2013/05/03 - 2013/05/08
51位(同エリア450件中)
夏目さん
2013年5月、神秘のグラストンベリーからロケ地メッカウェルズ、世界遺産バース、お庭の素敵なバーンズリーからバイブリーと巡ってきました、その後篇。5月のイギリスは格別です。
旅行記中の各種価格記載は旅時現在のものです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 1.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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さて、後篇です。
バースで最も有名なティールーム、サリー・ランズ。バースのバン、で超有名なお店。かわいいなー。フランスから移住してきた娘さんがブリオッシュを作って売り出し、評判になったという歴史です。う〜ん、いかにもヴィクトリア調の…つまり狭い(笑)、いやいや、"コージー"、なんですよね。お休みの日はいつも行列という噂なので予約しようかと(webで予約できる)迷って、結果的にはやめた。予約しようかって考えたときにはここで軽くランチの予定だったのだけど、予約しなかったからマルボロでご飯食べられたわけで…観光状況が流動的な場合は予約って怖いですよね。並んでるだろうな〜…並んるうー。でも相当回転が速くてすぐに入れました。よかった。 -
さて、かの有名なバースのバンは、テイクアウトもできるけど、店内で食べると半分にスライスしたものにトッピングのメニューもあるので店内がお薦めかなあ。これはシナモンバター味。味は…普通です(笑)。いや、でも、そういうことじゃないのよね、ここに来たらこれ食べないと、みたいな。ほかにもケーキや軽食もありますよ。
お隣に座っていたイギリス人(多分)カップルがそれぞれバン(しかもクロテッドクリームトッピング)に巨大なケーキを食べていて…いいなあ、あれくらい食べられたら人生楽しいのに〜〜。 -
バースのサリーランズ、地下にはプチ博物館があるというので行ってみました。博物館っていうか、創業当時の状況を見せている場所です。あ、娘さんはマネキン。地下の穴倉の中なので、微妙に怖い感じ(苦笑)。
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勿論バースに来たらバース大聖堂に行きたいわけですが、日曜は礼拝があるのでオープニングタイムがものすごくイレギュラー。ちなみに日曜13:00〜14:30、16:30〜17:30。
16:30オープンを目指して向かうと、アビーの前にストリートパフォーマーが。人間銅像、ですかね。…ウェルズで出会っていたらブラックユーモアだったなあ@ホット・ファズ。日曜のこのくらいの時間はアビーの周りは大変混雑してます。アビー、ローマンバース、ポンプ・ルームとショッピングセンターとこの辺は観光・ショッピングてんこ盛りなので。広場もあって、アイスも売っていて、腰かけられるところもあるし、もう人がたくさん。そうなんです、そしてこの時間頃になるとローマンバースはTDL並みの長蛇の列。ローマンバースに行くなら朝一がおすすめ。 -
バース大聖堂の中。
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同じくバース大聖堂の中。天井綺麗…でも…す、すみませんなんかよく覚えてない(汗)。バース自体の街並みとか建物とかがすごくて、なんか中の印象があんまり。
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こちらもバース大聖堂の中。
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バースの街は川に囲まれているのだけど、この川沿いに素敵に広い公園が。橋の上から見下ろすと、みんな読書とか昼寝とかを楽しんでいました。行ってみようとしたらこの公園有料。やめた(笑)。そっかー、でも、だからこそ変な人入ってこなくてゆっくりできるんだよね。
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ところでこれ、なんだかわかります?。バースのおうちの玄関にはどこにでもあった。川があって、湿地地域なのか、地域的に本当は泥炭が多いのかな?。そうです、玄関から家に入るとき、靴の泥を落とすアレです。「不思議の国のアリス」の挿絵にも、出てくる。私がこれを意識し始めたきっかけは「童話の国イギリス」という素晴らしいエッセイのおかげでした。
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さて、そろそろバースを去る時間。宿に荷物をピックアップしにいかなければ。宿に戻る途中の川沿いですが、これが橋の上に建物がある橋、です。渡ってるとほんと、橋だとは気付かない感じなんですよー。この川のデザインは、フランスの真似…らしい。「レ・ミゼラブル」ミュージカル映画で警官が飛び込んでたあそこってことかな。
一泊、しかも19時ごろ着いて、翌日18時ごろ発つといういう大急ぎの滞在だったのだけど、もっとゆっくり街並みを楽しんでもよかったなーっていうくらい素敵な町でした。本当に、建物がすごく素敵なの、全体的に。歴史のある街だなーって感じ。日本でいえば、ええと、金沢みたいな?。もう一回来たいなあ。 -
