃、児島郡で繁盛していた機織りに目をつけ、足袋の製造及び行商を開始し、その販路を九州から大坂まで広げたが、やがて足袋製造業の限界を見極め親戚筋にあたる播磨屋喜太郎・中島富次郎らの協力を得て、塩田開発に着手した。<br /><br />まず最初に手がけたのが味野村・赤碕村の沖に築いた野崎浜48町8反歩の塩田で、1827(文政10)年から1829年にかけて完成した。<br />野崎の姓はこの塩浜の名からとったものである。児島駅付近はその跡地で、その東側の児島味野町は、製塩に使用した石炭殻・コークスかすのアスを捨てて埋め立てた所である。<br />武左衛門は、その後、日比村・向日比村(現玉野市)沖に亀浜を開き、さらに山田村・胸上村(現玉野市)沖一帯に73町9反余の野崎浜を開いた。現在はその一角でイオン交換樹脂膜法による電気製品の内海塩業の山田工場が操業を続けている。<br /><br />武左衛門は塩浜だけでなく、耕地の開発も行っており、福田新田は、現在、水島臨海工業地帯の一部や背後地となっている。塩浜は142町歩、田畑200町歩を有する備前きっての大地主となった武左衛門は、塩田と新田開発の功労によって大庄屋格となった。

塩田王の野崎家旧宅訪問

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2013/06/16 - 2013/06/16

68位(同エリア280件中)

2

30

吉備津彦

吉備津彦さん

野崎家旧宅  この邸宅を建てたのは「塩田王」として名高い野崎武左衛門(1789-1864)で、屋号を多田屋と言う。もともと裕福な家だったが、父貞右衛門のとき、塩浜に手を出して失敗、家財を失ったため、武左衛門は貧苦のなかで育った。
彼はその頃、児島郡で繁盛していた機織りに目をつけ、足袋の製造及び行商を開始し、その販路を九州から大坂まで広げたが、やがて足袋製造業の限界を見極め親戚筋にあたる播磨屋喜太郎・中島富次郎らの協力を得て、塩田開発に着手した。

まず最初に手がけたのが味野村・赤碕村の沖に築いた野崎浜48町8反歩の塩田で、1827(文政10)年から1829年にかけて完成した。
野崎の姓はこの塩浜の名からとったものである。児島駅付近はその跡地で、その東側の児島味野町は、製塩に使用した石炭殻・コークスかすのアスを捨てて埋め立てた所である。
武左衛門は、その後、日比村・向日比村(現玉野市)沖に亀浜を開き、さらに山田村・胸上村(現玉野市)沖一帯に73町9反余の野崎浜を開いた。現在はその一角でイオン交換樹脂膜法による電気製品の内海塩業の山田工場が操業を続けている。

武左衛門は塩浜だけでなく、耕地の開発も行っており、福田新田は、現在、水島臨海工業地帯の一部や背後地となっている。塩浜は142町歩、田畑200町歩を有する備前きっての大地主となった武左衛門は、塩田と新田開発の功労によって大庄屋格となった。

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
交通手段
自家用車

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この旅行記へのコメント (2)

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  • rinnmamaさん 2013/06/28 11:32:19
    野崎家
    吉備津彦さま、こんにちは

    初訪問・投票ありがとうございました
    塩田王の旧宅の保存だけでも大変でしょうね。
    これだけの広さを、管理されていてすばらしいです。

    日本の家屋は木造ですので、維持・管理にもお金が掛かりますもの。
    でも、後世に残す財産としては、素晴らしいですね。
    知らない事を見聞きできて、嬉しかったです。rinnmama

    吉備津彦

    吉備津彦さん からの返信 2013/06/29 06:04:20
    RE: 野崎家
    > 吉備津彦さま、こんにちは
    >
    > 初訪問・投票ありがとうございました
    > 塩田王の旧宅の保存だけでも大変でしょうね。
    > これだけの広さを、管理されていてすばらしいです。
    >
    > 日本の家屋は木造ですので、維持・管理にもお金が掛かりますもの。
    > でも、後世に残す財産としては、素晴らしいですね。
    > 知らない事を見聞きできて、嬉しかったです。

     rinnmamaさん

     素晴らしい大邸宅でした。太平洋戦争中に造られた防空壕が生々しかったです。塩田王の野崎家は現在も内海塩業として存続しているので維持管理費用の捻出に不安はないと思われます。

     世の中は知らぬばかりが面白い。

     良い旅を。

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