バーススパ(Bath Spa)レイルステーション。ホームにいると起伏の多い、川に囲まれた土地なのだなーというのがしみじみわかります。18:13分発、スゥインドン(Swingdon)乗換で、ケンブル(Kemble)駅へ。スゥインドン、なんか駅の雰囲気変わってたなー。…スゥインドンにはかつてホワイトホースを見に行くという無茶ぶりをしたことがあったのでした。
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「CREAtraveller〜心なごむ英国へ」に毒されて(毒?)、実は今回のメインはバーンズリーハウスとヴィレッジパブに泊まること、だったりしました。このお宿たちは姉妹店で、コッツウォルツの端っこバーンズリー村にあるラグジュアリーホテル&B&Bなのです。旅行会社に頼むと手数料がかかるので、ホテルのhpから御粗末な英語を駆使し苦心惨憺、でも自力で予約えっへん。メールって素晴らしい(キラリ)。5月頭はバンクホリデーがあり休日にかかる宿泊は2連泊しか受けないというバーンズリーハウスの規定に慌てたものの、日にちをずらしてヴィレッジ1泊→バーンズリ−1泊にして解決。この2軒は歩いてほんの数分の場所にあります。
バーンズリー村に行くにはkenble駅からタクシーしか方法がない…いや、厳密にいうとローカルバスは走っています、一日二本とか←。私たちの都合のいい時間には走ってくれないというわけ(涙)。時間に追われる旅人の拠り所はタクシー。調べに調べた結果、ケンブル駅は基本無人駅でタクシー会社の電話番号が駅に貼ってあるけどモバイルがないと電話自体できないし(海外契約している人は問題ない)、駅前に一軒だけパブがあるけど、個人で旅行記書かれている方のレポに「パブでタクシー呼んでもらったけどめちゃくちゃ待った」という記述も(怯え)。熟考の挙句、ホテルを予約すると同時にホテルの方にお迎えタクシーの手配を依頼しました。電車が遅れることもあるかもしれないし、事前手配はドキドキでしたが、実際駅に降りたら「Barnsley house」というカードを持った運転手さんが出迎えてくれました。ああ、よかった!!。
ケンブルからアンティークマーケットで有名なサイレンセスターを通り越し、タクシーで約30分(£20ちょっと)バイブリーのいっこ手前の村がバーンズリー村。気づかず通り過ぎてしまうこともできるくらい、ちっちゃくてひっそりした村。
ここが今晩のお宿村でたった一軒のパブヴィレッジパブ(Village Pub)です。シックで素敵だー。 -
バーンズリー村で一軒、とはいえ、まあ英国です、英国ってところは郵便局がなくともパブは絶対ある法則の国なわけですが、雑貨屋もないけどパブがある村はさすがに初めて見たわー(笑)。
パブでチェックインしてお部屋に案内してもらいました。わあーーーーー所謂パブインだと思ってるととんでもないよ、すごく素敵…!。クールでクリーン。広い。けど、屋根裏仕立て。 -
引き続きヴィレッジパブのお部屋。明るいなー。蜘蛛とか歩いているのはご愛嬌(笑)。だってすごく森の中なのですもの。鏡の扉の向こうはバスルームです。
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ヴィレッジパブのお部屋のバスルーム。ひーろーいー。思わず写真を撮ってしまったよ。向かって左手に本当はバスタブがある。
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今日はこのままヴィレッジパブで夕飯を食べてもう寝るだけなので、ごはんの前にちょっと村をぶらぶらしてみました。ぶらぶらするって、5分も歩くと村から出ちゃうくらいの規模なんですが。お宿の斜め前に教会がありました。教会の入り口も家畜たちが入らないようにゲートがあるのが微笑ましい。糸杉がたくさん…もう暗くなってきたところで墓地に囲まれた教会はいささか雰囲気ありすぎるう。でもねーなんかほのぼのしているんですよ。ほのぼの。
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バーンズリー村の教会の裏手には牧草地が広がっていて牛さんたちが。牛さんたち、おうちに帰らないのかしらん?。
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バーンズリー村の夕暮れ。群青色にパブの灯りがきれいだな…幻想的。ちょっとマグリットみたい。
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ヴィレッジパブのレストランには動物が。これね、紙でできているんですよ。素敵なアイディア…!。剥製飾ってあったら暴れるところだもの。しかもこういうのにありがちな無理な変さが皆無。すっごくかわいいんだよ〜〜。それらしい雰囲気で、でも現代風。
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クレアトラベラーにヴィレッジパブのご飯すごくおいしいのよ、的なことが書いてあったので楽しみにはしていたのだけど、もう佇まい見ただけてここは美味しいってわかる感じ。
前菜にお願いしたアスパラ。立派なアスパラー、ジューシーで、しかも上に載っているポーチドエッグがですねえ…ポーチドエッグって黄身がてれーってなってお皿に広がっちゃって、んもー!みたいになるけど、でもこのポーチドエッグは絶妙な火の通り加減でぎりぎりアスパラに乗ってくれるっていう…ふはー素晴らしい〜。 -
ヴィレッジパブのお夕飯2品目。魚介のポタージュマヨネーズ添え。同行者が「魚介スープにマヨネーズが添えてある店に間違いはない!」って叫んでた(笑)。いや〜、間違いないです(真顔)。スープ美味しい、それにマヨネーズをちょっと混ぜるとまた風味が変わってまた美味しい。このマヨは絶対自家製だ
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ヴィレッジパブのダイニングの風景。クラシカルで落ち着いていていい感じ。
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ビレッジパブのダイニングの、これは狐さんに蹄鉄。かわいい!狐!!。趣味いいなー。実は座っている席から8名組のお客さんのテーブルの向こうの壁なんだけど、可愛すぎてお客さんたちを乗り越えて撮影してしまった。
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ヴィレッジパブの本日のディナーメイン、羊です。柔らかくて臭みがなくて、おいしいお皿でした。下にマッシュポテト、お野菜もおいしい。このブロッコリーのお化けみたいの好き。ヴィレッジパブで供されるお野菜は、バーンズリーハウスのポタジエ(野菜畑)で採れたものなんですって。
日曜の夜なのに混雑していました。宿泊以外でもたくさんのお客さんが来てて、ダイニングの間接照明の薄いオレンジの灯りとご馳走の湯気、楽しそうなお喋りの気配…最高に素敵だった。
今日はこれにて、お休みなさーい。 -
バーンズリー村の朝。5月6日です。素敵なお部屋で気持ち良く目覚め、お部屋で目覚めの紅茶を淹れたあとちょっとお散歩へ。
今日もいいお天気で有難いうきうき。村のおうちはみんな石造りの素敵なおうちばかり。長屋だったものを横ぶち抜いて一軒にしてあったり、二つつながった双子長屋だったり、お屋敷だったり…ささやかなお庭も、広いお庭も、程よくお手入れが行き届き植物たちが生き生きと生い茂っていました。5月の英国の醍醐味よ…!。 -
これもバーンズリー村のおうち。教会かと思ったけど、そうじゃないなあ、この大きな時計は公共っぽい…公民館とかかしらん。
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引き続きバーンズリー村のおうち。素敵でしょう、この生垣!。よく見るとそれぞれのおうちにおうちの名前がある。住んでいる人の名前じゃなくて、そのおうちの名前なのよね。家の命が長い英国らしい風習だなあ。クリスティの小説に「月桂樹荘とかどうかと思うわ!」とかいうぼやきがあったのを思い出した(笑)。
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バーンズリー村。グレイハウンドファームハウス(Glay Hound FarmHouse) ですって。グレイハウンドファームかあ…イギリスっぽいなー(うっとり)。
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さてー、朝の散歩を済ませて、ヴィレッジパブで朝ごはんです。朝の光のダイニングルーム。夜も素敵だったけど、日の光の下でも素敵だあ。
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ヴィレッジパブの朝ごはんメニュー。
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ヴィレッジパブの朝ごはん、コールドミートはシリアル、クロワッサン、フルーツ、フルーツジュース、瓶入りのヨーグルト。
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ヴィレッジパブの朝ごはん続き、瓶入りのヨーグルトなのーかっこいい。ジャムが入っているのとプレーンと。こういうのわくわくする。プレゼンテーションがいいのよねーやっぱ。
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ヴィレッジパブのダイニングルーム、暖炉の上には鹿さん。これも紙なの。かわいいなあ、かわいい、かわいいよー、つぶらな瞳。
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ヴィレッジパブの朝の温かいお皿。ベーコンとポーチドエッグ、ソーセージにフライドトマト、ポートベローマッシュルーム(大好き!)、フライドブレッド。勿論フリーレンジエッグです。うくく。
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おなか一杯美味しい朝ご飯を食べて、今日泊まるバーンズリーハウスに荷物を運んで(ヴィレッジパブの斜め前)、それからバイブリーまで歩いて行こうという計画。うまくいけば歩いて1時間半くらいの筈、きっとあるはずフットパス。ホテルのスタッフさんに「バイブリーまで歩いていきたいんですけど、地図ありますか?」「歩いて!?やめたほうがいいよ!無理無理!道遠いし難しいよ!」「だから地図…」「地図あっても無理!やめな、タクシータクシー」「…地、地図…」「あるけど…これ。ほんとやめな?」。…。…。…こ、こんなアバウトな地図初めて見たよ!(呆然)。これじゃあ辿りつけるもんもたどり着けないって!。うわあ、甘かった。ラグジュアリーホテルに泊まるんだからそれくらいのケアはしてくれるだろうと思ってたのに…ひどい地図出てきたよ、写真撮っておけばよかった(笑)。いやー小学生の書いた地図みたいなんだもん。さんざん押し問答して、でもやっぱり当初予定通り歩いていくことに。ホテルの人曰く「基本フットパスあるけどないも一緒だから。何にもないとこ突っ切っていく感じだから」。うう、でも頑張れ私たち、だってだって、5月の英国の田舎道って、本当に何にも代えがたい素晴らしさなのですよ。一度歩いたら病みつきになるんですよー。
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バーンズリー村からバイブリーまで、それでも何とかなるさ!と見切り発車(歩きだけど)して…ものの10分で道に迷う。あっれー、地図の方向に道がないよ〜あれ〜ってあっち来たりこっち戻ったり。もう無理、広いお庭のおうちの門の中に見え隠れするおじさんに向かって「すみません〜〜〜おはようございます〜〜道に迷いました〜〜〜〜〜」。おじさん、庭仕事の手を止めて地図を見て、門を開けて(オートだった)中に入れてくれました。曰く、「うちの庭を突っ切ったほうが早いよ」。なんて優しいの…じーん。この写真はおじさんのお庭。「日本から来たの?ビジネスで行ったことあるよー、日本のお庭いいよね、あずま屋とか!」。おじさんのお庭にはBONSAIもありましたよ。と、向こうからわんこさんが。黒ラブでした。もうお年寄りで、よろよろしてたけどあいさつしに来てくれた、かわいいなあ。人間で言ったら百歳くらいなんだそう。おじさんに道を聞いて、まっすぐ行くと石垣にフットパスのゲートがあるからそれを乗り越えていきなさい、って。おじさんありがとー。
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これがおじさんの言っていた「生け垣を乗り越えるフットパスゲート」だ!。
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フットパスの矢印。いやいやいやいやいやこれ知らなきゃ気づかないって!。乗り越えて、けもの道すらない(とはいえ地図で見るとここ公園らしいのだけど)ひろーい野原をひたすら歩きます。
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石の生け垣を乗り越える形のフットパスを乗り越えて、公園という名の草原に繰り出します。お天気いいな。たんぽぽ可愛い。これまで5月の英国の黄色といえば一面の菜の花のじゅうたんだったけど、今回はたんぽぽだったなあ。
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草原の中を進んだり、たまに道が現れたり。公園の中に道があって、道を行くとお屋敷が現れたり。自由すぎる、イギリスよ(笑)。
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そして、迷う。会社みたいのがあって、そこに車を止めていたおじさんにまた道を聞き、そのあと公園で遊んでいた若いお父さんと娘っことわんこのところに走り寄って(怪しい)また道を聞く←笑われた。でもでもでも都市と違って人自体があまりいないので(遭遇できないので)人がいたら「すわ!」聞く、みたいな(恥)。この若いおとーさんは道を教えてくれて、「でもどーしてもわかんなかったら道路歩けばいいよ。自動的にバイブリーにつくから。でも車危ないから気を付けて」って。
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迷って不安でどうしようもないんだけど、見てくださいこの美しさ。やはり、歩きたいなあって思う訳なのですよ。
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そのあと結局、何にもない草原の真っただ中で「…もうだめだ…道路に出よう…」と車の音のするほうへ。道路に出て、だけど方向に自信がないからファームの立札のある道に入って、ファームの奥さんに「ば、バイブリーはどっちですか…」って(恥)。でも、優しく教えてくれました。
で、結局道路沿いに歩いて、やっとバイブリー村の入り口に。私疲れより敗北感(フットパスを歩ききれなかったっていう←や、でも普通に言ってあれ無理だけどね!!)が強くてくたくたになりました…。 -
バイブリー村の手前にあるキャサリンホイール(Catherine Wheel)というパブで一休み。名物のマス料理をいただいて、サイダーをぐびー。ふう。
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お天気が良かったのでキャサリンホイールの裏庭でごはん。広くて気持ちがよかった。でも、お休みの日だけあって子供がたくさんいてなかなかに騒がしかったけど(苦笑)。
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バイブリー村のストリート沿いにある可愛いおうち。ほんと、全体がこんな感じの村なのですよ。
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バイブリーのストリートと並行して川が流れていて、皮の逆側は藪のフットパス。静かに明るくて涼しい。
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さーて、ここがウィリアム・モリスが最も美しい村と言ったというバイブリー村です。村の入り口にはマスの養殖場があり、綺麗な水が流れ、緑と石造りの家、スワン・ホテル、そして人人人(笑)。さっすが有名な村だけあってものすごくたくさん人がいたー。あとアイスクリーム販売車。今日はバンク・ホリデーだからなあ。できることなら平日に訪れることをお勧めします。十分に美しいですけど、より味わうためには。
有名なアーリントン・ロウ。 -
花盛りで美しい。
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バイブリー村をトレイルするのに結果的にすごく役に立った情報がありました。それは図書館で借りた本に載っていた手書きのバイブリー村ウォーキングマップ。ルートとしては村の入り口からスワン・ホテルをスタートし、川沿いにアーリントン・ロウを横目に通過して、まっすぐ行って教会と学校を通り越し、バイブリー・コートホテルの裏口のドアをくぐって庭を回り、川沿いに左方面に行くと古い石造りの橋があってそれを渡り、粉ひき小屋をとおると広い牧草地に出る。木製のフットパスゲートを2個とおってコートを左に見ながら右手周りに進むとアーリントン・ロウに着く、というルート。頑張って書いてみましたが、文章では説明しきれません。全部で一時間弱くらいのルートだけど、この道は古い建物あり、草原の輝き、森があり、本当に素晴らしい英国の田舎を堪能できるルートで本当におすすめですよー。バイブリーに行ったらぜひラウンドしてほしい。けど、道があるわけではないので、ゲートもあっちゃこっちゃにあってどれを進むのか分かりにくいので地図をコピーしていったほうがよいです。私もコピー持って歩きました。
バイブリートレイルルート、学校と教会の近くだったと思う。お屋敷の入り口。かっこいい!。 -
バイブリー・コート・ホテルのお庭。地図にある通り裏庭のドアを勝手に開けて庭に入り込んだのでちょっとドキドキだったけど(笑)誰にもとがめられなかったから大丈夫かな〜←。素敵なお庭でした。垣根や、アーチがたくさんあって、地面と地続きなくらいな様子でもう川が流れている。なるほど、これはミレーのオフィーリアを生んだ文化だ。あの絵が全然不自然ではないっていうのがよくわかる。
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かの有名なバイブリー・コート・ホテル。
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バイブリートレイルする際の重要な目印「古い石の橋」です。
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バイブリートレイル中に出会った木。ドリトル先生の挿絵だ!!って思いました。よね?。イギリスの文化はやはりイギリスの気候と風土が生んでいるんだ(じーん)。
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これもバイブリートレイルのフットパス・ゲート。
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バイブリートレイルルートの、粉ひき小屋を超えて右に回り込んでゲートを超えると牧場。羊さんたちが〜。
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バイブリーをトレイル中。村の中はあんなに観光客がいたのに、なんて静かなんだろう。ああ、気持ちがいい。
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バイブリートレイルの草原!。「とはいえきっと露でぬれるよー」「だよねー」と会話を交わしつつもやはり欲求には逆らえませんでした。ごろーん。わー…空青いなー。空しか見えないなー。
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バイブリートレイル中にあったおどろおどろしい素敵家。なんかさあ、なんか魔女とかすんでいそうじゃない?。わくわく。
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藪の坂道を下るとアーリントン・ロウが見えてきました。素敵なトレイルだった。バイブリー村を堪能したなー。アーリントン・ロウの道の向いは川が流れているんですが、散歩に来ていたたくさんのわんこ達、三頭に一頭は川に飛び込んでた(笑)。ちょっと暑いくらいの気候だったもんなあ。
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バイブリーの川でお魚とカモたちにパンをやりました。ふふ、このために朝ごはんのパンをくすねてきていたのさ!←。
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スワン・ホテルのカフェ。看板がかっこよかったので撮影してしまった。このあとバーンズリーホテルでアフタヌーンティーをいただくという野望があったのでここには寄れなかったのだけど、パンみたいなスコーン、食べてみたかったなあ(食い意地。へへへ)。
帰りはさすがにタクシーだね、でもどうやって呼ぼう…スワン・ホテルに頼む?、え、泊まってもいないのに図々しくない?。でもほかに妙案もなかったのでスワン・ホテルのレセプションで「あのータクシー…」「タクシー呼ぶの?すぐでいい?」。とっても気軽に呼んでくれました、ほっ。レセプションのお姐さん、ありがとう!。
来たタクシーは運転手さんがおばちゃんでした。「今日はすごく忙しいのよー、お休みで、お天気がいいからね!」って言ってた。バーンズリーハウスまでものの10分くらい(泣けてくる(苦笑))、£10程度でした。 -
さて、バイブリーから帰ってきました、今日のお宿はバーンズリーハウスです。今回大奮発です(涙)。ここはもともと個人のガーデナーの方お庭だったのですが(とはいえたぶん貴族の末裔だと思う)、そのご婦人が亡くなり、お屋敷を維持することが難しいため壊すよりはホテルに売却して保っていこう、ということで今に至るらしいです。「コッツウォルズの名園バーンズリーハウス」という本に詳しくはいろいろ載ってます。で、英国でも指折りの素晴らしいお庭なのだけど、宿泊しないとみられないというネックが。お茶をいただくだけでも見られるようだ、ということらしですが、ここまで来るのならいっそ、と泊まることにしたのです。私たちには行き過ぎたラグジュアリーホテルに泊まったのはそういうわけ。
バーンズリーハウスの門です。 -
所謂英国貴族のお話とか映画とか、門を入って車寄せまでそこそこ距離があったり…。まあ、そこまでだだっ広くはないですが、今まで宿泊したお宿の中では最も距離がありました、門からドアまで(笑)
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バーンズリーハウスの正面玄関。
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私たちのお部屋は5。
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バーンズリーハウスのお部屋。うわー、ちゃんと撮れてないなあ、悔しい。本当は部屋を入ったところに窓のある書斎とクローゼットのある小さな部屋、左手のドアを開けるとこの寝室。広いー明るいー屋根裏仕立てーわくわく。
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バーンズリーハウスのお部屋引き続き。右側のドアを開けるとびっくりするほど広いバスルーム。窓に向いた大きなシンク、シャワールームとバスタブ、木の床に間接照明ですごいすてきなのー。
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お部屋にはもちろんお茶の用意も。いろんなフレーバーのお茶がありました。
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バーンズリーハウスの裏側は広いお庭があります、ここが見どころなのですよ。さあ、お庭でアフタヌーンティーをいただきますよ。うふふ。
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アフタヌーンティーの写真を…載せたかった…のに、なんか撮れてなかった、何やっているんだ私!。ええと、設えはすごく素敵でした、食器もバーンズリーハウスのマークが入ってて、花々と木々と鳥の声青い空…。うーん、気持ちいい。内容はサンドイッチとケーキとスコーンで、お味は普通でした(忌憚ない意見)。もうなんか、食べ物より風景を食べるアフタヌーンティー、です。
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お庭の椅子の近くに小鳥さんのためのご飯システムが。食べに来てました、可愛いなあ。
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バーンズリーハウスの広いお庭。芝生の向こうに森があるよ。
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同じくバーンズリーハウスのお庭。可憐な森の下生え。
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可愛いチューリップも。
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バーンズリーハウスのお庭で出会ったスタンダードプードル。かわいい!。可愛い!!。すごく控えめなおとなしい子だったわ〜。かわいいかわいい、写真撮ってもいいですか、ってきゃっきゃしてしまった。名前は?って聞いたら「ダーシーっていうのよー(飼い主さん自分で言って大笑い)あ、オースティンですか!?」「!。そう!よくわかったわね!」。飼い主さんご夫婦曰く、この子は紳士なのよ〜〜〜って。さもあろう、さもあろう。飼い主さんご夫婦はアメリカとイギリスを行ったり来たりで、アメリカにいるときはダーシーくんはケンネル暮らしだそう。ダーシー君、淋しがらない?って聞いたら「でもケンネルにはたくさん仲間がいるからね」って。
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お庭の向こうの森の、赤い木。秋でもないのに不思議な色。すてきだ。
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バーンズリーハウスのライムウォーク。ライムの木の並木。
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ライムウォークの下生え。ホタルブクロみたい?。季節が変わるごとにいつも種類が変わっていろいろ咲いているんだろうな。
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バーンズリーハウスのお庭は深くて…いろいろな顔があります。ライムウォークの向かいにはパルテノン風のあずまやと池、池には睡蓮、池のほとりには木蓮がたわわ(花がたわわ、っておかしいけど、たわわと表現するのがふさわしい感じ)。
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パルテノンから見た空にはちょうど飛行機雲。
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バーンズリーハウスのお庭を逍遥して、さて、夕ご飯タイムです。お夕飯はバーンズリーハウスのレストラン「ポタジエ」でいただきます。ポタジエで供されるお野菜はみんなバーンズリーハウスの菜園で収穫されたものなんですって。これは菜園で採れた野菜で作られたオイル。
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ネトルのスープ。ネトルはイラクサのことです。イラクサと言えば「白鳥になった王子」ですよねー。継母魔女に白鳥になる魔法をかけられた3王子は、姉姫が口を利かず編み上げたイラクサの上着を着たら人の姿に戻れる。姉姫は痛みをこらえて編み続けるっていう昔話。これ読んだときはイラクサなるものを知らなくて、痛いって、いばらのとげみたいの想像してたものでした。実際のイラクサは…言語を絶する痛恐ろしい植物だったです。イギリスで道端の草を触りながら歩いてたらぴりっというかびりっというか、細かい針で刺されるような痛みが…。イラクサでした。しかも何日も痛みが続く。姉姫偉いわ(気絶)。
閑話休題、そのイラクサ、食べられる草です。でも実際メニューで出会ったのは初めて。注文を取りに来てくれたおねーさんに「ネトルスープ!痛いの?」「食べるとおいしいわよ(笑)」って。優しいお味でした。胃にマイルド。 -
グリーンリゾット。ちょっとお味は濃かったけど、アスパラ、ブロッコリー、菜葉、ほか緑の野菜で仕上げたリゾット。
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下にはマッシュポテト。臭みのない、柔らかい美味しいお肉でした。
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夕闇に包まれるバーンズリーハウス。夕食の後お庭を少し逍遥。明かりのついたバーンズリーハウスも素敵だ。やっぱり周りに余計な光源がないからね。静かです。
それではおやすみなさい…。 -
朝ー。5月7日バーンズリーハウスの朝。鳥の声で目が覚める、というか、最早五月蠅い(笑)。楽しいなあ。窓を開けて新鮮な空気を堪能。
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バーンズリーハウスの朝。1階ダイニング脇の書斎に朝日が。
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朝は少し冷え込むなーと思っていたら、各部屋の暖炉に本物の火が入っていました。わあー感激。ロンドンは今暖炉禁止だし(スモッグ対策だそう)、本物の暖炉は見ても、本当に火が入っているのを見る機会はなかなかないから…。
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暖炉に、鎖帷子のような火の粉飛び散り防止のカーテン。実用しているの初めて見た。またしても感激(単純)。
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暖炉の火の炎。
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ホテルのスタッフさんが「お天気がいいからお庭で朝ごはん食べる?」って。「いいの?」「もちろん!」。
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お庭への出口。
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これ、ノットガーデンなんですよ。些かもこもこしすぎているところを横からしか撮影できなかったからわかりにくいけど、ちょっと編んであるみたいでしょう?。そういう風に刈り込んであるのをノットガーデンと言います。
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椅子が置いてあって、その後ろの木が椅子の背みたいに刈り込んであるトピアリー…こういうのもトピアリーっていうのかな?。イチイの木でしょうか。
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庭の端っこにも風景ができている。
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キングサリの小道。満開の時に来たかったなあ。バーンズリーハウスのキングサリの小道は英国でも有数の有名な意匠なのに…まったく咲いていませんでした(苦笑)。残念。
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さっきと逆から見たキングサリの小道。
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ガーデンを出て、道(と言っても道路ではないけもの道)を越えるとこれまた広大なポタジエが。ホテルでレストランを営むことになって広げたんでしょうね。この写真のポタジエは、まだホテルの営業をする前にご家族で使っていたころのものだろうと思います。小ぢんまりしてでもみっしり。
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ポタジエの景色も方角で全然違う。
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ポタジエのむこうに鶏小屋がありました。フリーレンジチキン〜〜。毎朝ここで卵が取れるわけですな。
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ポタジエから戻ってくるとバーンズリーハウスはこんな風に見えます。
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お部屋から見える屋根。英国の物語みたいだよなあー。
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出発前に前に村をもうひとめぐり。たんぽぽがたくさん咲いてて、黄色い絨毯みたい。
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歩いていたらグレー茶のもわもわしたものが視界を横切って…わあ!野兎だ!!。だけど、石の垣根があってウサギは野に逃げ込むことができなかったらしく、草むらでじっとしてました。一に逃げる、二にじっとしている、っていう助かるための本能なんだなあ、かわいいな。脅かさないようにそーっと近づいて、こっそり写真を撮って、抜き足差し足去る私たち。
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兎を見て道を行くと、村の一軒のおうちの前でおじーちゃんがにこにこしながらこっちを見てました、ので暫しお喋り(笑)。「旅行?」「うん、そう。素敵な村だねー」「この村には結構厳しいルールがあるからね。新しいものを作るには規定がいろいろあって。うちはね、新しいんだよー40年くらいかな、新参者なんだ」「へえー素敵なおうちですねえ」「どこに泊まってるの?」「バーンズリーハウス」「高いでしょ!?リッチだなあ」「一年働いてやっと来たんだよ!今日だけリッチなの!(笑)」。…ちっとも英語しゃべれないのに話ができるミラクル(笑)。
そのあとおとといの夜行った村の教会、扉が開いていました。小ぢんまりした、村の教会。ほのぼの…。 -
さてー、午後には村を去らねばならないので、その前にヴィレッジパブでお昼ご飯を頂くことにしました。普通の日のお昼なのに、けっこうみんな自動車飛ばしてやってくる。犬を連れている人が多くてうれしかったな。
これはヴィレッジパブのパブカウンター。 -
村を去る前におひるごはん。ヴィレッジパブでパンとサイダー、グリーンサラダに”二度焼きしたチーズスフレ”。サラダはシンプルだけどレタスがものすごく肉厚でおいしい!。さすがだわ。二度焼きチーズスフレはびっくりするほどおいしかった、なにこれ!。ヴィレッジパブに行くことがあればぜひお勧めしたい逸品です。
それにしても平日のお昼なのにみんな車飛ばしてやってきてたわ。人気店なんだなあ。わんこさん連れている人多くて楽しかった -
ご飯が済んでバーンズリーハウスに戻ると、お迎えのタクシーが来ていました。タクシーでケンブル駅へ。
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駅で出会ったわんちゃん。かわいい〜いいこだね〜かしこいね〜って撫でていたらごろんってなっておなか見せてくれた(笑)。人懐こいのね、可愛いなあ。飼い主さんに「写真撮っていいですか?」って聞いたら「いいわよ〜」ってわんこの頭をもにょもにょ…何やってるのかと思ったらご覧のとおり妖怪アンテナ@鬼太郎、が!(笑)。飼い主さんグッジョブ!。
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電車が来ました。もう帰るんだなー…帰りたくないなー←。
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オンライン予約したら初めて指定席だった(路線によっては(特に田舎線)乗車券のみで席指定がないことが多い)のでちょっとどきどき。席見つからなかったらどうしよう!とか(チキン)。無事見つかり、スゥインドンで乗り換えてヒースローへ。ターミナル3から19:25の成田行きJALで帰路につき無事に帰国しました。
あーやっぱりイギリスいいな、楽しいな、きれいだな、大好きだ。また来たい、イギリス。
後篇100枚に収まらなかった…無念。
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